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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

撞球人

2023年03月26日 | open


昨日、華台で玉を撞いていたら、
別台で一人練習をしていた人が
練習上がって帰る時に「お先に
失礼します」と声に出して挨拶
をした。
「お疲れです」と返した。
全く見知らぬ人だ。
だが、きちんと挨拶をする。
その人は、店に入って来て自分の
テーブルに着いた時も挨拶をした。

なぜか。
ここは玉屋であり、彼は撞球人
だからだ。
まだとても歳若い。
しかし、本物の玉屋育ちである
事を体現している。その日常性
において。
これが玉屋であり、撞球をする
撞球人のトラディショナルな姿
だ。
スポーツマンがスポーツマンと
しての立ち居振る舞いをしてい
る。

まだ若い20代の人でも、きちん
とした場所ではきちんとした人
材として育っている現実に接し、
とても心地良かった。
出鱈目ではないちゃんとした
玉屋は、やはり良い。
本人の人的質性や心掛けもある
が、人が健全に育つ環境は最近
めっきり少なくなって来ている。

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