ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

ITでイチゴ通年栽培 温泉と雪で温度調節 日立システムズと群馬・みなかみ町…

2016-02-29 19:28:41 | NewsPaper
過疎地での農業をITが支援できれば
地方創生にもつながるという考えですね


本日の日経産業新聞から9面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『ITでイチゴ通年栽培
 日立システムズと群馬・みなかみ町
 温泉と雪で温度調節』

日立システムズがITを活用した
イチゴ栽培の支援事業を始める

という記事

群馬県みなかみ町と共同で
2016年度からビニールハウス
1棟分程度の規模で実証実験を始める

イチゴ栽培は寒暖の差が重要で
シーズンをずらして栽培するには
空調費などのコストが高くつく

みなかみ町は温泉やスキー場などの観光産業が中心で
豊富な温泉資源と積雪量がある

冬季に貯蔵した雪を利用した冷気や
温泉の熱を使った熱風をビニールハウス内に流すことで
温度調整にかかる電力使用量を抑える

http://www.hitachi-systems.com/news/2016/20160229_02.htmlより

…と聞くと、これはグリーンITをベースとした
データセンターの設計手法に似ていると感じた次第です
ビニールハウスとデータセンターには
共通項があるというわけですね


日立システムズは実験を通じて、通年栽培にかかるコストを試算
収益化のめどが立てば、規模を拡大して2018年度に10㌶ほどにする計画

イチゴの通年栽培で得たノウハウをもとに
生産品目の多角化も検討

みなかみ町自体が人口減少にあり、現在500㌶ほどの休耕地を抱えるが
大規模に手を加えなくても農耕地として再生可能な140㌶程度を
多品目の生産へと功を奏しそうです

また、みなかみ町は観光産業が盛んではあるが
季節によって旅行客の繁閑が多いということもあり
イチゴの通年栽培を新たな産業の柱とすることで
観光の閑散期に雇用の受け皿として活用したい
意向もあるわけです


記事では、昨今のスマート農業について論じています
実証実験や小規模での事業運営であるのが現状で
1年間の栽培回数の制限によってデータを短期間で
集めていくのも大変なようです

とはいえ、地方の農家は後継者不足に悩み
ITで熟練の技を継承したいというニーズはある
画期的だと感じるアイデアを記事でも多く見かけますが
時間をかけてその土地で続けられるものが
望まれているというわけですね

されどまだまだITが農業に貢献できることはありそうなので
スマート農業に関する記事は絶えず追いかけて
ここでも取り上げていく次第です

広島に研究開発拠点 ドリーム・アーツ 第2本社に 100人体制…

2016-02-26 23:24:06 | NewsPaper
広島県と云えばDR(ディザスタ・リカバリ)拠点の候補として
云われることがありましたが、今や本格的な拠点を置く候補
として挙げられるようになったのでしょうか


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『広島に研究開発拠点
 ドリーム・アーツ 第2本社に
 100人体制』

ソフトウエア開発のドリーム・アーツが
広島市内に100人規模の研究開発拠点を
設立する
という記事

ドリーム・アーツ自体は、データベース(DB)ソフトや
店舗向けの情報共有ソフトが主力

現在、東京で担っている研究開発機能の中心を広島に移す
原稿の製品群と離れた技術開発にも人員を割く
総務や財務部門なども設置
本社が被災した際には、広島から業務を継続
できるように体制を整える

とはいえ、ITの研究開発拠点を設置しても
雇用の増加にはつながりにくい

広島県庁としては、製造業のなどの工場誘致に加えて
大学・大学院を修了した学生の受け皿になる研究開発拠点が
必要とみて、拠点拡大を支援する意向

ドリーム・アーツは拠点の拡大に向けて
広島県庁から助成金の交付を受ける

Uターン採用のためのイベントなども共同で実施し
人材の囲い込みにつなげようとしている


広島市内の拠点を2018年をめどに100体制に増員し
東京の本社に近い規模にする想定
併せてオフィスも市内で移転する予定


広島県と云えばDR(ディザスタ・リカバリ)拠点の候補として
挙げられていることをよく見かけることがありましたが
さらにその上を目指していることを知りました
そこにきて県側の支援も熱いことから、今後の発展を心から楽しみにしています

十八銀、稟議書を電子化 申請2~3日に 日本ユニシス構築…

2016-02-25 23:44:35 | NewsPaper
地銀や信用金庫では電子化は
まだまだこれからのようです
ビジネスチャンス…!?


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『十八銀、稟議書を電子化
 日本ユニシス構築 申請2~3日に』

十八銀行が備品購入や出張申請など
稟議を回す手続きを電子化した

という記事

日本ユニシスがシステムを構築し
従来10日かかっていた申請日数を
2~3日程度に短縮できた

稟議書に使用していた紙を
毎月1万枚程度減らす効果も
出ているのだとか


そもそも離島の多い長崎県を基盤にする
十八銀行では、これまで稟議書を船便で
郵送していたのだとか

人口減少やマイナス金利政策などで
地銀を取り巻く環境は厳しさを増しているようで
今回はようやく電子化まで行きつき
意思決定を早めることができそうだとか


中小規模の地銀や信用金庫では
紙の書類を使った業務が多く残り
業務効率化が遅れていたようです

莫大な構築費用がかかる勘定系システムについては
複数行で共同利用して費用を抑える動きが進んでおり
どの銀行が参画したという記事もよく見かけました

さすがに、稟議書システムの共同利用はできないにしても
自行での業務についてIT活用による効率化は今後も進んでいきそうです


なぜ、今になって電子化するようになったのか
それだけ、地銀や信用金庫の予算とシステム導入のバランス
というのは見極めが絶えず難しかったということなのでしょう

ITベンダー側としてはこれを隠されていたチャンスと見ぬくのか
まだまだリスクの大きい分野と捉えるのか、判断は様々だと思いますが
顧客の利便性をよぉ~く捉えて電子化が進んでいってほしいものです…

JR東、ポイント統合 24種類 経済圏強化し集客…

2016-02-24 23:26:37 | Weblog
商業施設のポイント統合って
先駆者はある意味阪急阪神!?
なんて思うわけですよ…


本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『JR東、ポイント統合
 24種類 経済圏強化し集客』

東日本旅客鉄道(JR東日本)が
グループの商業施設などポイント統合の受け皿となる
「JRE POINT」を発行した
という記事
https://www.jrepoint.jp/

グループ内では駅ビルや電子マネー、クレジットカードなどの
ポイント制度が乱立していた

1人の消費者が複数のカードを持ち、レジで複数のカードを
提示するケースもあったわけです

ポイントを集約すれば、手元のカードは
1枚で済むというわけですね

駅ビルについては「アトレ・アトレヴィ」「テルミナ」
「ボックスヒル取手」、「シャポー」、「テルミナ」から
「グランデュオ」へと追加
2~3年後を目標に「スイカポイント」やクレジットカード「ビューカード」の
ポイントも集約していく予定

JR東日本グループの24種類のポイント会員数は延べ約1800万人
重複する会員数は把握できていないのだとか
1つのポイントで顧客の購買情報が管理できれば
マーケティング上の利点が大きいとしています

首都圏を中心にポイント経済圏を強化し
集客力を高めるといった狙いも

鉄道運賃のとの連動などのサービスも検討中だとか


たしかにJR系の商業施設は多くなるなぁと感じていましたが
個々の目的が合って乱立していたのですよね

この記事を見て、阪急阪神の場合を思いだしました
阪急阪神おでかけカードの登場によって
規模は違えど便利になったのではないかと
個人的には感じております

JR東日本の場合はどこまで具体的な利便性があって
功を奏していくのかその成果を楽しみにしたいものです

巨人軍とハッカソン 野球観戦アプリ開発競う 日本IBMなど…

2016-02-23 23:35:52 | NewsPaper
巨人軍さえハッカソンに取り組む
というのはおもしろいものです…


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『巨人軍とハッカソン
 日本IBMなど
 野球観戦アプリ開発競う』

日本IBMがプロ野球の読売巨人軍などと組み
企業の技術者らに野球観戦用のアプリの開発を
イベント形式で促す「ハッカソン」を催す

という記事

巨人軍のほか、サムライインキュベートなどと協力し
技術者らが集まりアイデアやアプリ開発を競い合う
ハッカソンを開催する

個人でも法人でも応募ができ、参加費は無料
12チーム程度が参加してもらい、決勝戦に
4チーム程度が勝ち残ることを想定

参加チームには各選手のプロフィールや
試合中に投手が投げるボールの速度や
打球の方向といった様々なデータを提供

巨人軍ファン向けのアプリを想定しているが
対戦相手のファンが巨人の投手の配球のクセや
打者の苦手なコースを予想できるような
アプリも開発対象となるのだとか


これは、巨人軍からはデータを提供することで
プラスになっていくことを想定しているが
マイナスになるようなことがあってもかまわない
と器の広さを掲げていると捉え、興味深いものです

あくまで野球ファンが観戦をより楽しめる
アプリの開発につなげたいという意向

ハッカソンを活用しようと提案したのが
巨人軍側なのか日本IBM側なのかあるいは…
といったところが気になりますが
結果的に功を奏すアプリが開発されることを
期待したいものです

利用者がセット推薦 中古カメラ販売 シュッピン…

2016-02-22 23:32:19 | NewsPaper
セット購入のオススメをバイヤーではなく利用者が行う
というのはありそうでなかったかもしれません…



本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『利用者がセット推薦
 シュッピン 中古カメラ販売』

中古カメラなどの販売・買取を手掛けるシュッピンが
利用者がお薦めするカメラやレンズの組み合わせを
自社のサイト上で紹介し、セット商品として販売する
取り組みを始める
という記事

カメラ愛好家はカメラ本体やレンズ、周辺機器を
撮影目的に等に応じて、独自に組み合わせて利用する
ことが多い事実を利用

シュッピンは自社が扱う中古カメラやレンズをもとに
実際にセットで購入した場合の見積額をサイト上に表示する

購入希望者が寄せられれば、商品として販売し
組み合わせを提案した利用者に一定金額を
「推薦料」として還元する


大手ECサイトでは、サイト側のセット推薦を
システム化していることが多くみられますが
サイト利用者が推薦することをシステム化したものは
あまりなかったのではないかと感じます

そこに「推薦料」として還元するということは
一種のアフィリエイト型報酬システムである
とも捉えることができますね

レンズなどにこだわった高級カメラは
機能やかつようほうに詳しい愛好家らの口コミの力を
活用したほうが良いというのはおもしろい視点です

そこから、シュッピンは自社サイトをカメラ愛好家の
交流の場として認知度を高めていき
サイトの集客力や客単価の向上を狙うというわけです

この取り組みは興味深いものであり
どれほど功を奏していくのか楽しみにしています

指静脈認証漏洩 復元不可で防ぐ 日立システムズ…

2016-02-19 23:45:18 | NewsPaper
静脈データの漏洩防止まで考えるなんて
あらためてセキュリティは奥が深いと感じたものです


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『指静脈認証漏洩
 復元不可で防ぐ
 日立システムズ』

日立システムズが、安全性を高めた
クラウド型の指静脈認証システムの販売を
始めたと発表した
という記事

これは、装置で読み取った指静脈の画像データを
数学的に復元できないと証明された方法で暗号化し
本人確認に使う

指静脈をそのまま読み取って認証に使用する場合に比べ
生体情報が漏洩する危険を少なくした

http://www.hitachi-systems.com/news/2016/20160218.htmlより

指静脈の認証データを漏洩防止すると云われても
最初はそこまでピンときませんでした

しかし、認証データが漏洩し復元することができたのならば
いくらでもコピーしてシステム等にログインできることまで
できてしまうので、漏洩防止は重要というわけですね

日立システムズは利用料は1IDあたり年間7000円にて、2018年までに
累計30億円の売り上げを目指すとのこと

ということは、システムの利用規模が大きい顧客に
積極的に営業して導入していかなければならないわけですね
果たして、どれほどの導入実績をつくることができるのか
その結果を楽しみにしたいものです

15年の国内ITサービス市場 2年連続3%以上成長 マイナンバー寄与、民間調べ…

2016-02-18 23:14:38 | NewsPaper
マイナンバー制度の開始がITサービス業界に
与えて影響が数字として表れたのは興味深いものです


本日の日経産業新聞から7面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『15年の国内ITサービス市場
 2年連続3%以上成長
 マイナンバー寄与、民間調べ』

調査会社のIDCジャパンが
システム構築や業務受託など「ITサービス」の
国内市場規模が2015年に前年比3%増え
5兆3849億円になったとの調査結果を発表した

という記事

調査結果の概要としては
・2015年 国内ITサービス市場は、前年比成長率3.0%、5兆3,849億円と推定
・2015年~2020年の年間平均成長率は1.7%、2020年市場規模は5兆8,727億円と予測
・足元ではシステム統合など第2のプラットフォーム案件が市場を牽引するが
 中長期的には第3のプラットフォーム、デジタルトランスフォーメーション案件への対応が重要

税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度の開始前に
自治体などがシステムを対応させるなどの投資を積極化
したことが大きかったようです

とはいえ、今後はマイナンバー特需などの特殊要因がなくなるため
システム更新の需要は鈍化し、15~20年の平均成長率は1.7%見込
2020年の市場規模は5兆8727億円となる見通し

http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20160217Apr.htmlより

マイナンバー制度の対応について明確な結果が出たのは興味深いですが
結局は一時的な特需であればいつまでも期待できないのは明確
絶えずニーズがあるものを抑えていく必要があるというわけですね

IDCジャパンの分析では、今後は多額の投資を伴う
システム更新の案件が減少する見通し
クラウドやビッグデータ、携帯端末向けのシステム投資が
市場を今後下支えするとみている

インフラエンジニアとしては、クラウド関係で
どれほど業務に影響があるか絶えず注目していきます

サイバー攻撃を予測 情報収集、企業に報告 シマンテック…

2016-02-17 23:11:28 | NewsPaper
サイバー攻撃を予測できるようになりました
ってこれまでありそうでなかったものと
いえるのでしょうか


本日の日経産業新聞から7面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『サイバー攻撃を予測
 シマンテック 情報収集、企業に報告』

情報セキュリティー大手の米シマンテックの日本法人が
サイバー攻撃を予測して情報提供するサービスを始めたと発表した
という記事サービス>

専門の調査チームがインターネット上でやり取り
されている攻撃情報を収集する

差し迫った脅威が見つかれば顧客企業に報告し
防御態勢をとりやすくする

日本を含む世界中の専門チームが、ハッカーの集う
ネット上のコミュニティーに入り込み、攻撃用ソフトの売買
攻撃者の募集状況などを調査する

シマンテックが監視する顧客企業のセキュリティー機器から
寄せられる攻撃情報を参考に、喫緊の対応が必要な脅威を洗い出す

誰が何を目的に、どこを標的にしているのか分析
顧客情報はリポートにまとめ、定期的に配信する


…と、これだけ聞くと、シマンテックの社内に
どれほどの規模の調査チームを以て
どのようなリポートをつくるのか気になるものです

これまでも予測をすることはできたのでしょうけど
明確に予測するサービスを提供されたことは
これまであったかなぁと感じます

利用料は年間200万円(税別)からとなっている
どれほどの世界の企業に利用されるのか
その成果を期待しています

商品名や説明文 言語変換し表示 スマホで 大日本印刷…

2016-02-16 23:41:58 | NewsPaper
大日本印刷がインバウンド対応を行う
というのも興味深いものです


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『商品名や説明文
 言語変換し表示
 大日本印刷、スマホで』

大日本印刷が商品パッケージに記された
商品名や説明文を多言語に切り替えて立体表示する
システムを開発したと発表した
という記事

「DNPパッケージ翻訳QRシステム」なる名称のシステム
訪日外国人らがスマホでパッケージに印刷された
QRコードを読み取ると、日本語の表記を母国語に変換して
スマホの画面に表示する

日本語の説明文などを中国語や英語、フランス語などに
切り替えられる仕様

スマホ画面上でパッケージを立体的に表示するほか
タッチパネル操作でパッケージを回転させたり
拡大させたりすることもできる

http://www.dnp.co.jp/news/10119492_2482.htmlより

ニュースソースを確認してみると
2015年は訪日外国人数が1,973万人と過去最高を記録(日本政府観光局)
訪日外国人の日本における消費金額が年間3兆円を超える(観光庁)
といったデータがあり、それだけインバウンド対応は
様々な業界が取り組んでいるわけです

大日本印刷としては、今回のシステムを
食品や日用品メーカーなどに売り込んでいく予定


どの国から来た方がどのような買い物をされているかを把握し
顧客に外国人のニーズを訴えることができれば、ある程度の
収益を上げることができそうなシステムだと感じます

相手国側の状況を鑑みながら、必要な時に必要なものに
QRコードを付けることができればカタいビジネスとなっていくのか
今後の展開が楽しみな限りです

若者のレコード人気 息長く 手軽さ極まり アナログ新鮮…

2016-02-12 18:39:54 | NewsPaper
レコード人気の再燃に関する
良い視点の記事があったので取り上げてみます


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 若者のレコード人気 息長く
 手軽さ極まり アナログ新鮮』

世界的な潮流を帯びているレコード人気の再燃
それを記事では、サードウェーブコーヒーやクラフトビール
インスタントカメラの「チェキ」と共通点があると掲げています

コーヒーやビールのように、あまりに身近になりすぎたために
消費者がかえって『本格的』な物を求めている
ということを再燃した理由として挙げています

100円のコンビニコーヒー、格安の第三のビール
スマートフォンのカメラといったものが浸透し
若者が低価格で手軽に手にすることができるようになりました

そこで豆の品質にこだわりハンドドリップで一杯ずつ丁寧に入れる
サードウェーブコーヒーや、小規模で伝統的な製法のクラフトビールに
ひきつけれていると記事では分析しています

では、アナログレコードの場合では、定額音楽配信サービスの開始が
今回のトリガーの一つであるとしています

記事によれば、米国のアナログレコードの購入者の約50%は
デジタルネーティブにあたる20代とのこと
レコードというアナログなものは、ある種の「新しいモノ」に
映るようです


とはいえ、単なるブームに終わらせないようにメーカー各社も
力を入れています
デザイン家電のアマダナはあえて木目調にしてインテリアと調和させたり
ソニーは得意のハイレゾに対応したり、革新的な商品を開発しています

単なる「アナログ回帰」に終わらせずに、独自性を加えて
消費者の好奇心を満たすようにしており、息の長いビジネスに
しようと取り組んでいます

コアな音楽ファンの1人として、現在の再燃は歓迎しております
メーカーもさることながら、ソフト担当側も積極的な一面を拝見するので
急成長せずとも無くならずに長く愛されるメディアの市場として
続いていってほしいと切に願うばかりです

トイレ使うと自動尿検査 ビルで実験、便器にセンサー 手軽に健康チェック サイマックス、双日と…

2016-02-10 23:40:52 | NewsPaper
自動で尿検査をしてもらうのは
なんだかんだ言っても重宝するのでは…??


本日の日経産業新聞から14面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『トイレ使うと自動尿検査
 サイマックス、双日と
 ビルで実験、便器にセンサー
 手軽に健康チェック』

ヘルスケアベンチャーのサイマックス
排尿するだけで糖尿病や通風のリスクを
自動分析するサービスの実証実験を始める
という記事PR>

洋式トイレで排尿すると、内側に取り付けた独自開発の
センサーが尿の成分を検知する

成分データは、タンクに取り付ける装置から
クラウドシステムに送信される

クラウド上で健康診断と同じようにグルコースやたんぱく
アルブミンやクレアチニンといった最大17項目を分析する

独自の計算手法で、糖尿病や通風などの病気のリスクを
高い確率で判定するという

分析結果は数分で専用アプリを取込んだスマホに送られる


実証実験の結果を基に、機器やシステムの改良などにつなげる
双日が協力し、年内にもオフィスビルや商業施設への提供を始める
予定まであるようです


健康診断の時だけで数値を気にして行動を正すのではなく
常日頃から数値を確認して健康を維持しようとするのは
いいことではないかと考えます

健康診断の結果を受け取るまでの日数を考えると
ある程度でもすぐに健康状態を把握できるのは
重宝するものだと捉えます

ぜひとも全国のオフィスビルや商業施設に
広がっていくことを期待しています

シニアへの接客 コツ伝授 アナウンススクールのキーズ 発音や動作、企業に研修…

2016-02-09 23:12:49 | NewsPaper
シニアへの接客方法は、他の年齢層に対して
十分に活用できるのではないでしょうか


本日の日経産業新聞から14面の生活・シニア欄からこの記事をピックアップ
『シニアへの接客 コツ伝授
 アナウンススクールのキーズ
 発音や動作、企業に研修』

アナウンススクールのキーズ
シニア顧客への営業力を高めたい企業に
研修サービスを始めるという記事

講師のフリーアナウンサーらが、高齢者の聞き取りやすい
発音やスキンシップの方法、立ち振る舞い方まで指導する

サービス自体は、「接客力」「傾聴力」「説明力」の
3段階で進める

①接客力アップ
 言葉遣いやスキンシップのマナーを身につける
 例:「お名前を頂戴できますか」など誤りをただす
②傾聴力アップ
 質問の仕方や注意点を知り、話しやすい環境に
 例:質問する時は選択肢を2つに絞る
③説明力アップ
 聞き取りにくい発音など学び、好まれる話し方に
 「サ行」など聞き取りにくい音を正しく発音


2015年秋に不動産会社や携帯電話会社の店長、営業員を対象に
研修を実施したところ、好評だったため正式にサービスとして始める

サービス業のほか病院、介護事業者などの需要を
開拓していこうとしているようです

シニアへの接客としては十分な内容のように感じますが
これらをマスターできれば、シニア以外の年齢層にも
同様に活用できるスキルだと感じます

キーズとしては初年度10社の契約を目指すようですが
社員の成果につながるようになっていけばと願うばかりです

高額読み取り装置ソフト 手書きベトナム語 対応 NTTデータ…

2016-02-08 23:50:23 | NewsPaper
国内IT企業の進出先に合わせた
OCRが必要ということですね


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『高額読み取り装置ソフト
 手書きベトナム語 対応
 NTTデータ』

NTTデータが手書きのベトナム語に対応した
光学式読み取り装置(OCR)向けソフトを開発した

という記事

Prexifort-OCR(プレキシフォートOCR)
と呼ばれるNTTデータが持つソフトが
ベトナム文字特有の声調記号にも対応し
手書きで書かれた口座開設申込書やアンケートなどを
読み取ってデジタルデータ化することで
金融機関などの業務効率を高められる

手書きのベトナム語の読み取りを可能にしたのは
世界初なんだとか
ベトナム語特有の声調記号に対応するのが難しく
ソフト開発に着手する企業自体が少なかったようです

国内企業が中国に進出した後、東南アジアに
進出しているのが顕著な事例ではありますが
現地企業が顧客になっているところもあるというわけですよね

現地企業のニーズをくみ取ることができれば
国内での成功事例を調整すれば
ビジネスチャンスはまだまだあるということですよね


NTTデータとしては、読み取りに適した申請書類のひな型作成などを
含めたサービスとしてベトナムや東南アジアの金融機関などに売り込む
とのこと

今後、ベトナムの経済成長が見込まれることから
需要が拡大すると判断したようで、よき成功事例に
なってほしいと願うばかりです

学生向け起業塾 出身地の前橋で 「JINS」田中社長…

2016-02-05 23:08:04 | NewsPaper
JINSの田中社長による社会貢献
というのは興味深いものです


本日の日経産業新聞から14面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『学生向け起業塾
 出身地の前橋で
 「JINS」田中社長』

眼鏡専門店「JINS」を運営するジェイアイエヌの田中仁社長が
出身地の前橋市で、学生に起業ノウハウを伝える塾を開く
という記事

東京大学教授で産学連携本部イノベーション推進部長の
各務茂夫氏が講師を務める

約4時間の集中講義を6回程度実施
座学が中心で、ビジネスモデルの策定などを学ぶ
受講料は無料で、大学生を中心に募集し30人程度を選ぶ

そもそも田中氏は2014年から、自ら設立した財団を通じて
起業塾「群馬イノベーションスクール(GIS)」を開いている
そこでは年齢制限はないが、多くが社会人の参加だったとか

今回GISの学生版を開き、若者が中心となって
学ぶ場を設ける


田中氏の半生について書かれた自伝を読んだことがありますが
まさにベンチャースピリットにあふれた行動指針が書かれており
思い切りが伴った経営方針には感化されるものがあります

その精神が講座からどれほど感じられるものなのか気になるところでは
あります

現在のジェイアイエヌもスマートグラスを始め
新たなものに挑戦されているので、ジェイアイエヌの今後に
つながるものがあるのでないかと伺ってしまいます

あくまで前橋を中心に地域経済の活性化につなげるものとして
講座は開かれますが、こういったことが全国展開された場合は
私も受講してみたいものです

講座の卒業生がどのような企業を行っていくのか
楽しみですね