初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

レンズ・コーティング

2011年08月26日 22時30分04秒 | Weblog


名レンズとしてテッサーがあります

このレンズは、簡単な3群4枚でした

レンズの設計で枚数を多くすると

内面反射が多くなって、

写真のコントラストが下がります

なるべく簡単な構成のレンズが主流でした



戦後レンズの表面反射を減らす

コーティング技術が現れました

レンズ表面に蒸着して

フレア、ゴーストを減らして

画面のコントラストを上げる処理です



レンズにコーティングを施せば

複雑な構成のレンズも自由に

設計できるようになりました



最初コーティングされたレンズを

前から見るとブルーに見えました

レンズ表面から反射が完全に無くなれば

井戸の底を眺めるように暗く見えるはずです

ブルーに見えることは、ブルーの光線が

レンズの表面から反射されて透過された光線は

ブルーの少ないカラーバランスの悪い光線になることになります



蒸着を工夫した、アンバーコーティングが現れます

このレンズを見ると、琥珀色に見えました

ブルーの光線がレンズを通過してカラーバランスが

改善されました



最初、このコーティングは機械的に弱くて

レンズのコーティング面をクリーナーで拭くと

コーティングがズルッとれました

なるべくレンズ表面に触らないようにと

いうことてした

そこでレンズに UVフィルターやスカイライトフィルターを被せて

レンズが汚れるのをフィルターで防ぐようになりました

… … …

その後ウルトラハード・コーテッドレンズという

レンズ表面より強力で硬いコーティングが出来ます




私は、デジタル一眼のズームレンズに昔からの習慣として

スカイライトフィルターを被せています

… … …

愛読書にビニールのカバーをかけて

愛読書の表紙が汚れるのを防ぐのに似ています