渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

土地

2020年08月18日 | open

【漫画】兄「高卒が意見してんなよw」
兄が○○に家を建てると聞き猛反発するも、
貶された上に無視された。→周りの風景に
合わない洋風な家が建ち...



バッキャロー。何言ってやがんでえ。
広島県の三原の城下町なんてなあ、元は
海だよ海。海を埋め立てて出来た町だよ。
現在の市街地全域が海だ。市内西部も

全部デルタ地帯だったんだよ。
市街地全域地面や道路なんてのはヌカヌカ
だっ
つーの。埋め立てだから道はボコボコ。
工事しても工事しても道がうねり出す。
城下町全体がほぼ海抜0メートル
だぞ。
江戸時代の城内にしても海の上にぽっかり
浮かんだ出島のような人口島だ。
そんな街に多くの人たちが住んでいたし、
今も住んでいる。

古くから家が建つ古い前時代都市ほど、
地盤はワヤヤなんだよ。
何言ってんだか。
古くからある家は建築物だけでなく、
「家」そのものがそこからよそへ移動
などおいそれとできねえんだよ。
旧家ほどほいほいどこへでも行けないの。
な~に好き勝手な自由購入の現代感覚
で古い家がどうのこうの言ってんだか。
視点が一面的過ぎて、なまらむかつく。
 ここはお国を何百里
 離れて遠き満州の
 赤い夕日に照らされて
 友は野末の石の下

だっつーの。古里と人への想いは。
この海上の街の下には人の歴史が埋まっ
てるん
だよ。

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