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ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

自宅・外出先で「テレワーク」 レノボ、日数制限なくす 日本国内4社全国の拠点で…

2016-03-07 23:45:50 | cinema
日本IBMからの文化があるのか
気になるものです…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『自宅・外出先で「テレワーク」
 レノボ、日数制限なくす
 日本国内4社全国の拠点で』

レノボ・ジャパンやNECパーソナルコンピュータなど
中国レノボ・グループの国内4社は
4月から、自宅や外出先で働く
「テレワーク」の活用基準を緩和する
という記事

レノボ関連4社は従来もテレワークを許可していたが
「週1回」「週に3回」など日数制限があった

特別な働き方という意識が強く、テレワーク経験者は
全体の1/3にとどまっていたようです

そのため、本社の社員に限って、テレワークの日数を
制限しない試みを始めた
結果として、上司と部下のコミュニケーションが
むしろ密になったという予想外の効果が出たのだとか

「原則として前日までに申請する」「業務の開始時と終了時に
上司に連絡を入れる」といった運用指針を取り入れ
「その日に進める予定の仕事と、終えた仕事を上司に伝える
ようにしたことが良かった」とのこと

オフィスの場合、いつでも話しかけられるという安心感から
逆にコミュニケーション不足を招いていた可能性がある
ということです


オフィス勤務とテレワークによる勤務では
それぞれに一長一短はあるでしょうが
長年のオフィス勤務が作り出したデメリットを
テレワークによって解消できるのであれば
テレワーク導入のメリットは大いにあった
といえますね

対象範囲を全国の拠点に広げようとしており
国内約2千人のなかで、生産・保守、コールセンターなど
出社が必要な業務以外には日数を制限しない形で導入予定

同業他社にどこまで影響を及ぼしていくのか
状況は把握しておきたいものです

【休刊日版】ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987…

2013-12-09 21:22:08 | cinema
今日はおだやかな1日だったのだろうか
今朝、職場に着くなり今日は静かそうですねって…
果たしてそれがいいことなのかは定かではない


さて、今回の休刊日版は
公開日には見れていなかったけれども
見た人の評判はいいと聞いてやっぱり観てみた
この作品を取り上げます
ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987

史上最低で、最高のロックフェス
それが阿蘇山のふもとで行われた12時間の
オールナイト野外LIVE BEATCHILD

26年前に、そんな野外LIVEがあったことを
この作品を機に知ることができました

今思えば、とてつもないラインナップ

ザ・ブルーハーツ
RED WARRIORS
岡村靖幸
白井貴子
The Street Sliders
BOØWY
ハウンド・ドッグ
尾崎豊
渡辺美里
佐野元春

今じゃ生でその姿を観れないアーティストが
大スクリーンで観ることができるなんて
それだけでも貴重なことです

しかし、今のロックフェスにあるような祝祭空間が
そこにあったわけではないのです
開場前後には期待膨らむ気持ちの良い空間があったにも関わらず
いざ始まろうとすれば、止むことのない豪雨が繰り返されるわけです

いつかは止むだろうと思って寒さに震えようとじっとその場に居続けるオーディエンス
どうにか雨が小康状態になった時に奏でられ始める楽曲たち
その瞬間だけは最高の非日常空間になっていたことでしょう

よくこんな野外LIVEを最後まで敢行したものだと思います
ひょっとしたら、初回のフジロック以上のものだったと云われています
ということは、それこそ伝説となって後世に語られるわけです

現在のフジロックのように、口コミを端に発して
入念な準備がなされるようなフェス文化があるわけではありません
ただただ一晩のロックのお祭りという非日常空間に待ち焦がれて
その会場に8万人もの人たちがあふれていたわけです
それは今のロックフェスよりストイックなものが
あったといえるのかもしれません


そういう意味でも、物凄い音楽映画作品を観たと云っても過言ではありません
上映劇場は限られていますが、年内は公開中です
ぜひとも26年前の伝説の一夜をご鑑賞になってみてはいかがでしょうか

【週末版】横山健 疾風勁草編…

2013-12-01 20:08:08 | cinema
今朝はまた髪の毛をスッキリしてきました
最近は月初め前後に髪を切るようになってきました
月イチのちょっとした気持ちの切り換えっていうのも
ありですよね


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
横山健 疾風勁草編

90年代を駆け抜けた日本のメロコアバンドHI-STANDARDのギタリストであり
Ken BandのKen Yokoyamaであり
PIZZA OF DEATH RECORDSの社長であり
二児の父親である
横山健という人物の半生を見せるこの作品

私自身は、ハイスタをそんなに聴いてきたわけではないのだけれど
昨今の活動を見ていて、改めて横山健さんという人が
どんな人物であるかと知りたくて観た次第です

元々は、クラスに一人はいるやんちゃ好きの人気者で
先生にも好かれていたというある意味で子供らしい子供

そんな横山健少年がギターを持ったことで
パンクロックというものに出会い
HI-STANDARDを結成し
日本のパンクシーンの金字塔ともいえる
『MAKING THE ROAD』というアルバムを世に送り出したということ

HI-STANDARDの活動を休止した後は
Ken Yokoyama名義でKEN BANDとしての活動を始め
日本武道館でのワンマンライブまで行ったということ

東日本大震災をきっかけとして、HI-STANDARDが復活し
AIR JAMという巨大フェスを横浜スタジアムと東北で開催したということ

それらの裏側にある横山健さんの心境というものが
本人の言葉を以て伝えられます

横浜スタジアムでのAIR JAMがそもそもは
どういったことから開催しようとしたのかについて
明かされた真相については一種の衝撃さえ感じさせられます


数々のエピソードが明かされた後に
最後に横山健さんの生き方考え方が伝えられます
そこに私自身は共感を得ましたし、力を受け取りました
私自身が様々な環境や心境に置かれていますが
その言葉を受け取ることができ本当に良かったと心底思います

音楽の好みは人それぞれありますが
1人のパンクロックヒーローの言葉を受け止めてみる
というのは大変意義あることではないでしょうか

【週末版】ルームメイト…

2013-11-30 22:04:47 | cinema
今朝は、「新・午前十時の映画祭」に行ってきました
以前から観たかった「ニュー・シネマ・パラダイス」
ジュゼッペ・トルナトーレ監督がなぜ評価が高く
自身に響くセリフを描くのかが分かったような気がしました


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
ルームメイト

本格推理作家の今邑彩さんによる原作の映画化作品

北川景子演じる主人公の春海は交通事故で入院した病院にて
深田恭子演じる看護婦の麗子と出会いルームシェアをするところから
ストーリーが展開されていきます

春海は麗子と仲良く一緒に生活するわけですが
ふとした時に見せる麗子の恐ろしい言動に恐怖を感じ
交通事故を起こさせた高良健吾演じる謙介の元に
避難していくのですが…


ということで、ホラーサスペンスを感じさせる作品に見えるのですが
実はホラーというよりはサイコサスペンスな作品でありました

練りに練っている脚本になっており
時折見せるヒントに気付かなければ
真相が発覚するまでは理解できないようになっています

これは、よくできた脚本だと感じます
最後の最後につながって、実はあのシーンの真相は
そういうことだったのかと感じる次第です
この記事ではあくまでネタバレ無しで書かないと
本当にこの作品のおもしろさが半減してしまいます


作品を観るきっかけとしては、andropが主題歌を担当している
というだけだったのですが、十二分に楽しませてくれる作品でありました

【週末版】四十九日のレシピ…

2013-11-24 21:47:57 | cinema
今朝目覚めようとしたら足をつってしまい
うごめいて気づいたら二度寝をしてしまい…
どうにか朝一から映画館を巡って
3作品の映画を鑑賞することができました


さて、今回の祝日版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
四十九日のレシピ

じんわりとくるイイ作品をつくっている
タナダユキ監督による本作品

永作博美演じる主人公の百合子は夫の離婚問題を抱えながらも
継母の乙美さんが突然亡くなったことを受けて実家に戻ってくる
ところから作品は始まります

実家には石橋蓮司演じる父親と、生前の乙美さんにお世話になった
二階堂ふみ演じる井本がいたのでした

そこからは、乙美さんの遺言ともいえる“暮らしのレシピカード”を実践しながら
四十九日の大宴会を繰り広げようというストーリーです

この作品は、継母としての母親の四十九日というのがポイントになります
この人から自分が産まれてきたわけではないのだけれど
自身を献身して育ててくれた母親としての乙美さん
自分のおなかを痛めてまで育てた子どもをもってはいないけれども
多くの人々のお世話をしてきたという女性としての乙美さん

結局、その母親としての乙美さん以外のことを実はよく知らないという事実に対して
いかに四十九日の大宴会をして、素晴らしい人生であったことを抱えて
あの世に旅立ってもらうということを百合子が考えていくわけです

クライマックスとしては、その四十九日の大宴会を繰り広げるわけですが
その展開にはこの上ない程の感動の一幕が秘められています


私自身は、2年前に亡くなった私の祖父母の四十九日には立ち会えなかったのですが
そこではどんな悲喜交々があったことでしょうか
この作品にてちょっとした疑似体験をさせてもらいました

また、私の相方との将来を考えてみれば
感慨深いものを感じさせてもくれました


人生における母親という存在というものを改めて
考えさせてくれる名作ではないでしょうか

【祝日版】清須会議…

2013-11-23 20:33:45 | cinema
今日から公開の映画作品を2作品観てきました
ともにどこかシュールでクスッとさせて
どこかにジーンとくるところがあるかもしれない作品でした
近々ココでも書くことにします

さて、今回の祝日版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
清須会議

三谷幸喜監督作品第6弾
今回は、織田信長が亡くなった本能寺の変以降
誰が後を継ぐかを決めることについて
会議を用いて決められたという史実を
三谷監督流に描いた作品

史実としては、この後に豊臣秀吉が天下を取る
という周知の事実があるなかで
どういう風に秀吉が天下を取るための戦略を
実行していったかを魅せる作品であるわけです

秀吉がいかに自身を有利な立場にもっていくために
ライバルの柴田勝家より一歩抜きん出るために
こんな方法があるのかと感心する戦略ばかりです

その戦略は思い切った案ばかりです
それは普通は無理なんじゃないのと思えるものであっても
結局は一番の正攻法であるということを魅せてくれます

その裏では、黒田官兵衛という優秀な軍師がいたという話は
来年は大河ドラマになる分、随分と有名な話にもなってきました
その官兵衛を寺島進が演じており、かなりの名演だと感じる次第です


舞台出身の三谷監督だからこそ創ることができた
三谷監督初の時代劇モノと云えるでしょうか
あ、三谷作品をずっと観ている人なら存分に
楽しめるネタ満載の作品となっております

日々、戦略を練っているような方にも
参考になる作品かもしれませんね、ぜひ一度ご鑑賞を

【週末版】THE STONE ROSES:MADE OF STONE…

2013-11-17 14:39:50 | cinema
朝から穏やかな時間を過ごせております
この後は移動して夜遅くまで映画を2本鑑賞予定
熱くなれるものがありそうです…


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
THE STONE ROSES:MADE OF STONE

THE STONE ROSES
1983年にイギリスのマンチェスターにて結成され
80年代後半から90年代前半にかけて起きた
マッドチェスター・ムーヴメントの中心的存在として活躍し
名盤として語り継がれるアルバム2作を発表した後1996年に解散したバンド

というわけで、私が音楽を詳しく聞きはじめた頃には
リアルタイムで聞いていたわけではありません

90年代後半以降には、日本国内でもUKロックを意識したバンドが出始め
その中のバンドでストーン・ローゼスを意識しているバンドがいたことから
私はデビューアルバムの10周年記念盤を買ったことで
ストーン・ローゼスの音を知りハマった次第です

重くもどこかキラキラした繊細な音を奏でる
ギター・ベース・ドラムの楽器の音に
音外しの境目を行き来するヴォーカルの歌唱力が
何ともいえない心地よいグルーブを起こしている
奇跡的なバンドといえましょうか

そんなストーン・ローゼスが一昨年に突如を再結成を発表し
昨年から活動を再開しました
これぞ奇跡の再結成ともいえる出来事です

この作品では、『THIS IS ENGLAND』のシェイン・メドウズ監督によって
以前の活動時代の栄枯盛衰、今回の再結成発表以降の
ストーン・ローゼスの姿を追いかけた作品となっています

日本のストーン・ローゼスのファンが歓喜したように
英国のストーン・ローゼスも同様に身をもって歓喜して姿を
見ることができるというのもおもしろくてたまらないものとなっています

以前の活動時代の最後はなんとも悲しい終わり方をしていたものの
今回の再結成においてはメンバー間の絆はゆるぎないもののようで
今後の活動も彼らのペースで続けられていくことを期待できるものとなっています

ストーン・ローゼスが本当に好きな日本のファンは絶対に見逃せない作品
ならびに特に日本では最後の最後まで見逃せない作品になっていることを
ここに書いておきます

【週末版】ばしゃ馬さんとビッグマウス…

2013-11-16 14:04:24 | cinema
今夜はとあるところにて
思い切り泣きじゃくることができた一夜でした
さぁ、すっきりとして次へ向かいます


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
ばしゃ馬さんとビッグマウス

プロのシナリオライター、脚本家をめざす
男女を描いた作品

自分の夢に向かって突き進んでいきたいとは思うものの
夢が叶うのはごく一部の人だけ

その一部以外の人は、ずっと夢を抱いているけれども
こじらせてしまっている人だったりするもの…!?

麻生久美子演じる馬淵みち代は、ずっと一次選考で落選しか
したことがなく、次が最後だと思って応募し続けるものの…

片や安田章大演じる天童義美は、ふとした幼い頃の出来事をきっかけに
自分には世界を揺るがす才能があると思い込んで、もうすぐ
いいものが降りてくると思っている自称もうすぐ天才脚本家…

このある種正反対な性格なようでいて、実は共通している部分がある
男女が共に自らの脚本を作り上げていくという物語

これを単純なハッピーエンディングにせず
それでも面白くして、小ネタ満載の作品に仕上げた
吉田恵輔監督の手法はおもしろいものです
そこは過去に観た監督作品の『純喫茶磯辺』から
ブレないところが好きですね

自分には才能があるとかないとか向き不向きがあるとか
悩んだりする時はこの作品を観てスッキリとしてみてはいかがでしょうか

【休刊日版】42 世界を変えた男…

2013-11-11 08:15:37 | cinema
今朝は、土曜日に休日出勤した分の対応にて
ちょいと早めに出社しております
その分、こうやってココに書くことができるのも
いいものです



さて、今回の休刊日版は
公開日には見れていなかったけれども
昨日ようやく見ることができた
この作品を取り上げます
42 世界を変えた男

黒人初のメジャーリーガーである
ジャッキー・ロビンソンを描いた伝記作品

そんなにメジャーリーグに関する知識は持っておらず
この作品にてジャッキー・ロビンソンという人物を
知った次第です

黒人差別が顕著に残っていた第二次世界大戦後
白人選手だけで構成されていた400人のメジャーリーガーの中で
たったひとりの、そして初めての黒人選手が
ジャッキー・ロビンソンであったということ

当時は、黒人選手に対する誹謗中傷はとんでもなくひどいもので
そんな状況下で相手がしかけてきた誹謗中傷に屈することなく
仕返しをすることなく、野球を愛し、試合に勝つことに尽力し続ける
まさにプロフェッショナルであるメジャーリーガーを貫き通した
ジャッキー・ロビンソンが偉大な人物であることを実感します

あれだけの誹謗中傷を受けていれば、精神的に壊れてしまっても
おかしくはない状況下であると感じてしまいます
決してグラウンドの上ではプロフェッショナルを貫いています
それは相当な自尊心がなければできないことなのではないでしょうか

そんなジャッキー・ロビンソンを信じ支え続けた奥さんのレイチェル・ロビンソン
オーナーのブランチ・リッキーを始めたとしたチーム経営者
そして当初は反対していても自らを省み共にチームとして戦った
ブルックリン・ドジャーズのメンバーがいたからこそ
ジャッキー・ロビンソンという偉大なる選手が後世も語られている
ということなのでしょう

ジャッキー・ロビンソンのメジャーリーガーとしての考え方やその生き方は
観た者の生き方や働くということに対しての考え方に良き影響を与えてくれる
ものではないでしょうか

【週末版】スティーブ・ジョブズ…

2013-11-10 18:43:50 | cinema
今朝は地震で目が覚めてしまいました…
長く感じる揺れにはビビりましたが
落ち着いて今日やりたいことをやって今に至る
といったところです


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
スティーブ・ジョブズ

言わずと知れたアップル・コンピュータの創業者
スティーブ・ジョブズの伝記映画作品

未来を見据えた製品を世に送り出す天才的な人物
そんな天才は一般の人から見れば非常識な人物に見えるもの

周りから何と言われようと、製品というな未来を
創り出すということに対して徹底的な完璧主義を貫く
スティーブ・ジョブズという人物

自分もこんな風になることができるのならば
ぜひともなってみたいと思うものなのですが
どこか保守的で妥協しているところもあるという風に
気づくところがあってまだまだだと思う自分がいて…

本当に革新的な未来を思い描き、それを実現することが
いかに大変で、それでいて魅力的なことであるかも
見せてくれる作品でもあります


ストーリー自体はiPodの発表プレゼンに始まり
ヒッピー生活を謳歌している学生時代からアタリの変人
もう一人のスティーブ、スティーブ・ウォズニアックが創り出した
コンピュータに出会いアップル・コンピュータを創業
つくりたい製品のために会社の金をつかいまくり
アップルを追われ、またアップルに復帰しこれからというところを
描いています

というわけで、近年のアップル・コンピュータまでを
描いているわけではありません
そこについては賛否あるようですが、世によく知られた人物を
忠実に描いてもおもしろくないのかもしれません、あくまでよく知られているので
そこから、いかにスティーブ・ジョブズの人物像を描くために
彼自身の生き方を魅せるストーリーにすべきであるか
ということに重きをおいたのではないでしょうか
それこそがクレイジーと呼ばれる人物のクレイジーな描き方
の一つと云っていいのかもしれません

できることならこんな生き方や働き方をしてみたいと思いつつ
日々をつなげた未来というものを謳歌する生き方をしていこうと
徒然感じるのでありました…

【週末版】潔く柔く…

2013-11-09 23:39:18 | cinema
今日はちょいとばかし出社して
大変ではないけど重要な任務を遂行…
その後は有意義な時間の使い方を


今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
潔く柔く

いくえみ綾さんの原作コミックの映画化作品

いくえみ綾さんは、奥田民生さんの楽曲をモチーフにした
トリビュート漫画『スカイウォーカー』で知って以来
気になった漫画家さんでありました

この『潔く柔く』も作品名からして気になりつつも
原作コミック自体は読んでおらず、予備知識なしで
観てみることにしました

長澤まさみ演じる瀬戸カンナは
15歳の夏に幼なじみの高良健吾演じるハルタを
交通事故で亡くし、自身の行動に憤りを感じ
ずっと次の恋に踏み出せないまま大人になってしまった女性

そんなカンナは岡田将生演じる赤沢禄と出会う
その禄も幼い頃にクラスメイトの望実を目の前で交通事故で亡くし
自分だけが生き残り、幼い子を見かけるだけで苦しくなってしまう


そんな親しい異性を亡くしてしまった男女が
ずっとココロに抱えて生きていくことについて
見詰め行動していくストーリー

人間、だれしもが暗い過去を抱えていてもおかないというもの
罪悪感に囚われながらも、そこからいかに未来に希望を見出して
また前を向いて生きていくことができるか

観ていて酷なところはいくらでもあるわけですが
そこを陰からでも支えてくれている人がいるだけでも
生きていけるものというもの

亡くした相手の遺族というものは
同様に抱えて生きていくわけで
そのあたりの描き方というのも興味深いものです

個人的なことを云えば、私の過去、学生時代のあの時に
“いく”ことができていれば、今はまた別の人生を
歩いていたのかなぁと個人的な感慨にふけるという
ことも抱いていたのでありました…

観る人それぞれの過去を思い出したりしながら
ジーンとくる作品といえるのではないでしょうか

【週末版】人類資金…

2013-11-02 22:40:15 | cinema
今日は早朝からぐるりと10Km走ったり
映画館をまたいで2本も鑑賞したり
これから浅草酉の市へと10Km走ったりと
駆け巡る1日となっていきます


さて、今回の週末版
公開日初日に観たはいいがココに書けないで溜まっていた
この作品を取り上げてみます
人類資金

福井晴敏原作、坂本順治監督のこの作品
M資金と呼ばれる旧日本軍の隠し資産をキーとした
世界経済を揺るがそうとする危険なマネーゲーム
を取り上げたストーリー


ひとまず、少し難解な作品となっている作品です
予備知識なしで鑑賞したわけですが、まず思ったのは
M資金というのは本当に存在するものなのか
ということ

旧日本軍が金の延べ棒をアメリカから奪い
それを日本軍の秘密資金として、戦後の復興のために
運用するべく秘密裏に使われていた…のか、本当に!?

作品の中では、結局あったような、なかったような
よくわからない存在として動いているようにも見えます
だからこそ、詐欺の格好のネタにもなるわけで…


そのうちに、作品は、失敗した石油ベンチャーの株価を
操作する動きがあったり、そこにアメリカ投資会社が関わってきたり
架空のアフリカの国の独自の開発路線の話が加わってきて
感動させるストーリー展開があったりして…


これ、坂本監督の大作の傾向によくあるのですが
中身のよく詰まった原作小説を無理くりに2時間強に収める
という手法でなんだかよくわからない作品に仕上げる
ということに当てはまっています

この作品、小説を読まないとよくわからないところがけっこうあるかと思います
映画を観て小説を読んで、もう一度映画を観ると、本当のこの作品のおもしろさに
気づくことができるのはなかろうかと感じる次第です

それにしても、この作品で、あのヴィンセント・ギャロをこんな風に
演じさせるという贅沢な作品であったことを付け加えておきます

【週末版】東京シャッターガール…

2013-10-26 22:05:29 | cinema
観たはいいが、ここに書くのが追いついていない
映画作品がいくらかありまして
気づけば、この作品は昨日まで公開の作品
となってしまいました


東京シャッターガール

独特のタッチが印象的なコミック
「東京シャッターガール」の映画化作品

コミックでは、都内の高校の写真部にいる
いわゆるカメラ女子を描いた作品ですが
映画では3本の監督の異なる短編・ショートショートを集めた
オムニバス作品となっております

ケータイ・スマホのカメラが浸透している中で
クラシックカメラを持ちどんな写真を撮るか
ソコに対して、写真を撮るということが
どういったことなのかということを3人の主人公の
女子高生が見つめるというもの

写真に収めるということは、そのものを殺すことなのか
生かすことになっていくのか、一瞬のきらめきを残す
ということについて再考させてくれるものです

東京都内にある風景の中に佇む女子高生を
それぞれの監督なりの綺麗な情景描写が描かれているのが
とても印象的な作品でありました


レイトショーだけにしておくのはもったいない作品
DVDなどでお見かけする機会がありましたら
美しい映像を堪能したいかたはぜひにオススメさせて頂きます

【週末版】男子高校生の日常…

2013-10-20 22:51:25 | cinema
今日は雨の中なのに
朝から動き続けていて
あっという間に一日が終わっていくという感じ
充実してると感じているから十分アリです


さて、今回の週末版では、先週末から公開で
観ていたこの作品を取り上げます
男子高校生の日常

原作コミックが書店に並んでいる頃から
気になっていた作品ではあります

私自身は共学高校出身だったので
男子高校ならどんなものだろうなぁ
アホなことばっかりやってたろうなぁって思うもので

もちろん、共学高校でもアホばっかやってましたよ
特にお昼休みの食堂でバカ騒ぎをよくやってました
まぁ、周りはその上をいくらでもいくバカがいましたが…


さて、この作品のストーリーとしては
男子高校が隣の女子高校と共同で文化祭をやることになる
というもの

普段は女子高生と接する機会がない男子高校に
女子高生がやってくるとなれば、それは相当な話題のものに…
女子にビビる男子や、女子の前で勘違いしたカッコつけの男子がいたり
その勘違いのバカっぷりをひたすら貫いた作品になっています

作品としても盛り上がりもあるのですが
それも残念なオチがやってはくるわけですが…

ホントに男子高校生のバカ一直線の日常を描いた作品で
難しい事一切考えないで楽しめばいい作品ではないでしょうか

【週末版】陽だまりの彼女…

2013-10-19 23:59:00 | cinema
今夜は中学の友人のレコ発企画イベントLIVE で立川へと
お客さんを取り囲んで13人のギタリストが爪弾く
静寂なギターの調べによるアンサンブルに酔いしれた一夜でした


さて、今回の週末版では、先週末から公開で
観ていたこの作品を取り上げます
陽だまりの彼女

元々は越谷オサムさんの小説
この小説の表紙からして気になっていました
あとは友人が素敵な書評を書いていて
さらに気になっていた時に今回の映画化

女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1
なんていうキャッチコピーがあればなおさらで


中学生の時に出会い、そのまま離れ離れになり
10年後に再び出会い、付き合い、結婚する
でも、彼女には秘密があって長く続くことができてなくて…

たしかに女子が男子に読んでほしいというのもわかります
松本潤に上野樹里という配役に
『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩監督
山下達郎による主題歌、ビーチボーイズ「素敵じゃないか」がテーマソング
それはそれは素敵な作品に仕上がっております


さてさて、この彼女が抱えている秘密というもの…
これはまさしくファンタジーテイストになっております
とはいえ、先日に書いた『ムード・インディゴ うたかたの日々』
に描かれるようなファンタジーとは違うものです
日本人が見て違和感を感じさせないようにしている
素敵なファンタジーテイストになっていて
作品の質を高めるものになっているといえるかもしれません


こんな素敵な恋愛経験があったらいいですよね
観客を素敵な気分にさせてくれる気持ちのいい作品ではないでしょうか