ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

医療のIT化遅れる日本…

2013-06-19 23:49:08 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

どうも疲れが抜けきれず
今朝起きた時の衝撃が…

さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【トレンド・ウォッチ】
 医療のIT化遅れる日本
 中小病院導入へ価格課題』


医療分野のIT基盤整備の現状について
IDCジャパンのリサーチマネージャーの方への
インタビュー内容が掲載されています

現在の政策として、成長戦略の柱の一つとして
健康・両分野を位置付けており、追い風になっているようです

とはいえ、海外に比べれば遅れている
と言わざるを得ないようです
これはそれぞれのお国事情があるでしょうから
一概にはいえないところはありそうですが…

国内市場としては、都市圏と地方圏では
やはり大きく違うようですね

都市圏では高齢者の人数が増え
『みとりの場所』としての病院に入れない人が
増えているそうです
これは病院経営というものを考えれば
無理もない事なのかもしれません

地方圏では、高齢社会がピークを迎えたところが多い一方で
施設の老朽化やリソースの確保が容易ではないようです
とはいえ、入院用ベッドが余るケースも出ているようです

都市圏と地方圏における適正配置というものが
出来ていないというのが現状のようです


そういった現状の中で、ITとして何ができるでしょうか
大手病院にITベンダーによるシステム導入に関する記事は
よく見かけるものです

とはいえ、中小の病院ではなかなか大変なものです
導入・運用するためのコストも大変なものです

記事では、大病院向けの機器やシステムの標準化をして価格を下げ
中小病院でも導入しやすいものを作り上げる必要があると云っています

さらには、IT企業にはそういった部門を持つのであれば
医師の資格を持ったITエンジニアが必要と

これは、実際のところはなかなか出てこないのではないかと…
医師という資格を持ってさらにエンジニアを目指す価値があるのか
ITエンジニアになってさらに医師の資格というのは
よっぽどの実力がある人でないと無理でのあるのでは…

ITと医療
今や切っても切れない関係となっていますが
両者に精通した人物こそがこれからを切り開いていくのでしょう
達観した内容ではありますが、思慮深い内容でありました