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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

現代オートバイと古い時代のオートバイ

2025年07月23日 | open



近頃モーターサイクルに
乗り始
めた人から訊かれ
た。

「古いバイクのほうが良
のでしょうか」
と。

好みの問題だと思いますよ。


ただ、現代において旧車と
呼ばれるモーターサイクル
に人気があるのは、それに
あえて乗る人たちは、単な
懐古趣味的ノスタルジ
を求めているのではなく、
車そのものが
現代車とは違
う乗り味だからか
と思いま
すよ。

実際に乗ってみると、過剰
デバイスなどは一切無いシ
ンプルな車づくりだけど、
現代車よりもずっと人間に
寄り添った乗り物で
あった
ことがつぶさに分かる。


現代の二輪車も良い物は良
いでしょうが、古い時代の
二輪の味は実現できないと
いう「未完成だった時代の
良質性」が再現できないと
いう未到達点が多すぎる程
ある。

現代車は進化したように思
えて、実はその未達成部分
が多くを占める車両になっ
てしまっている。
一見、人に優しい乗り物と

いう虚飾を身にまといなが
ら。
何しろ、おせっかいな装置
が過剰につき過ぎている。

それは真に人に優しいので
はなく、人の人間力、進化
した二足歩行の知的生命体
の能力を減退
させる方向に
作用している。

そうした内実は、真実の部
分で「人の事を考えた車」
ではない。
人間の成長をスポイルする

からだ。

でも、車両の選択は乗る人
の好みかと思いますよ。
現代車でも旧車でも、大切
なのは「乗って走る」
事。
買っても乗らない人が実は
かなりいたりもするけど、
二輪車は乗って走らせて初
めて人の生活に「共存」し
ている事が実感できるし、
実態としても名実共に実体
が存在する。
人が乗って走る事に実があ
る。
二輪車の真実の実が。

MT-03/MT-25 - バイク・スクーター|ヤマハ発動機株式会社

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