初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ビスタビジョンの問題点

2016年08月11日 23時08分27秒 | Weblog


ビスタビジョンカメラについて


アメリカでテレビ放送が始まって

映画館の入場者数が減少しました

その対策として、小さなテレビ画面に

対して映画館の上映スクリーンを大きく

して観客を呼び込もうと、シネマスコープが

考案されました



シネマスコープはスタンダードの

撮影画面をアナモフィックレンズで

無理に拡大した結果、

スクリーンの鮮鋭度などに無理が生じました

… … …

単純にカメラのネガフィルムの画面サイズを

二倍にする方式としてビスタビジョンが

考案されました



スタンダードサイズの映画を制作する

カメラのフィルムマガジンは1000フィートです

映画は1秒間に24コマ撮影します

従って、1秒間にフィルムは1、5フィート走ります

(1000÷1、5)÷60≒11分

スタンダードサイズ・カメラのマガジンでは

約10分撮影できることになります



ビスタビジョンカメラでも1マガジンで

10分撮影しようとすればフィルムマガジンを

2倍にしなくてはなりません

ビスタビジョン用フィルムとして

1000×2=2000

2000フィートの長さの

大きなフィルム缶で輸入されるようになりました



ところが五反田現像所の

現像機では2000フィートの処理ができないので

撮影所の暗室で半分の1000フィートに

切断して使用しました

… … …

ビスタビジョンの撮影現場では

一つのマガジンで5分しか

撮影できませんでした