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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

小学校のナイター

2023年06月28日 | open
 


夜8時10分。
向かいの三原小学校の校庭で
ナイター設備を使い、地元の
スポーツサークルが練習をし
ている。きょうはソフトボール
か。にぎやかで活気がある。
人の喚声が和気藹々としている。
私の父や父のきょうだいたちの
母校だ。
広島大学附属よりも歴史が古い。
明治初頭に創立された。
隣りの国大附属の校庭はこうし
た事には開放していない。


この住まいは、学校の子どもたち
の朝昼夕の喧騒と、すり鉢状に
なった小さ町の人々の物音が
多く聴こえるから良い。
それ、かなりいいのよね。
人が生きている、という感じが
して。
明け方には部屋から港の船の音
が聴こえる。
景色も市街地が一望できる眺望
は格別だ。
人の息遣いを感じる住まい。
それがとても良い。
 
おぼろ月も今宵は格別だ。

青い光はUFOではなく、レンズ
の反射。
本物のUFOは向かいの山の上空
によく出るが。ほんとよく出る。
それは洋上の佐木島からもよく
見えて、知り合いも撮影してい
る。

なかなか良い月だ。




なんともいえない風情。


小さな城下町三原にもよい景色
はある。
写真右手のレンガ色ぽく見える
のがJR三原駅だ。
明治26年に開通した。
地面が無い土地なので、城の
真上に鉄道を通した。
日本全国でも、そうした敷設は
この三原のみ。駅の位置が城の
ど真ん中であり、駅=城なのだ。
東京も新橋から品川までは土地
が無いので海の上に土手を作り
鉄道のレールを敷いた。品川駅
などは砂浜のほとりにあった。
だが、城の真上に鉄道という場所
は全国でここ三原だけ。
 
風光明媚で、景色は抜群に良い。
私は山の中の一軒家には住みた
くはない。
何も物音がしないような。
私は街がいい。
街に生まれた。街で育った。
それはこの地から遥かに離れた
東京横浜だったが、根っからの
街人(まちびと)だ。
街を離れては暮らせない。
そして、街人はどんなに離れた
土地にいっとき住もうとも、
いずれやがては街に戻る。
故郷が街なのだ。
人々が暮らす街なのだ。
街人は、いずれ街に帰る。

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