統合失調症の本を、途中まで読んでいる。その本の最初の方に、外来通院中の人を対象にしたアンケート調査で、「友達が一人もいない」という人が30%、「一~二人しかいない」という人が約50%もいたという結果が出ていた。(「統合失調症とのつきあい方/蟻塚亮二/大月書店)。社会的に孤立しがちな生活を送ることの多い精神障害者にとって、人間関係を結べる居場所が必要である。地域で生きるための居場所が必要である。
障害者でも、目に見える障害者と違い、見た目が健常者と変わらない障害者も多い。我々内部障害者や、聴覚障害者とともに、精神障害者も見えない障害を抱えている。そのことにより、社会の理解を得ることが困難な時が少なくない。「障害」とは何か?という基本的質問に、簡単に答えることは難しい。
地元に、精神障害者のための共同作業所がいくつあるのか、今まで認識していなかった。時々、当時者団体の発行するパンフレット等を公民館で見ることがある程度であった。その中に、「パオ」の作品展の開催を知らせるチラシがあった。去年、初めて見かけたが、その時は都合が悪くて観に行くことができなかった。今年も、クリニックのそばの公民館でチラシを観た。そして、今年こそは行こうと思った。
「パオ」には、アートの時間があるという。月曜日の午後にアトリエ棟で講師を招いてアート活動を、木曜日も午前中は有志メンバーで絵を描いているという。続けて、作品展の案内には、「詩を書いているひとのそばに、縫い物をしている人がいます。絵を描いたり、歌をうたったり、楽器の演奏もします。天気のいい日には、画材をもって外にの出掛けます。みんなで、展覧会に出かけることもあります。」と紹介されていた。それぞれのペースに合わせてアートの世界に触れる。
今年の作品展のタイトルは、『パオ作品展2010 「ぽっ 光がささやく」』。
1月31日のパオパオパーティに参加する。場所は、いちょうホールの第2展示室。
出展メンバーの紹介と作品紹介があった。自らの作品を語ってくれた。そして、招待作家の、地元の石井トミ―さんのアーティストトークが始まる。
休憩をはさんで、メンバーによるパフォーマンス。ギターの弾き語りや、ピアノ演奏、詩の朗読、モノマネもあった。
プログラムの終了後、ティーパーティに参加。メンバーと色々話をすることができた。
絵を鑑賞している時、モンスター画のイラストを描かれた人に直接、絵の説明をしてもらった。その時、今年になってから連絡がとれなくなった知人の事が思い起こされた。彼も、イラストを描く。何事もなく無事でいてほしいと切に思った。
辺りが暗くなった帰り道、歩きながら、深い孤独感を感じていた。僕にとっての居場所は、どこなのだろうか。
精神障害者共同作業所 パオ ブログ
パオは、住所をみると、自宅から近くの所にある。サークルの新聞を印刷しているボランティアセンターのごく近くにあるはずだ。
障害者でも、目に見える障害者と違い、見た目が健常者と変わらない障害者も多い。我々内部障害者や、聴覚障害者とともに、精神障害者も見えない障害を抱えている。そのことにより、社会の理解を得ることが困難な時が少なくない。「障害」とは何か?という基本的質問に、簡単に答えることは難しい。
地元に、精神障害者のための共同作業所がいくつあるのか、今まで認識していなかった。時々、当時者団体の発行するパンフレット等を公民館で見ることがある程度であった。その中に、「パオ」の作品展の開催を知らせるチラシがあった。去年、初めて見かけたが、その時は都合が悪くて観に行くことができなかった。今年も、クリニックのそばの公民館でチラシを観た。そして、今年こそは行こうと思った。
「パオ」には、アートの時間があるという。月曜日の午後にアトリエ棟で講師を招いてアート活動を、木曜日も午前中は有志メンバーで絵を描いているという。続けて、作品展の案内には、「詩を書いているひとのそばに、縫い物をしている人がいます。絵を描いたり、歌をうたったり、楽器の演奏もします。天気のいい日には、画材をもって外にの出掛けます。みんなで、展覧会に出かけることもあります。」と紹介されていた。それぞれのペースに合わせてアートの世界に触れる。
今年の作品展のタイトルは、『パオ作品展2010 「ぽっ 光がささやく」』。
1月31日のパオパオパーティに参加する。場所は、いちょうホールの第2展示室。
出展メンバーの紹介と作品紹介があった。自らの作品を語ってくれた。そして、招待作家の、地元の石井トミ―さんのアーティストトークが始まる。
休憩をはさんで、メンバーによるパフォーマンス。ギターの弾き語りや、ピアノ演奏、詩の朗読、モノマネもあった。
プログラムの終了後、ティーパーティに参加。メンバーと色々話をすることができた。
絵を鑑賞している時、モンスター画のイラストを描かれた人に直接、絵の説明をしてもらった。その時、今年になってから連絡がとれなくなった知人の事が思い起こされた。彼も、イラストを描く。何事もなく無事でいてほしいと切に思った。
辺りが暗くなった帰り道、歩きながら、深い孤独感を感じていた。僕にとっての居場所は、どこなのだろうか。
精神障害者共同作業所 パオ ブログ
パオは、住所をみると、自宅から近くの所にある。サークルの新聞を印刷しているボランティアセンターのごく近くにあるはずだ。