ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

業務用タブレット 稼働台数、今年527万台に IDC予測、増加続く…

2015-09-30 23:19:49 | NewsPaper
今日で9月も終わり、会社は上期の終わり
どことなく忙しい雰囲気にはありながらも
自身のタスクに専念するばかりです…


さて、本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『業務用タブレット
 稼働台数、今年527万台に
 IDC予測、増加続く』

IDCジャパンの調査より
教育産業を除く業務用タブレット稼働台数が
2015年に527万台に達するとの予測を発表した

という記事

この527万台という数字は人によっては
多いと感じるでしょうか、少ないと感じるでしょうか??

調査結果のまとめを見てみると

・学校および教育産業を除く全産業分野のタブレット稼働台数は、2015年 527万台、2017年 779万台と推計
・企業のタブレットは、試験導入が終わり本格導入へ移行する兆候が見られる
・iPad/Androidタブレットはコミュニケーションやプレゼンテーション用途が中心であるが
 Windowsタブレットは基幹システムとの連動を考えている企業が多い

<国内タブレット ビジネス市場 利用用途別 稼働台数推計、2015年~2017年>

http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20150929Apr.htmlより

…というもの
なるほど、タブレットの試験導入といった期間が落ち着いてきて
いよいよ各企業も本格的に導入し業務に欠かせないものにしていこう
というわけですね

iPadを使用しながらプレゼン等を行い見栄えよくするだけでなく
企業の基幹システムに接続し普段使っているPCとの境目がなくなっていく
ということにもなっていくのでしょう

私も業務上関わっている案件においても
お客様からタブレットでも閲覧できるようにしたい
といったニーズに対応する案件といったものがありました

最初は一部の意欲的な先進企業やベンチャー企業が導入している
といった印象があったのですが、既存大手企業にも
なじみあるものになってきているということを感じるようになりました


なお、タブレットを導入している企業に増設の意向を問うと
タブレットのOSが決まっている企業の65~73%に増設の意向があることが
分かったとのこと

これは、2014年5月の前回調査では30%前後であったことと比較すると顕著に増えており
その要因はとしては、「タブレットのOS未定」「導入しない」と回答した企業が
前回調査のそれぞれ15%、40%から今回調査では5%、12%と低くなったことと
関連があるようです

こういったことから企業が試験導入を終え、本格導入へ移行する兆候を示しており
今後増設に対し、具体的な検討が進んでいくと考えられているようです

なるほど、そういったことから、まさに今後もますます
タブレットの稼働台数が増えていくということなんですね
私の業務においてもどのように関わっていくことになるのか
この動向は抑えておきたいものです

ドローンで倉庫管理 ICタグ 空中読み取り サトーHD…

2015-09-29 18:13:42 | NewsPaper
昨夜はとある話題に関連した
夫婦の会話についてFacebookに書き込んだら
想定外に反響があってビックリ…
みんな煽るの好きだねぇ…


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『ドローンで倉庫管理
 ICタグ 空中読み取り
 サトーHD』

業務用プリンターのサトーホールディングスが
産業用の小型無人機(ドローン)を活用した
倉庫の管理システムを開発した
という記事

これは、千葉大学の野波健蔵特別教授が社長を務めるベンチャー
自律制御システム研究所が開発した6つのプロペラを持つ
ドローンを活用したもの

倉庫内の荷物などに付けたICタグをドローンで空中から読み取り
在庫を管理するというもの
倉庫の3次元地図とも連携させ、手が届かない高い棚の上などにある
荷物も正確に把握できるようになるのだとか

ドローンに対しては、倉庫内の壁にプロペラがぶつからないように
設計するなどといった室内利用を前提に安全性が重視されているとのこと


導入した企業としては、倉庫に保管している荷物に
離れた場所からでも電波の受信で認証ができるRFタグを取り付ける
といったことは必要になります
とはいえ、ドローンの導入によって、開封することなく箱の中身なども
正確に読み取ることができ、在庫管理などを効率化できるといった
メリットもあるようです

倉庫以外にもドローンが飛ぶスペースを確保することができるのならば
大型商業施設内においても利用できると見込んでいるのだとか
棚に置いている商品の売れ行き/品切れ動向をドローンから把握でき
棚卸作業の効率化などにもつながっていくのだとか

価格は300万円を予定しているとのこと
産業用ドローンはまさにこれからの製品といえるでしょうが
このような読み取り機の種類によっては、多様な業界において
活用するメリットがあると云えそうです

車載耐熱タブレット ユピテル セ氏60度でも機能 振動にも強く…

2015-09-28 19:07:04 | NewsPaper
昨日は久しぶりに野外フェスに行っておりました…
ウチから歩いていけるところで野外フェスが
しかもフリーで開催されているという…
来年以降の開催も楽しみにしていきたいものです♪


さて、本日の日経産業新聞から3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『車載耐熱タブレット
 ユピテル セ氏60度でも機能
 振動にも強く』

簡易型カーナビゲーションシステム(PND)メーカーの
ユピテルが車載用タブレットを開発したという記事

「ユピロイド」なる今回の新製品
夏場の車内温度上昇に備え、耐熱性をセ氏60度という
通常のタブレットの約2倍に高めたというもの

これは、iPadなど通常のタブレットでは
周辺温度がセ氏35度を超えると、一部の動作が停止したり
突然画面が映らなくなったりする可能性があるようです

ユピテルとしては、既存の自社製品で使っている
半導体や外装材を採用して、耐熱上の向上につなげたとのこと

回路基板の設計を工夫し、社内の振動に耐えられる強度も
確保するといったこともしているとのこと
通常のタブレットでは、カーナビアプリが利用されるわけですが
振動に弱い欠点もあり車内では故障しやすかったということもあったようです

なお、インターネットに接続せずに利用できるアプリも搭載しているとのこと
全地球測位システム(GPS)に加え、通常のカーナビが対応する日本上空の
位置測位用衛星からの電波も受信し、精度を高めたそうで
ビル群の谷間でも性能が落ちないのだとか


ユピテルとしては、カーナビに興味はあるが利用頻度が少なそうな消費者に売り込み
高耐久性を強みに業務用需要も開拓したいようです
10月よりオープン価格で店頭想定は5万5000円(税別)前後にて
発売後1年間で5万台の販売を目指すそうです

ユピテルの社名はFMのCMなどでよく聞く名前ではありましたが
国内のPND販売シェア首位であるとのこと
とはいえ、国内PND市場は減少傾向にあるようで
新しい製品分野の開発に必死になっているようです

車内での耐熱性というのがどこまで消費者のニーズがあるのか気になるところですが
これが既存タブレットやアプリにどの程度影響するのかも気になるものです…

アイデア出し支援 アプリ開発 CTC、技術者派遣…

2015-09-25 22:00:58 | NewsPaper
今日は新入社員の歓迎会がありました
周りの社員が盛り上げながら、ちゃんとアピールができていたので
これからどこまで飛躍していくのか楽しみになった時間でありました…


さて、本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『アイデア出し支援
 アプリ開発 CTC、技術者派遣』

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が
自社の技術者を顧客企業のもとへ派遣して
アイデア出しを支援するサービスを始めたと発表した

という記事

これは、「CTCアジャイルミックス」なるサービスで
新しいサービスのアイデアを競い合うイベント
「ハッカソン」を顧客企業のもとで開催する
といったことをベースとしたサービス

サービスのなかで出たアイデアを実際の事業に反映するために
アプリ開発も合わせて手掛けるというもの

アプリ開発には、日本IBMのクラウド「ブルーミックス」を活用
開発したアプリを運用したり、機能追加のサービスまで含むとのこと

http://www.ctc-g.co.jp/news/press/20150924a.htmlより

アプリの設計段階から顧客企業と関わり
開発期間を短縮たり、要望に沿わなかったアプリを
再度作り直したりする費用を減らすといった
狙いもあるようです


CTC自体は、社内向けにハッカソンを開き、新規事業の種をまく
といった取り組みを進めているそうで、そういった社内で培った
ノウハウをサービスとして外販するにあたって、このような
サービスが始まるようです

なるほど、どのようなエンジニアが派遣されていくのかと
記事の見出しを見た時に感じたものですが
そういった実績から精鋭部隊を送り込んでいくのでしょう

サービスの利用料は60万円(税別)からで
アプリ開発サービスにかかる期間に応じて個別見積りといったところで
今後1年間で20社への提供を目指しているとのこと

果たしてどれくらいの規模の企業において
どのような実績をつくっていくのか
その事例紹介といったものも楽しみにしたいものです

超高速システム 東証に 富士通、攻勢へ二の矢…

2015-09-24 23:38:40 | NewsPaper
シルバーウィークが明けました
まずはこの2日間をやり遂げて
週末を迎えたいものです…


さて、本日の日経産業新聞から1面からこの記事をピックアップ
『【News Focus】
 超高速システム 東証に
 富士通、攻勢へ二の矢』

東京証券取引所が株式売買システム「アローヘッド」を
約5年ぶりに刷新する
という記事

これは、2010年に稼働した初代アローヘッドに引き続き
富士通が国内最高水準の超高速システムを構築したというもの

新システムとなり、注文応答にかかる時間は0.5秒
人が1回まばたきする間に200件の注文をさばける
という高速データ処理技術を備えているというもの
(メモリーは約10TBにもなっているのだとか…)

サーバー同士がデータをやり取りする仕組みを見直し
転送速度を5倍超に引き上げたり
通信機器やサーバーを最新機種に入れ替えたりして
このような独自技術が出来上がったようです

記事にはその詳細までは書かれてはいませんが
そのシステム構成図といったものはぜひ見てみたいものです


なお、アローヘッドに盛り込まれている技術は
金融取引にとどまらず、他のシステムにおいても
スピードが求められる分野には役立つと見込んでいるようです

処理速度の高さは膨大な量のデータ分析にも対応して
売上や天候、SNSなどでのビッグデータを分析し
売れ行きを素早く予測するといった機能も備えているとのこと

製品設計のシミュレーションに活用すれば
短時間で計算と解析を繰り返せるようになり
現実性のあるシミュレーションができるのだとか


富士通としては、東証と二人三脚で作り上げた技術力を
営業につなげ、さらなる多分野に進出したいところでしょう
富士通の評判については賛否両論を聞くことがありますが
果たしてこの実績はどこに向かっていくのか見物であります

日本人医師にイグ・ノーベル賞…

2015-09-21 14:33:08 | NewsPaper
シルバーウィーク真っ只中ですね
そんな中で本日は日経産業新聞が発行されました
次の発行は明けた24日になります…


さて、本日の日経産業新聞から7面の先端技術・環境・エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 日本人医師にイグ・ノーベル賞』

独創的でユーモラスな研究に送られるイグ・ノーベル賞
今年の受賞者が17日、米東部ボストン近郊のハーバード大で発表された
という記事

その内容というのが
アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の患者が
恋人や配偶者とキスすると症状が緩和する

というもの

ってこれだけビックリ仰天な内容ではあるのですが
これを大阪府寝屋川にある診療所院長の木俣肇さん
医学賞として獲得したとのこと

いくらかのニュースサイトにてこの話題の記事を見てみましたが
そもそもこの研究自体は木俣さん自身にとっては古いものだったようで
なぜ今頃になって…といったところもあったのだとか

たしか、名誉あるノーベル賞自体も古くからある研究であったり
その対象者について入念に調査したうえで受賞されたり
といったこともあると見聞したこともあり
イグ・ノーベル賞も受賞の仕組みとしては
ある意味でちゃんとしているのでしょうか

なお、記事によると、日本人のイグ・ノーベル賞受賞は
今回で9年連続なんだとか

受賞されることが、名誉あることなのか
捉え方は人其々といったところでしょうか


ちなみに、なぜキスや笑いに効果があるのかなど、詳しい仕組みは
解明できていないんだそうな…って、おいっ(笑)

ライブ、大学講堂活用も 首都圏の主要会場、回収相次ぎ不足懸念…

2015-09-18 22:00:25 | NewsPaper
さて、明日からシルバーウィークに突入ですね
私はそれに先駆けて!?、オールナイトで映画を観て来ます
そうです、私のシルバーウィークは映画三昧であります…


さて、本日の日経産業新聞から19面のLearning欄からこの記事をピックアップ
『ライブ、大学講堂活用も
 首都圏の主要会場、回収相次ぎ不足懸念』

渋谷公会堂や日比谷公会堂をはじめ、首都圏の主要な
ライブ・コンサート会場の建て替えや改修が相次いでいる
という記事

1千~8千人弱といったある程度の規模の会場が
不足してきているというものです

記事では、ぴあ総研の方へのインタビューを通して
現状が伝えられています

そもそもは、2020年開催の東京五輪に向けて
国立競技場が建て替えに伴って一時閉鎖したのが
きっかけとなっているようです
あとは、施設の老朽化による改修といったものだとか

記事内で問題として挙げているのは
市場の2割を占める1千~8千人弱といったある程度の規模の会場では
日常的にライブ・コンサートを開いており、それらの会場が不足する
ということを懸念する、と

つまり、ライブハウスなどで、集客力を高め
次のステージへ、といったところで受け皿がない
というのが問題であるというわけです

記事では、地方の会場を使用するといった以外にも
都心の大学や企業の講堂などを活用する手段がある
と提示しています

持ち主側としても、外部への貸し出し回数といった規制も
ニーズに応じて緩和する方法があるのではないか、と


なるほど、海外に目を向けてみれば、イギリスなんかでは
ライブスケジュールの中に大学の名前が入っていることもよく見かけるものです
って、国によってそのあたりの文化や事情が違うというのはあるのでしょうが

それを実現するにしても、貸し出し回数というものがあったとは…
メンテナンスコストといった課題もあるのでしょうか

記事では、そこから人口減少に伴う国内市場の縮小見込みを取り上げ
海外客の取り込みのためにもチケットシステムの整備といったことも
書かれています

そういったことから、民間の興行会社等に任せておくのではなく
行政側も関与するといった支援もあってもよいのではないか、と

なるほど、海外に向けての情報発信の手法については疑問を持つことはありますが
制度面から行政が関与できることはあるのではないかと感じます

今回の施設面に関しては、どこかが動かなければ解決しないでしょうが
各種機関の積極的な動きが必須といえるのではないでしょうか

仮想空間の力 悪用の脅威 開かれた社会 曲がり角…

2015-09-17 23:52:16 | NewsPaper
今日は久しぶりのLIVEハウスへと…
4組出演にて、どのアーティストも好きで
音源もしっかりもっているものばっかりで
たまらない一夜となりました…♪


さて、本日の日経産業新聞から1面からこの記事をピックアップ
『【ネット防衛 日米の現場から㊤】
 仮想空間の力 悪用の脅威
 開かれた社会 曲がり角』

今回は珍しく1面に掲載されたIT社会の闇の面についての記事

2015年現在、度重なるサイバー攻撃により
ネット無法地帯の現実が白日の下にさらされ
政府機関や大企業だけでなく中小企業や個人までが
標的となるリスクを抱えている、とまで書かれています

記事では、まず世界最大のハッキングイベント「DEFCON」内での
とある講演の内容が書かれています

その講演タイトルは「I Will Kill You(あなたを殺してしまおう)」
なんていう物騒なもの…ってこれがかなり人が集まったようで…

講演の内容に取り上げられた例というのがオーストラリアでの病院内の死亡届の申請システム
なんと2014年に患者200人を「死亡」と誤って申請されていたそうです…

って、いきなりそんな事例が…と思ってしまいますね
このシステムを調査してみると、重大な欠陥があったようです
医師や葬儀社のアカウントが本物かどうかを確認する機能がなく
誰でも医師や葬儀社になりすますことできる状態だったと…

つまり、犯罪者はネット上から適当な医師を選び
氏名や住所、医師免許の番号などを拾って、"コピペ"すれば
アカウントを作成し、ログインが成功すればやりたい放題というわけです
警察に疑われないような死因や葬儀社を選べば、仮想での完全殺人ができるという…

これって、簡単に保険金詐欺ができることにもつながるようで…
クレジットカードといった社会的な権利を奪取できたり
犯罪者自身も死亡扱いにすれば逃亡にも利用できるって…

この仕組みは、出生届の申請システムにも応用できるようで
つまり、仮想人間を産み出すこともできるっていう…

これって、まさに映画『イレイザー』の世界が
現実になりうるっていうことですよね…??
日本でもマイナンバー制度が導入されるということで
外国の事だと思って無視できない事例ということですよね…??

あと、記事には飲食店などに設置されているWi-Fiのアクセスポイントを介して
来店者のスマホの情報を抜き取る事例なんかも掲載されています


結局、システムの欠陥を見つける犯罪者はどこかにいて
その欠陥を潰すことと新たな仕組みを作っていくことという
いたちごっこはひたすら続いていくような気がしてなりませんが…

その攻防が進んでいく中で、本来インターネットは平等、自由、開かれたもの
であるべきという考え方が崩壊しかねないというのはいかがなものかと

法律によってインターネットが規制され、IT大手によってシステムの基盤が掌握され
国を超えた場合でも他国の規制にも阻まれるなんてことも


なんだかなぁ…と思うことが続くこともあるネット社会ではありますが
本当にセキュリティが保たれていて、自由にやりたいことができる(良い意味で)
つながった世界であってほしいものです

ICタグに電子ペーパー 凸版が開発 情報表示、効率良く管理…

2015-09-16 18:49:42 | NewsPaper
今週に入って私の所属する部署に新入社員がやってきました
最初の登場時にはビックリする出来事がありましたが
まだまだ不慣れで初々しいところもあり
教えがいがあるように感じております


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『ICタグに電子ペーパー
 凸版が開発
 情報表示、効率良く管理』

凸版印刷が省電力の電子ペーパーを搭載した
ICタグを開発した
という記事
(プレスリリースでは「表示機能付きRFID」と表記されています…)

いわゆる小さなICタグに電子ペーパー??
それは、もはや電子ペーパーと云えるのか
と感じつつ記事を取り上げてみました…

今回開発されたICタグ「Near cross™ DU(ニア クロス ディーユー)」は
電子ペーパーの機能を搭載して情報を表示できるというもの

http://www.toppan.co.jp/news/2015/09/newsrelease150916_1.htmlより

梱包箱などに貼り付け、2.7インチの画面に
梱包の中身や作業内容などを表示できるというもの

リーダー/ライター端末と呼ぶ専用端末が発する微力な電力だけで
データの読み書きができ、独自の回路設計で消費電力を抑えバッテリーも不要
電子ペーパーの表示は約10万回まで書き換えが可能なんだとか

画面には梱包材の内容や個数を表示することで開封することなく商品の確認作業が可能
作業工程を表示することで持ち場ごとに箱が作業員の目の前にきた段階で作業指示が表示されるといったことで
従来の紙の作業指示書やバーコードによる工程管理を効率化できるのだとか


凸版印刷としては、物流センターや製造ラインでの需要を見込み
物流会社や精密機器メーカー、流通業など幅広い業界に拡販していき
2016年度には関連受注を含め約1億円の売上高を目指すとのこと

結局のところ、RFID搭載のICタグに文字を表示できるように
画面を付けると、幅広い業界に売り込むことができるというわけですね
たしかに、これまでだとスーパーなどで情報量が少なく済むような
値札ディスプレイというものはありましたが、それらが
さらに改良されていくとこのような製品が開発されたのだなと感じます
その裏には、電子ペーパーモジュールが役に立っているのですから
今後もさらなる改良/開発がなされていきそうですね
はたしてその頃には電子ペーパーと云えるものなのでしょうか??(笑)

抽象画 AIが描く 日本ユニシス 画像解析技術を応用 字の形 学習し図に…

2015-09-15 18:58:49 | NewsPaper
先週末に誕生日を迎え33歳となりました…
ってそんなに変わったことはありませんが
新たに一つのことに挑戦しようと
計画中のオイラであります…


さて、本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『抽象画 AIが描く
 日本ユニシス 画像解析技術を応用
 字の形 学習し図に』

日本ユニシスが人工知能(AI)を芸術分野に応用する
取り組みを始めたという記事

そもそもは、日本ユニシス総合技術研究所が
未来の住宅、職場、公共の場所など「未来の社会」を想定して
進めてきたソフトウエア技術、NUI(Natural User Interface:
人間の五感や人間が自然に行う動作によって機械などを操作する仕組み)
人工知能などの研究成果について、社会への適用・実装や実ビジネスへの
応用を本格的に開始する
一環としてあるようです

今回の記事で取り上げているのは、クリエイティブ領域への取り組みとして
2015年6月19日~9月27日まで、デザインの展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」で開催の
企画展「動きのカガク展」で、出展アーティスト(菅野 創+やんツー)の作品制作において
人工知能を応用し具現化しているというもの

記事には菅野氏のコメントが掲載されています
“単純作業がAIに取って代わられていくなかで
 最後に残る部分がクリエーティブの領域
 そこに最初に挑戦しようと思った”とのこと

AIで文字の造形を解析する仕組みを考案し
SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES #2 - Letters
という作品を創造したとのこと

書き込んだ文字を取込める電子ノートと白い壁画
縦横無尽にボールペンを動かす装置から構成された作品とのこと

その裏では、画像解析技術をもって、文字を書き出し一角一角に分解
長さや方向に応じて分類しDBに溜め込み、DB上の類似の図形と変換し
文字のような形の抽象的な図形を壁画に書き込んでいく…
その裏ではAIが動いているという


まさにクリエイティブ領域にAIが入り込んでしまったわけですね
そこに入られた芸術家側としてはどのように感じるのでしょうか

AIを活用してこれまで想像できなかった芸術作品を創造してやろう
と意気込んでいく芸術家の考えがあるでしょうか

それとも、結局はAIを作り出しているのも人間であるわけなので
そういった人間の感性と芸術家の感性は違うものであり
まだまだ人間が取って代わられるようなことはないと考えるのでしょうか

とはいえ、このような取り組みはIT側の人間としては
興味深いものだなぁと感じてしまいます
つい先日訪れた神戸ファッション美術館で開催されている
デジタル×ファッション 二進法からアンリアレイジ、ソマルタまで
という展示を観覧し今回の記事であったので、クリエイティブの可能性を
感じさせてくれるものがまだまだあるなと感じるものです

今後もどのような分野にAIといったものが広がっていくのか
興味津々になる記事でありました

自席で複合機の状態確認 OKI 固定電話のランプ使用…

2015-09-11 23:10:49 | NewsPaper
今日も映画館で映画三昧であったのですが
受付時か開場までの待ち時間の際に
鑑賞料金がお得になる会員証を落としたようで…
無事に受付に届けられ手元に戻ってきまして…
なんともありがたい出来事でありました


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『自席で複合機の状態確認
 OKI 固定電話のランプ使用』

OKIが用紙切れやファックスの着信など複合機の状態を
固定電話から確認できるサービスを始めると発表した

という記事

サービスを利用した企業は、複合機の設置場所に行かなくても
自席でファックスが送られたかどうか分かるようになっているもの

複合機のA3用紙がなくなると、固定電話機のランプが点灯し
画面に「A3用紙」と表示して給紙を促すというもの

http://www.oki.com/jp/press/2015/09/z15047.htmlより

このサービス自体は、ちょっとしたアイデアを
実現したもので良いとは思うのですが
サービスを利用するには、OKIの複合機と電話機が必要
であるようで…
(OKIとしては、システム連携で顧客の利便性を高めて
電話システムと複合機双方の売り上げ増を狙っているのだとか…)

価格としては、10台の電話機を利用する場合で税別70万円から
複合機の価格は、トレーを増設できる機種で税別99万8千円から


さて、このサービスを利用する場合においては
企業のの規模や風土によって導入台数が違ってくるのでは??
社員それぞれが複合機や電話を頻繁に利用する場合は
OKIにとってはありがたい顧客になるのでは??
部署の事務担当など、利用者がほぼほぼ固定されるような職場では
電話機1台と複合機1台でも十分であるといったこともあるのでは??

と職場によって導入形式が異なってくることを考えると
果たしてこのサービスはどれだけ新たな導入実績を作り出していくのでしょうか
そういう意味では今後の展開が注目ではあるサービスと云えるでしょうか

乱立クラウド 選択手助け SCSKや北大 3年メド実用…

2015-09-10 23:43:41 | NewsPaper
昨日今日と台風の影響を受けたような
雨が関西でも降っています
って関東は大変なことになっているようで
気になるものであります…


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『乱立クラウド 選択手助け
 SCSKや北大 3年メド実用』

SCSKが企業の業務システムに合わせ
乱立するクラウド基盤のなかから
最も要望に合うものを自動で選び出す
サービスの開発を始めた
という記事

SCSKが北海道大と北見工業大と共同研究を始めたもので
自然界で生物が淘汰される過程を予測するプログラムを応用し
それぞれの企業の要望に合う最適なクラウド基盤を自動で
導き出すのだとか

企業側は、データセンターの立地や個人情報の取り扱い、費用面の条件など
業務システムを構築する際に求める条件を入力し
現在提供されているクラウド基盤のなかから、設定した条件に合った
サービスをプログラムが分析し、最適な組み合わせを含めて自動で
設定するのだとか

https://www.scsk.jp/news/2015/press/product/20150910_2.htmlより

自然淘汰予測をサービスを選択する際に活用するという段階で
そもそもどこからそんなアイデアが産み出されたのだろうとも
感じてしまいます…

とはいえ、現在はクラウドもサーバーの台数やアクセス状況などで
事業者ごとに料金が異なり、クラウドを利用する企業からしてみれば
どれを選べば費用を抑えられるのかが分かりにくいという課題もあるわけで…

という時にコンサルティング業者が出てくるわけですが
そこでこのシステムを利用すれば、無駄な費用を抑えて
限られたリソースを必要なところに投入できるというわけですね


SCSKとしては、顧客の要望に沿ってシステムを開発するといった
従来のSIerが行っている受託型開発から
自らサービスを提案する事業モデルへの転換を進めているとのこと
そこで、今回の研究成果を活用し、サービス提案型事業の拡大に
つなげたいといった考えがあるとのこと

まずは研究段階ではありますが、果たしてどのような選択を手助けする
サービスになっていくのでしょうか
決してあるサービスや業者に偏ることなく、柔軟に
お客様が喜ばれるサービスになっていくことを願うばかりです

ビットアイルに米社がTOB…

2015-09-09 22:24:53 | NewsPaper
大分旅行から帰ってきて
今日はとある大作映画を鑑賞しておりました
3時間3部構成合計560分もあるという
物凄いものを観たのでありました…


さて、本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『ビットアイルに米社がTOB』

ってこれだけだと、分かりにくいですが
これは、データセンター運営大手の米エクイニクスが
日本法人を通じて、同業のビットアイルを買収すると発表した

という記事

9月9日から10月26日までTOB(株式公開買い付け)を実施し
株式保有比率で2/3超の取得を目指すとのこと
2016年初めまでに全株式を取得する計画で
買収金額は333億円の見込みとのこと

エクイニクスは、日本国内で東京5ヵ所、大阪1ヵ所のデータセンターを新たに取得し
最終的に、東京9ヵ所、大阪2ヵ所、総ラック数12,000台規模のデータセンター事業者
となるのだとか

記事曰く、これは国内第4位のデータセンター事業者
になっていくそうです


ごく個人的なことを云えば、ビットアイルは以前お世話になった会社が
利用していたデータセンター施設の企業で合ったり
エクイニクスには昨年転職活動時に受けた企業であったりと
親近感を抱くのですが、どことなく似ている雰囲気を感じる
ところがありました
(データセンター施設専門企業ですから、似ているところはあるでしょうが…)

日本国内でいわゆる外資系のデータセンター事業を行う企業の
シェアが伸びているというのは興味深いものです
今後、私が業務に携わっていく中でも十分に触れることがあるでしょうから
これらの動きには今後も注目しておきたいものです

電子看板 持ち運びOK 富士通エフサス 災害想定、自治体に…

2015-09-08 23:04:15 | NewsPaper
昨日今日と大分に来ております
関わった方達の行動力と熱さを
ヒシヒシと感じた旅でありました…


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『電子看板 持ち運びOK
 富士通エフサス 災害想定、自治体に』

富士通エフサスが災害時の情報発信用に
小型デジタルサイネージ(電子看板)の販売を始める

という記事

これはアタッシュケース型の機器を
自治体の庁舎や公共施設に設置して
日常は地域のニュースや天気予報などを配信し
災害発生時には避難施設に持ち込み、火災情報などの
続報を放送をするといった用途を想定したもの

http://jp.fujitsu.com/group/fsas/release/2015/0901.htmlより

製品自体は、幅50cm、高さ21cm、奥行き38cm程度で、重量は約11㌕
施設の避難所向けにWi-Fiとして使ったり、携帯端末を充電したりできる
といった機能を備えているとのこと


持ち運びOKな電子看板という目を引くようなキャッチコピーではありますが
結局は災害時などの非常時にいかに役立つものであるかが重要で
それ以外の時間も有効に活用してもらうためにデジタルサイネージ
という機能を付けたのでしょうか

価格としては、5台導入で1セットあたり50万円
ソフトなどの初期費用が30万円程度、月額利用料が1セット1万円
これらのシステムとしては妥当なところではありますが
2017年度までに累計4億円の売り上げを目指すそうですが
果たしてどれだけの契約を締結することができるのでしょう

地方IT、大手しのぐ利益率 分野特化で脱・受託開発…

2015-09-07 23:54:04 | NewsPaper
今週は夏季休暇を取っております
妻のご縁で初めて九州の地を踏み
大分に来ております…


さて、本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 地方IT、大手しのぐ利益率
 分野特化で脱・受託開発』

クラウドなどITを駆使し、農業や小売りなど
地場産業を支えるサービスを創出する中小ベンチャー企業が
大手のサービスを上回る機能のきめ細かさや革新性で
地方経済の活性化に貢献しているという記事

この記事を書いた記者曰く、注目しているのは
各社の利益率の高さとのこと

記事に例として挙げられているのは

徳島市に本社を置くスタンシステム
農業関連システムを得意とし
LEDで野菜や果物を育てる植物工場の
制御システムの開発を手掛けているとのこと
こちらでは40%近くの営業利益率なんだとか

新潟市のオーエムネットワーク
流通関連ソフトを手掛けており
独自のデータ分析技術を強みにして
天気予報データを組み込んだ小売店向けの
来店客数予測システムを展開し
利益率は15%とのこと

※国内IT企業で利益率が10%を超えるのは野村総研ぐらいで
 結局は業界としては受託開発に依存しているということが
 現状としてあり利益率の低下につながっているわけですが…

例として挙げられている2社に共通しているのは
農業や流通といった特定の分野に特化したソフトや
クラウドサービスの開発力であるとのこと

それぞれの業務に独自のノウハウが詰め込まれており
それらを活かせば、顧客にとっては導入しやすく
メリットを得やすいといったこともあるようです
一度使ってもらえば継続して利用して頂けるといった
可能性やチャンスがあるようですね

国内の大手IT企業においても個別の業務システムを手掛けてはいるでしょうが
受託開発のものに比べるとシェアは少ないものでしょうか
そこを逆に利用し、より顧客に近いところで業務に貢献していくことができる
システムやサービスを納めるというのは十分にメリットはありそうですね

別にお互いがお互いの真似事をする必要はなく
自社の顧客が本当に必要としているものをつくっていくのが
本来の役目であり、お互いにいい意味で影響を受けながら
利益を出しながらシステムやサービスをつくっていくのが
これの企業を経営していく意義ではないでしょうか