ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

写真にどんな情報を付加するか…

2012-05-31 19:42:31 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は横浜駅の東口方面に行ってきました
ちょうどお昼の時間だったけど、意外と
最適なランチの店がなかなか見つからず
ちょっと大変でした


では、本日の日経産業新聞から、17面の生活・食品欄からこの記事をピックアップ
『写真にサイズ書き込み
 天馬がアプリ 家具購入時などに』

「Fits」シリーズ等の収納ケースを見たことがある
プラスチック製品の天馬
写真に長さや幅などの情報をスマホに入力できる
アプリ「写真にサイズメモ」を開発した
という記事

家具などを購入する時に間取りのサイズを記入した
メモを手軽に作成して持ち運べるというもの
収納ケースのカタログもアプリに掲載し
40~50代の主力顧客以外にスマホアプリに親しんでいる
20~30代にも顧客拡大につなげたいそうです

写真に対しての付加メモをファイル名に入れて
ファイル名を長くするのも煩わしいですし
別途、メモを別の機能・アプリに入力しても
リンクしなければ、使いづらいものですよね


プラスチックメーカーがこのようなアプリに携わることは興味深いことです
こういうことなら、家具屋さんも携わってもいいのではと感じます
通っていた大学キャンパスの近所には家具屋さんが集まっている
家具団地という地域がありました
地域全体でのカタログも含めて携われば
販売促進も変わってくるのではと感じます


収納用品や家具にこだわらず、ある程度の大きさを伴ったモノであれば
いくらでも応用ができそうに思えるアプリです
異業種の企業・業界が自らのための販売促進ツールとして
アプリに投資する価値はあると思うので
今後も特色あるアプリが出てくることを楽しみにしたいところです

紙から電子への即時性…

2012-05-30 20:34:15 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は初めて神奈川の大和市へ行ってきました
神奈川での土地勘がそんなにないので
小田急の乗り換えに失敗したと気づいた時には
けっこうあせりましたが、どうにかなりました


では、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『カタログ 紙・電子同時に
 大日本印刷 時間半分、製作費2/3』

大日本印刷と子会社のDNPメディアクリエイトが
一つの印刷用データから紙のカタログと電子カタログを
同時製作する開発した
という記事


現状では、紙のカタログを製作した後で電子カタログを
作り直していたそうです

今回のシステムは、DTPソフト上でカタログ用の印刷データを作成する際に
紙とデジタルのそれぞれに適したレイアウトを自動的に生成するための
属性情報をソフトからメニュー選択によって容易に付加するそうです

このシステムによって、製作時間を半分に
製作コストを3分の2にできるようです


このシステムはカタログという媒体を扱うことを主としていますが
他のモノにでもいくらでも応用することができそうですよね

現状として、雑誌の電子版が徐々に始まりつつありますが
雑誌の場合は、紙媒体として発売された後、約2週間後に
その電子書籍版がようやく発売されるようです
しかも、紙媒体より電子書籍版の方が価格が高かったりすることが
実際に発生しています

これでは、いくら電子書籍を読める機器が普及し出したとしても
電子書籍による雑誌としてのメリットが見い出せないことがあります


様々なしがらみが実際にはあるのでしょうが
それを今回のシステムを応用すれば、電子書籍版の作成も
容易になるかもしれない可能性がありますね


徐々に普及しつつある電子書籍について
ユーザ・エンドユーザがよりメリットを見出せるものを
今後も業界をあげて開発されることを期待しています

ありそうでなかったつり革…

2012-05-29 19:40:39 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は初めて蒲田に行ってきました
子供の頃は“かまた”って読めなかったです
麺バカ息子、ウマかったです


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタル・ベンチャー欄からこの記事をピックアップ
『携帯かざすと広告情報
 つり革にフェリカ 春光社』

交通広告代理店の春光社が非接触通信技術「Felica」を組み込んだ
鉄道用のつり革を開発した
という記事

満員電車で立っている時、手元につり革に広告があれば
見てみることはありますよね

最近だと2次元バーコードのQRコードはよく見かけますよね
でも、コレはあくまで携帯電話のカメラを起動する必要がありますよね
満員電車の中では操作がやりづらいですよね
そもそもそんなことを満員電車ではやろうとは思わないでしょうが…

そこで、Felica、いわゆるお財布ケータイの機能を持つ携帯電話を
利用するわけです

この機能ですが、以前、駅構内のデジタルサイネージで
見かけたことがあり試したことがあります
特にボタン操作をする必要がなく、携帯電話をかざすだけで
勝手に該当のサイトが開かれ、その手軽さにはビックリしました

今回は、春光社が「ストラッぴ!」(仮)と名付けて
つり革の持ち手の上部にFelicaの読み取り機を設置したもので
日本初ということで、特許も申請中だそうです

さらに、独自技術としては
広告主は、誘引日時やアクセス環境、タッチしたつり革がどれなのかまで
わかるシステムを導入したそうです
今までの交通広告ではできなかったこのような効果測定ができるのは
広告主にとっては十分なメリットといえそうですね

まずは、HISの広告の一環として6月3日まで
東京メトロの銀座線と丸ノ内線のそれぞれ1編成に計624本のつり革に
設置していくそうです


この展開の結果によっては、他の路線・鉄道会社に普及していきそうですね
あくまで鉄道関係の広告に活用していく予定だそうですが
これは鉄道以外にもいくらでもビジネスチャンスがありそうですよね
紙面以外の広告を出せるところでいかに広告を出して
広告主側の有効な情報を取得してもらうかが
この広告媒体の価値といえるのでしょう

IIJがPOSを…

2012-05-28 19:35:12 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

先週末は、いい天気が続きましたが
私はスポーツを観るのもやるのもしていました
しかし、今週は突然の雨に見舞われることが多そうですね


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『IIJ、POS事業参入
 iPad活用、初期費用1/10以下』


IIJといえば、日本初の商用ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)から
幅広くITサービスを提供している会社です

そんなIIJがPOS(販売時点情報管理)システムサービス事業に参入する
という記事です

iPadを活用したクラウド型で「IIJ Smart POSサービス
流通小売業を主なターゲットにして
清算、売上管理、在庫管理等の基本機能に加えて
販売促進などの顧客管理機能などを含めた
総合的なサービスを提供するようです


POSといえば、据え置き型の機器をともなったが従来からあります
ハードメーカーや関連会社がサービスを提供し
業界のシェアもある程度固まっているものでした

とはいえ、この業界もこういったクラウドやタブレット端末の活用は
注目していたことでしょう
そこにIIJがIIJというブランド・技術を活用して
POS事業に参入するというのは興味深いところです


従来の据え置き型のPOSではサーバー構築の必要があり
ものによっては数百万円以上の導入コストが発生する場合があります
今回のクラウド&タブレット型では、初期費用は従来より1/10の21万5000円から
iPad1台当たりのサーバー管理費用は2万円/月に
バーコードスキャナやクレジット決済端末をオプションで個別見積り対応
諸々があっても従来より十分にコストを下げることが可能になりますね


このサービスが提供されて、世の中に浸透して
ある程度のシェアを獲得した場合、既存メーカーの動向が注目のところです
IIJだけがもっている技術力に対して、いかに自社のオリジナリティを
出して追随することができるのかといったところでしょうか
POSと何を絡めることで、どこで導入コストを落として
どこで売り上げ収益を確保するのか、業界の切磋琢磨を期待しております

HPもトコロ変われば…

2012-05-25 18:26:08 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はところにより昼前後から夕方にかけて雨
という予報がありましたが、職場のあたりでは降りました
ところにあたるというのもなさそうでありそうなことですね


では、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『HP、M&A頼みに決別
 プリンター不振、2.7万人削減
 研究開発費を捻出
 自前での成長めざす』

アメリカの方のヒューレット・パッカードが
全社員の8%に当たる2万7000人を減らす大規模な
リストラに乗り出すという記事です

日本のHPの方は、以前はお仕事でもお世話になったことが多々ありますが
今回はアメリカ本社の話です

まず、M&Aですが、アメリカといえば頻繁に行われています
他社でイイ技術があれば、自社でも同様に行うのではなく
M&Aで自社のモノにすることは往々にしてあります
日本人の感覚的には、受け入れ難く感じることもあります

HPも当然のように行ってきました
メリットのあるM&Aもあったのでしょうが
価値を産み出すことができなかったM&Aもあったでしょう
Palmなんかがその代表例といえるかもしれません
当時は、成長分野だと感じていても
現在のApple製品の隆盛等を見ても分かる通り
市場のシェア拡大を果たすことができませんでした

プリンターの不振についても、iPadを代表とする
タブレット端末の普及によって、わざわざプリンターに出力する
メリットを感じられなくなったというのも大きいのかなと
記事を読みながら、個人的に感じます

同様の企業としてはIBMが近いでしょうか
IBMの場合は、よくよく考えてみれば
選択と集中の手法がHPよりは上手なのかもしれません
メリットを見出せなくなったモノは
さっさと他社に売却して手放したのは有効だったのでしょう
その点においてはHPは遅れを取ったのかもしれません

今後、研究開発費を捻出して
将来を見込んでいかに世の中にとって価値ある商品・サービスを
提供することができるかによって、成長できるかということか
重要になっていくでしょう

デスクトップが電池で…

2012-05-24 19:25:54 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日、再びナトリウムイオンを用いた記事を取り上げましたが
今朝の記事では長岡技術科学大学によるものが掲載されておりました
それだけ大学研究者にとっては旬なのでしょうね


では、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『デスク型も電池稼働
 NEC、法人向けPC 時間帯で変更』

NECが昨日、法人向けPCシリーズの新機種を発表しましたが
そのなかでデスクトップPCで充電池による稼働に一時的に切り替えらえる
機種を発表した
という記事です

元々は、デスクトップPCは移動させることを想定していないので
AC電源から電力を供給するのみです

今回、約3.1時間の動作が可能なバッテリを内蔵することが可能で
「ピークシフト機能」に対応し、優れた節電機能を実現できるようです
また「夜間充電機能」により、昼間のバッテリ駆動で消耗した
バッテリの充電を、予め設定した電力需要が少ない夜間に
自動的に充電することで更に節電に貢献できるようです

バッテリ内蔵時には、不意の停電時に自動的に休止状態に移行する
「停電時休止機能」も使用可能とのことで、大事なデータを停電から保護できますね
いわゆるデスクトップPCにUPSが内蔵されたといってもいいでしょうか


これはまさに、東日本大震災並びにその後の節電意識が
もたらしたデスクトップPCといえますね

データへの被害も実際はあったことでしょう
節電意識がいわれ出した途端にピークシフト機能がいわれ出しました


個人的に気になる点としては、この内臓バッテリの寿命です
充放電を定期的にしなければ、寿命は突然やってくるものです
様々な法人のお客様がいるでしょうから、そこはNECの保守力に願うところです


この機能は、今まで実現することは可能だったのかもしれませんが
ニーズがなかったことがあるのだと推測します
しかし、東日本大震災を受けて、ようやくニーズが出てきたのでしょう
東日本大震災から1年後ではありますが、出来得る限り
早く世の中に提供することにも価値があるのだと思います
今後、他メーカーにも手掛けていくのか注目したいところです

ナトリウムに注目…

2012-05-23 19:27:52 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は蓄電池に関する記事が多く見かけました
ちょっとしたところで富士通の電池会社のFDKが
約1,800回くり返し充電して使用可能な電池
富士通 充電池」を発売します
このキーワードからあの充電池を思う方もいることでしょう
FDKはその充電池をOEM供給してましたから、こうなって
当然と言える出来事といえるでしょうか
それにしても、このネーミングとデザインはダサくないでしょうか??


では、本日の日経産業新聞から、7面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『電極にナトリウム
 全固体電池を試作 室温で動作
 大阪府立大』

大阪府立大学の林 晃敏 助教・辰巳砂昌弘 教授らが
次世代蓄電池と期待される「全固体電池」で
電極にナトリウムを使ったタイプを試作した
という記事

先週もナトリウムを用いた記事をピックアップしましたが
それだけナトリウムという物質には注目されているということですね

全固体電池というものを初めて知りました
負極、電解質、正極の全てに固体材料を用いた電池とのことで
安全性が高く長寿命で、様々な電池形態を取り得るという点で
次世代の革新型畜電池としてその開発が期待されているそうです

こちらも、海水に豊富にあるということで、ナトリウムに注目したそうですが
ナトリウムを使った全固体電池では初めて実証したそうです

試作した結果としては、室温で動作し充放電を10回繰り返しても
性能が劣化しなかったことを実証したそうです

この結果がどういうことにつながるかといえば
電池全体としてのエネルギー効率が向上するとともに、電池の小型化や軽量化が可能となり
高安全性と高エネルギー密度を両立した革新型蓄電池として期待できるのだそうです


先週取り上げた記事のものでは、5年後の実用化が当面の目標とありましたが
今回の全固体電池の実用化も同じぐらいなのでしょうか
大学発の技術がどれほど企業に採用され、商品開発へとつながっていくのか
立場が違えば視点は異なってきますが、世の中に貢献できる
電池が今後も開発されていくことに注目したいところです

地震発生後いつ動くか…

2012-05-22 19:56:13 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日から東京スカイツリーがオープンですね
初日早々、あいにくの天気で上空は強風のため
エレベーターが止まったとのこと
展望台にいる人にとってはたまったものではありません


では、本日の日経産業新聞から、9面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『地震発生時の高層ビル
 2~3分後、人動きにくく
 気象庁、19棟で調査』

東日本大震災では、高層ビルにいた人の多くが
揺れ始めてから2~3分後に床が大きく揺らぎ
最も動きにくかったと感じていた
という記事

気象庁が東京都と大阪市の20階建て以上の19棟のビルにいた人を
対象に聞き取り調査をした結果がこれです

建物の揺れは加速度の記録から1分半~2分後が最大だったようです
高層ビルでは加速度だけをみて避難を呼び掛ける場合もあり
体感の揺れにも備える必要がありそうです

免震や耐震に対応したビルでは、地震が発生した際には
船酔いのように揺れを感じることがありますよね
それは我々は動きにくくなるものですよね

高層ビルの地震対策では加速度が指標になる場合が多いそうです
高層ビルに設置される防災センターでは加速度だけを監視する
場合がほとんどだそうです


東日本大震災発生当時は、私は群馬の職場にいました
揺れが非常に大きくなる前には机の下にもぐりましたが
地面の揺れがなくなったと感じるようになっても
建物自体はまだ揺れているように感じて
逃げるタイミングがわからなくなりました


この調査書を一通り見てみましたが、各頁や最後のまとめを見ると
すでにわかっていると思えるようなコメントが見受けられます
この調査結果を以てだけでなく、気象庁や危機管理計画に関わる
あらゆる企業が今後の対策を恒久的に取り組む必要があるのではないでしょうか

古くて新しい自動車…

2012-05-21 18:47:24 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

皆さんは今日は金環日食は観られましたか??
私はガッツリと観ることができました
金環の時はその興奮に酔いしれておりました


では、本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『-グリーンテクノロジー-
 交通安全環境研 まきで走る車 時速60㌔
 ナラの木使い可燃ガス生成』

交通安全環境研究所(NTSEL)が1月末に公開した
まきを燃料として走行する「代燃車」が話題になっている
という記事

この記事を見て、まず思ったのが
今さらまきなんて…どういうメリットが!?ということ

昔はあったというのは教科書で知った話
ディーゼル車の普及と共に姿を消しています


そもそもの発端としては、東日本大震災が発生後
しばらくはガソリン供給が滞り、自動車を走らせるのも
一苦労ということがありました

そこで、NTSELは非常時の燃料として木に着目したそうです
その発想は逆転の発想でおもしろいものです

とはいえ、研究員の中に乗っていた経験のある方がいたとしても
まきで車を動かす詳細なノウハウを持っている方はおらず
木の選定から試行錯誤したそうです

間伐材等として排出されるスギ等様々な木を用いて実験した結果
断面が4cm角程度、長さ6cm程度、水分含有率50%程度に乾燥させた
ナラの木がよいのだそうです

ナラのまきを蒸し焼きにしてメタンや水素のガスを発生させ
ガスに含まれる灰の粉や炭等を取り除きます
その後、冷却器で冷やし体積を小さくし濃度を高めます
そして、木の皮をフィルターにしてガスを清浄し
エンジンを動かすだけのエネルギーを得られるのだそうです


エコカーをつくることが推進されていますが
非常時においてはエコカーを利用したいとは
いってられない状況が実際に起こる可能性があるわけです
そのような時に捨てられる木を使う車を利用するのは
ある意味で究極のエコカーなのかもしれませんね
ふとしたところから見えてくるパラダイムシフトを
考えさせてくれる記事といえます

タンポポがタイヤに…

2012-05-18 22:06:46 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日から日比谷ではオクトーバーフェストが開かれております
私も行ってきまして、ゆったりと楽しんできた次第です


では、本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『タンポポから天然ゴム
 ブリジストン タイヤ試験製造へ』

ブリジストンが、「ロシアタンポポ」から
タイヤに使える天然ゴムが取れることを確認したと発表した
という記事

米国オハイオ州の産学連携コンソーシアム「PENRA」のなかで
温帯に生息するロシアタンポポの根から抽出したゴムの物性を検証して
ブリジストンの独自技術を使って精製すると現在使われている天然ゴムと
同等の強度などが得られることがわかったそうです

今後は、2014年までにオハイオ州立大がロシアタンポポの大量栽培を手がけ
ブリジストンがタンポポ由来のゴムを評価しタイヤの試験製造を目指すそうです

強度が高くタイヤの6割を占める天然ゴムは
熱帯の東南アジアに偏っている「パラゴムノキ」が主流を占めているようです


ロシアタンポポ、初めて知りましたが、見た目は普通のタンポポですが
一般的なタンポポとは全く異なる植物のようで、根部に天然ゴムを含んでいる植物
ということなるようです

ブリジストンは、ロシアタンポポ以外にも従来の天然ゴムよりも
有効な資源を探しているなかで今回のロシアタンポポを発見したのでしょう
そこに海外における産学連携が功を奏したということになるのでしょう

ブリジストンは、「100%サステナブルマテリアル化」という長期的な目標を掲げています
その実現はとてつもなく大変なものになることは十分に予想されます
その中で世界によりよい価値あるものを提供するということを
タイヤ・ゴムというものをつかって実現しようということ、今後も注目です

ナトリウムで電池を…

2012-05-17 19:07:17 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は関西・関東で急な天候の変化が予報されておりました
大阪では局地的に雷雨が発生したそうです
明日の東京はどのようなことが発生するでしょうか


では、本日の日経産業新聞から、11面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『-先端人- 東京理科大学准教授 駒場 慎一氏
 ナトリウムイオン電池 開発
 優れた素材生む醍醐味』

最近のデジタル機器・ハイブリッドカーでは
リチウムイオン電池が使われています

原子番号3番のリチウムオンが負極と政局の間を往復して
充電と放電を繰り返している高性能化が急速に進んでいる
2次電池ですね

とはいえ、リチウムはレアメタルであるために
日本は輸入に頼らざるを得ないわけです
また、正極に用いているコバルトが有毒で高価
なのも課題となっています

これに対し、この駒場さんが注目しているのが
周期表でリチウムの一つ下にあるナトリウムを用いた
ナトリウムイオン電池だそうです

ナトリウムというと、塩の主成分であるわけで
塩は海には無尽蔵にあるわけで資源問題が解決できる
という考えだそうです

なるほどぉ~と思ってしまいますね
海水からとれる塩で電池ができるの??ってビックリしますよね

現在の一般の市場に出回っている塩は
ナトリウムと塩素から配合して生成された純度の高い塩です
海水から生成された塩では不純物が混じっているから
どうなの??って思いますよね

そこで、ふとあるエピソードを思い出しました
シャープの液晶技術のエピソードです
不純物が混じってしまった液晶の方が
不純物が触媒の役割を果たして反応がよくなるということを

海水を用いたナトリウムイオン電池の方が
精製すれば質の高い電池ができるのではないかと
個人的に推測する次第です


駒場さんは、ナトリウムイオン電池を試作し
2011年9月に100回以上の充放電に成功し
蓄えられる電気の容量もリチウムイオン電池の6割を達成したそうです
さらにGSユアサと共同でリチウムイオン電池を上回る性能の正極を開発し
英科学誌に発表したそうです

今後は、リチウムイオン電池より普及させようと意気込み
5年後の実用化が当面の目標だそうです


5年後の電池製造業界はどうなっているでしょうか
韓国・中国勢が現在よりさらに邁進しシェアを拡大しているでしょうか
あるいは、日本の製造業の底力を発揮し、シェア奪還しているのでしょうか
または、別の急進国が現れているかもしれません
そんな中でこのナトリウムイオン電池が市場にどう影響を与え
私たちの生活にいかに恩恵を与えるいるのか
注目したい今後の電池といえるでしょう

地震に対して、新幹線ができること…

2012-05-16 19:53:21 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は最高気温が27~28℃あったそうですね
ということは職場のエアコンがある程度は効いてて
逆にヒンヤリと寒く感じてたら
気づけば、私だけジャケットを着てました…

では、本日の日経産業新聞から、1面この記事をピックアップ
『震源地までの距離と方角
 地震後、0.5秒で計算
 鉄道総研』

鉄道総合技術研究所が地震の震源地までの距離と方角を
従来の半分から4分の1の時間で割り出す技術を開発したという記事

元々、鉄道各社は地震発生を素早く検知するシステムを整備しています
震源地までの距離や方角を発生した地震波のうち最初に届く
揺れ始め2秒までのP波を解析して割り出し地震の影響が及ぶと
想定される地域を走る車両に大きな揺れが到達するかを
判断し、必要があれば列車を停止させるわけです

300Km/hで走行中の新幹線は80m/s強で進みます
ブレーキをかけ始めて停止するまで100秒程度かかるために
素早く指示する必要があります


今回の新手法としては、揺れ始めから0.5秒程度までのP波だけを用いて
距離・方角を即時算出するようにしたそうです
この手法によって、従来より約120m手前で停止できるようになるそうです
このことで、脱線や高架からの転落、建物への衝突等の
リスクを減らすことができます

さらには、算出時の誤差が大幅に減るそうです
やはり、誤差はあったのですか…
この手法によって、距離の誤差は12%減り、ほぼ正確となり
方角の誤差は従来より28%少ない49°になると…
従来よりはマシになったそうです…


この手法にて、JR東海等に採用を働きかけ
3年後をメドに実用化を目指しているそうです

3年…やはり開発されたとはいえ、年月はかかるのです
それまでに大きな地震がこなければいいわけですが…

あとは、停止後のJR側の対応がどうなっているかが重要だと思います
運転をすぐに再開できれば問題はないですが、そんなことはあまりないでしょう
津波を想定した停止後の避難手段を確立することが
必須の条件になってくるのではないでしょうか

人を運ぶ手段としての鉄道が人を運べなくなった時
いかに人を運ぶことができるかが重要だなと感じる次第です

電子黒板をスライド…

2012-05-15 19:56:29 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日みたいな雨の日はふと物思いに耽ることがあります
SEはSystems Engineerのことですが
別の意味をあてて自分のキャッチコピーができないかなぁ、なんてね


では、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『スライド式電子黒板
 空きスペース不要
 日立ソリューションズ』

日立ソリューションズが、教室の黒板に据え付けて使える
電子黒板を発売する
という記事

黒板メーカーの日学と協力して開発されたものということです


黒板やホワイトボードに取り付け左右に動かして使えます
使わない時は黒板を外にずらしておくことも可能です
このシステムでは新たなスペースが不要で設置しやすいのはいいですね

PCをつないで用意した教材は電子黒板上部の設置している
専用のプロジェクターを通じて電子黒板に映し出すようです
さらには、タッチパネル昨日として、指操作による画面の
縮小・拡大も可能のようです

これで1台120万円程度、初年度は約300台の販売を見込んでいるそうです
この数字を実現できるのなら、たいしたものだと思われます


黒板に教材を映写する場合、そもそもは
透明のOHPシートをよく使っていましたよね
そこからPCの普及によりプロジェクターを用いる
ことが多くなってきました

そこから、最近では独立した電子黒板が徐々に登場してきました
あくまで、既存の黒板の補助的な独立したものでした
それが、今回の電子黒板を利用すれば、既存の黒板にも対応可能となり
さらに電子黒板というものが普及する可能性が大きくなっていくわけですね

そうなれば、学校側の対応も十分に必要になってきます
せっかく導入したのであれば、教師側も電子黒板を有効活用した
授業計画を自然と組む必要が出てきてもおかしくはありませんよね

個人的には大学への普及が促進すればなぁと思います
企業出身の教授でデキる教授によっては大胆な活用方法を
考案されるのではないかと思います
ヒューマンインターフェイス関係の研究室が
もっと画期的な電子黒板を研究開発する可能性もあるかなと思います


未来に希望を持つことができる子どもを育てるためにも
電子黒板という1つのツールではありますが
価値あるツールが今後も開発されることを願うばかりです

ドクターカーとな…

2012-05-14 19:15:15 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

ここのところ朝晩はひんやり、昼間は暑い日々が続いていますね
ジャケットを着るかどうか迷うことが多くありますが
もうすぐしたらジャケットのいらない日々がやってくるのでしょう


では、本日の日経産業新聞から、12面の医療・バイオ欄からこの記事をピックアップ
『「ドクターカー」試験運用
 国立循環器病研究センター
 人工心肺補助装置など搭載』

大阪府吹田市にある国立循環器病医療センターが
患者を治療しながら搬送する専用車「ドクターカー」の
試験運用を始めるという記事

「ドクターカー」という言葉
この記事を見て初めて知りました
実は数年前から徐々に導入されてきたそうです

素朴な疑問としては
救急車とどう違うの??
ということを思いました

今回のドクターカーは、人工心肺補助装置などを搭載しており
救急車では対応が難しい重症患者もカバーできるそうです


私も1度、救急車のお世話になったことがあります
あくまで救急車は病院に到着するまでの応急措置をするんですよね
しかも、最寄りの病院の救急用ベッドが空くまで待機するか
対応できる病院を見つけるまでたらい回しになることもありますよね
そのことを考えたら、ドクターカーというのは必要になってきますよね

ドクターカーと聞けば、ドクターヘリのことを思いつく方も
いるかと思います
これはスペース上の違いがあるのでしょうか

今回のドクターカーは、マイクロバスをもとにつくっており
人工心肺補助装置や人工呼吸器、心電図モニターなどの
様々な医療機器を搭載しており、医師2人と看護師1名が
乗り込んで治療もできる十分な広さを確保しているそうです
心筋梗塞や心不全等の重症患者を他の病院から
国立循環器病研究センターに搬送するケースを想定しているそうです


なるほど、適材適所にこのドクターカーを配置していくということですね
いくら医療技術・機器が発達していっても、使うべきトコロで使わなければ
意味がありませんよね。そのおかげで患者を助けることができるのならば
許容範囲内のコストの中で今後も各地で普及していくことを願うばかりです

国を動かすかもしれない調査…

2012-05-11 20:17:49 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は穏やかな1日となりました
このまま週末もよき日を過ごしましょう


では、本日の日経産業新聞から、12面の医療・バイオ欄からこの記事をピックアップ
『ケニアで2国間排出枠事業
 NTTデータ系』

この見出しではよくわからない内容ですが
NTTデータ経営研究所がケニアで
「2国間クレジット(排出枠)制度」の調査事業を実施する
と発表した
という記事

日本の省エネ機器や再生可能エネルギーをケニアで導入したときに
温暖化ガスをどの程度削減できるかを試算して
ケニア政府に省エネなどを効果的に進めるための政策を
提言していく方針だそうです

日本の経済産業省としては、現在は
2国間クレジット制度自体はまだ導入はしていなくて
各国との取引をするための調査を民間企業から募集して
NTTデータ経営研究所がケニアについての調査を担当することになり
事業として採択されたということになります

NTTデータ経営研究所としては
日本企業の太陽光発電や風力発電設備をケニアに導入するよう提案するとともに
その場合の温暖化ガス削減量を調べ、排出枠の創出につなげたいようです


国と国との取引のなかで、実は日本の民間企業が絡んで貢献することができるのは
とても興味深いことです
世界によき影響を与えることができる調査事業が
今後も行われていくことを願うばかりです