パンツのこと
成人男性の何割が女性のパンツを手際よくたためるのだろうか、とふと考える。
分娩の介助を看護師としてしていると・・・
陣痛も佳境にさしかかり分娩台へ。
世の流れは立会い分娩。
そこで、夫は妻の脱いだパンツを実に慣れた仕草で、くるくるとたたみ、かばんに仕舞うのである。
言っておくが、決して生まれて初めてという様子ではない。
「小さいビニール袋ないですか?」なんて声をかけられることも。
就職当時、わたしは唖然とした。
わたしも三人出産したし、夫が亭主関白な訳でもないが、それはありえない。
びっくりして友人達にも聞いてみたが、みんな目がテンになった。
多分私達の世代ではなかったことだ。
では、いったいいつから世の男性は妻のパンツをたたみなれたのか・・・
そこであることに気づいた。
長女が京都の大学に進学して以来、洗濯物の片付けは長男が、長男が出てからは次男がしている。
ある会話を思い出した。
「兄ちゃん、母さんのパンツどうやって畳むん?」
「そりゃあのう・・・」彼等は既に慣れた手つきで畳めるのだった。
それにしても、あれとこれとではね・・・
しかし、必要にせままれればうちの息子達も?
延々ぼんやりかんがえる。
男性とは健気な生き物である。
時には気絶しつつ必死に立ち会う。
ああ、性善説を信じずにはいられない!
ただいま、新夫にパンツのたたみ方特訓中!
才能がない
きちんとたためるまで投げ返すのだが、最後はやけになて、頭にかぶって踊っています・・・やれやれ