渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

脇差ノススメ

2021年12月19日 | open

家伝大脇差

武道や武術で真剣日本刀を所持す
る人は多い。
しかし、選手系の方々は大刀一刀
のみという方も多く見受けられる。
だが、武士の刀は大小で一腰。
しかも、本来、武士のいた時代には
日常的に差していた帯刀は脇差一刀
だ。それで仕事を執務した。

現代剣士の方々にも、是非とも、
大刀一刀のみを持つのではなく、
たとえ脇差を差して演武や試合を
する事がなくとも、脇差をお買い
求めて揃える事を推奨したい。
大小で一腰が武士だからだ。
私は脇差は短い物から長い物まで
幾口(ふり)か家にあるが、それら
は数ある大刀と対になるように
ている。たとえ二刀を公の場で帯
びる事はなくとも。
刀は大小でワンセットが武士の差料
だからだ。

これは武術用の私の差料の一。打刀。
天正八年二月日作。大山住仁宗重。
安芸国の古刀で戦後間もない神奈
県登録。
これには、大永年間の周防国の二王
の広島県登録の脇差を合わせている。


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