ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

映像管理と顔認証 連携 迷子捜索に パッケージ製品発売に キャノンMJとNEC…

2016-11-30 23:49:20 | NewsPaper
この2社が連携するのは実に興味深い…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『映像管理と顔認証 連携
 キャノンMJとNEC
 迷子捜索に パッケージ製品発売に』

キャノンマーケティングジャパンとNECが
ネットワークカメラの映像管理ソフトと
顔認証技術を連携させたパッケージ製品を発売した
と発表した
という記事

映像管理にキャノングループのマイルストーンシステムズ(デンマーク)のソフトを使用
NECが開発した顔認証ソフトを連携させ、映像から一人ひとりの人物を識別する機能を追加
リアルタイムと記録映像のいずれでも人物の検出が可能

記録映像を顔認証技術で分析し、迷子の捜索や不審人物の検出
といった用途を想定

http://cweb.canon.jp/newsrelease/2016-11/pr-video-management.htmlより

NECはサーバーや顔認証技術を持っていたが、映像管理ソフトはなかった
マイルストーン社の製品は世界トップシェア
顔認証技術を応用するためにはもってこいといったところだ

価格としては、画像の容量やカメラの設置数によるが
約130万円からとしている


両者が世界的にも評価を得ている製品や技術を抱えていることから
まさに、これぞ…!!といった連携だと感じる

ここからどれだけ世界に貢献できていくものなのか
その結果報告を楽しみにしたい

協調ロボ 派遣広がる 製造現場 設置簡単、人手不足補う…

2016-11-29 21:52:25 | NewsPaper
協調ロボという表現が、ユニークで上手いように
個人的には感じます


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『協調ロボ 派遣広がる
 製造現場 設置簡単、人手不足補う』

人と一緒に働ける「協調型」ロボットの登場で
製造現場で人材派遣ならぬ「ロボット派遣」ビジネスへの
期待が高まっている、という記事

これまでロボットを使ったことがない業界から
作業員の代わりに使いたいという声があるようで…

従来ある産業用ロボットは機械設備として
人との接触を防ぐ安全柵や動作を指示するプログラミングなどで
設置してから稼働するまでに1カ月ほどは必要だった

今回の記事で取り上げている協調型ロボットでは安全柵が不要
プログラミングも簡単で2,3日で設置できる
人手が足りない忙しい時期だけレンタルが可能

レンタル料金を人件費とほぼ同じにしているところがあり
求人広告を出しても人が集まらない場合に、ロボットで
代用できるというわけだ


AIやロボットが人間にとって替わる労働力になっていく
と世間では予測されているが、労働力の需要に応じて
適材適所にロボットを配置できるのなら、労働力としての意義は
より良く高まっていくのではないだろうか

結局のところ、ロボットが人手不足の解消となった時に
人間側がいかにして付加価値の高い生産性のある仕事が
できるのか、といったことになっていくのだろう

危険地点 運転手に警告 天候や時間帯も考慮 パイオニアが車載機器…

2016-11-28 23:48:02 | NewsPaper
インテリジェンスな車載システムを
損保と組んで提供するのは
興味深いものです


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『危険地点 運転手に警告
 天候や時間帯も考慮
 パイオニアが車載機器』

パイオニアが、クラウドを活用して事故の発生を
未然に防ぐ運転支援システム「インテリジェントパイロット」を
開発したと発表した
という記事

天候や時間帯、運転の傾向などのデータから
事故のリスクが高い地点を予測して運転手に警告する

パイオニア自体が、カーナビから収集した大量の走行データを分析して
急減速が多発する地点などを把握済み

これらに、運転時の天候や時間帯、車の走行速度、運転傾向などの
データを組み合わせて、個々の車両の状態に合わせた事故のリスクを
予測する

http://pioneer.jp/corp/news/press/2016/pdf/1125-1.pdfより

走行データをクラウドに送り運転手に音声と画面表示で警告するために
「常時通信型IoTデバイス」と呼ばれる車載機器を新たに開発した

まずは2017年4月より東京海上日動火災保険に提供し
個人向け自動車保険「ドライブエージェントパーソナル」に採用される

http://pioneer.jp/corp/news/press/2016/pdf/1125-1.pdfより

これは、パイオニアによるビッグデータ分析の成果が
車載機器として成果になったといえるでしょうか

一つの成果に終わらず、機器とクラウドのやり取りによって
精度は向上し、さらに先進した機器が開発されていくでしょうか

その時点の最新技術を有効活用し、さらに人々の安全を守る
機器が世に出されるのか楽しみにしたいものです

電子黒板で遠隔会議 マイクロソフトと連携 海外や在宅でも参加 リコー…

2016-11-25 23:33:15 | NewsPaper
既存製品で出来そうなことを
電子黒板でやるメリットをどうアピールできるか
といったことがポイントでしょうか…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『電子黒板で遠隔会議
 リコー マイクロソフトと連携
 海外や在宅でも参加』

リコーが米マイクロソフトのウェブ会議システムと連携できる
電子黒板を2017年に発売するという記事

リコーの電子黒板「インタラクティブ・ホワイトボード」は
PCの画面などを電子黒板に映し出し、専用のペンを使って
自由に書き込める

描き込んだ内容と映していた図面などをいっしょに電子ファイルに
保存でき、メール等で参加者に送付可能

マイクロソフトのウェブ会議システム「スカイプ・フォー・ビジネス」と
連携することで、その場にいない人も同じように参加でき
電子黒板に映した画像をスマホなどで見ながら書き込みをして
会議室側の電子黒板に反映可能、としている


電子黒板を使用しないでも同様のことはできそうです
以前なら”タブレットPC”で近いことをやっていた人も
それなりにいたのではないだろうか

とはいえ、現在あるソフトやシステムと自社製品を組み合わせ
スマホやタブレットを用いて、自宅や海外から参加できる仕組みとしては
ニーズを捉えたシステムともいえるだろうか

リコーとしては自社製品を売り込んでいくためにも
最適なシステムと結びついたと感じるところである

電子黒板の新製品として標準搭載していくようなので
顧客のニーズをつかみ営業をかけていくのでしょう

データ検索技術を公開 高速分析可能に ヤフー…

2016-11-24 18:50:32 | NewsPaper
gooブログでヤフーの話題を扱うという高速分析可能に…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『データ検索技術を公開
 ヤフー、高速分析可能に』

ヤフーが独自に開発した最新の
データ検索技術「NGT」を公開する

という記事

NGTは、テキストや画像など様々な高次元データを
「グラフ型」と呼ぶ方法で高速検索し、特定できる技術

200万件の言語データを検索した場合、検索精度90%で比較すると
既存の検索技術「FLANN」より12倍以上速い

ヤフーとしては、多くの技術者がNGTを自由に利用できる状態にして
グラフ型検索の研究を活発にすることを狙いにしている

世界中のデータサイエンティストの知見が集まれば
NGTの性能向上にも活かせるとみている

ヤフー自体がオークションサイトやニュース配信など100以上あるサービスから収集した
「マルチビッグデータ」の活用を進めており、データを軸にサービスの改善や新設に取り組む
といった考えを示している

良質なビッグデータを抱えていれば、検索技術を公開しても
競争力を失わないというわけだ


今回、外部企業などが商用や研究用にかかわらず、自由に利用できるようになるわけだが
自社の看板技術を公開しても、そこから得るものがあり、自社サービスを拡充していけるなら
充分にメリットがあるというわけですね

今回の公開に合わせて、さらに同業他社も自社技術をオープンにしていくのか
結果的に社会に向けてサービスが改善されていくのなら大いに期待したいものです

短時間配送、まとめ買い多く アマゾンの想定超す期待…

2016-11-22 23:44:18 | NewsPaper
Prime Nowの需要は意外なところにあるようで…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 短時間配送、まとめ買い多く
 アマゾンの想定超す期待』

アマゾンジャパンから最短1時間で配送するサービス「プライム・ナウ」について
「日常的なものを気軽に買う人が多いとみていたが
 必ずしもそうではなかった」というコメントから始まる
今回の記事<関連>


1年前のサービス開始以降、街中で広告を見かけたり
専用ワゴン車が走っているのを見かけたりしました

実際に利用した人の感想からは
本当に驚くほど早いといった声を耳にしました


アマゾンジャパンとしては、ビールなら1本単位で
必要最低限の品物を注文するといったコンビニ感覚で
お客様は利用するだろうと想定していました…

実際には、まとめ買いするパターンも多いようで
ケース単位の注文にも対応するようになり
こだわりの食材なども扱った結果、商品数は3.5倍に増えたのだとか

これは、「何でも買える」「いつでも届く」といった
アマゾンに対する期待値の結果のようです
運用の条件が厳しい短時間配送にも通常のサービスと同じ
品質が求められている、というわけです


プライム・ナウ向けの新倉庫が開設されたようですが
少ないスペースに棚を置き、スタッフが間を通って
賞品を取り出す形式となっているようで…

注文から配達までの早さには結局は人ありき
というのはアマゾンは徹底しています

人ありきの環境下で、今後もデジタル技術は駆使しながら
核心的なサービスを展開していくのか楽しみにしたいものです

AIでサイバー防御 企業向けソフト トレンドマイクロ…

2016-11-21 19:24:28 | NewsPaper
トレンドマイクロが法人向けソリューションに
本格的にAIを導入してきました…


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『AIでサイバー防御
 トレンドマイクロ 企業向けソフト』

トレンドマイクロが人工知能(AI)を搭載した
企業向けの情報セキュリティ対策ソフトを
提供すると発表した
という記事

今回の「ウイルスバスター コーポレートエディションXG」は
検知画面のAIが過去に見つかったウイルスのプログラムを学習し
特徴をつかむ

過去に発見されたものとプログラムが一致しない新種のウイルスが
登場しても、その特徴から悪質なものであることを見抜く

検知をすり抜けて、プログラムが起動した場合でも
挙動からウイルスと判断できる

正常なプログラムと見分けがつくように
AIは過去に発見されたウイルスの動きを学習
巧妙に隠ぺいした攻撃に対処できる、としている


http://www.trendmicro.co.jp/jp/about-us/press-releases/articles/20161118025513.htmlより

…と、AIの機械学習能力によって
これまでのシステムよりは誤検知は
あまりなさそうではあります

これでウイルス作成者とのいたちごっこが
解消するようなことにでもなればいいですね
とはいえ、作成者はAIを活用して
とんでもないウイルスを作成してくるのでしょうか…

今回のウイルス対策ソフトは、1000台のPCやサーバーに
導入する場合の価格は年間1台当たり2980円(税別)
2017年1月下旬から提供を始め、初年度200億円の売り上げを
目標としている

同業他社も同様にAIを活用したソフトを投入してくるでしょうから
果たしてどこまで数字を伸ばすのか楽しみにしたいものです

症例の検討 準備円滑に 病院用システム キャノンITS系…

2016-11-18 18:49:50 | NewsPaper
特定の会議に絞ったシステムを開発し導入できるなら
他の業界・業種にもいくらでも応用できそうです…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『症例の検討 準備円滑に
 キャノンITS系 病院用システム』

キャノンITSメディカルが、病院の症例検討会の準備を
効率化するシステムを開発した
という記事

検討会自体は、週1~2度の頻度で定期的に開催される
担当医が患者の治療方針を他の医師に説明する

必要となるデータの用意など患者1人につき
5~30分の準備作業が必要だったところを
新システム導入で自動化が可能

http://www.canon-itsmedi.co.jp/information/20161116.htmlより

検討対象となる患者は入院時や手術前など
診療科ごとにある程度方針が決まっている

従来は担当医らが対象患者を書き出し
各データベースにアクセスして事前準備をしていた

新システムでは、条件に従い電子カルテのデータから対象患者を抽出
検討資料として必要となる電子カルテの記録や医療用画像、検査データなどを
それぞれの専用データベースから自動的に取得する

http://www.canon-itsmedi.co.jp/information/20161116.htmlより

システム上に集めたデータは1つの画面上に整理して表示
検討会での質問にスムーズに対応可能


今回は、京都大学病院と共同で症例検討会に特化したシステム
「メディカル・カンファレンス・ポータル」の開発を発表
というものでしたが、今後も大病院向けに展開されていくのか
期待したいものです

音声翻訳アプリ 飛騨高山で動画配信実験 訪日客向け 凸版…

2016-11-17 23:28:32 | NewsPaper
ピンポイントに詰め込んだパッケージは
事例としてアピールポイントになるのでは…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『凸版、音声翻訳アプリ
 飛騨高山で動画配信実験
 訪日客向け』

凸版印刷が動画の多言語配信や自動音声翻訳ができる
訪日客向け観光アプリ「旅道」の提供を始めた
と発表した
という記事

スマホアプリ上で地図画面から観光スポットを選択すると
関連する観光情報を見られる

岐阜県の飛騨・高山地域においてアプリを用いて
訪日外国人周遊促進の実証実験を始める

飛騨・高山地域の観光スポット紹介動画配信や
商店・施設で利用できるクーポン券の発行
観光スポットの周遊を促すスタンプラリーを実施する

コンテンツ閲覧数やクーポン券の発行数、利用数などの
データを計測して、アプリの有効性を検証する

動画配信としては、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を用いた
観光コンテンツも提供する

http://www.toppan.co.jp/news/2016/11/newsrelease161116.htmlより

自治体と協力して、観光スポットに合わせた
自動音声翻訳や映像コンテンツの展開は有効ではないか、と

地域に合わせたコンテンツを組み合わせることができ
有効性を検証できれば、他地域においても導入するための
アピールポイントにもなると捉えます

最初は日本語と英語のみの対応
中国語や韓国語、タイ語、インドネシア語の対応も予定
とのことで、インバウンドのニーズに柔軟にも対応して
いってほしいものです

レンズなしで動画撮影 ロボット搭載を想定 日立…

2016-11-16 23:00:11 | NewsPaper
センサーの技術によって、レンズのいらないカメラが登場
するようになったんですね…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『レンズなしで動画撮影
 日立、ロボット搭載を想定』

日立製作所が、レンズを使わずに動画を撮影できる
技術を開発したと発表した
という記事

画像センサーで取得したデータに模様を付けておき
特殊な数式を使って画像データを分析し直して撮影画像を
再現する仕組み

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2016/11/1115.htmlより

画像センサーとフィルムを重ねた構造をしており
フィルムには、同心円パターンと呼ぶ模様をつけている

センサーに入る光線が作る影と、同心円の模様を重ね合わせて生じる
モアレ縞と呼ばれる縦じまから撮影物の位置を計算する

通常のレンズでの撮影に対して、得らえる映像は周辺が暗いが
現段階で手や果物などの動画を撮影可能
実証実験では1秒間に30フレームの撮影が可能だと確認された


確かに画像センサーを用いれば、なんとなくレンズレスカメラは
できなくもないのかなぁ、と思いつつ実用化となれば
それはたいそうな研究をされているのが予想できます

まずは産業用機器やロボット、モバイル機器への搭載を想定して
2年後の実用化を目指しているそうで、それらの恩恵をどれほど
我々が受けるのか楽しみにしていきたいものです

東大合格より産業応用 AI「東ロボくん」今年度も落第…

2016-11-15 23:10:04 | NewsPaper
AIの目指すところはそこでいいの!?
なんて思ってしまいます…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『東大合格より産業応用
 AI「東ロボくん」今年度も落第』

人工知能(AI)で東京大学の入試に挑むプロジェクトを進めてきた
国立情報学研究所(NII)などが、成果発表会を開き
2016年度の大学入試センター試験の模試で偏差値57.1を獲得した
と発表した
という記事

このプロジェクトは受験問題への挑戦を通じ
AIが頭脳労働などを担えるかどうかを検証する
目的で2011年度に開始された

NTTコミュニケーション科学基礎研究所や富士通研究所などが参加し
21年度に東大に合格する「東ロボくん」の実現を目標に掲げていた

4回目の挑戦となったセンター試験の模試では
5教科8科目の合計得点が525点(全国平均454.8点)、偏差値57.1だった

記事にはプロジェクトメンバーのコメントとして
「苦手科目があるというより、意味を深く理解しないと
 いけないことを聞かれると難しくなる」と…

とはいえ「偏差値50台の後半は確実に出せることが証明できた」
と一定の成果が得らえたと評価した


ある程度のレベルに達したということで、今後は
東大合格を目標にせず、産業応用などに軸足を使う、という…

って、これは多方面から様々なプレッシャーがあるのではないかと
推測してしまいます…

AIが東大を目指すという目標はおもしろいことではあるが
もっと産業界に役立つものになってくれ、という強い要望が
あったのではないかと考えてしまいます…

今後はどのような成果を産み出して世の中に貢献していくのでしょうか

トラックと荷主 マッチング スマホやGPSで運行把握 効率運搬、長距離向けに ハコブ…

2016-11-11 23:30:17 | NewsPaper
運送トラック版のUberといえる
サービスとなっていくでしょうか…??


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『トラックと荷主 マッチング
 ハコブ スマホやGPSで運行把握
 効率運搬、長距離向けに』

ITベンチャーのHacobuが、運送会社のトラックと
荷物を運びたい荷主とをマッチングする事業を来年初めに開始する
という記事

スマホアプリや車載機器を使って走行ルートを把握し
荷主の近くを通る車に集荷を依頼できるようにする

運送事業者向けのシステム「MOVO」に機能を追加し
効率的に荷物を選べるようにする

現在、トラックの走行データをアプリや車載機器から収集し
勤怠管理や日報作成などの業務を効率化するサービスを提供中
システムが持つ運行情報を基に荷物を効率的に選べるようにしていく

新サービスでは、集荷を依頼したい企業などは
配送先や荷物の大きさといった情報を登録し
近くによって荷物を受け取れる運送会社の中から依頼する1社を選ぶ

運送会社には荷物の取り扱いが増えるメリットがある
トラックが奏功する場所はスマホやGPSから割り出す
運送会社ごとに大まかな運行ルートが決まっており
荷主と結びつける際の判断材料とする

現在、運送会社に荷物を依頼する仕組みでは
人力で行われることがほとんどで
電話やFAXでの連絡が多かったようで
このアプリによって業務が生産的になっていくでしょうか

まずは東京-大阪間などの長距離トラックを対象にサービスを始め
2020年までには20万台の車が関わる仕組みにしたいと計画されている

果たして物流業界にどこまで影響を与えていくのか
今後の展開が楽しみな限りです

サイバー攻撃 データすぐ復元 被害調査システム テリロジー…

2016-11-10 22:48:23 | NewsPaper
サイバー攻撃の被害調査システムとしては
画期的なものになるのでしょうか…??


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『サイバー攻撃 データすぐ復元
 テリロジー 被害調査システム』

IT機器を販売するテリロジーは
サイバー攻撃の被害を調査するシステムの販売を始める

という記事

企業のネットワークでやり取りされるデータをすべて復元・保存し
サイバー攻撃による情報流出を察知した際に流出したデータの特定につなげる

サイバー攻撃の被害調査は一般的に「デジタルフォレンジック(デジタル鑑識)」
と呼ばれるデータ分析作業が中心となる
社内のサーバやハードディスクに残るデータやメールを復元し、解析する作業で
サイバー犯罪が多い米国で発展してきた

今回のシステムでは、企業のネットワーク内に流れるパケット(細切れのデータ)を取得する装置
データを復元する装置、復元したデータを蓄積する装置など4種類の機器で構成

サイバー攻撃を受けた場合、個人情報や設計情報、経営戦略情報など
重要な社内情報が社外に流出したかどうか確認し、迅速に対応が可能

社内ネットワークに流れていたパケットから
復元していたファイルを選べば盗まれたデータを特定可能

なお、このシステムでは、データを保存・復元する機能を中心とした仕様であり
自社でのデータを分析するするか、専門業者に依頼することにはなる

システム一式としては2000万円(税別)から、復元装置だけの利用では250万円(税別)から
となっている


攻撃の証拠や被害状況を明確にすることで
復旧や被害額の算定、対策をたてることには役立つので
企業の規模に合わせて導入を検討する価値はあるのではないだろうか

日本企業、取り組み67.2% ビッグデータで民間調べ…

2016-11-09 23:39:40 | NewsPaper
ある程度の規模の企業は
ビッグデータに関心は十分にある…
といえるでしょうか


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『日本企業、取り組み67.2%
 ビッグデータで民間調べ』

調査会社のガートナージャパンが
日本企業のビッグデータへの取り組みに関する
調査結果を発表した
という記事

従業員数500人以上のユーザー企業のIT担当者を対象にしたアンケートの結果
前年比1.6㌽増の67.2%の日本企業がビッグデータに向けた活動を
すでに進めていると回答した、と結果が出た

https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20161108-01.htmlより

「ビジネス部門はデータ活用で解決できる課題や新しいアイデアが多く埋もれていると思うか」
という問いに対しては、72.8%の企業が「はい」と回答した

https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20161108-01.htmlより

とはいえ、ビジネス部門との対話を進めているのは19%に過ぎない
4割の企業が1年以内に対話を始める見込みであることが明らか、なんだとか

多くの企業は、ビッグデータから得られる価値として
「将来の予測」「判断の自動化」「ビジネスプロセスの自動化」を挙げた

自動化には適切なアルゴリズムが必要ではあるので
結局、根本的なところではあまり変わらない
取り入れるものの種類や規模が変化してきた
といってよいでしょうか

この辺りを一つの情報としてとらえ
ITベンダー各社がどうソリューションに取り組むか
今後の展開に期待したいものです

保守点検にAR活用 電力システム 作業時間2割減 三菱電機…

2016-11-08 22:58:29 | NewsPaper
こういったシステムでもARを活用する視点は
興味深いものです…

本日の日経産業新聞から9面のフロンティアビジネス欄からこの記事をピックアップ
『保守点検にAR活用
 電力システム 作業時間2割減
 三菱電機』

三菱電機が、電力システムや昇降機、空調の保守点検に
AR(拡張現実)と音声認識を活用し、作業時間を2割減らせる
技術を開発した
という記事

3次元(3D)センサーを搭載したタブレットで、点検したい設備を記録
画像の特徴点などを抽出して設備の3Dモデルを作成、点検データと関連づける

作業者と点検対象の設備の距離に応じて、点検の順番や点検項目を
自動的に切り替えてウエアラブル端末上に映し出す

http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/1107.htmlより

作業者が点検しながら「異常なし」と声を出すと、システム上で結果が入力される
電源回路のアンペア数なども正しい数値との相違を音声で認識する
書類を見ながらでの点検作業で起きるミスを完全になくせる、としている

工場内は騒音が大きいが、人工知能(AI)関連技術である
深層学習機能を搭載し、精度を高められるようにした
線路の高架下と同等とされる騒音の中でも、認識率を95%を実現


三菱電機としては、自社内での機器の設置や設定の支援業務に活用
生産ラインの試験作業などの用途も想定
3年以内の事業化を目指し、外販も検討している

ARの産業向けの活用方法としては興味深い内容であり
どこまで生産的なものとして貢献できるか期待したいものです