ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

「簡単ケータイ」からのリバースイノベーション…

2012-11-30 22:59:16 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はなかなかのハードな一日でした
不可抗力が降りかかる中で、いかに
定時過ぎに、別の出席が必要な場に
向かうことができるかが大変なものでした
しかし、いざとなれば、実現できるものです
次は、それをいかに今後も継続できるかで
業務の質にも影響してくるかと感じるところです


さて、本日の日経産業新聞から、7面の新製品欄からこの記事をピックアップ
『【デザインここで勝負】
 京セラ 簡単ケータイ
 ◦「5」のキー、くぼみ加える
 ◦電源、通話「切る」から独立』

京セラがKDDI向けに提供する中高年向け携帯電話
簡単ケータイ」がひそかな人気が出ているという記事

一見すると、いわゆる従来型の携帯電話ですが
高齢者層の使いやすさに配慮した細かい機能が満載

高齢者にも簡単ケータイだからといってバカにされずに
若々しくみえるものにしたいというニーズに応えているようです

厚さは1.7cmで平均的なものとし
外観は全体的に丸みを帯び、いわゆる
やぼったい雰囲気をだしてはいません

3型の画面に500万画素のカメラをつけ
現在の携帯電話に求められるようなものを
備えているようです


しかし、見た目はそういったものであっても
中身を詳しく見ていくと細かいデザインの工夫が満載のようです

キーの配列では、真ん中の「5」のボタンをわずかにすり鉢状にへこませたり
いわゆる「OK]ボタンは表面の手触りを変えたりしているようです

また、高齢者の方では、通話を終えようと「切る」ボタンを長押ししてしまい
誤って電源を切ってしまうことが多々あるようなので
切るボタンと電源のオンオフ昨日は携帯下部に独立させる
といった工夫も施しているそうです
この他にも色などにも工夫を施しているようです

京セラによれば、簡単ケータイは2005年の発売から
安定した売り上げも継続して維持できているようです
それは、新機種が開発されるたびに細やかな
改良が加えられているようです


この記事を読んでふと思ったこととして
これらの改良というのは、簡単ケータイ以外の
携帯電話やスマホにも反映できることは
いくらでもあるのではないかと思います
簡単ケータイがそれら以外にいい影響を及ぼす
それは、いわゆる一種のリバースイノベーション
といってもいいのではないかと私自身は感じます

携帯電話・スマホのトレンドにのるのもいいですが
それがある人にとって使いにくいものであるかもしれません
その時にリバースイノベーションを取り入れれば
本当に世の中が求めている携帯電話やスマホが
開発されるのかもしれません

そういったリバースイノベーションの視点からみれば
とても興味深い記事であると感じた次第です

IT企業としてのボーイング…

2012-11-29 22:46:32 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は途方もなく忙しいことになりそうだったのですが
不可抗力によって、逆にそんなに忙しくはなくなりました
その上に、朝と夜にはイイコトがありました
とはいえ、明日は定時内でどこまでできるか
不安でたまらないですが、集中あるのみです


さて、本日の日経産業新聞から、13面の国際欄からこの記事をピックアップ
『サイバーテロ対策ソフト
 ボーイング、民間に販売
 防衛部門の減収補う
 「日本市場は魅力的」』

米ボーイングが、米国防予算が削減される可能性が高まる中で
防衛部門のソフト販売を強化するという記事

ボーイングといえば、航空機をつくっているあの会社ですね
元々は民間向けではなく軍事向けのものをつくっていたわけです

また、そもそもIT技術というのは、軍事向けの技術が
発祥であったわけです

ということは、ボーイングがIT企業のようなことをしても
なにもおかしいことではないわけです
航空機なんてIT技術の塊であるわけで
21世紀においてサイバーテロ対策ソフトを
民間向けにも販売するというのは自然な流れといえますね


今回は、日本などの企業にも売り込むことも計画しているようです
9月には対日輸出に向けて、双日と代理店契約を結んだようです
年間料金が約1億円からという監視サービスなども含めて
大手民間企業や官公庁に売り込む計画とのこと

昨年では、重工業分野での工場等において
ずさんな管理状態を突いたサイバーテロが
日本でも実際に発生しました
そのような事件を再び発生させないためにも
需要は大きいと期待しているようです


なお、記事には、対策ソフトというか機器が紹介されています
その名も「サイバー・ブートキャンプ」
新兵訓練を意味するあのブートキャンプを名乗っています
1m四方の機器にPCを接続し、仮想システムに不正侵入して
攻撃する紅組と守備に回る青組に分かれて
攻防劇を繰り広げトレーニングするといったもの
まさにアメリカらしい製品と云えますね

日本では民間企業にどれほど受け入れられるかわかりませんが
IT教育系会社が導入し、研修を実施すれば
セキュリティ対策教育として、より強力な
ITエンジニアを育成することが可能になるかもしれません

その技術が実際の業務現場で役に立つかわかりませんが
身に付けて損はしないものといえるでしょう

非常にアメリカらしい技術であると感じますが
なかなか日本の企業からはでてこない代物かもしれません
仮にこの製品が世界に普及した場合、次は
どのような世界になっていくのか
賛否両論があるにせよとても関心がわくものです

愛犬もクラウドで管理…

2012-11-28 22:42:44 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は、業務のスケジュールを管理されている方の
ご配慮や様々な都合により、比較的多忙でない1日になりました
久しぶりに平日にこのように落ち着いて記事を書くことできております


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『【写Day】
 愛犬守る「わんダント」
 富士通』

富士通が、歩数計のデータをもとにペットの健康管理ができえる
クラウドサービスを始めると発表した
という記事

センサーを搭載した犬用の歩数計「わんダント」を首輪に付けて
歩数や体温の変化などを自動で測定し、データをクラウド上に蓄積し
PCなどで一覧できるというもの

そもそも、このサービスがどういった方が
考案し開発しようとしたのかが気になりますね

社内の会議・打ち合わせにて、新規のクラウド向けサービスを
企画する現場から、ペット向けのサービスがあっても
いいんじゃないですかと意見があったんでしょうか

それはおもしろそうで、ひょっとしたらニーズがあるかもしれない
と思われて最初のGOサインが出たのでしょうか
その分、市場調査も行われたことでしょう

また、技術的な側面からいえば、IPv6によって
十分に有り余っていることになっているIPアドレスを
利用できるというメリットがあるからでしょうか

今回は、非接触ICのフェリカを利用して
スマホやPCに送信しているようです
十分にIPアドレスを利用できるわけです

このサービスを利用するにあたり
1年分のクラウドサービス料込みで9800円
2年目以降は月420円を要するということ
これで3年間で40万件の契約を見込んでいるそうです

私自身は、ペットを飼った経験がなく
コメントできないところはありますが
愛犬をかわいがっている方々は、このサービスをどうお考えになりますか
愛犬の健康状態を管理するためににどこまでお金をかけることができますか
皆様の真摯なコメントをお聞きしたいところです

モジラのスマホがやってくる!?…

2012-11-27 23:53:03 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今朝はちょいとダウン気味でした
無限ループな業務の夢にうなされました
これってまだ末期症状じゃないですよね…!?


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『100㌦スマホ実現へ
 モジラが新OS,第4極に
 ファイヤーフォックス
 メモリー、低用量OK』


アップル、グーグル、マイクロソフトに続いて
スマホのOSとしてモジラ財団によるものが
開発され来年から投入されるという記事
IEに比べて動きがイイと感じたことがあります
アドオン等細かい機能やアップデートスケジュールには
興味深いものがありました

そんなモジラによるスマホ向けOS
Firefox OSがオープンソースとして
開発されています

既存のスマホ向けOSと同じように
電話機能やWebブラウザやメールの機能
音楽や動画の機能など基本的な機能は備えられています


では、なぜ既存のOSがあるなかで開発されたのか

それは、ハード側においてコストを抑えることができ
100㌦程度の低価格なスマホが実現可能なためのようです

通常のスマホ向けOSの最新版なら
メモリーが最低でも1GBが必要なところを
モジラなら256MB程度で済むそうです
CPUもクアルコム製の性能の低いもので済むそうです

ということから、モジラが対象としている市場は
新興国向けのスマホやカーナビ用OSとしているそうです
なお、日本の各キャリアに対してもこのOSの採用について
打診はしているようです


モジラ財団は、現在のスマホOSの開発にひずみがあるとみているそうです
既存のスマホOSで主流の専用アプリはウェブアプリに比べて使い勝手が高いが
開発者がOSごとにアプリを作り替える手間とコストがかかっているためです
この点について、最新の機能がタイムリーに提供されづらかったり
利用者が特定のOSに囲い込まれたりすることにつながっているわけです

モジラ財団として現在のスマホOS市場を鑑みながら
自分たちがどの市場においてメリットがあるものを
提供できるかを熟慮したうえで今回の開発があるわけですね
現在の市場シェアに対して大きく風穴を開けることができるかは
定かではありませんが、注目したい動きであるといえます

ジーンズもエコ…

2012-11-26 23:50:57 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

先週末の3連休で疲れは取れたのでしょうか
いやいや、そう簡単には取れないようです
30代...怖くなる年代です…


さて、本日の日経産業新聞から、26面の生活・食品欄からこの記事をピックアップ
『リーバイス、環境配慮型
 廃ペットボトル再利用』


リーバイ・ストラウスジャパンが2013年1月から
廃ペットボトルなどを再利用した環境配慮型のジーンズを
発売するという記事

リーバイスといえば、ジーンズ生地をつくった企業
そんな伝統的な企業が革新的なジーンズを
常に開発しているというイメージは
以前からありました

今回、リサイクル素材を使った素材を使ったのは
初めてだそうです
これは意外なことでした

8本のペットボトルから生成されたポリエステル糸を使い
デニム生地の約2割に利用されます

デニム生地は1本の糸と2本の糸を絡めさせながら
あのしっかりした生地が作られていきます

それをペットボトルの繊維から
作り出すことはさぞ大変なことだったのではないでしょうか

ペットボトルの再生に用いるエネルギーについての議論は
賛否両論がありますが、このように本当の意味で
有効的な利用されることに意義があるのではないでしょうか


今回は、環境意識を強める消費者に対応し
ブランド価値の向上にもつながることが
あるのではないでしょうか

伝統的で革新的な企業が、今後もどのような
製品を世の中に送り出し価値を提供していくのか
楽しみなものですね

【週末版】ひろしま 石内都・遺されたものたち…

2012-11-25 20:10:55 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は一日スッキリとした晴れの一日でしたね
朝から気持ちよく動くことができました
そんな日はどことなく早く過ぎていく気がします…


さて、今回の終末版は、今日観たこの作品について書いてみます
『ひろしま 石内都・遺されたものたち』


昨日に引き続き、現在開催している第13回東京フィルメックス
からの紹介になります

今回の作品は、タイトルからイメージできる通り
ヒロシマの原爆で亡くなった方々の遺品をテーマとした
作品です


石内都さんという写真家さんが、広島平和記念資料館に寄贈された遺品を
その遺品を丹念に撮影し出来上がった写真を、カナダ・バンクーバーにある
人類学博物館にて開いた個展で展示するまでを追ったドキュメンタリー作品です

この作品を、リンダ・ホークランドさんという日本で生まれ育った
アメリカ人の監督によってつくられたのが興味深いところです

さて、今作品においても、上映後に舞台挨拶とQ&Aが設けられました
その中でいわゆるこれまでの戦争を題材にした作品とは明らかに異なる
ように感じた違和感を明確にすることができました

作品の中では、いわゆる悲惨な暗い映像が基本的には出てこないのです
あくまで遺品に間接的に陽の光をあて、撮影し、展示され
その作品を観た観覧者のコメントが流れていきます

それは、いわゆる原爆体験者がこれからは亡くなっていく一方なのは明らかなことで
次の時代に伝える為に、次の時代の方で埋め尽くした作品になっています
そのことから、展示には、写真に写っている遺品の説明が一切ありません
普通なら説明があるものですが、それがないことで、観覧者の考えを深めることができます
説明などなくても十分に写真から伝わってくるものがあるとも云えます


本作品は、とてもシンプルなドキュメンタリー作品だと感じます
そのシンプルであるからこそ、次の時代に向けて十分に考えることができます
フクシマがあった今だからこそ、見ておくべき作品だと云えるかもしれません

今回の作品は、来年夏には公開される予定とのこと
また、写真展はカナダ大使館でも一部を観覧できるとのこと
興味を持たれた方は足をのばしてみてはいかがでしょうか

【週末版】BAD FILM…

2012-11-24 22:50:38 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

昨日とうってかわってイイ天気になりましたね
そんな中の夕方の地震にはビビりましたね
久しぶりに都内で感じたちょいと長く感じた揺れでした…

さて、今回の終末版は、今日観たこの作品について書いてみます
『BAD FILM』

これは、現在開催している第13回東京フィルメックス
私の好みの作品が取り上げられる傾向がある映画祭での上映作品のひとつ

東京で開催される映画祭で有名なものといえば
東京国際映画祭ですね
この映画祭はどちらかといえばメジャーな作品が多いですよね
どちらかといえばこの映画祭の「ある視点」部門だけを
集めた感じの国際映画祭といったところでしょうか

さて、今日見た作品は、今話題の『希望の国』の監督
奇才・園子温監督がかつて撮影し公開されなかった作品
ようやく作品として完成し監督の初期作品集DVD BOXに
収録されることになった作品を今回スクリーン上映されました

映画の内容としては、90年代後半の高円寺を中心として
中国人があふれていたことを警戒し、乗っ取られないように
日本人で自警団を結成し、それに対して各国の人々によって
各国の自警団が結成されて、それらがいがみあって…

といったストーリーの作品をHi-8カメラを用いて
高円寺や新宿を駆け回ったゲリラ撮影をしています
スクリーン内にその撮影している人が映っていても
関係ないがごとくなっていて、その撮影した1995年当時から
奇才の才能を出していたのだなと感じます


さて、この映画祭では、作品の上映前には舞台挨拶を
上映後には観客とのQ&Aが設けられています
その中では園子温監督が何を考えて撮影し編集し終えたのかを
触れることができるのはとても意義深いものでした

撮影当時は、ちょうどオウム真理教による地下鉄サリン事件があって
その先読みをしていたかのようなことがあったり
現在に編集し公開できたのも、尖閣諸島問題があったりと
園子温監督による映画を用いた先読み感覚の鋭さを感じ
ただの奇才ではない園子温監督の凄さに感動をおぼえるほどでした


今のところ、劇場公開される予定はないと思うので
DVD BOXを購入してみるか、あるいは現在公開中の『希望の国』など
園子温監督の作品を鑑賞して園子温監督の奇才ぶりを堪能してみてはいかがでしょうか

ちなみに、明日も東京フィルメックスにて1作品を鑑賞予定です

【祝日版】カラスの親指…

2012-11-23 22:05:38 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

繁忙期の合間、束の間の3連休です
ほどよく休んで動くときは動いていきます
とはいえ、今日はあいにくの雨…
近所で動いた程度です


さて、今回の祝日版は、今日観たこの作品について書いてみます
カラスの親指

カラスは、シロウトではなくプロの詐欺師のことを云うそうです
そんなプロの詐欺師を阿部寛と村上ショージが演じ
そこに石原さとみと能年玲奈演じる姉妹と小柳友演じる相方が
舞い込んできて…といったストーリー

この作品を、J-WAVEの某番組にて映画評論家が
えらく叩いていたので、逆にどういうものなのかな
と思って観た次第です
ある意味、評論家の逆説手法にハメられた!?


そんなことはさておき、映画の内容は、おもしろかったですよ
詐欺師のテクのハメ方というのはウマいなぁといったところ
最後には全てのタネ明かしがされるのですが、え、そういうことだったの!?
そこまでこの詐欺師が計画してたの!?といったところ
パンフレットを購入して読んでみたら、あそこにも
そういうネタがしこんであったのかぁと思う次第です


とはいえ、いろんなネタはしこんであっても
難しいことは考えないで軽い気持ちで見てみることができる作品ですね
その方が最後を思いっ切り楽しめるのではないかなと感じます
スカッとしたい方にぜひオススメしたい作品ではないでしょうか

お客様のニーズと愛着…

2012-11-22 23:56:08 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日は本当に終電でしたが
今日もあやうく終電になりかけたところを
1つ前の電車に乗ることができました
とはいえ、これも時間調整のために
かなり遅めの帰宅時間になりました…


さて、本日の日経産業新聞から、17面の生活・食品欄からこの記事をピックアップ
『【取材ファイル】
 ギョウザ刷新に落とし穴
 味の素、定番への愛着に驚き』

味の素の冷凍食品のギョウザにやはついては、以前の記事で
リニューアルと安全管理についての記事に関して
ここで書いたことがありました

そのリニューアルした冷凍食品のギョウザに対して
思わぬ苦情が相次いでいるそうです

今回のリニューアルは、適切な量の油と水と共に冷凍していて
誰でもパリパリのおいしいギョウザが焼ける
味の素の史上最強の商品と自負しているものです

とはいえ、業界唯一の100億円商品だったからこそ
旧商品に対しての消費者の思い入れも強かったようです

「自分流のおいしい焼き方があったのに
 新製品のせいでできなくなった」

味の素に寄せられる消費者の声は
ほとんど同じ内容だそうです


定番商品の改革というのは、やはり難しいようです
品質や使い勝手が向上すれば良いというわけではなく
消費者はその商品がもつマイナスイメージと思われる要素すら
愛着を感じているからこそ今回の思わぬ苦情が寄せられるわけですね

景気停滞で消費者が保守的になり、メーカーは定番商品にすがる傾向が強まるようです
商品刷新は新規開発より費用もリスクが少ないことから今後も増えるようです
しかし、消費者の定番商品への愛着はメーカーの予想を上回ることがあるわけです
新製品を開発するときの慎重さをもってどこが評価され、なぜ定番商品になり得たのか
十分に調査する必要があるといえますね

これは歴史ある企業にとっては十分に参考にしなければならない
事例・記事であるといえますね

既存ラジオ局もニーズを掴まなければ・・・

2012-11-21 23:58:48 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は私にとって終電に初めて乗ることになってしまいました
終電なので、乗り逃されないようにするために
停車時間が長くなり結果的に予想以上に帰宅が遅くなりました…


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【トレンドウオッチ】
 低迷するラジオ聴取率
 対象明確に番組編成を』

TVでは視聴率、ラジオでは聴取率が注目されます
この聴取率は年6回調査されています

ラジオ局はその期間は特別企画を各番組提供していたりします
その期間に注力りょくするのも普段と違っている分
どうかと思うところも正直感じることもあります

その聴取率の変化・傾向について
調査元のビデオリサーチの方のインタビューが掲載されたのが今回の記事

今や、TV以外にインターネットの影響を受けて
聴取率の低迷が続くのは明らかな事実

しかし、昨年度は少しではありますが、聴取率は上昇したそうです
その要因としてあるのが、東日本大震災の影響が大きいようです

TVよりも地域密着の情報が収集できて、停電時においても
電池があって電波を受信できればよいわけです
音楽で励まされることもありえるわけです

また、SNSを中心としたメディアの活用が目立っていますね
TwitterやFacebookによるリアルタイムの情報発信や交流
多少の遅延があれど、同時配信サービスのradiko
Ustreamを活用したまさしく見えるラジオが存在しています

このことによって、いわゆる若年層に対しての
新たなラジオリスナーの獲得につながっています


とはいえ、ラジオ局の収入源としてあるは広告収入
ラジオ向け広告の市場規模はTVの10の1程度だそうです
音声だけの広告に対しての注目度が顕著といえますね

とはいえ、TVより出稿しやすく、広告費が安い
広告主の企業イメージに合った番組枠を獲得できる
ことも良かれ悪かれあるわけです
過小評価されてはいけないと思うわけです


記事の最後には、聴取者を増やすことについて書かれています
若年層や中高年層といった各年層が聴く時間帯に合わせた
各年層のニーズにあった番組やパーソナリティを持つことが重要であると


この記事の内容については、なるほどなと思うところがあります
中学時代からFMを中心を聞いている私としては、ラジオほど
活用すればするほどおもしろいメディアもそんなにないかなと思っています
これからも時代にあったラジオがあり続けることを願ってやまないばかりです

ドコとドコをインフラでつなぐか…

2012-11-20 23:31:41 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は少しは早めに帰ることができました
といっても、十分に遅い時間まで
やってはいたのですが…

さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『情報の大動脈増設始まる
 KDDI,千葉‐シンガポール間
 光海底ケーブル、総延長9000㌔』

KDDIが日本と東南アジアを結ぶ光海底ケーブルの
敷設作業を公開したという記事

昨日から作業を始め、千葉県南房総市の中継所と中国、シンガポール、フィリピンなどを結んで
2013年6月をメドに完成させるそうです

これは、東南アジアと北米間のインターネット通信量が
年1.4倍のペースで増えていることに対応するためとのこと

というのも、すでに日本と米ロサンゼルスを結ぶ
海底ケーブルも南房総市の中継所に接続していることがあるようです

総投資額としては約4億㌦(約320億円)、伝送容量は最大16Tbit/S
これが完成すれば、環太平洋内の通信がはるかに向上するわけです

今や、世界の工場である中国でのビジネスから
その波は東南アジアに向かっているのは事実

日本と同じように米も同様に注目しているわけです
そんな世界的なビジネスとして東南アジアでのニーズがあるわけで
そのビジネスにおけるツールとしてのインフラは
十分にニーズがあるわけですね

そこには、KDDIとしては見過ごすわけはありませんし
十分に必要とされているわけですよね


ビジネスが先かインフラが先か、それは時代によって
変わってくるとは思いますが、いかに時代の変化を先読みして
それに追いつき追い越すビジネスが重要になってきますね

次は地球規模でドコが注目されるか、そことのインフラを強化するか
インフラは現在を映すひとつの重要なものをもいえますね

プッシュホン予約サービスが残ってた…

2012-11-19 23:54:11 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

いよいよ11月で一番忙しそうな週がやってきました
果たしていったいどこまでのものになるのか…


さて、本日の日経産業新聞から、17面の住建・サービス欄からこの記事をピックアップ
『JRプッシュホン予約
 来年1月末にサービス終了』

この記事のタイトルを見た時
まず、感じたのは
そんなサービスがあったの!?
といったことでした

JRグループが国鉄時代の1980年代に全国でスタートしたもので
当時は、わざわざ駅に行かなくても自宅などから
電話で特急列車の指定席などの予約や空席照会ができる
サービスとのことです

それが、2013年1月31日午後10時半に終了するという記事です


今や、JR各社がインターネットを用いて
予約や決済サービスが展開され普及してきていますよね
プッシュホン予約サービスが役割を終えたと判断して
今回、サービスの終了を終えたというわけですね

こういった役割のシフトチェンジというのは
別のサービスでも同様に起こっていますよね

例えば、ラジオ番組等でのリクエストサービス
電話が中心だったのがFAX中心となって
現在ではHP・メールでのサービスが中心になっていますよね


ということは、また数年を経過すれば
インターネットから次の“インフラ”が
中心になってくるのかもしれません…
それをいち早く掴んだものが一歩抜きん出る
ということになるのでしょう


それにしても、なぜ今までプッシュホン予約サービスがあったのでしょうか
継続的な利用者が存在していたのでしょうか
その利用者のためにとっていたのでしょうか
それがあきらかに減少し、なくなる目途があったからでしょうか
それとも、経営者層の中に保守的な方がいたのでしょうか
原因の本質的なことは中にいないとわからないものかもしれませんが
いつの時代もニーズはしっかりと掴んでおきたいものです

【週末版】ふがいない僕は空を見た…

2012-11-18 21:55:11 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

今日は昨日とは打って変わって
よく晴れた寒い1日でありました
日陰は寒くても日向にでれば
太陽の暖かさを感じることができましたね


さて、今回の週末版は、今日観たこの作品について書いてみます
ふがいない僕は空を見た


永山絢斗演じる助産院を営む母子家庭で育った高校生と
田畑智子演じる不妊に悩むアニメ・コスプレが好きな主婦が出逢って
互いに性を交えていって…

といった展開によるストーリー

元々は、妊娠・出産を主にテーマにして小説を書いている
窪美澄さんによる原作小説を映画化した今回の作品


いつまでたっても私自身にふがいないところを感じることがあり
また、自分の学生時代の経験(変なのじゃないですよ)を思い出し
なんとなく惹かれるところがあってこの作品に興味をもったのがきっかけ

そんなに予備知識を持って鑑賞してみたわけではなかったので
こういった映像や展開になっていたとは予想外でした

作品の中では、高校生側の視点による映像と主婦側の視点による映像が
映し出されていて、結局はふがいない僕と私を描いていることを
感じさせてくれます

そこから、生きるということ自体がこんなにも苦しくて
なおも愛おしいことであるのかを感じさせてくれます

どうしようもないことを抱えながら、日々どこかで
痛みを伴って生きていくしかないということなんですよね


映像描写にはビックリするところはあるかと思いますが
人間の持つどうしようもない感情とされどある美しさを
感じさせてくれる作品と云えるのではないでしょうか

【週末版】その夜の侍…

2012-11-17 21:04:56 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

今日は午後から雨で気づけば
かなりの勢いを増してましたね
そこに今の季節での寒い風が乗って
外を歩くのは避けたいところでした


さて、今回の週末版は、今日観たこの作品について書いてみます
その夜の侍

堺雅人演じる主人公の中村健一は、妻を山田孝之演じる木島宏による
不注意から発生した交通事故によって失ってしまう

刑務所から出所してきた木島に対して
「お前を殺して、俺は死ぬ。」と報復を誓う

そこから、ストーカーのごとく、木島の行動を
観察していき、ついに報復の決行日を迎える…

というストーリー展開のこの作品


作品の展開としては、かなり観客の想像を張り巡らさないと
最後までよくわからない展開をしています

スクリーンに映し出されていない5年間の間に
どのようなことがあったのかがわかるようで
よくわからないことが多々あるように感じます

登場人物の感情の変化を想像することを
これだけ観客に委ねる作品もそうそうないのではないでしょうか
正直、これは、作品を観終えた後には、原作小説があるのであれば
ちゃんと読んでみたいと思うところでした

パンフレットを見て、知ったのは
そもそもこの作品は、劇団THE SHAMPOO HATという劇団の脚本の一つ
この劇団を旗揚げした方がこの作品の監督である
赤堀雅秋監督とのことのようです


作品のクライマックスとしても
これは果たしていい終わり方なのかどうかを
判断するのも観客に委ねているようにも感じます

作品を通してあるテーマとしては
現代を生きる者としてどこかに抱えている「孤独」というものでしょうか
登場人物それぞれに「孤独」を抱えています
その「孤独」とどう付き合っていくかが作品の核にあるのかもしれません

amazonのサービスはどこまで知られているか…

2012-11-16 22:14:46 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

早朝出勤、どうにか継続できています
そうすると、早朝からあの店が開いていたり
この日経産業新聞が販売されているスポット
といったものを新たに発見することができました


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『アマゾン、武器はクラウド
 音楽保管にも活用
 40万台以上のサーバー束ねる
 企業向けサービス30種』

米アマゾン・ドット・コムが音楽保管サービス
「アマゾン・クラウド・プレーヤー」を
日本でも始めました

といったことは、一般のインターネット利用者が
普通に知ることができる事実です

では、キンドル関連のサービス含め
新サービスを次々に打ち出すアマゾンの強さの源泉が
全世界に40万台以上あるとされるサーバを束ねた
クラウドにあるということはどこまで知られているでしょうか

これまでよく知られているEカマースといった
一般向けコンテンツビジネスはよく知られています
しかし、法人向けビジネスはどこまで知られているでしょうか


サーバレンタルの「EC2」、データストレージの「S3」は
私もよく知っていますが、それら以外にも
DBの「RDS」や仮想プライベートNWの「VPC」、専用線の「ダイレクトコネクト」
といったものを含め30種類近くの法人向けクラウドサービスがあります

どうやら、数年前からは、これらクラウドサービスのデータ通信量は
アマゾン・ドット・コムのEカマースサイトの通信量を上回っているようです


私自身、以前にお世話になったお客様先において
このクラウドサービスを活用している現場を見ましたが
サービスの質について垣間見ることができました

最近では、ここ日本においてもアマゾンのデータセンターが開設されています
9月にはもう3ヶ所目のデータセンターが開設されました
それだけ日本でのビジネスも強化しているわけです

これに対して、日本の大手IT企業は、HW・SW・クラウド・システム構築という
ソリューションでサービスの品質による差異化を図っています
しかし、アマゾンはEカマースという収益の武器があるなかで
いかに高付加価値サービスで収益を確保するかという
ところでしか方策がないというのが現実です

ビジネスの手法が根本的なところから違うところがあり
日本での同じ市場に入れるべきか否かというところがありますが
いかに世の中に価値を提供するかということにおいては
異なることはないのかもしれません

アマゾンのサービスを利用できるところは利用して
いかに切磋琢磨して自社のサービスの付加価値を
高めていくかが重要になってくるのではないでしょうか