初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

シネマスコープ対ビスタビジョン

2016年08月10日 23時28分23秒 | Weblog


アメリカで始まったテレビ対策として

20世紀フォックスは横長のシネマスコープを

考案しました



今までのフィルムに画面の左右を半分に圧縮する

アナモフィックレンズをカメラに取り付けて

映画を制作します

… … …

そして映画館で上映する映写機に

再びアナモフィックレンズを取り付けて

画面の左右を半分に圧縮されたフィルムを映写すると

スクリーンには横長のシネマスコープサイズの

映画になります



シネマスコープ作品は東映京都撮影所で

「鳳城の花嫁(おおとりじょうの)」が

大友柳太郎主演でシネマスコープ第一回作品でした

… … …

また、嵐寛寿郎が明治天皇を演じて話題になった

「明治天皇と日露大戦争」が新東宝で製作されて

大ヒットを飛ばしました



大映はビスタビジョンで時代劇「地獄花」を

京マチ子、鶴田浩二で製作したのですが

評判はどうだったのでしょう



ビスタビジョンはカメラの画面サイズが24×36の

ライカ判でいままでの画面サイズの2倍になります

つまり、ネガフィルムがビスタビジョン制作になると

二倍必要になるのです