テレビ初期のテレビドラマは
生放送でした
スタジオのセットで演じられる芝居(ドラマ)を
複数のカメラで切り替えながら放送される
劇場の舞台中継するようなものでした
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芝居の時間経過で俳優さんの衣装替えが必要なときは
セットの横に畳を敷いて、男優さんも女優さんも
スタジオ内でサッと着替えていました
秋になると文部省芸術祭に
テレビ各局がドラマを情熱的に制作して参加していました
ABCが制作した「釜ケ崎」(90分)がありました
1961年夏の第一次西成暴動を中心に
釜ケ崎(かまがさき)に住む人々の
人間模様を描いたドラマでした
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出演は金田龍之介(かねだりゅうのすけ)
飯沼慧(いいぬまけい)中畑道子(なかはたみちこ)
遠山二郎、北村英三、柿木汰嘉子(かきのきたかこ)
園佳也子(そのかやこ)、遠藤辰雄(えんどうたつお)
第三スタジオ内に「釜ヶ崎周辺の町並み」、
「土手」、「居酒屋」、「デモの場所となる広場」
などが建てられて,長丁場の90分の生ドラマが制作されました
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同時に新しく導入されたアンペックスのVTRに録画されました
スタジオの生ドラマをそのまま放送したのか
それとも,VTRに録画して放送されたのか覚えていません
どちらにしてもノンストップの生ドラマでした