しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

入院4日目、内視鏡的膵管ステント留置術成功

2021年05月03日 09時27分44秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

前日から、誰も検査予定の話をしないし、

絶食等の説明も無し

自発的に、前日から絶食に入り、絶飲食に入り、安静にしていたら、

九時半に点滴留置となりました。

前回、失敗続き、運悪く神経にも当たり、痺れ感まで発生しましたが、

今回は、最適な場所に、一発クリア

ああ、これで肘が曲げられるわ

しかも、この確実な入り方は、先ず漏れないな、と。

まるで当然のような感じで凄く細い血管をクリアして颯爽と去って行った中堅看護師

 

その後、お姉さん看護師が、

「くちこさん、検査の計画書、貰ってますか?」

「いいえ」

じゃあ、プリントしてきます。

貰ったのは、昨日からの絶食から始まる計画書。。。。

日付と名前を打ち込んだだけの、ね。

知らなかったから食べたわと言ったらどうなるのかしら?

なあんて、小姑根性が・・・

 

なんと、今日の内視鏡処置、7番目だそうで

前回、4番目でも呼ばれたのは15時・・・

「確実に夜勤ですね」とサラリと。

 

茫然自失的気分でベッドに座っていたら、

「くっちこさーーーーんっ

勢いよく登場したのは、愛しの外科医長でした

「せんせーーーーーーーいっ

い「classⅠだったよ!」

く「プラス1って何がプラスなの?」

お互いマスクで聞き取りにくい・・・

い「クラス、だよ、classⅠ

  採取した膵液から悪性細胞は出なかったんだ

  未だ、3回提出の内、2回しか結果は出てないけどね」

 

ニコニコと小躍りしそうな彼を見て、

やっと自分の幸運が理解でき、

「わーいっ」と言ったくちこでした

 

そのことをくちこに伝えたくて、

縄張り外に居るくちこの所までヒラヒラと飛んで来てくれた医蝶だったのでした

 

今朝、三角定規医師は、何も言わなかったけどね。

その後、ヒヨコ医師が、膵液採取に一人でやってきました。

多分、人生初?

で、採れない。

一滴も・・・

その内、くちこの喉を通る管が、一瞬で冷たいモノが入っていく感覚が

驚愕したくちこは、

「何か入ってますっ

「あ、採れないから空気を入れてみました」

マジ?

大丈夫?

清潔なの?

僅かにとれた数滴も持ち帰ったのでした

人は・・・

くちこが知らない所で育って欲しい・・・

 

17:40 処置室内のストレッチャーに移されました。

    この部屋ね、ずっと無人で、くちこだけ。

    ナースステーションに隣接しているけれど、ガラスは摺りガラスなので見えない。

    いい加減、腰が痛くなるほど放置されていました。

    問題は、点滴が残り僅かなこと

    せっかく中堅ナースが、華麗にして完璧に入れてくれたルート、死守したいくちこです

    勿論ナースコールはありません。。。

    ストレッチャーから降りて知らせに行きたいけれど、靴も点滴台も部屋に持ち帰られているんです。

    裸足で、点滴台を素手で掲げてナースステーションまで歩くか

    くちこは、最大限、点滴スピードを落とし、ずっと点滴の袋を見ていました。(10秒に1滴位)

    やっと、偶然入ってきた看護師を捉まえ、点滴が無いと伝えました。

    膵臓の前に心臓が悪くなりそう

    時計も無くて分からなかったけど、この間30分位、腰が痛くてストレッチャーの上で起き上がっていました。

 

18:30 やっと内視鏡室へ。

    既に夜勤帯、受付もクローズされていて、直接検査室へ。

    内視鏡室のスタッフの皆さんから、

    長くお待たせしてすいません、と口々に。

 く「いえいえ、お疲れ様です」

   だって、朝からずっと、ひたすら仕事をしているであろう人達。

   朝から働き続け、どれほどの休憩が取れたのか?

   後、どれだけ拘束されるのか?

   内視鏡室には当直勤務は無い筈。

   ※検査室、薬剤部、オペ室はあるけど。

   単に、日勤の予定の検査が長引いての今なのよね。

   それでも、くちこの処置を済まそうとしてくれて感謝しか無いわ

 

が、

「先ず、鼻の管を抜いてから検査台の上がって貰い、その後、鎮静を掛けます」と。

あの、人生最大の激痛を発した管、抜くの、どんだけ痛いのか

できたら、鎮静下で抜いて欲しいと思ったけれど、

これにも何か根拠があっての手順なんだろうなと、無言で頷いたくちこでした

 

しばらくして、

「先生が、麻酔掛けてから管を抜くそうなので、検査台に移してください」

別のスタッフが、「なんで?」

「痛そうだからって」

良かった・・・・

とにかく、がっつり寝かせて欲しいわ(くちこ心の声)

 

ただ、この期に及んで、くちこの顔から首が紅潮していることが問題に。

使った抗生剤に対するアレルギーでは無いか?と。

「多分、違うと思う」とくちこ。

この抗生剤、月,火にもずっと使っていた抗生剤だし。

これまで、抗生剤でアレルギー出たこと無いし。by くちこ心の声

まあ、抗生剤はその後中止されましたが、検査は実施となり、やれやれ。

 

目が覚めたら、ナント既に、自分の部屋のベッドの上でした。(20:15)

前回、大暴れしたからか?

本当にガッツリ眠らせてたらしい。

good job

 

ステント留置は成功と聞いて安堵。

ああ、長い道のりだったわ・・・と。

しかも、あのクソ邪魔だった鼻の管も抜管されているし、

点滴は、最適な場所で良い感じだし。

前回を教訓にして、ナースコールも眼鏡も枕元に置いといたし。

麻酔が未だ効いているのか、喉もあまり痛くないし、

神仏に感謝しつつ、点滴管理をしつつ、夜を過ごしたのでした

 

写真が無いと寂しいので、

 

娘の書 (かくありたい)                くちこが持ち込んだ本(これが面白い)

 

       

 

 

    

 

押し花額も、入院前の掛け替えておきました。


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26 コメント

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みらいさん、 (くちかずこ)
2021-05-05 21:42:21
いつの時代も、
誰でも、
ヒヨコからスタートなのですが・・・
資質、性格、生き方等々が違いますよね。
そして、今は、時代が、違う!
医蝶は、古いタイプの医者なのかな?
返信する
Unknown (みらい)
2021-05-05 11:41:52
看護師さん頼りなので、少し不安に、、、
ヒヨコサン頑張って成長してほしいです。
医蝶さん、飛んできて下さって良かった。
心強いですね。
返信する
ココアさん、 (くちかずこ)
2021-05-04 08:48:46
これがね、
櫛の歯がこぼれるように、
中堅が消えた怖さです。
頭数よりも、もっと肝要なのは、
場数を踏んだ中堅、そして、的確な司令塔ですから。
医師にも言えることですかね。
整形外科や皮膚科の方が、楽でお金になりますからね。
小児科や、産婦人科は、学生に敬遠されます。
何か良い手は無いものかと。
返信する
クッキーさん、 (くちかずこ)
2021-05-04 08:44:47
点滴を静脈に留置する作業ね・・・
これ、経験、場数が関与しないとは言いませんが。
くちこ的には、天性のセンスが大きく関与しているように思っています。
生まれつき俊足な人は、努力は不要、とか言いませんが、
生まれつき鈍足の人は、努力しても成果はイマイチ。
そんなイメージです。
悩ましいですよね。
返信する
タッジーマッジーさん、 (くちかずこ)
2021-05-04 08:41:32
いつの世も?
自分の命は、自分で守る、なのかも。
まあ、病気になって解ったこと、
入院した解ったこと、
これも、人生勉強なのでしょうが、
もうさ、
安穏に暮らさせて欲しい。。。
返信する
 (ココア)
2021-05-04 07:28:55
お疲れ様でした。
無事に退院できてよかったです。
正直、こちらの病院には入院をしたくないと思いました。
いくら人手が足りないのがわかっても
ちょっと怖い。
くちこさんだから、点滴を遅くしたりとか
いろいろよくわかるからいいけれどね。
でも、逆になにも知らない方が、しあわせだったりして。
とにかく、ステント留置もうまくいって、
検査結果もよくて、安心しました。
癒しは、愛し💝のドクターね。
返信する
Unknown (クッキー)
2021-05-04 01:17:09
入院時の報告は~
状況が浮かんでくるだけに
最大の大変でしたね!!

私も天敵が上手く入らない^^;
針が入っても途中から漏れてします^^;
針の入れたところが痣になって腫れて
します。手や足に点滴をする最悪です。

無事におえて良かったね^^
返信する
こんばんは (タッジーマッジー)
2021-05-04 01:03:47
本当に大変な入院生活でしたね。
検査や治療のはもとより、知識があるからこその気づきや辛さも…
でも、結果が良くて本当に良かったです。
退院されてからの調子はいかがですか。
8日も入院していると体力が衰えますよね。
くれぐれもお大事になさって、少しづつ体力アップを図ってください。
返信する
医蝶、春にピッタリでしょう(#^.^#) (くちかずこ)
2021-05-03 20:04:30
翌日にも来てくれました。
決して、暇では無いと思うのですが。
心、ですかね。
心を載せる医療、これが消えたら怖いと思います。
レベルよりも、
安全よりも、
心。
返信する
Unknown (rinbodance )
2021-05-03 20:01:17
くちこさん…、読んでて怖くなりました。
私は専門的なことわかりません。
でも、なんだかとても怖い…。

医蝶ドクターの言葉だけが嬉しい。
はぁ、安心…。

とにかく!クラスI 良かった、良かった。
返信する
やっこさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:58:12
はい、
知らぬが仏?
こちらの方が、良いと思います。
ただ、安全面ではどうかなあ・・・

彼ね、
防衛大卒だから、異色の存在かも。
陸自で医官した時代がある人です。
今や某大学の教授の席も有りらしいです。
返信する
ちゃぐままさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:55:48
8日間の入院。
思った以上に体力?
筋力?低下していました。
ちょっと歩くとヘロヘロ。
1日百歩位の生活ではね・・・
今は、ほぼ元通りですよ。
彼の理論によると、
「前より元気になった筈」と。
ご心配をお掛けしました。
返信する
夢見さん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:53:25
人生は四苦八苦。
避けては通れないみたいです。
長い道のりでしたが、
頑張るしか無い道でした。
ありがとうございます。
返信する
masamikeitasさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:52:04
はい、
彼は、くちこの最後の砦みたいな存在です!
でも、既に60歳・・・
そこんとこがちょっと不安なくちこです。
定年があるのでね。

前回、激痛で大暴れした経緯があるので、ガッツリ寝かされたのかしら?
返信する
zooeyさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:50:31
佐野洋子さんの本、面白いですよね。
くちこも、5,6冊は持っていますが、
シズ子さんは、知らなかったわ。
実は、「死ぬ気まんまん」を持参したかったのですが、
それではあまりに角が立つかと?
こちらにしましたよ。
最初は、フランジャイルを読んでいましたが。

この入院ね、
あれこれ不思議な事が多々でした。
返信する
かずちゃん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:47:53
勉強になる?
ホント?
結構、此処で毒吐いています"(-""-)"
ただ、
同病者さん達には参考になるかな、とも。

股関節、両方でしたっけ?
友達は、片方でしたが、あの手術も大変だったのでは?
よく頑張りましたね。
返信する
いつでもゆめをさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:45:48
くちこも、あちこちで、ミスっていますよ。
へへ・・・
返信する
いつでもゆめをさん、 (くちかずこ)
2021-05-03 19:45:26
はい、
結果オーライってことで。
彼が救いでした、勿論!
返信する
Unknown (やっこ)
2021-05-03 19:26:12
くちこさんのような医療関係者が入院すると色々と心配事項があってハラハラドキドキですね。
医療についてあまり知らない方が安穏と過せるのかもしれないと思いました。
愛しの医長さまは本当に素晴らしいお医者様ですね。
患者さんをリラックスさせることの出来るお医者様って、いますよね!
「医は仁術なり」と思わせますね。
やっこがかかった横浜市大病院の教授も素晴らしい方でした。
返信する
Unknown (tkgmzt2902)
2021-05-03 19:25:47
«ステント留置は成功と聞いて安堵。ああ、長い道のりだったわ・・・と»

ここまで読むのも長かった・・・。「凱旋」と言えども、本当に大変
でしたね。
もう普通の生活ですか?
返信する
目が覚めて (夢見)
2021-05-03 14:21:16
寝ている間に色々終わって
良かった~~~~~

検査しないといけないと思う気持だけでも苦痛
心臓に悪いのに

点滴の残量心配に
あれやこれやと大変~~~~~

結果が良くて 「愛しの外科医長」様も嬉しかったのだろうと思います

おめでと~~~ございます!!!!!
返信する
Unknown (masamikeitas)
2021-05-03 13:30:59
くちこさん、こんにちは。

>ニコニコと小躍りしそうな彼を見て、
やっと自分の幸運が理解でき、
「わーいっ」と言ったくちこでした
そのことをくちこに伝えたくて、
縄張り外に居るくちこの所までヒラヒラと飛んで来てくれた医蝶だったのでした

羨ましい!
くちこさんには愛しの外科医長さんがついていて。
頼りになりますね。

>目が覚めたら、ナント既に、自分の部屋のベッドの上でした。(20:15)

前回より麻酔の量が多かったのかな?
熟睡出来て、良かった、良かった。
返信する
Unknown (zooey)
2021-05-03 12:51:24
色々と大変でしたね。
でも何はともあれ、ステント留置の成功おめでとうございます。
読んでいてホッとしました。
佐野洋子のこの本、私も大分前に読みました。
彼女の本は言葉が少々乱暴ですが、面白い。
実母との生々しい葛藤を書いた「シズ子さん」には驚きましたが。
また読み返したくなりました。
返信する
Unknown (かずちゃん)
2021-05-03 11:55:00
くちこさんご自身がよくわかってらっしゃるから、腹の立つことも安心の基準も読んでいて納得~

でも何の知識もない私ならこういう場合どんなことを考え、どんな風に思うのだろうかと・・・

幸い私の入院経験は歩けるようになることを信じての股関節手術
自分で回復していく様子が実感できて耐えられたけど・・・

本当に勉強になるブログです
ありがたいブログだわ
返信する
Unknown (いつでもゆめを)
2021-05-03 11:41:14
喜び過ぎて間違いが多くてごめんねー
返信する
Unknown (いつでもゆめをを)
2021-05-03 11:39:39
くちこさん
なんな ホッとして肩の力を抜いて読めました
それにしても 愛しの外科医長さま
神かと思いましたねー
とにかく 良かった😅
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