久しぶりの晴天の朝を迎えました.
ラジオで「梅雨明け」をいっています.
例年に比べて,二、三日、五日くらい早いのだそうです
京都市四条通り河原町付近に,大きな写真機店が沢山ありました.
なかでもツバメヤという大きな写真機店を覚えています.
大きな、ウィンドウに小西六のベスト判カメラ、
「パーレット」が十台ぐらい並んでいました.
そのうち写真機店・ムツミ堂が河原町三条上ルに出来ました.
ムツミ堂の経営が巧いのか,京都市内に支店ができます。
四条河原町の今の阪急百貨店の前に四条店が
また、三条大橋、近くの三条小橋(高瀬川)に支店が
京都駅前の京都タワービルの2階に支店がありました.
… … …
京都市左京区浄土寺西田町(銀閣寺の近く)の.
わが家に客が訪れました.
なんとムツミ堂のオーナーです.
父親は知り合いだったらしく
「先生…先生…」
と言われて,
機嫌よく話し込んでいました.
… … …
ムツミ堂のオーナーが帰って
父親に聞きますと,
「彼は近江商人だから…」
とオーナーの凄腕を褒めていました.
三条朝日会館前のムツミ堂、三条本店が大きなビルになりました。
地下が,写真材料、1階はDPEの受付,
2階は舶来のカメラ,クラシックカメラ、などです。
上の階には,写真展示場ができました。
その展覧会場で写真個展が開かれました.
作家は安岡孝治氏で「湖の幻影」です。
広い展示場に全紙判、全倍判のカラー作品が並べられています.
滋賀県の琵琶湖に、京都から通って仕上げた作品群です.
原板は,リバーサルですが、大判に引き伸ばすのに,
わざわざインターネガを起こしたと…
数十年ぶり安岡さんと再会での苦心談でした.
作家、安岡さんは写真クラブ「京都シュピーゲル」の会員さんでした。
当時の,クラブの月例会でいつも,話題作を発表して,
クラブをリードする会員さんでした.
快進撃を続ける写真クラブが、
間もなく解散することになります…
写真を撮るのはスイッチ一つでもその裏には数え切れない程の経験があるのをこのブログでわかってきました。すごいです。