渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

猪太郎

2020年10月11日 | open


知人が庭に植えた花球根を全部猪太郎に
食われてしまったようだ。
囲いとかの対策必要。
猪太郎も生きるのに必死なので、よく人里
の植え物を頂きに来る。彼らに罪は無い
が、人間側としても困るので対策は講じ
ないとならない。

三原はJR駅から数百メートルの場所でも
猪が闊歩している。
私が住む住宅の駐車場の山の法面などで
も、よく夜にフゴフゴいいながら歩いて
いたりする。
一度、車で夜に駅そばの別場所に行った
時、目の前に巨大な猪がいた。
げ!もののけ姫に出てきたタタリ神かよ、
みたいな大物で、山の主のようだった。
車に突進されないように、そっとしてい
たら、のっそのっそと山に消えて行った。
三原城外堀の役目のあったワクハラ川の
ほとりだ。
先日などは、いつもの峠を走っていたら、
コーナー抜けるとウリ坊が道を横断して
いた。
三原の寺は山肌ぞいに多数あるが、どこも
シシよけのトタンを敷地際に隙間なく立て
ている。
猪は、ある程度の高さの塀があるとジャン
プできないからだ。
ブラキストン線以南は日本中に猪はいる。
北海道にだけいない。

猪はブタさんの原種なので知能は高い。
豚の知能は猿より低いが犬より高いという
研究報告がある。ブーちゃん系は頭良いの
だ。そして、豚はかなり清潔好き。
豚が不潔と感じるのは、「豚小屋」との
呼称にも見られるようにアジアの大陸で
不衛生な飼育が行なわれて来たためだ。
ブーちゃん自身はかなり綺麗好きなのだ。

ただし、野生の猪はかなり雑菌を持って
いる。
飼育豚も体内に虫がいるので、豚に関して
は完全な火通しせずには食してはならな
い。人間は虫に体内や脳が食われてしまい
ます。人の体内に虫が卵を産んで寄生され
て。豚は絶対に完全加熱。
東南アジアなどでは豚を完全加熱せずに
食べる所もありますが、極めて危険。
大抵はミニエイリアンのような細長い白い
虫が人間の体内に寄生しています。時には
脳にまで入り、偏頭痛や吐き気を引き起こ
す。
宗教によっては豚を食べるのを禁じている
のは、あれは危険性回避から出た知恵なの
かも知れません。

ところで。
日本庭園にある「鹿威し」はシシオドシ
だよね?
あれはシカ脅しではなく、イノシシよけ
だったんじゃないの?
まあ、シカも気の幹の外皮を食べるから
害獣なんだけどさ。飛鳥奈良の時代から。
シカもシシと呼ぶこの不思議(笑)。
あれかな。
緑のことをアオと呼ぶようなものかな。
青葉ってブルーじゃないじゃん、みたい
な。
まあ、シシとは古語では肉の事だから、
倭語では太古にはカと呼ばれたシカを食っ
たあたりからシシとなったのかもね。
で、シカてのはシシのカのことなんじゃ
ね?
知らんけど。
「あの犬、チャウチャウちゃう?」
「チャウチャウ」
「ちゃうちゃう?」
「そう。ちゃうちゃう」
「どっちやねん?!」
みたいなもんかも。

気休めにしかならないかも知れないが、
知人はワイヤーを張った。
効果あるかなあ。
住宅街にあるうちの戸建ての住宅のほう
には、山から降りて来た猪が門扉に何度
も突進していた。
締め忘れた時には敷地内に侵入し、家庭
菜園の作物を根こそぎ掘り起こしていた。
業者さんに頼んで網フェンスを建て、門扉
をガラガラ引きのトラスに替えて設置して
からも何度か突撃して来たが、敷地内侵入
は防げている。


この記事についてブログを書く
« 研ぎ | トップ | 映画の中のダンス »