

友はよく走る。
日本全国あちこちまで。
今回は広島県から島根県を
結ぶ鉄道が計画着工された
のに時代的背景から計画が
中断し、そのまま鉄道建造
物が遺構になっている場所
を原付で尋ねたようだ。
その路線は広浜鉄道という。
広島県の広島駅から三段峡
までの可部線と連結して島
根県の浜田まで鉄道が開通
する予定だった。

この鉄道が通っていたら、私
が毎週フライフィッシングで
通っていた芸北にも車でなく
列車で行けたのになぁとか思
うが、それどころじゃない。
可部線自体が北部の三段峡ま
での路線が近年廃線になって
しまった。今は大幅短縮され
た。
川沿いをずっと渓谷まで登っ
て行く、とても景色の美しい
所を通る列車だったが、残念
だ。
遺構を見た友曰く、「橋脚や
トンネルは広浜鉄道今福線跡
です。
そもそも未完成のまま終わっ
たものを『跡』って言うのか
分かりませんが」と。
いえてる。
まあ、私は建造物は「遺構」
としとこう(笑
敷設されていない路線全体
そのものを「跡」というの
は、指摘の通りややニュアン
スが異なる気もするが、「夢
の跡」とするならばあるかも。
あと200年程時がもっと経てたものを『跡』って言うのか
分かりませんが」と。
いえてる。
まあ、私は建造物は「遺構」
としとこう(笑
敷設されていない路線全体
そのものを「跡」というの
は、指摘の通りややニュアン
スが異なる気もするが、「夢
の跡」とするならばあるかも。
ば、これらの建造物も「遺
跡」になるのだろう。
でもやっぱり、敷設されてい
ない計画路線の場所を「跡」
とは呼べないようにも思うが。
私の背後遠方に見えるのが
JR可部線の太田川鉄橋。
太田川は全国でも珍しくサ
ツキマス(アマゴの降海型)
が海から遡上する川が県庁
所在地の街中を流れている。
いかに川が綺麗であるか、
という事だ。
そして美しい景観の場所を
ずっと広島から浜田まで鉄
道が繋がる筈だった。
廃止された可部線の路線。
ただ、嬉しい知らせもある。
全国的にも珍しく、可部線
は廃止路線の一部区間が復
活開通するという話題あり。
明るいニュースだ。