初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ズームレンズのトラブル

2018年06月24日 19時42分04秒 | Weblog


ズームレンズのメンテナンスで

複雑なレンズの内部を見せてもらいました

大きなレンズ群の間をワイヤーでつながれた

摺動(可動)レンズがエンジンのシリンダー内の

ピストンのように前後に動きます

ズームシャフトを動かすと排気口から

空気がシューッ、シューッと聞こえます

ズーミング操作でレンズの排気口から

空気が出たり入ったりします

レンズのそばを飛んでいた蠅が吸い込まれて

しまうほど空気の流れが強烈です





連ドラ「君たちは魚だ」の水泳シーンで

温水プールへ深夜ロケーションしたことがありました

季節は真冬で、テレビカメラもズームレンズも冷え切って

います。とりあえず、温水プールのそばにカメラを

セッティングしました。

カメラ調整時に思わず冷え切ったズームレンズの

ズーミング操作をしてしまいました

そしてレンズは排気口から温水プールの湿度の高い空気を

思い切り吸い込んでしまいました

結果、ズームレンズの冷え切ったレンズ群は付着した

水滴で曇ってしまい、そのレンズは使えなくなってしまいました






単レンズも真冬に湿度の高い室内も持ち込むと

レンズが水滴で曇ることがありますが、

レンズの表面のみですから、レンズクリーニングティッシュで

拭えば解決しますが、ズームレンズは内部が曇りますから

厄介です…









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4 コメント

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Unknown (Naturalright)
2019-10-30 14:27:38
私も、湿度の高い環境でズームレンズが曇るという経験をしました。
「使えなくなった」とのことですが、時間が経って曇りが取れるまでのことでしょうか? それとも修理が必要ということでしょうか? どうなさったのか、ご教示くださいますでしょうか。
他機では、これまでも雨中での使用の経験もありますが、このようなことは初めての症状です。雨の翌日の草地でのことで、特段ひどい状況ではなかったのですが、メーカー、販売店とも「聞いたことがない」という状態で、ネットでやっとこちらにたどりついたしだいです。
ズームレンズの曇り (keidate1)
2019-10-30 20:42:39
Naturalrightさま。ズームレンズが曇って使えなくなったというのは、充分時間をかけて曇りがなくなれば使えるということです。テレビロケではまず、時間の制約があります。レンズの曇りがとれるのを待っている時間がありません。すぐレンズを交換して本番を撮りました。次、趣味の写真で京都の植物園の温室へ行ったことがありました。真冬に温かい温室に入るのです。
温室入り口に急に温室内でカメラを出すとレンズが曇ります。注意してください!の親切な張り紙でした。冷たい冬の外から温かい室内に入るとレンズは曇ります。それも単レンズの場合は、曇ったレンズの表面を拭けばOKですが、ズームレンズの場合、ズーム操作をすると、レンズ内をピストンのように摺動レンズが動きます。その時、外の冷たい空気を吸い込むので、レンズ内部が曇ってしまって、その曇りが消えるのに時間が掛かります。ズームレンズの曇りがとれれば、別に故障もなく使えるはずです。私は、冬の植物園の温室内で、カメラを10数分置いてから、温室の温度に馴れたとして、恐る恐るズーム操作をした思い出があります。
Unknown (Naturalright)
2019-10-31 10:19:54
他の記事も読まないうちに、プロのカメラマンにとんだ愚問を発してしまい、大変失礼いたしました。プロであることはこのページだけでもわかったはずで、恐縮致します。にもかかわらず、丁寧親切にご教示くださり、ありがとうございました。それにしても、ズームレンズは気をつけないといけません。距離合わせでも多少の体積変化はありますが、ズーミングでは大量に外気を吸い込むわけです。(一般のブログ、ウェブ記事はせいぜい前玉の水滴だとか防滴防塵仕様だとかの話程度ですし、ひどいのは効果皆無なのに防湿庫の宣伝!です。)
さて、最初の記事から拝読致しています。1970年代半ばから一眼レフを始め、写真現像は未経験ですが、その前の1960年代末にラジオ工作を少しやりましたので、スーパーヘテロダインの話とか、懐かしく読ませていただきました。
ありがとうございます。
高倍率のズームレンズ (keidate1)
2019-10-31 22:28:05
Naturalrightさま。ズームレンズの話です。ズームレンズが無かった時代は、広角、標準、望遠と被写体に応じて単レンズを付け替えて写真を撮っていました。最近は高倍率のズームレンズ一本で済ませています。初期のズームレンズは近距離の描写が悪く、至近距離の撮影ではマクロレンズと付け替えて撮っていましたが、最新のズームレンズの近距離の描写が良くなってズームレンズ一本で写真を楽しんでいます。因みに、テレビのプロ野球中継で、約120メートルの外野からのバッターやキャッチャーの大写しショットではズーム比100倍のズームレンズで撮っています。この100倍のズームレンズの価格は1000万円余です。暖かいコメントありがとうございました。

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