初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

フィルムカメラ出現す

2009年12月01日 19時31分34秒 | Weblog


写真の感光材料は銀板→湿板→乾板と進んできます。

そこへ、柔らかいセルロイドを使ったフィルムが出現したのですから、

当時の写真愛好家は

戸惑ったことでしょう。

感光薬品を塗ったガラス板から,柔らかいフィルムになったのですから,

乾板がいいか、フィルムがいいか、写真愛好家の間で,

さぞ議論が沸騰したと想像します



乾板カメラは撮影のとき、カメラに1枚ずつ乾板を用意します。

撮影の前に,カメラ後側のピントグラスで構図と焦点(ピント)を

確認してから乾板を装填します。

それに対して,フィルムカメラでは一旦,フィルムを入れると,

フィルムを使い切るまでカメラの裏蓋が開けられないことです。

ロールフィルムは,カメラに装填すると,巻き上げノブを巻くだけで

何枚もカメラを持ったまま撮影できます。




フィルムカメラには,ピントグラスがありませんから

構図の確認にファインダーが必要になります。

ファインダーの位置と撮影レンズの位置のずれが,近接撮影のときは、

少しずれて写ります。

これをパララックスといいます。

次に,焦点がピントグラスで確認できないことです。

カメラレンズの鏡胴に距離目盛りが刻まれていて,練習によって,

被写体までの距離を予測して、

距離目盛りを合わせます。



ピントの甘い写真は,どんなにシャッターチャンスが良くても

構図が良くても,失敗写真になります。

特に,長焦点や望遠系のレンズは距離合わせが大変でした。

被写体までの距離を測るレンジファインダーが現れるまで、

距離合わせは待たなくてはなりませんでした。

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写真に写った部品や複写した設計図から寸法を測るには,

柔らかいフィルムは現像処理で伸び縮みがあるといわれています。

それに対して,ガラス板に感光材料を塗った乾板では、

現像処理で伸び縮みがなくて優れていると聞いたことがありました。

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