渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ポケット・ビリヤード・テーブルの穴幅

2023年02月02日 | open


国際大会のテーブルの穴幅。
玉が2個カップに入らない。
渋い台だが、世界トップクラスは
最低でもこれくらいのポケットに
しないと、簡単に入りすぎてしま
う。

世の中に非常に多い穴幅。
これでもやや絞っている。
ノーマル台などは玉2個が奥まで
ズッポリと入る程にガバガバだ。


よくわからないのが、そこそこ
玉が撞ける人でもガバガバ台が
好きだという人たち。アマの人
にかなり多い。いや、ホント。
何考えてるのかと思うが、現実
にとても多い。
シュートの正確さでシュートを
自分が決める事よりも、本来外
した玉でも台なりに台に助けら
て入ってしまうほうを善しと
る。
ある店で、SAの店主が華台を
渋く絞ったら、常連のA級?た
ちからクレームが相次ぎ、何と
やむなく穴を広げたという例が
あった。
意味不明だ。
それに似た例を数件知っている。

穴ガバガバを好む人間、なぜか
とても多い。
本当に本気でどう考えても私に
は理解できない。
バスケのゴールリングを広げて
シュートが入れば嬉しい、とい
うようなものだ。サッカーやア
イスホッケーのゴール幅を広げ
てよ、もっと簡単に入るように、
ねえ頼むよ、みたいな。
日本刀の斬刀術の世界でも、そ
の手が非常に多いらしい。
畳表を柔らかくする為にソーダ
漬けにしたり、1週間以上水に
漬け込んだりした物を切って、
切れた切れたと自慢したりする
ような連中。
邪である。精神が。
私のグループでは早朝漬けて昼
食前に切り稽古をしていた。
昼食を取ってまた午後から切り
稽古。一日で200本程を切る。
私は刀を曲げた事はこれまで
一度たりとも無い。
刀を曲げる刀法など、師匠から
習ってはいないからだ。

いっそ、もうビリヤードの台の
国際的標準規格を変更して、バ
スケやサッカーのように厳密な
幅にしたほうがいいと思える。
玉は奥まで2個入らない幅のみと。
今は標準ノーマル台の穴幅が広
すぎるのだ。

私が普段撞いている台。
国際トーナメント台のセッティン
グに近い。


これは超ラッキーだ。
店が勝手に最初からセッティング
したものだからだ。
同じチェーン店の他の店舗では、
どれもガバガバ台のドンガバチョ
だった。
この台で撞けるのはラッキー。
多分、玉を撞けない人はシュート
そのものがかなり困難な台だと
思う。
玉撞き屋にとってはこれが常識、
これでもまだゆるゆるなのだが。
狭き門より入らないとモノになら
ないと私は思うのだが、如何に。

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