私が真空管でラジオを組立始めたころの
スピーカーは缶詰の空き缶を
叩いたような音のする
マグネチック・スピーカーでした。
… … …
しばらくして、今のような
ダイナミック・スピーカーが現れました。
オンキョウ、パイオニア(福音電機製)
そして、ダイヤトーン6、5吋(三菱電機)
8PーW1(ナショナル、松下電器、現パナソニック)
その他、ストリング・ダンパーと凝った
スピーカー(ミューズ製)も出ました
8PーW1は、アメリカに輸出されて
大ベストセラーになります
湿度の高い日本で作られたスピーカーが
乾燥したアメリカでは素晴らしく鳴ったと聞きました.
… … …
8PーW1を作っていた
ナショナル高槻工場に家電量販店の招待で
見学に行ったことがありました…
京都に下宿していた友人は
オーディオマニアでした、
彼はアンプに凝るのも
良いけれど
やはりスピーカーが最終的に
音質を左右するというのが持論でした
… … …
その友人が自慢のスピーカーを
聞きに来いというのです
北白川の下宿を訪ねると
ガランと何もない部屋に
大きなスピーカーがありました.
調度品一つ無いガランとした
下宿部屋に素晴らしい
クラシックが響いているさまは
不思議な雰囲気でした…
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