初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

小説「活動寫真の女」③

2012年06月04日 22時13分59秒 | Weblog



小説「活動寫真の女」の描写に

…それでも僕はこの三つの条件を満たした

下宿に満足した。吉田山の東の裾の

小高い傾斜に建つ家は古かったが

静かで日当たりも良く

窓を開けると東山の大文字が見えた

周辺には様子の良い邸宅が建ち並び、

真如堂や黒谷の森も間近だった…



とあります。私の学生時代の実家の

住所が京都市左京区浄土寺西田町××でした

この小説の描写にある吉田山の裾にありました

家の物干しにあがると、間近に大文字が望めました



この吉田山は125メートルの低い山(丘)で

吉田神社は二月の節分では大賑わいの神社です



近所に大勢の学生が下宿していました

それぞれの下宿先に内湯がありますが

下宿の学生には使わせませんでした



北白川(きたしらかわ)と神楽坂(かぐらざか)に

二軒の銭湯がありました。



実家の近くにK藤さんという

中年夫婦が下宿屋を営んでいました

夕食後、2人揃って毎晩のように

わが家に世間話をしに

やって来ていました



昔からの父親の仕事仲間でした

わが家が戦後,満州から引き揚げてきて

あちらこちら転々として吉田山の麓

転居してK藤さんに、出会ったのでした。



小説「活動寫真の女」はわが家がモデルではと

思い違いしてしまいました









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