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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

店の味落ち

2023年07月16日 | open


今から40年以上前の事である。
大学の近所に美味いラーメン屋
さんがあった。味噌ラーメンが
主体。通った。美味いからだ。

今から30年程前、玉撞きの先輩
をその店に誘って行ってみた。
5上の先輩もやはり大学時代から
そのラーメン屋には通い詰めた
そうだ。
当時、うちからも歩ってすぐだ
ったので誘うと「懐かしいなぁ」
となり、一緒に行く事にした。

先輩は黙って食べた。
店を出た時、「味落ちたなぁ
・・・」と言った。
それは実は私も感じていた。
かつては「天下一か?」とか
感じてはいたが、確かに味が
かなり落ちていたのだ。
感じてはいたが、近所でもあ
るし、よく通っていた。明治
通り沿いではなく、今は閉店
した坂の途中の店のほう。
だが、他の人が実感を込めて
「味落たなぁ・・・」と言
うと、あーやっぱし?などと
思う。
味の許容範囲ではあるが、
かつて輝きは無くなって
いた。

名店とか言われるお店の味が
突然ガクンと落ちる事がいろ
んな店で時々ある。
あれは何でなんでしょうね?
飲食店アルアルのように思え
る。

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