ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

radikoをいかにビジネスにしていくか…

2012-06-29 23:17:19 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

一昨日の記事ですが
Twitter上ではかなり伝搬したようで
過去最高のアクセス・順位を記録しました
その伝搬力の凄さ・恐ろしさを感じる次第です


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『ネットにラジオ配信
 3社が新会社設立
 NTTスマートコネクトなど』

どうも勘違いするような見出しに感じますが
NTTスマートコネクト、radiko、朝日放送が出資して
「radiko」のシステム管理会社「メディアプラットフォームラボ」を
7月2日に設立すると発表した
という記事

インターネット上でリアルタイムのラジオ番組を配信する
サービス「radiko」の利用者が1000万人超、参加ラジオ局は60局超えと
増加に伴って運用を効率化するというのが狙いだそうです

また、このシステムを使った新事業の開発や
システムの外販なども担うということだそうです

各社の役割としては
・NTTスマートコネクト(51%出資):
 「radiko.jp」に係わる配信プラットフォームサービス
 インターネットコネクティビティ環境を提供
・ radiko(34%出資):
 「radiko.jp」サービスの提供、新サービスの企画
  ラジオ局や聴取者への営業/プロモーションを実施
・朝日放送(15%出資):
 「radiko.jp」の配信システムの設計・構築・運用を通じて得た
 知見や放送局としての視点を踏まえた事業運営の支援を実施


私自身は、radikoはよく利用しております
通常のラジオにおいて発生するようなノイズがないのが良く
しかも、PC版ならほんの少しのずれがある程度で
リアルタイムの番組を聴くという目的には支障はありません
スマホの場合はやはりどうしても大きなズレが生じるのが
電波を飛ばしている都合上仕方がないところではあると感じてはいます

とはいえ、ここまで普及してきたことは大変に意義があることだと感じています
ここからは、次のステップに進んでいくべきですよね
いかに収益性の高いビジネスモデルを構築していくかが大事ですよね
このシステムの外販というのが具体的にどのようなビジネスを
考えているのかが気になるところですね
TwitterやFacebookといったSNSとも連携しているように
今後も他の仕組みとコラボレーションしていくのも
そうそうのシステムの普及という意味で大切ではないでしょうか

ちなみに、今回の出資ですが、radikoという東京発のサービスに対して
NTT西日本系のNTTスマートコネクトと大阪の朝日放送が出資ということで
今回の新会社自体も大阪を拠点とした会社です
よりおもしろいビジネスモデルが現れるのではないかと楽しみにしたいとこです

バナナが電話機になる仕組み…

2012-06-28 19:52:28 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

昨日の記事ですが、内容が内容なだけに
反響を大きく受けております
とはいえ、反響を主たる目的にして
書いてはおりませんので…


さて、本日の日経産業新聞から、11面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『バナナが受話器 空き箱はPC
 東大が機能付加技術
 超音波照射や画面投影
 ゲームに応用見込む』

東京大学の石川正俊教授は
身の回りにある生活用品や食べ物などを
電子機器のように使える技術を開発したという記事

この見出しだけで、なにこれ!?とまず注目してしまいました
どうやら、屋内にて、天井に設置したカメラなどで人や物の位置や動きを検出し
電子機器の機能をもたせ、新たな操作方法としてゲーム等への応用を見込んでいるそうです


具体的には、超音波のスピーカーにカメラ、プロジェクター、マイクロホンなどで
構成された縦24cm*横20cm*高さ30cmの装置を天井に設置し
約0.3秒の感覚で常に室内の動きを検出します
バナナにあらかじめ受話器の機能を持たせる設定をしておけば
電話がかかってきた際に利用者がバナナを手に取るだけで通話できる仕組み
耳に当てた瞬間に、スピーカーからバナナに向けて超音波を当て
バナナの周囲の空気を振動させて相手の声が聞こえる仕組み
利用者の声はマイクロホンが検出して相手側に伝える仕組み

実験では、さらに宅配ピザのの空き箱をノートPCに見立てて
本物のPCの画面をプロジェクターから空き箱に投影し
利用者の手の動きや箱の位置などはカメラが検出し
キーボード操作が可能にもなる仕組み

これらの仕組みについて、企業と連携し3年後をめどに
技術を実用化する考えだそうです
実用化するのであれば、よりコンパクトになって
実際のユーザーにとってより便利でおもしろいシステムが
世に出てくることを楽しみにしたいところです


それにしても、画像処理技術などの複数の技術を組み合わせて
このような大胆なシステムを考え出すというのは、とても興味深いものです
こういうのは、教授や学生によるちょっとした
“こういうのあったらおもしろくないかな”っていうアイデアを
そのままにせず、“こうやったらできるんじゃないのか”
“では、実際にシステムにできるか取り組んでみよう”
といった流れで実現に向けて始まるものでしょうか

こういったアイデアの実現は、理系の“ものづくり”においても
文系の“ストーリーづくり”においても対象は違えど
共通するところがあるのではと思う次第です
みなさんがふとした時に思いついた突拍子なアイデアも
本当に実現したいと思うなら、自分のアタマで考えて
行動に起こして実践してみてはいかかでしょう

消費増税で、あのシステムの改修が大変…

2012-06-27 21:54:30 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日も過ごしやすい1日でありましたが
明日からはまた梅雨空に戻るそうです
ジメッとした空気はどうも苦手なものです


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『消費増税法案が衆院可決
 IC乗車券 改修に1年 JR東のスイカ
 費用も前回上回る懸念
 相互連携、システムが複雑』

消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連8法案が
昨日に衆議院本会議で可決されました
大半の社会システムは2014年4月からの増税に迅速に対応
できそうなのですが、JR東日本のIC乗車券「Suica」などの
鉄道系のシステムで改修に1年超かかるとの懸念が浮上しているそうです

これは、消費増税によって運賃を引き上げた場合
先月末現在で約3968万枚発行しているスイカのシステム改修が必要になります
現時点では運賃の引き上げ自体が決まっていないそうですが
システム改修の計画作りや乗客への周知期間も含めると
1年数ヶ月かかるだろうと見込んでいるそうです


そもそも、前回の1997年の増税時はスイカをまだ導入しておらず
システム改修に30~40億円の費用と3ヶ月の期間を要したそうです
今回は、他の交通機関との連携や電子マネーも絡む巨大化した
スイカシステムの再起動時のシステムダウンや運賃の計算ミスを避けるため
改修には費用、期間とも前回を上回ることは想定できます

何よりも手間となっているのは、実は一部のプログラムでは
消費税の5%を数字そのまま書き込んでいるそうです
マスターファイルで一元管理すべきなモノを何らかの事情で書き込んでいたのでしょうか
そんなことをしていたら、見落とさないように洗い出す手間が無駄に発生します

そんなことを聞いたら、我々一般消費者が利用する小売店のレジのPOSシステムは
どうなっているの??と心配になりますよね
こちらは、前回の増税時に今後消費税が上がっても一部の数値をいじるだけで
済むように改修を終えているそうです


ここまで聞くと、あらためてシステム運営側の会社の考え方に疑問を持ちますよね
極々数年に1回のことだから、そこまで準備しておく必要はないと判断したのでしょうか
絶対に変化しないモノというのはないでしょうから、それだけのリスクを考慮して
システムを構築していくのは、当たり前のことではないでしょうか
変更する際に発生する費用・利益のために実施していなかったというのは
システムを担当した会社の怠慢といえるのではないでしょうか

自身の仕事に対しても同様のことがいえます
想定出来得る限りのリスクに対して対処して
日々の業務を遂行していく次第です

データセンターでも韓国勢が…

2012-06-26 22:45:10 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日は、朝晩はひんやりとしていて
過ごしやすかったですね
これも梅雨の真っ最中だからのことでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『データセンター 日韓で顧客争奪
 震災、リスク分散の動き
 LG系やKT 釜山周辺、4割安で攻勢
 ヤフー系IDCフロンティア 北九州、回線事情に強み』

韓国南東部で日本企業向けのデータセンターを
設立する動きが相次いでいるという記事

韓国通信大手のKTとソフトバンクテレコムが今年1月にサービスを開始したのに続き
韓国LG CNSが建設中の施設が年内に完工するそうです

東日本大震災を機に事業継続計画(BCP)の見直しを急ぐ日本企業から
データ保管の発注が見込めると韓国企業側は判断したそうです

また、韓国の産業用電気料金は日本の半分程度の水準で
サーバの維持費用も3~4割程度安く提供することが可能だそうです
さらには、日本より地震の発生頻度が少なく
セキュリティ技術も高いとのこと

それだけ日本のデータセンター事業を行っている企業に対して
対抗できる武器をもっているというのなら
その他の業界の韓国企業と同様に、日本含め国外に進出する
姿勢は高まるばかりです


そうはいっても、日本の企業も黙って受け入れているわけではありません
IDCフロンティアといえば、北九州市にモジュール型データセンターを建設し
今や4号棟まで建設し西日本最大級のデータセンター設備となっています
・北九州は国内と国外をつなぐ回線事業が良い
・地震など自然災害のリスクが低い
ことなどが設置の決めてとなって日本HP等が施設を借りているようです
首都圏の企業も地方にディザスター・リカバリー用のデータセンターを
借りることでデータの分散し安全性を高める戦略にシフトしつつあるわけです


とはいえ、日本にも韓国もエネルギー問題があります
日本は各地の原発再稼働問題を抱え
韓国は慢性的な電力不足に悩まされているそうです

そういった問題があるなかで、各企業が自社にとって
本当にどこのデータセンターを利用するのかが重要になってきています
私の仕事では場所は違えど一貫してデータセンターには関わってきました
柔軟なアタマをもって世界のデータセンターの動向には今後も注目してきいきたいところです

トクホコーラ、飲みましたか?…

2012-06-25 22:18:30 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

先週末は、私の兄の結婚式にて
日帰りではありますが、久しぶりに関西に帰省しておりました
弟としては、末永く幸せであることを願っております


では、本日の日経産業新聞から、6面の新製品欄からこの記事をピックアップ
『【探査計】
 「トクホ」のコーラ
 メタボ予備軍に泡立つ人気』

キリンビバレッジから4月下旬に発売された
メッツ コーラ」(480ml)が好調なスタートを切っている
という記事

発売直後は、都内では電車内の広告で
あしたのジョーを用いたPRをよく見かけておりましたが
実はよく売れているみたいですね
100万ケースという年間販売目標は5月中旬にはクリアし
5月末現在の出荷量は152万ケースにもなっているそうです

難消化性のデキストリンを配合し、食事の際に脂肪の吸収を抑える
「特定保健用食品」史上初のコーラ系飲料とのこと

私自身は、まだ飲んだことはないのですが
糖類ゼロでありながら、コーラ系飲料ならではの

飲みごたえのある味わいを実現し、刺激と爽快感もある飲み物に
仕上げているそうです


肝心の好調の要因としては
・健康意識の高い大人層やコーラ系飲用ユーザを取り込んだ
・「特定保健用食品」マークとその有用性を大きく配するデザイン
 メタボを気にする消費者を強く意識
・希望小売価格を他の同型特保飲料より安い価格(150円)に設定
といったところにあるようです

コンビニエンスストアでの導入率が非常に高いとのこと
キリンビバレッジがコンビニでの炭酸飲料の販売シェアが低かったことから
このメッツコーラで大幅なシェアアップを狙っているようです

今後の課題としているのは
容器やサイズのバリエーション展開にあるとのこと
短期間に単品で人気化する新製品は大化けする可能性が高いことから
ヘビーユーザ向けの大型ペットボトルや缶容器等の
フルライン戦略を急ぐ必要があるようです


いわゆるメタボを意識しているのなら、わざわざ特保であっても
コーラを飲むことがあるのか!?という意見もあるでしょう
それでも、いかに消費者が望む商品をつくるのかがポイントですよね
摂取が過度になれば健康に害を及ぼす可能性がある飲食品はいくらでもあります
適度に摂取し、健康に程よくイイ影響を与えてくれる特保商品が
今後も開発されることを楽しみにしていきたいですね

データセンターは絶えず建設されている…

2012-06-22 22:56:24 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

スマホのフリック入力に苦戦していましたが
意外とコツがあることに気づきました
あとはパスワードのキー入力に苦戦しているだけです


では、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『国内のデータセンター建設市場
 16年に3429億円
 民間調べ 分散化需要広がる』

調査会社のIDCジャパンが
国内データセンター建設の市場予測にて
2016年の投資額は3429億円で2011年と比べて13.9%増える見通し

と発表したという記事

以前、IDCジャパンからの記事にて
データセンターの首都圏への集中傾向は、
東日本大震災以降も変わらず、むしろ進む
との予測を発表しました

データセンター建設という視点からも予測が発表されました

データセンターを運営する事業者が顧客へのサービス提供のために新設する
「事業者データセンター」では新築・改修で2,3%台で増加する予測が出ています
これは、BCP(事業継続計画)やDR(ディザスター・リカバリー)対策を目的とした
アウトソーシングニーズの拡大やクラウドサービスのインフラ基盤としての
大手のメガデータセンターの構築が、成長を牽引すると見ているようです

では、逆に企業内に設置しているデータセンターの場合では
運用管理に関しての負荷やコストの削減を目的とした
データセンターの集約やバックアップサイトの構築についての需要が
企業のITサービスの重要なカギになると考えられています


近年のデータセンターのトレンドとしては、グリーンITやクラウドの浸透に伴い
個々の施設がユニットとして規模に応じて段階的な投資が可能な
モジュール型データセンターが建設されています
クラウドに対する投資も、サービスに対しての価格の競争が激化し
データセンターのファシリティにおけるコスト削減が重要な課題となっています

東日本大震災発生、これにともなう計画停電の影響によって
ラックや床の免震構造と電力の確保は大いに重要視されています


データセンターを中心としたITインフラの現場にこれまで多く携わってきました
SEの私ですが、世の中の情勢によって大きくサービスへの需要が大きくなり
また変化も伴ってくることは重々に承知しているつもりではあります
こういった予測も含め参考にしながら、普段の仕事に対して
成果をあげていって社会にサービスという価値を提供していかねばなりませんね

塩すいかを飲みたい!?…

2012-06-21 23:07:14 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今さらではありますが、私もようやくスマホデビューしました
とはいえ、フリック入力に四苦八苦しております


では、本日の日経産業新聞から、9面の新商品マーケティング欄からこの記事をピックアップ
『【食品・アグリ】
 「塩振ったスイカ」味のコーラ』


サントリー食品インターナショナルより
「ペプシ ソルティーウォーターメロン」が
発売される
という記事

ペプシ、相変わらずやってくれますねぇ
きゅうり味やしそ味のペプシコーラが限定で発売されてきましたが
今回は、すいかに塩という組み合わせをコーラで実現です

サントリーが主体となって開発した日本独自の商品
飲料の味も赤を強調しています
従来のペプシコーラと同様の炭酸の刺激を強調していて
のど越しは爽やかだということです

490mlにて税別140円にて7月24日より発売とのことです


ペプシは、コカコーラがやらないような
このような異色!?な限定商品を出してくるので
飽きさせない飲料メーカーですよね
これも一種のブランディングと云えますよね


その限定商品についての企画会議がどのように行われているか
といったことも気になりますよね
そこから、依頼を受けて実際に商品を開発する現場は
どうなっていてどのような反応が挙がっているのかも気になります
しいては、最後のGOサインを出す会社としての意思決定の現場も
どうなっているのでしょうねぇ
全体的には柔軟なアタマを持った方が多くおられるのでしょうか


現物の味が本当にどんなモノなのかが気になるところですが
実際に商品として販売されるのですから
そんなに変なモノにはなってないでしょうから
発売の日を楽しみにしておくことにしましょうか

ヒト型のインターフェース…

2012-06-20 19:51:55 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

台風一過の今朝はその澄み切った青空に驚きましたね
そして、通勤道中でのビニール傘の残骸の多さには
なんともいえない感じもあり…
この落胆さはなんなんでしょう


では、本日の日経産業新聞から、9面の新製品欄からこの記事をピックアップ
『【流行ウォッチング】
 ヒト型入力デバイス
 自分だけの3Dキャラ』

アニメーション制作向けのソフト開発を手掛けている
セルシスがヒト型入力装置「クーマリオン」を
6月21日から予約販売を開始するという記事

これは、関節駆動型のロボットのような装置を使用して
PCに表示した3Dキャラクターを自由に操ることができるというもの

3Dキャラクターを作画するときの支援ツールとして
活用してもらいたいというのが狙いだそうです

クーマリオンを用いて直感的に作ったポーズが
そのままソフトウェア上の3Dキャラクターに反映されて
正面や背後、頭上などの様々な角度から見たポーズを
PC画面で確認できるそうです

そのおかげで、3Dキャラクターを使った静止画やアニメーションを
効率的に製作できるようになり、より全体を造り込むことに
役立つことになるようです


ヒト型入力装置といえば、以前あった展示会にて
シンプルな人形のカタチをした音声機器という
近未来的なモノがありましたが
時代はこんなモノまで実現できるようになったのですね

こういう機器を大きくしてロボット化できることが可能であるならば
CGを用いた実写映像を製作する際に使用する
モーションキャプチャーを実際の人間を用いないで
活用することができるかもしれませんね

このクーマリオンは、ありそうでなかった
こんなのあれば楽になるのになぁと思っていた商品といえますね
これがよりよいコンテンツ制作につながってくれればなと
映像を心底楽しむ者から応援する次第です

トレンドマイクロがSSL…

2012-06-19 21:00:29 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

ただ今の東京は台風の影響がだんだんと大きくなり
雨風共に大きくなっております
こういう日は早く帰ることが一番ですね
そこで何をして過ごすかというのも大切なことですね


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『サイトの安全性保証
 トレンドマイクロ参入
 年額制、使い放題』

トレンドマイクロがウェブサイトの安全性を保証するサービス
に参入すると発表した
という記事

これはURLで“https://~”とあるようなhttpsを用いた
セキュアなアクセスを保証するための証明書を発行するサービス
についてトレンドマイクロが参入するということです

このサービスというのは、従来からベリサイン(→シマンテック・ノートン)が
圧倒的なシェアを握っております
最近のIEを使ってインターネットをしていて、httpsで始まるページで
URL欄が緑色に変化しているものがあれば大抵はVeriSignによるものです

もちろん、同様のことを他社も手掛けています
ベリサインよりも早い対応や低価格によるサービスの提供を行っていますが
やはりベリサインが圧倒的に多くみられます


その中で、今回、トレンドマイクロがどのように
サービスを提供するのか注目のところといえます

このサービスは通常のモノであれば
サーバー1台あたりの証明書発行費用は年額8万円程度です
そういった価格によるサービスに対して
トレンドマイクロは年40万円程度で無制限に発行できるようにするそうです
つまり、5台以上のサーバーに対してこのトレンドマイクロが提供する
サービスを利用するメリットは十分にあるわけです

セキュリティを保証するサービスに対して
使い放題のサービスを提供するというのは
随分と思い切ったことをするなと正直思います
トレンドマイクロに対しての個々の考え方は人其々だと思いますが
セキュリティ対策関連サービスに対しての考え方を
シフトチェンジする機会といえるかもしれませんね


まずは、2012年6月29日から、既存の大手企業ユーザに対して順次招待制で提供し
2013年第一四半期から、全世界の一般企業を対象に提供していき
今後1年間で500社への販売を目標としているそうです

既存の企業が大きくシェアを獲得している業界・サービスに対して
いかにシェアを獲得していくことができるサービスを提供できるか
それが業界・サービスの価値を高めながら、世の中に対して
価値を提供できるかというのは重要なことですね
ふと考え方を変えてみれば、こういうことがあらゆるところで
発生しているでしょうから、自分のアタマでじっくりと考えてみましょう

ケーブルを少なくするには…

2012-06-18 20:36:55 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

朝は5時起きで一通りの支度をして通勤したら
だいたい7時過ぎには職場に着いてだれもいない職場で
日経産業新聞を読むのが平日朝の日課なのですが
今朝はけっこうな人数の方が既におられてて
ビックリしていたのでした


では、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『シンクライアント端末
 電源、LANケーブルで
 日本HPが新製品』

日本HPが端末にデータを残さない企業向けシンクライアントPCを
7月下旬に発売すると発表した
という記事

これは、以前からあったLANケーブルを通して電力を供給する
「PoE(Power over Ethernet)」という技術を活用して
AC電源ケーブルをなくしたということです
しかも、今回のPCでは一般のPCの1/20の13W以下に
消費電力を抑えることができたそうです

また、米3Mが開発した透過率の高いフィルムを採用し
わずかなバックライトでも輝度を落とさずに表示できるために
稼働時の消費電力を13W以下に抑えることができたそうです


そもそも、このPoEに対応した機器は従来から
ネットワーク機器では対応する機器は販売されておりました

デスクトップPCは、モニターとPC本体の電源ケーブルにそれらの接続ケーブルに
キーボードやマウスのケーブルに加えてLANケーブルもきたら
デスク周辺はケーブルがスパゲッティ状態というのが多くあります

最近では、キーボードやマウスは無線タイプのものも普及してきました
無線LANも普及してきましたが、これはノートPCには最適ですが
デスクトップPCとは比較的相性の悪いものが多くありました

ということから、通常のデスクトップPCに対してPoE対応を導入し
PC本体の電源ケーブルをなくすことができると思いますが
これだと、ネットワークを接続させたくないスタンドアローン用PCには
意味をなしていないことになります

というわけで、浸透してきたシンクライアントPCには最適だ
ということになったのではないかと私自身は感じます
シンクライアントPCは、PC本体にはデータを残さず
ネットワークでつながっているサーバー側にデータを残すので
PoEを導入するには最適だと判断したのでしょう
データをPC側に残さないので、OSを起動するのに必要なシステムだけがあればいいので
最近では、モニターの裏側に小型の本体が付属されて一体型マシンが導入され始めたので
今回のようなシンプルな構成を実現することができたわけですね


今後は、どのように技術開発はされていくでしょう
電力を無線で供給するシステムが普及して投入されるでしょうか
それとも、エコエネルギーによる電力供給でしょうか
いや、そもそもデスクトップPCからタブレットや次の新タイプの機器が
普及されていくかもしれませんね

ケーブル関係に関わらず、世の中の煩わしいモノに対して
いかに省くことができて、安全も保てて、生産性を高めることが
できるかもしれないものは意外とけっこうあるかもしれませんね

電子書籍を本当に待望する人とは…

2012-06-15 20:38:28 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

日経ビジネスアソシエに掲載された記事の反応ですが
社会人から学生の方までレスポンスを頂いております
私のできる範囲の中で真摯に対応させて頂きます


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『電子教科書 お試し中
 シャープ、大阪府立大と実験
 タブレットに15冊分』

シャープがタブレット(多機能携帯端末)で
教科書や参考書を閲覧する「電子教科書」の実証実験を
大阪府立大学と共同で始めた
という記事

まずは、総合リハビリテーション学部の学生・教員から
最大15冊の教科書を電子化し、実習先に持ち出せるようにしたとのこと
トータルでは10kg以上の重さだったようです

文字列の検索や目次からのジャンプ機能で目的のページを探しやすくしたり
動画や音声と連動させたりして学習効果が高まるように工夫しているそうです

シャープのタブレット端末といえば、「GALAPAGOS」だと思い出しますが
今回はどうやら10.1型液晶の一般に販売されているモノのは別のようです
大きさについては適している大きさについては議論されたのでしょう

様々な分野において、電子書籍の普及を促進していますが
実はこういった本当に持ち運びが大変な書物に対しては
ニーズが大きかったのではないでしょうか

ぶあつい教科書や参考書の各ページについて
必要に応じてインタラクティブなコンテンツを追加していくのであれば
それだけで長期間の開発を要したことでしょう


今回の実証実験は5月から11月までの期間となっておりますが
学生や教員の方々から本当に好反応を頂けたのであれば
ぜひとも他学部・他大学にも普及をして頂きたいところですね
その分、さらなるコンテンツの開発が必要になりますが
リユースできるモノも十分にあることでしょう

シャープとしては、タブレットの販売だけでなく
コンテンツ開発だけでなくそのためのシステム構築にも収益を確保したいところ

ハードとソフトの両面において、電子書籍を今後の収益として確保していくなかで
皆さんはどういった書籍を本当に電子化してほしいでしょうか??

コンビニ⇒スーパー型の共同開発…

2012-06-14 20:30:55 | Weblog
こんばんは、ぐっちょんです

きょうはひんやりもぬけて
穏やかな1日でしたねぇ
でも、週末から来週にかけてはぐずつきそうです


では、本日の日経産業新聞から、21面の生活・食品欄からこの記事をピックアップ
『ビール共同開発
 高級品 キリンとセブン&アイ』

キリンビールとセブン&アイ・ホールディングスが
高級ビール「グランドキリン」を共同開発したと発表した
という記事

この「グランドキリン」は、キリンの自社製品の中で最も麦芽量を最も多く使用し
麦汁を煮沸する仕込み段階だけでなく、酵母を発酵する際にも
ホップを漬け込む新製法を採用し、コクや香りを高めているそうです

330ml入りの小瓶で店頭価格は238円とし、同程度の容量のビールと比べて
約20円高く設定しているそうです
なお、セブン&イレブンからの意見を取り入れ
500ml缶と同じ高さにすることで、棚に並べやすいように工夫しているそうです
また、容器は国内最軽量となる140gにして、栓抜きがなくても
開栓できるビンを新たに開発したそうです

まずは全国の酒類を取り扱う1万4000店のセブンイレブン限定で
販売を展開していくとのこと
でも、これはPB商品という扱いはしていないため
販売状況を見ながら、他のセブン&アイグループ系列や他のチェーン店にも
展開していくことは検討しているようです


この商品展開はおもしろいものですね
今や多くの商品において、コンビニ限定版というモノがあるなかで
酒類に関してはそう多くはなかったように感じます
そんな中でキリンは、イオンやファミリーマート等と
発泡酒を共同開発してきたようです
今回、高級品としてのビールを、スーパーや酒屋ではなく
コンビニ先行型で販売するというのは興味深いですね
もちろん、コンビニで販売するということの特性については
コンビニ側の意見を取り入れているのは重要なことですね

多くの商品において、同様の開発が行われているとは思いますが
まだまだ開発されていない分野も考えてみればいくらでもあるのでしょう
そこに気づいていち早く市場に投入することにチャレンジしてみませんか??

飲食店はしっかりと予約したい…

2012-06-13 19:21:49 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

梅雨入り以降で久しぶりの天気のイイ日でしたね
でも、朝は前日の雨の影響でひんやり…
カラダを冷やさないようにするのもたいへんなものです


では、本日の日経産業新聞から、17面の中小・ベンチャー欄からこの記事をピックアップ
『飲食店座席ネット予約
 エビソルがシステム 好みの品も蓄積』

店舗向け集客支援を手掛けるO2Oソリューションを展開するベンチャー企業である
エビソルが飲食店のHP上でお客さんが自由に座席を予約できるシステムを開発した
という記事

ぐるなびなどのシステムが普及したとはいえ、実際のところは
飲食店の予約は8~9割が電話経由で営業時間外の電話は取り逃している
ケースが多いようです
そこで、24時間365日予約可能な利便性の高いweb予約システムを
7月からリリースするそうです

店舗に直接出向く場合や電話での予約の場合においては
たとえ予約をしたとしても、あくまで座席の確保であって
座席の指定まではできないことが多いですよね
あくまで店舗側の都合だけで、席を指定されてしまいますよね
その結果、別の座席の方がよかったと思えることがありました
今回のシステムでは、店舗側の制御があったとしても
以前よりは利便性が高くなっていることを期待しますね

もちろん、このシステムを導入している店舗に対して
電話予約をした場合も対応は店舗側がシステムにて空き情報を確認して
対応することは可能になっているようです

店舗側のメリットとしては、顧客情報管理に活用するのは徹底しているようで
顧客ごとに来店履歴や好みの料理などの情報を蓄積することができるようです
この蓄積があれば、お客さんへのメニューの提案が可能であったり
新規メニューの検討にも活用できそうですね
飲食店版のCRMといったところでしょうか

このような機能を備えたシステムが
初期費用2万円、月額費用1万円から利用できるというのは
店舗側としても導入に対する抵抗感がそれほど感じられないように思います
十分にコスト以上の利益を産み出すことができそうですね


この予約システムは、どちらかといえば、飛行機を中心とした
旅客機等の予約システムに近いように感じました
既存のアナログな仕組みに対して、いかにユーザとエンドユーザにとって
利便性の高いと感じることができる、価値あるシステムを
作り出していくことが重要だと感じる次第です

世の中の不便なモノに対して、いかに便利なモノに置き換えることができるか
ふと気づけばいくらでもあると思いますので、考えてみませんか??

電源プラグで“見える化”…

2012-06-12 19:56:49 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

日経ビジネスアソシエに掲載された記事の反応が
様々な経路を通して頂いておりまして
素直に驚いていると当時に、大変に感謝しております


では、本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『プラグで消費電力測定
 三洋ホームズ プレハブ住宅販売』

三洋ホームズが家電機器の消費電力や設置場所の温度などを
測定できる電源プラグを備えたプレハブ住宅の販売を福島県で始める
と発表した
という記事

これは、富士通の「F-PLUG」と呼ばれる電源プラグをプレハブ住宅に採用して
プラグにつないだ家電機器や設置場所の温度、湿度、照度などを測定し
1分単位からプラグ内部のメモリに蓄積するのだそうです

居住者の生活スタイルを把握しながら居住者に情報を提供すると共に
データをいかし高齢者の熱中症や低体温症の予防につなげていくことを
狙いにしているそうです

東北地方の気候に応じた設計や間取りを採用して
平均的な価格は3000万円前後を想定していて
2012年中に30棟の建設を計画しているそうです


って、プレハブ住宅だけで9億円前後って大きすぎないか…
とは思ってしまいますが、これは少しの補助はあるようです
国土交通省による特定被災区域に対しての
「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されて
1棟あたり上限200万円の補助は出るようです…

どの程度のプレハブ住宅なのかが気になるところではありますが
これだけの費用となると、もちろん自治体側の補助がありますよね??
住宅金融公庫を利用しての一般家族での購入ではありませんよね??


将来的なことを考えて、安定した地盤でのこのような住宅の建築ではなく
特定被災区域に建築することは意義あることだとは感じます
本当に将来の“健康・省エネ・防災住宅”の普及につながっていけばと思います

賃貸情報サイトに似ているモノ…

2012-06-08 23:17:30 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

現在発売されている日経ビジネスアソシエでの
ノート術特集内にて、この日々のブログ記事作成に関連する
私のノート術が掲載されています
とてもタメになる特集ですので、閲覧されてみてはいかがでしょうか


では、本日の日経産業新聞から、15面の住建・サービス欄からこの記事をピックアップ
『賃貸住宅情報サイトを開設
 マイナビ』

就職情報のマイナビが賃貸住宅情報サービスに
進出する
という記事

ウェブサイト「マイナビ賃貸」を7月5日に開設し、首都圏の50万件の物件の中から
通勤時の最寄駅や所要時間などのエンドユーザが重要視する条件に合った
物件の検索結果を表示するといったものです

新入生や新社会人、新婚などのライフスタイルの変化に応じて
新しく住まいを変える人たち向けの特集のページを組んで
それぞれのニーズに合わせて物件を探すことができるように工夫し
エンドユーザの利便性には配慮するようです

マイナビとしては、不動産業者から物件の掲載料を得ることで
収益を確保し運営していく仕組みになっているということ


というわけで、これはリクルートによる「SUUMO」の
マイナビ版といえるところでしょうか
マイナビの場合は今のところは紙媒体がないという違いでしょうか

そもそも、こういったビジネスモデルに近いモノを
両社共にやっていますよね
そうです、就職情報サイトですね

求職者と企業の間で仲介するモノですね
企業から仲介側への支払が発生して
エンドユーザである求職者に対しては
無料でサービスを提供するモノがほとんどとなっています
就職後は、企業に自分の様々な価値を提供し
その対価を得ていくという流れにはなりますが

賃貸住宅情報サイトの場合では、
物件を求めている方と不動産会社の仲介をするモノですね
不動産会社から仲介側間への支払が発生しますが
物件と契約した方から不動産会社への支払も発生します
契約後は、住み続ける限り不動産会社あるいは家主に
家賃を支払い続けていくわけですよね


就職情報サイトと賃貸住宅情報サイトには共通している部分を
異なっている部分があります
共通している部分と異なっている部分を認識していれば
異業種向けサービスはいくらでも応用できるわけですよね

これらのコトをふまえたうえで、今後において
マイナビ賃貸がSUUMOといかに違うかと見せながら
自社サービスの価値を提供していくのか注目したいところですね