ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

アマゾンが電子メール 法人向け 「アウトルック」に対抗…

2015-01-30 19:23:16 | NewsPaper
今日はとあるシステム環境を検証環境で構築しておりました
パッケージをインストールする前に必要なファイルを
取込んだりしているのですが、どうも最新OSとの相性が悪いようで
四苦八苦しておりました...どうにか月曜日早々には終えたいものです


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『アマゾンが電子メール
 法人向け 「アウトルック」に対抗』

米Amazon.comが、法人向けの新たな電子メールサービスを始める
と発表した
という記事

…なんて記事を見つけたら、所属している会社の関係で
それは気にならずにはいられません

これは、Amazon Web Servicesが手掛ける新サービス
Amazon WorkMail」なるもの

http://aws.typepad.com/aws_japan/2015/01/amazon-workmail-managed-email-and-calendaring-in-the-aws-cloud.htmlより

マイクロソフトやGoogleといった大手が手掛ける既存のメールサービスから
簡単に移行できる仕組みを備えているそうで、大手の切り崩しを狙っているとか

導入にあたり、専用のメールサーバなどの新たなハードウェアの投資は不要で
受信ボックスの数に応じて月額課金のサービスになっているとのこと


さて、法人側としては、メールといったサービスへのセキュリティの要求水準は高く
マイクロソフトが手掛けるメールサービスのパッケージへの需要は高いわけです

AWSとしては、自社が手掛けるクラウドサービスでデータを管理するセキュリティ技術を
メール情報の管理にも応用し、安全性の高さをアピールしたいようです

そのメールデータ自体は暗号化した上で、保存場所をAWSが用意した世界各地のデータセンターから
選べるようにするようですが、現時点はまだ日本というのはないようで、このサービスの
日本での展開は現在のところ未定のようです

まず、自社のクラウドサービスを利用している法人に対して
提案して市場の開拓をしていくようですが、どこまで既存大手サービスのシェアを
奪っていくのでしょうか

とはいえ、日本においても数年後にはある程度のシェアを占めているのかもしれません
そこに対して既存大手サービス側はどのような革新的な技術等を以てシェアを維持していくでしょうか
絶えずその動きには目を光らせながら自らのスキルも磨いていきたい所存です

ねじにICタグ 効率点検 日立系など 締めた強さも記録…

2015-01-29 22:33:15 | NewsPaper
今日はとある3時間もある映画を観て来ました
3時間もあるのかぁと思っていたのが
十分に見応えのある作品で退屈せず
グッとくる作品でありました


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『ねじにICタグ 効率点検
 日立系など 締めた強さも記録』

日立システムズが工具最大手のKTCと協業して
橋などの公共物に備え付けたねじにICタグを埋め込み
一本一本を管理できるシステムを開発したという記事

ねじにICタグ...と聞いて、そういえば似たような記事を書いたと思えば
マンホール蓋にICタグという記事を書きました
しかも共に日立システムズです

日立システムズのICタグにかける意気込みを
十分に感じさせてきますね

今回のシステムでは、ねじを締めた日時や力の強さを記録して
点検作業を効率化するというもの

ねじを締める際の強さというのは弱過ぎても強過ぎてもダメで
適正な強さというのがあるようで、不適正の場合は工具のランプが点灯して
作業員に警告までするそうです

また、ねじ締めに使う工具「トルクレンチ」にICタグの読み取り機能を加えたそうですが
ねじにICタグを埋め込む技術は、マンホール蓋の記事でも書いたIROが手掛けているとのこと

点検作業をする業者や自治体にはサーバーに設置し、ネットワーク経由で
ねじを締めた時間と強さを送信する仕組みになっているとのこと
ねじ1個1個について確認できるというのメリットといえるでしょうか


記事曰く、同じ種類のねじで締められた似たような構造が繰り返される
橋などの大型の公共建築では、ねじを締め忘れることも多いらしく
大きな事故につながる危険があったというわけです

日立システムズとしては、橋などの設計を手掛けるゼネコンや
点検作業を請け負う業者に向けて年内をめどに販売を始めるとのこと

記事には金額面については書かれてはいませんが、それ相応の価格になっているのではないでしょうか
その金額に対して費用対効果があると見込んだところはこのシステムを採用するでしょうか

日立システムズとしては、2017年度までにICタグを含む公共設備の維持管理システムで
累計10億円の売り上げを目指すとマンホール蓋の記事でも書きましたが
まだまだおもしろそうな公共設備関係のシステムを開発してきそうですね

データセンター、2棟 富士通 群馬・兵庫、525億円投資…

2015-01-28 18:35:38 | NewsPaper
今日は午後からとあるセミナーへ参加しました
最近携わった案件に関連する内容で
それらを整理しながら基礎から理解することができ
有意義な時間になったかなと思います

さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『データセンター、2棟
 富士通 群馬・兵庫、525億円投資』

富士通が群馬県館林市と兵庫県明石市のデータセンターに
それぞれ新棟を建設すると発表した
という記事

富士通にとって館林と明石のデータセンターといえば
東西の旗艦データセンターと云われています
そこにさらにデータセンターを建設するということは
なんだかんだいっても富士通のビジネスは拡大しており
今後も拡大していくという予測と自信があってのことでしょう

館林の新棟は延べ床面積3万9千平方㍍で、4千ラックの設置
投資額は約460億円で2016年4月から順次稼働とのこと
明石の新棟は延べ床面積3200平方㍍で、500ラックの設置
投資額は約65億円で2016年6月から順次稼働とのこと
サーバーやストレージを搭載する収納棚の数は
両拠点合わせて約2割も増えるそうです

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/01/27.htmlより

データ処理や保管機能を高め、クラウド需要を取り込むようですが
両新棟の目的やターゲットは違うようです
館林の新棟は製造業や公共機関など幅広い事業者の基幹システムの運用といったことや
富士通がネット経由で提供するデータ分析や交通情報提供サービスなどの機能を拡張する
といったことがあるとのこと
明石の新棟は主に関東に本店を置く金融機関が災害などに備えて
データをバックアップするのに使う、いわゆるディザスター・リカバリー
といった目的があるとのこと

なるほど、改めてデータセンターに関する数字や個別の目的を垣間見ると
富士通の事業方針が十分に伺える内容になっていますね
さぁさぁ、これらの新棟の稼働が始まり、どこまでスペースが埋まっていくのか
その動きは興味津々ですね

通信インフラ 東京五輪に提供 NTT、パートナー契約…

2015-01-27 22:52:55 | NewsPaper
今日はとあるお客様との案件を始めるにあたり
キックオフ資料を作成しておりました
また未経験のパッケージに触れることになるので
大いに学び掴んでいきたいとワクワクしております


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『通信インフラ 東京五輪に提供
 NTT、パートナー契約』

NTTが、2020年開催の東京五輪・パラリンピックで
国内最高位となる「ゴールドパートナー」に決定した
と発表した
という記事

これは、大会運営に必要なネットワークの構築や運用
セキュリティーなどを担うというもの

NTT自体は、これまで1964年の東京五輪や1972年の札幌五輪
1998年の長野五輪・パラリンピックで通信サービスを
提供してきたとのこと

たしか、2002年の日韓ワールドカップにおいても
NTTが通信インフラを担当したという記憶があり
そこは揺るぎないなと感じる次第です

2020年の頃には、現在よりさらにネット中継の利用拡大や映像の高画質化などに伴い
通信量が増えることが十分に予想できます
また、サイバー攻撃というものを今よりさらに強力なものが
増えている可能性があるわけです

そういったことから、NTT東西地域会社やNTTコミュニケーションズ、NTTドコモと
固定通信と無線通信を含めた包括的な通信インフラの運営に参画するとのこと

IT業界に属する私自身としては、その傘下にどれほどの協力会社がいて
その辺りの力がどのように影響していくかというのも気になるところです
私が就職活動をしていたころは、某通信建設業大手の企業が日韓ワールドカップにおいて
このようなことを手掛けましたといった事例を語っていました

2020年の東京五輪については様々に云われてはいますが
さてさて開催の時はどのようなITインフラが構築されているのか
インフラエンジニアの私も気になるところです

無人管制塔 別の空港で制御 映像見ながら着陸誘導・・・

2015-01-26 20:37:57 | NewsPaper
今日は仕事鞄に日経産業新聞を入れ忘れ
自宅に帰ってきてから書いています
とはいえ、早々に帰ってきたので
最寄の鉄道沿線の人身事故の影響を受けず
まさに人間万事塞翁が馬の状態であります


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『無人管制塔 別の空港で制御
 映像見ながら着陸誘導
 OKI システム開発』

OKI(沖電気工業)が、空港の無人の管制塔を
遠隔で制御するシステムを開発したという記事

これは、無人の管制塔のカメラにソフトを組み込み
別の空港の管制塔まで映像を飛ばして、遠隔制御するというもの

そもそも、地方空港といったところで、管制官がいない
「リモート空港」があり、飛行援助センターと無線などで
やり取りして離着陸しているそうです参考>

今回のシステムでは、カメラに航空機を検地して追尾するソフトを
組み込み、別の空港で管制官が映像を確認しながら、飛行機に
着陸指示を出すことが出来るようです

航空機を見つけると画面上に四角形のしるしで囲んで表示するようで
カメラが航空機を認識する範囲であれば遠方にあっても見つけ出し
目視で確認が出来るようです

このOKIによるシステムによって映像を見ながら誘導できることから
より安全性も高まっていくというわけですね

また、このソフトが移動する物体を認識して四角形の印で囲むことから
防犯カメラにも応用できるようです
人や車などの移動体を四角形の大きさや色で表現して区別することから
不審な人物や車を見分けることができるようです


といったことから、空港の運営について、効率化と防犯につながる
システムを開発したというのは有意義なことだと感じる次第です
OKIとしてはこのシステムを官民の需要を取り込めるとして
まずは2015年度中の実用化を目指すそうです

2020年の東京五輪に向けてシステム開発側もターゲットを捉えているようです
今後も5年後に向けてどのようなシステムが開発されていくのか気になるところです

漏洩したパスワード 123456が最多…

2015-01-23 18:26:35 | NewsPaper
昨日に引き続きお客様の環境を再現するために
労力を使っております…
ネット上に散らばっているをかき集めて
どうにか考えて実現しているといったところです


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『漏洩したパスワード
 123456が最多』

セキュリティー対策ソフトを手掛ける米スプラッシュデータが
2014年に漏洩したパスワードのうち「123456」が最多だったという
調査結果を公表した
という記事

さて、そのベスト10は以下の通り

http://splashdata.com/press/worst-passwords-of-2014.htmより

この調査は毎年話題には上がりますが
どうしてこんなにも簡単なパスワードを設定するのでしょうか
それだけ考えるのが面倒だということでしょうか

2014年に漏洩した330万種のパスワードを分析し、25種類にしぼって順位付けした
ようですが、その25種類は漏洩パスワード全体の2.2%なんだとか
世界レベルということを考慮すると結構な数になるのではないでしょうか
数字をそのまま並べたり、そもそも「password」なんていうパスワードなんてねぇ…
「qwerty」というのは業界を感じさせるなぁなんて思いながら…

スプラッシュデータとしては、単純で弱いパスワードのリスクを理解して
より強固で複雑なパスワードに変更してほしい、と注意を呼びかけているとのこと

やはり、パスワードに関してはそれぞれのポリシーに沿った判定を
システムに取り組む必要はあるんじゃないかなぁと考えます
でもそれをやるとパスワードをしっかり考えるのが面倒だと
そのシステムを避ける人も出てきたりするでしょうか

いやはや、それにしてもパスワードはしっかり考えましょうねぇ

若い女性の♡つかめ ♥型のPHS ワイモバイル、通話に特化…

2015-01-22 19:08:37 | NewsPaper
今日はとあるお客様の環境を再現するために
まずは関連するパッケージをインストール等していたのですが
最終的に初期設定でブラウザ設定依存の不具合が発生するとは…
まだまだ明日も大変なのかもしれません


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『若い女性の♡つかめ
 ♥型のPHS
 ワイモバイル、通話に特化』

ワイモバイルがハート型のPHS「Heart 401AB」を
3月下旬に発売すると発表した
という記事

ウィルコムでPHSを使用し始めて7年以上経過している私なので
おもしろそうな記事だと感じて取り上げた次第です

このPHSは、機能を通話に特化した端末ではあるのですが
デザインにこだわり、おしゃれに敏感な若い女性の利用を
取込みたいのだとか…

http://www.ymobile.jp/corporate/press/2015/0121.htmlより

このある意味で斬新なデザインのPHSですが
待ち受け時はハート型で、通話する際などには
ひねって縦型に変形させて使うというもの

本体にはパール調の色を採用したり、液晶表示がボディーに浮かび上がったりと
細部にこだわっているとのこと
また、ハート型の充電器など関連商品もそろえるなどある種の気合いが入っています…

この端末自体を開発したのはエイビットという会社
どうやらあの「イエデンワ」や「ストラップフォン」など
ユニークなものを含めPHSデバイスはよくつくられてきたようです


さて、現実問題として、スマホに押されて契約者数が減少傾向にあるPHSではありますが
割安な価格が魅力で根強い人気もあるようです

昨年10月には番号ポータビリティ制度に対応し始め顧客流出が懸念されていましたが
記事内のワイモバイル側のコメント曰く、想定より減少幅は小さいとのこと

私自身としては、現在はWX10K DIGNO DUAL2を使用しています
今後もこの端末のようなPHS機能搭載のスマホが開発されるのかは
定かではありませんが、ユニークな活用ができる端末が出てくることを
楽しみにしています

建設現場 ITで効率・安全 コマツ、クラウド使い管理サービス 自動建機や無人ヘリ活用…

2015-01-21 18:57:00 | NewsPaper
今日はとある裁判の控訴審について
再び無罪判決が出たことを知りました
個人的に気になっていた裁判であったので
いい結果が出てなりよりです
ひとまず「踊ってはいけない国」にならないようにしないとね


さて、本日の日経産業新聞から、13面のものづくり欄からこの記事をピックアップ
『建設現場 ITで効率・安全
 コマツ、クラウド使い管理サービス
 自動建機や無人ヘリ活用』

コマツが、ITを活用して建設現場の作業効率や安全性を高める
新サービス「スマートコンストラクション」を2月に始めると発表した

という記事

国内の建設現場は震災復興工事や老朽インフラの更新などで
活況を呈しているそうですが、少子高齢化もあり人手不足に
悩まされているのが現実のようです

そこで、コマツが、顧客が抱える様々な課題を解決し
安全性や生産性も高められると自信をもったサービスを発表したとのこと

このスマートコンストラクションなるものの流れとしては

①現場の状況を把握する
 …無人ヘリによる測量、現場の3次元データ作成
②完成図面の3次元化
 …現況と完成形を照らし合わせ、施工範囲や形などを正確に把握
③土質や埋蔵物などの調査・解析
 …工事を進める上で大きな変動要因となりうる土質や地下の埋設物について事前に調査し解析
④施工計画の作成
 …シミュレーション機能で工期優先やコスト優先などで最適提案
⑤自動化建機による施工
 …施行データをもとに聖地や掘削を自動制御
⑥施工状況のリアルタイム把握
 …スマートフォンあんどで確認、急な設計変更にも対応
⑦工事の完了/維持保守
 …開始から終了まで施行情報すべてを蓄積し、再現可能

といったもので、随所に最近技術を取り入れていることを感じさせます

http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2015012011372914140.htmlより

これらの仕組みを活用すれば、生産性をあげることができたり
自動化建機を以て初心者でも複雑な作業ができたり
建機のそばで作業指示をする人員が不要となり事故リスクを削減出来たり
とメリットは大いにあるようです


コマツとしては、これまで作業工程における様々な箇所について
最新技術を世界に先駆け実用化してきたそうです
今回のサービスは、その集大成ともいえそうなソリューションサービス
と云えるようです

コマツと云えば、これまでITの導入については高く評価されていることは存じております
こうなってくると、単なるメーカーではなく、まさに顧客の課題を解決する
ソリューションプロバイダーともいえる企業ではないでしょうか

コマツとしては、まずは国内に導入し、早期に年間売上高100億円を目指すとのこと
将来的には海外での提供も視野に入れ、中核事業へ育成する考えとのこと
その中でさらに最新のITを取り入れていきそうなので、ITとして見聞するにしても
おもしろいことになっていきそうだと期待してしまいますね

データセンターの省エネ 機器の熱 集めて冷やす シュナイダー、設計も担当…

2015-01-20 22:32:16 | NewsPaper
今日は帰りにガガーリンに関する映画を鑑賞しました
国の名誉にかけて世界初の有人宇宙飛行を叶える
というその偉大さを感じさせてくれる作品でありました


さて、本日の日経産業新聞から、9面の環境・エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『データセンターの省エネ
 機器の熱 集めて冷やす
 シュナイダー、設計も担当』

データセンターの省エネ技術というのは
数年前から開発されてきました

最近はそんなに云われてはいませんが
グリーンITというキーワードがさけばれて以降
さらに注目を集めています

記事では、富士通グループのエフコムによる「福島データセンター」が取り上げられています
サーバーラックの2列を背中合わせに並べ、その内側を囲いで覆いこむ形の構造になっているそうです
これは、サーバー背面からの熱が溜まっているエリアと空調機器からの冷たい空気が溜まっているエリアを
つくるというホットアイル/コールドアイルと呼ばれる技術ですね
この技術をもって、データセンターの広い部屋全体を冷やすより消費電力を大幅に減らせているそうです

http://www.f-com.co.jp/datacenter/より

このデータセンターの施設面を手掛けたのがフランスからやってきたシュナイダーエレクトリックとのこと
この会社の強みは、IT機器を納入するだけでなく、建物の設計のノウハウも組み合わせて一元的に提供する
といったことにあるそうです

シュナイダー社には、1級建築士の資格を持つシステムエンジニアが複数在籍しているそうで
データセンターの建築計画が持ち上がれば、ゼネコンと協力して建物のレイアウトから
コンサルティングし、それに合わせてIT機器や空調機器、ラックの囲い等を組み合わせていくそうです

なるほど、日本のIT会社でそんなエンジニアはあまりいなんじゃないかなぁと感じます
このエンジニアはどちらの知識から身に付けていったのか個人的には気になるものです

シュナイダー社は、世界100カ国以上で事業を展開し、データセンター向けコンサルティングも
年間に約150件の実績があるそうですが、日本での本格展開はこれからとのこと
1月1日付でIT事業本部を担当する副社長に日本IBM常務執行役員だった方を迎えたとのこと
さらに国内市場の開拓を加速していくそうです

使われている技術自体は、グリーンITがさけばれて以降によく云われている技術ではありますが
それらを実際に構築していくにはIT技術以外にも必要な技術があるというわけです
そこに対して共に対応できるエンジニアがいるということ、これは大きな武器であると感じると共に
これからのエンジニアへの示唆に富んだヒントだと感じる次第です

マンホール蓋にICチップ 水道の保守・管理 効率化…

2015-01-19 23:30:22 | NewsPaper
今日は2時間で終わるはずだったものが
予想だにしない状況で時間がかかってしまい…
そういう時に目の前の状況に縛られてしまうと
よくない事態になるものです…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『マンホール蓋にICチップ
 水道の保守・管理 効率化 日立システムズ
 位置や履歴 一括で取得』

日立システムなどが、マンホール鉄蓋に埋め込んだICチップの情報を活用し
水道設備の保守や管理を効率化するシステムを開発したという記事

ICタグ関連技術を手掛けるIRO http://www.inoue-ro.jp/より

日立システムズは自治体向けに水道業務関連システムを手掛けているわけですが
その業務システムに連携する形で、ICタグの活用システムとして提案するというもの

ICタグにはマンホールの位置情報が記録してあり、今回の活用システムでは
位置情報とひも付けて点検履歴やどんな機器が設置されているかといった
関連情報を管理するというもの

通常、自治体などの水道事業者の職員は配管地図でマンホールを確認しながら
作業をするそうですが、近接するマンホールを混同するなどして事故やトラブルに
つながることもあったそうです

国内の水道では、右回りで開ける調整弁と左回りで開ける調整弁が混在しているとのこと
ICタグを介して作業員がこうした情報を一括して取得することができるようにして
事故を未然に防ぐというわけです
災害時には、病院につながる水道管など、復旧作業を優先すべきマンホールを
現場で正しく把握できるといったことにもつながるそうです



なるほど、こういったICタグをつかったシステムはありそうでなかったのかもしれません
それは、現場の声が蓄積されていけば、こういったシステムの開発につながるという
良い事例といえるのかもしれませんね

日立システムズとしては、このようなシステムをこれまでに数カ所に納めているそうで
ノウハウを蓄積して、水道事業者や電力、ガスなどへの営業に力を入れるとのこと
2017年度までにICタグを含む公共設備の維持管理システムで累計10億円の売り上げを目指すとのこと

マンホール蓋といったものにも情報技術で貢献できるというのは興味深いものです
つぎはどんな公共設備モノに情報技術が絡んでいくのか楽しみなものです

国内最大級ストレージ NTTデータ ドコモメール向け…

2015-01-16 18:38:57 | NewsPaper
昨日依頼されたとあるスクリプトの件
大変かなぁと思ったら意外とサクッとできてビックリ…
なんだかんだいって、ウマく動いた時の
達成感というものはやめられないものです


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『国内最大級ストレージ
 NTTデータ ドコモメール向け』

NTTデータが、NTTドコモのメールサービスで用いる
国内最大級のストレージシステムを構築したと発表した

という記事

クラウド型のメールサービス「ドコモメール」自体は2013年10月に開始し
2014年12月時点での利用者は約1800万人もいるようです
クラウド型メールサービスへの移行に伴って
サーバーで保管するデータ量も増加しているというわけです

NTTデータは、この状況に柔軟に対応するために
ストレージ容量を随時拡張することが可能な日本最大級の
クラウドストレージを用いたインフラを構築したとのこと

論理的容量として6.4ペタバイト(ペタは1000兆を表す)という
まさに国内最大級のストレージシステムのようです

とはいえ、メールの総容量というのはどこまでも大きくなっていきます
NTTデータとしては、OpenStackを使用し、小容量のストレージ装置を
多数組み合わせる分散型のシステムとし、後から装置を増やして
容量を随時拡張できる仕様になっているそうです

また、30㌖以上離れた複数の拠点に同じデータを保管し
障害や災害が発生してもサービスを継続運用できるようにも
なっているとのこと

http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/011500.htmlより

このようにして、データ量の増加に柔軟に対応できるように
NTTデータは構築したというわけですね

このストレージシステム自体は既に14日から本格的な利用が開始されたとのこと
ドコモメールの利用者はその恩恵を受けていることでしょうか
来週からはビジュアルボイスメールの提供を開始するそうで
ストレージシステムが役に立つということでしょうか

NTTデータとしては、今後も他のクラウドサービスにも適用していく予定とのことで
紙面を今後もにぎわしていくことでしょうか

取締役会の手続き代行 セコム ネット使い議事録承認…

2015-01-15 18:35:12 | NewsPaper
今日はとあるスクリプトの作成の依頼を受けました
開発となるとまさに10年ぶりぐらいにやるので
どこから手を付ければいいのやら、な状態ですが
ポイントをおさえてしっかりとつくりたいものです


さて、本日の日経産業新聞から、14面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『取締役会の手続き代行
 セコム ネット使い議事録承認』

セコムが企業の取締役会の議事録の承認手続きを
簡素にするサービスを4月から始める

という記事

取締役会の議事録というものは、取締役が署名・押印しないと
効力を持たないため逐一、総務部などが署名・押印してもらうわけですが
これをセコムが一部を代行するというもの

http://www.secom.co.jp/corporate/release/2014/nr_20150113.htmlより

取締役の事務作業をする管理者が専用のウェブサイトに議事録を登録し
取締役に署名を依頼するメールが送られ、メールを受け取った取締役は
サイトに接続して議事録を確認し、署名用のパスワードを入力し署名ボタンを押す
というもの

http://www.secom.co.jp/corporate/release/2014/nr_20150113.htmlより

議事録のデータ自体をセコムのデータセンターで保管するということから
会社法で定められた内容には合致しているようです

また、議事録の承認手続きに加えて、取締役全員が同意する意思表示をした場合に
決議を省略できる取締役会書面決議の電子化にも対応しているとのこと


で、このシステムを国内企業がどれだけ取り入れるのでしょうか
会社法には違反していなくとも、企業の意思決定である取締役の議事録を
外部に電子保存するというのは、昔ながらの企業には受け入れがたいところが
まだまだあるのではないかと感じます

とはいえ、紙の議事録を保管せずに済むというのはメリットではあるわけで
紙と電子の両方を保存していくというのはまだまだ続くようにも感じます

新進気鋭のベンチャーや中小企業なら導入するのかもしれないですね
1社の初期費用は10万円、基本料金は月額3万円とのことで、価格を低く抑えている
ことには魅力を感じないわけではないです


http://www.secom.co.jp/corporate/release/2014/nr_20150113.htmlより

セコムは、情報セキュリティ分野については昔から長けており
評価されているシステムや規格といったものを携えています
遂に国内初にして今回のサービスを始めるので、今後の実績がきになるものです
そこから、他社が同様のサービスをさらに革新的な内容で追随していけば
日本の社内文化といったものが変わっていくのか楽しみにしたいものです

空中に指で書き入力 富士通研 指輪型機器を開発…

2015-01-14 18:43:09 | NewsPaper
今日は謎の中国人から職場に私宛の急用電話がかかってきてビックリ…
他人と勘違いしているのかどこから情報が流れ分析されたのか
ある意味怖い思いをしたのでありました


さて、本日の日経産業新聞から、10面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『空中に指で書き入力
 富士通研 指輪型機器を開発』

富士通研究所が、空中に描いた指の軌跡から
文字を入力したり、PCなどを操作したりできる
指輪型の機器を開発したと発表した

という記事

これは、人さし指にはめて使うもので、デジタルカメラの手ぶれ補正に
使われるジャイロや加速度センサーを組み込んだ指輪型装置だとか

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/01/13.htmlより

人差し指の動きを検知して、指先で書いた数字やアルファベット、漢字を認識するとのこと
体の揺れと指の動きを分けることで認識の精度を高めることができたそうです

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/01/13.htmlより

文字を認識する以外にも、装置などに貼りつけたタグを読み込むセンサーも組み込んでおり
装置に指輪型の機器を近づけるだけで、点検に必要な情報を取得して眼鏡型ディスプレイに
映し出すといった使い方もできるようです
そうなってくると、カメラと連動して目の前の状況を撮影することも可能になってくるようです


この機器の用途としては、工場設備や自動車の点検で作業員が身につけるウエアラブル機器なんだとか
従来のウエアラブル機器は操作画面を触ったり、声で命令したりするわけですが
点検しながら数値や文字を入力したくても、操作の煩雑さや騒音の多さから現場では使いにくかったそうです

現場部向けウエアラブル機器としてはちょっとした工夫と組み合わせで
ある意味で画期的な機器となるのかもしれません
実際の工場などで2015年度中に実証実験をする計画とのこと
精度を高めていけば十分に実用化できるのではないでしょうか
"未来"の"現場"というものへとまた一歩近づいているのでしょうね

IIJ、不正送金対策 ネットバンク 利用者のPC仮想化…

2015-01-13 18:40:15 | NewsPaper
今日は夕方に東京にいるマネージャと会話
新年明けてこその叱咤激励を頂き
本当に自身から動いていかなければ
と切に考える次第です


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『IIJ、不正送金対策
 ネットバンク 利用者のPC仮想化』

インターネットイニシアティブ(IIJ)が
インターネットバンキングの不正送金対策サービスを始めた

という記事

これは、具体的には、ウェブブラウザ上から「仮想デスクトップ」に接続し
仮想デスクトップのウェブブラウザの画面情報のみが転送され表示されるので
エンドユーザのPCを介した通信情報の窃取や画面の改ざんを防御することが可能というわけです

http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2014/1225.htmlより

不正送金に関するウィルスというのは、ウェブブラウザを乗っ取って
エンドユーザに築かれないように送金先口座を書き換えるといった
巧妙な手口といったものが使用されています

そういった手口に対して、仮想デスクトップを利用する
というのは目の付け所がイイなと思った次第です

エンドユーザ側にとっても、専用アプリやブラウザのプラグインなどといった
さらに特別なソフトのインストールは不要であることから導入による負担はないのです
専用の接続先につなぐというだけで従来と同様の仕様を維持することができるわけです

IIJとしては、このサービスをメガバンクや地方銀行、信用金庫などといった
金融機関に幅広く需要があると見込んでいるようです

金融機関側としても、このサービスを利用するにあたっても既存のバンキングシステムを改修する必要はなく
導入済みのセキュリティ対策と連携した活用によって、更に強固なセキュリティ対策が可能になり
バンキングシステムへのアクセスをこのサービス経由に限定することで、多数あるブラウザやそのバージョンへの
対応といった開発負荷を大幅に軽減することが可能になるようです

なるほど、IIJとしては、顧客ユーザやエンドユーザへの負荷をできる限り
ないようにして仮想デスクトップを用いたサービスを開発したというわけですね

IIJは、このサービスにて3年間で数百社・団体からの採用を狙っているのだとか
採用が採用を重ねていけば、様々な銀行においても同様にネットバングサービスを
利用することができることになっていくでしょうか
今後のネットバンク利用といったものがどのようになっていくのか楽しみな限りですね

メールの対応遅れ防止 ネット炎上対策にも…

2015-01-09 21:20:13 | NewsPaper
今日は今宮戎でのえべっさんの宵戎に
会社メンバーにて行ってきました
足元の悪い中での宵戎ということで
それほど人は多くなくすんなりと
お参りすることができました


さて、本日の日経産業新聞から、9面の中小・ベンチャー欄からこの記事をピックアップ
『メールの対応遅れ防止
 インゲージ ネット炎上対策にも』

クラウドサービス開発のインゲージが
顧客問い合わせメールへの対応漏れを防ぐ管理ソフト
「リレーション」を開発した
という記事

って、プレスリリースを調べたら昨年10月ですけど
今になって記事になるんですね…

そんなことはさておき、このソフト
あらかじめ設定した単語を含んだ問い合わせメールに加えて
ツイッターのつぶやきを表示するというもの
最初は「未対応」扱いとなっており、放置されているメールやつぶやきを
可視化して対応を促すというもの

顧客から届くメールに加えて、ツイッター発信されたクレームなどといったものを
自動的に収集できるため、苦情が殺到するネット上の「炎上」対策にもつながるとか

なるほど、このところの炎上騒ぎがあったことで
このソフトを記事にて取り上げたのでしょうか

シンプルな仕組みではありますが、対応遅れを防止するためには
このようなソフトを導入してみるというのも一考モノでしょうか

このソフトの料金設定としては、2万件も保存できる「レギュラー」コースにて月額3万円
初期費用として5万円を必要とし、1年間で2千社からの受注を目指すそうです

私が所属する会社にはメール誤送信防止に関する製品を携えており
この記事にはひっかかるものがあり取り上げた次第です

膨大な量となり生産性の低下にもつながる恐れのあるメールをなくそう
という声が一方ありますが、なかなか現実問題として無くならないのが事実
そこに加えてこのところのネット上での炎上騒ぎ
それらに対して出来る限り早く対応するためにもこのようなソフトの導入
捉え方次第で導入する企業が今後は増えていくのか興味津々です