初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

田中小実昌とアルウィラー警部

2018年12月17日 19時15分27秒 | Weblog


カーターブラウンの軽ハードボイルド小説

アル・ウィラー警部シリーズを片っ端から

読みまくったのは…

翻訳者の田中小実昌(たなかこみまさ)の

リズミカルで軽妙な異訳?によるのかも知れません

井上一夫や常盤新平の翻訳も好きでしたが…





田中小実昌の経歴を見ると、戦後の進駐軍基地

で働いたり、ストリップ劇場で脚本を書いたり

また、出演されたり…大変な歴史の持ち主でした

やがてエッセーや小説も手がけられるようになり

遂に、「自動巻時計」で直木賞候補…そして

「ミミのこと」、「浪曲師朝日丸の話」で

直木賞を受賞します。すごい人なのですね…






テレビ局の喫茶室で仕事の合間に

友人とカーター・ブラウンの

アル・ウィラー警部シリーズの話をしていると

当時、人気の高かった漫才さん

唄子啓助(うたこけいすけ)の

鳳啓助(おおとりけいすけ)さんが

「俺も読んでいるよ…」と

私らの話題に割り込んでこられました

鳳啓助さんは漫才師と同時に、

脚本家でもあったのでした…