ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

プログラミング基礎教育 小学1年生で…

2014-06-30 23:09:51 | NewsPaper
スマホが私の元に戻ってきました…
まさかこんなに短いスパンだったとは…
自分にとってストレスのない
無理のないスマホとの距離感がある生活を
していこうかと思っております


では、本日の日経産業新聞から、9面の大学欄からこの記事をピックアップ
『プログラミング基礎教育
 小学1年生で実証研究
 東洋大など』

東洋大学とDeNAが
佐賀県武雄市内の小学1年生を対象に
プログラミング教育の実証実験を始める
という記事

これは、10月からタブレットを使い
武雄市立山内西小学校の1年生40人に
プログラミングの基礎を教えるというもの

武雄市と言えば、あの樋渡市長の武雄市
TSUTAYA図書館の武雄市
Facebookを活用した市役所HPの武雄市です

武雄市はそれはそれはIT教育に力を入れているようで
4月には市内の全小学校生にデジタル教育用のタブレットを配布
といったことまでしているそうです

今回の取り組みでは、東洋大の現代社会総合研究所が手掛ける
「ICT教育研究プロジェクト」に参加するDeNAが専用ソフトを開発
1ヶ月に2回ほど講師を派遣し、小学生にゲームなどの簡単なアプリ開発を
教えるとのこと


改めてスゴいことをおもしろくやってくれるなぁと感じます
私の場合、高校の数学の教科書にBASICについて書かれていても
授業で教えることはなく、大学の授業で始めてC言語を知り
四苦八苦しながら学んでいたというものです

それを今度は小学生がやるだなんて、エッジの効いたところは
とことんエッジを貫いているなぁと感じる次第です

DeNAのプレスリリースによれば、「ビジュアルプログラミング」と呼ばれる
テキストを使用せず、視覚的な要素の組み合わせ操作により
ゲームをはじめとするアプリケーションを開発できる言語
といったものを用いるそうです

たしかに、それだと小学1年生でも遊ぶ気持ちで
プログラミングに触れることができるのかもしれません…

そこから少しずつモノの見方や考え方、論理的思考の重要性
などといったことを学んでいくのでしょうか
今回は東洋大学が関わるということで
そのあたりを実証研究というわけですね

今回の授業を受けた誰もがプログラマーなりIT業界に
将来進むわけではないですが、よりよいものを学び取って
柔軟性のある人間になっていってもらいものです
この実証研究の成果とやらを楽しみに待ちたいものです

徳島大がコンテナ型データセンター…

2014-06-27 18:12:11 | NewsPaper
スマホの修理の目途がたったようです
あくまで基盤交換という形で(根本的な原因は云わず…)
この基盤交換というのは修理の建前として
よくあるようですね…



では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『データセンター
 徳島大がコンテナ型
 南海トラフ地震対策』

徳島大学がM9クラス級の地震を引き起こす可能性のある
「南海トラフ巨大地震」対策で、コンテナ型データセンターを
導入した
という記事

これは、NECがデータセンターとネットワークを構築したもので
学内ネットワークのバックアップ体制も強化したとのこと

耐震性、耐水性に優れるといわれるコンテナ型データセンターを
学生の個人情報や研究データなどの保管に活用するというもの

コンテ型データセンターはNECフィールディング製
NECがネットワークと情報管理システムを構築したというもの

やはり、注目したいのがコンテナ型データセンター
コンテナ本体とサーバーを収容するラックは震度7強まで耐えるのだとか
従来型の建物に対して耐震工事などを施してサーバーを設置するのに比べ
設置費用は1/2にもなったそうです

徳島大学としては、3ヶ所のキャンパスをネットワークでつなぎ
外部のデータセンターとコンテナ型データセンター、学内サーバーと連携
災害時に、いずれかのデータが生き残れば、学生や教職員計1万1000人分の
個人情報を使って安否確認ができるそうです


さて、コンテナ型データセンターが出てきたのは1998年頃でした
当時は環境に対していかにITが貢献できるかといったことで
グリーンIT関連の製品として云われていました
それが、東日本大震災以降は、災害対策、BCP(事業継続計画)
狙いにもなってきているようですね
NECは大学向けにもこういったソリューションに取り組んでいるわけです
今後も南海トラフ巨大地震対策エリアにコンテナ型データセンターが
導入されていくのでしょうか、その動き引き続き注目どころです

ネット経由で手話や要約…

2014-06-26 18:34:15 | NewsPaper
なんだか今にも雨が降りそうで降らないこの天気
やることやってさっさと帰りたいものです


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『【IT こう使う】
 ネット経由で手話や要約
 筑波大、障害持つ学生に授業補助
 付添不要に』

筑波大学が2013年から障害を持つ学生が
授業を受けるのを補助するITシステムを導入したという記事

生徒のPCに教員の発言内容や資料を瞬時に表示させるといったことや
遠隔地でもインターネットを活用して手話などのサポートを受けられる
といったもの

障害を持つ学生を手助けする補助員の確保が年々難しくなっているようで
ITを活用して健常者と同様に授業を受けられる体制作りを目指しているとのこと


そもそも、筑波大学には障害をもつ大学生が大学院生含め約70人在籍しており
授業を受ける際には学生による補助員によって手話や要約の筆記など
個々の事情に合わせたて支援をしていたとのこと

とはいえ、障害を持つ学生が年々増加しているようで
補助員の増員が難しい状況のようです
補助員の派遣を要望されても、断ることもあるようで
なんともしがたい状況があるようです

そこで、補助員の負担を減らし、障害を持つ学生のサポートを充実させようと
導入したのがカメラやマイク、タブレットなどを活用した補助システムというわけです

教室の天井に複数のカメラと集音マイクを設置し、授業の風景を撮影
補助員がいる別室にリアルタイムで送り、補助員はその映像を見ながら
内容を手話や文章にし、Wi-Fiを使って教室前方に3台ある大型スクリーンや
学生のPCやタブレットに映すというもの
数秒の時間差が発生はするものの、授業の内容が分かるというわけです
このシステムなら、サテライトキャンパスへも転送することが可能で
補助員は筑波キャンパスにいるだけでサポートもできるというわけです


ただ、まだまだ課題もあるようです
この補助システムを導入できたのは障害を持つ学生の利用が比較的多い
1教室だけにとどまっているようで、導入コストが約5500万円とかかることから
なかなか他の教室に設置するという見通しがまだ立っていないようです
あくまで、他の教室では従来通りの補助体制で進めざるを得ない状況のようです

現在は、授業内容を自動で要約できるシステム作りに取り組むなどといった
さらなる効率化を目指しているとのこと

学生の授業補助ということで費用対効果を出すようなシステムではないにしろ
なかなかシステムを進めていくというのは大変なようです
されど、そういったシステムに期待して障害を持つ学生は入学してくるわけです
より快適に学べる環境の整備というのはどこまでも果てしなく改善が必要というわけですね

住基ネット 自治体用装置 手のひら認証採用…

2014-06-25 18:38:27 | NewsPaper
スマホのない生活、特に支障なし
かわりにアナログに手帳への書き込みを
大事にするといったことを改めて
実践しております


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『住基ネット 自治体用装置
 手のひら認証採用
 富士通納入』

富士通が、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)を運営する
地方公共団体情報システム機構が富士通の手のひら静脈認証装置を採用し
7月から全面的に利用を始めると発表した
という記事

全国1800自治体の職員が、住基ネット端末を使うときに
IDを入力して手のひらをかざすだけでログインできるというもの


http://pr.fujitsu.com/jp/news/2014/06/24.html?nw=prより

約1万1000台の装置を全国の都道府県や市町村に納めたそうです
これはかなりの投資としたいうことになりますよね
それだけ税金が使われているということですよね

なお、従来はIDカードとパスワードで認証しログインしていたそうです
認証ソフトウェアと手のひら静脈認証を使うことで、ICカードの紛失や盗難による
不正ログインのリスクが減ることを狙っているとのこと

ということは、過去には何かしらの事件が起こっていたのでしょうか
それはそれは恐ろしい…

一応、住基ネットのシステム管理者にとっては
ICカードの発行や管理などの業務が効率化できる
としてメリットはあるようです、あくまで管理者側ですが…


さてさて、今回はあくまで自治体職員がさわるシステムの事例
そのうち、我々住民が用いる住基ネットのカードにも改善がなされるでしょうか
そもそも、住基ネットのカード利用者数を考えれば、まだまだ先の話ですが
導入規模とその内容からして興味津々な記事でありました

桜島噴煙、高い程宿泊安く…

2014-06-24 18:59:07 | NewsPaper
スマホを修理に出した昨夜以降
それほど不便には感じていません…
相方にいたってはある種wktkしたとか…
結局、スマホのTPOは大事にするものですね


では、本日の日経産業新聞から、13面の生活・シニア欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 桜島噴煙、高い程宿泊安く』

シティホテルの「レンブラントホテル鹿児島」が
桜島の噴煙の高さによって宿泊料金を割り引く
プランを開始したという記事

鹿児島市内では、夏季は風向きの関係で
噴煙による降灰が発生する機会が多いそうです

灰で服が汚れるため、外出を控えることにもなるため
桜島に興味を持ってもらうためにも割引で集客する
といった狙いがあるようです

割引額としては高さ千㍍台は100円、2千㍍台200円…
午前4時から午後6時の間に気象庁が発表する高さを参考にして
算出されるそうです

このプランは、ネットを通じての予約
宿泊当日の午後5時までの予約客が対象で秋までじっじとのこと


それほど、大きな割引だとは感じませんが
集客術の1つの方法としてはおもしろいものだと感じます

場所が場所だけにそれだけの損害保険をかけているのだとは思いますが
それがあったうえで収支計算し今回のプランが出たといったところでしょうか

記事によれば、桜島では昭和火口で6日に爆発的噴火があり
噴煙が高さ4500㍍まで上がるといった活発な火山活動が続いているそうです

果たして、どれほどの集客効果がでるのか
結果レポートを見てみたいものです

NEC、顔認証世界大会3連覇…

2014-06-23 20:42:15 | NewsPaper
先ほど、私のスマホが突然ブルースクリーンとなり
再起動後、最初のロゴ画面から動かない状態に…
結局、ショップに行って修理となりました…
スマホに縛られないことの良さを書いた記事をたまに見ますが
どれほどのものか体験してみたいと思います


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 NEC、顔認証世界大会3連覇』

NECが米国で開催された顔認識の技術力を競う
世界大会で3連覇したという記事

フランスや米国、中国など世界6カ国の企業や大学16団体が参加し
顔認識ソフトが16万枚の顔写真から同じ顔写真1組を見つけ出す試験を受け
NECの顔認証ソフトの正解率は96%だったとのこと
これは、153,600枚ぐらいの正解というわけです

また、分析速度の試験では、1秒間に302万人の顔写真を検索したとのこと
この処理速度は本当に物凄いものです
いったい、どの程度のスペックの機器を使ったのでしょうか

最終的に各項目で優秀な成績を収め、首位を獲得したとのこと
NECの技術天晴れといったところでしょうか

NECのHPで今回のニュースリリースは見当たらなかったのですが
このNeoFaceなる製品のことでしょうか
国家レベルのセキュリティ管理からエンターテイメント分野まで
幅広く使われているようです

それこそ、世界で1位になるのですから、世界中の国々の中で
このNECの技術が使われているのでしょう
さすがにセキュリティ分野になるので、実際にどこが使っているかは
公表されないでしょうけど、まさに隠れた日本が誇る技術力といったところでしょうか

エンジニアとしては、機会あれば開発者のお話を聞いてみたいものです
今後もさらに技術が進化して世に貢献されることを楽しみにしたいと思います

プリクラ感覚フィギュア…

2014-06-20 20:54:24 | NewsPaper
今朝はそろって寝坊、しかも
炊飯器のスイッチが押されていないという…
昨夜は良き時間だったので、良しとしよう


では、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『プリクラ感覚フィギュア
 顔の3D撮影機 全国展開
 MUTOH』

印刷・製図機器メーカーのMUTOHホールディングス
仏系ベンチャーのデジタイザーと組み
プリクラ感覚の自分の顔のフィギュアを製作できる
サービスを始めた
という記事

これは、デジタイザー開発した3D撮影機とシステムを活用したもので
顔の半分ほどを器械の中に入れると、円弧上に並んだ9台のカメラが
顔の正面から正面、反対の側面と角度を変えて写真を撮影するというもの

9つの角度から撮影したデジタル画像を独自の計算手法で変換し
顔面の3Dデータを作成するというわけです

目のくぼみや鼻のふくらみを再現したデータに
約100種類もの衣装や髪の色や形を自由に組み合わせることができるというもの
まさにプリクラ感覚で自分のフィギュアをつくるというわけです


コレ、以前似たようなものを見た覚えがあるのを思い出しました
三洋電機記念館にあったピエリモではないかと思った次第です
あれは、記念館内でのみのサービスでそんなに広く展開する
といったものではありませんでした

このサービスは、商業施設の一角などで6~10平方㍍の店にて
撮影機とコスチューム選択用のモニターを1~2セット置くといった
店舗形式にてまずは首都圏を中心に直営店を10店舗程度展開
さらにフランチャイズ契約で全国に展開やイベント会場への
レンタルサービスも検討すると積極的な展開を予定しているそうです

1体あたり5千円前後(送料別)にて初年度に5億円の売り上げを目指し
来年度中には全国に100店設置するといった計画とのこと

3Dプリンタというものがある程度の認知度を得た現在だからこそのサービスと云えるでしょうか
そう思えば、三洋電機がピエリモを設置したというのは先進的だったのでしょうか
このサービスを街中の店舗で見かけることを楽しみにしておきます

楽天の「白熱教室」…

2014-06-19 18:26:44 | NewsPaper
今週はどうも疲れているのか
朝食後10分程度横になった後に
どうにか動くことができている状況で…
シャキッといきたいものです


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 楽天の「白熱教室」
 EC体験 高校生真剣に』

楽天が電子商取引(EC)を高校生に体験してもらう
出前授業「楽天IT学校」なるものを拡大しているそうです

この記事で初めて知ったのですが、2014年度は前年度よりも
約7割多い25校で展開しているそうです

社員らが高校生にECで商品やサービスを販売する方法を
手ほどきするというもの

記事には、実際に扱った題材が書かれています
「結婚を前提に、女性に知り合いの男性を紹介する」という課題について
どのように男性を紹介すれば、女性が好意的に受け止めるのか
生徒らに考えてもらったそうです

最初は、生徒らは男性の経歴を羅列して紹介するといったもののようでしたが
「利点を伝えることが大事」という視点を指摘し、実体験も踏まえて考えてみて
経歴だけ紹介されても響かないというのを理解させたそうです

これは、ネット通販では商品の特徴だけを紹介しても商品は売れない
ということを伝えているということなんですよね
課題を通して、商品を購入する顧客が得られる利点を伝える
という点の重要性を理解してもらうというわけです

あくまで、ポイントは「何が売れるかではなくて、どう売るのかが大事」
私が高校生の時ならば、そんな考え方に気づかなかったかもしれません
こういった考え方について高校生の時に触れることはとても価値あることです
それが将来的に仕事をする上で大いに役立つ考え方になるでしょうから

高校生の時から、買うだけでなく売ることの意義や楽しさに
触れることができるならば、結果的に物を買うことについて
売ることについて本当の意味でしっかりと考えることができる
大人が出来上がっていくということですね
それは将来的に豊かな社会へとつながっていくのではないかと考えます
そこから新たなビジネスの担い手が出てくるかもしれませんしね

楽天版の「白熱教室」とはおもしろい例えだと感じると共に
よい大人になっていってくれることを楽しみにしたいと思います

日立、好業績に水差す不祥事…

2014-06-18 19:42:43 | NewsPaper
昨日は新幹線内で生地を書いていたわけですが
さすがにあの振動の中で書くというのは
大変なものがありました…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 日立、好業績に水差す不祥事
 いま一度、創業者精神を』

国立国会図書館が、情報システムの保守運用を担当していた
日立製作所の社員2人を入札情報を不正に取得したとして
競争入札妨害容疑で警視庁に告発した
という記事

これは、日立が国会図書館の情報システムの保守業務を請け負っている中で
担当の社員がアクセス権を悪用し、次期システムに関する他社の提案や見積もりなどの
入札情報を不正に取得し、営業担当らに提供したとのこと

このやり取りの中に、どれほどの悪意や必死さが
隠されていたかは当人ら以外にはわかりません

されど、大手企業というのは、次期システムの受注も大丈夫だろうという安心感と
もし他社に取られたら…という焦りの中で今回の事件が起きたのか…

今回の事件が発覚したことで、国会図書館は
日立製作所に6ヶ月、グループ子会社5社に3ヶ月間の
指名停止処分となるとのこと

日立製作所自体は23年ぶりに最高益を更新したばかりの時に今回の不祥事
この処分がどれほどの影響を及ぼすものでしょうか


記事では、不祥事発生の原因をこのように書いています
そもそも次期システムjの受注を担う企業が現行システムの
保守運用を手がけていること自体、問題をはらんでいる、と

…って、ここまでよく書いたなぁと感じる次第です
実際、現行システムを構築・運用しているのなら
次期も同社に依頼するのが一番無難で安心するところがあるでしょう
だからといって、サービス内容に満足していないことがあるのならば
他社に依頼するというのも大いにありえることです

その辺りの事情はわかることではないですが
収益目標の達成への強いプレッシャーの下で
社会人としての当たり前の倫理観をもって
業務に就くというものではないでしょうか

日立の創業精神は「和」「誠」「開拓者精神」だそうです
そこに姑息な手段はよろしくないのは当たり前
不祥事やトラブルというのは、ふと油断した時に起こるもの
自身に置き換えて十分に気をつけたいものです

復興へトラックが運ぶもの…

2014-06-17 08:47:22 | NewsPaper
只今東京に向かっております
会社の創立記念パーティーなるもので
また行くことがあるとは思いもよらず

では、本日の日経産業新聞から、11面のものづくり欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 復興へトラックが運ぶもの
 土砂から海の幸へ 期待』

東日本大震災以降での東北の風景も
少しずつ変化しているようです

この記事を書いた記者はボランティア旅行で
久しぶりに岩手県陸前高田市を訪れたそうです

そこで驚いたのは、市街地に点在する「山々」
以前なら大量のがれきの山だったでしょう
現在は近隣の高台から運ばれてきた土砂だそうです
かさ上げ用に使われる土砂で高さ10㍍以上になるものもあるのだとか

そういったことから、被災地の幹線道路では
「○○地区かさ上げ工事」と書かれたトラックが
ひっきりなしに走っているようです
ナンバープレートを見れば、近隣県だけでなく
関東や関西からの応援組も多いそうです

とはいえ、三陸地方でトラックで運ぶものといえば
海産加工物であったわけです
トラックで運ぶものが土砂であるということは
復興はまだまだこれからということです

記事によれば、2013年度の普通トラック販売台数は約8万台とのこと
これは震災前の2010年度とでは5割以上の伸びなんだとか
それだけ復興需要があるということですね

ですが、台数以上に大切にしたいのは、何を運ぶかということ
土砂以上に人々にとって価値あるものが運ばれてほしいものですよね
そういった思いを込めて今回のこの記事は、ものづくり欄に掲載されたのでしょう
まだまだ復興はこれからだと改めて感じさせてくれる記事でありました

水ing?日本の王様?

2014-06-16 19:41:43 | NewsPaper
朝の陽ざしなどが厳しくなってきたので
通勤時にサングラスをかけるようになりました
果たしてコレがどれくらい浮いて見えるものなのか…


では、本日の日経産業新聞から、11面の環境・エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 水ing?日本の王様?
 高い目標、誤読と言えず』

今回は、変わった社名の企業についての記事

水ingという会社をご存知でしょうか??
私は、日経産業新聞を読みながら、なんとなく
よく見る社名かなといったところでした

三菱商事、荏原、日揮が出資し
上下水処理施設の建設・運営を手掛ける
会社だそうです

で、この社名はなんて読みます??
私は「みずイング」だと思いました

正しくは「スイング」と読むのだそうです
読めました??

日本語の「水」と英語の現在進行形「ing」をつなげて
「水を通じて社会に貢献し続ける」との信念が
込められているとのこと


日本人が読めないことがあるように
海外からも別の読まれ方をされるそうです

シンガポールの展示会に出展したところ
「J King」と読まれたとか

漢字の水をアルファベットの「J」と「K」に
分割して解釈したというわけです

これは、王制を敷く中東からは
社名に王が付くとはどういう企業か?
と余計な想像をさせかねないようです

だからといって、社名を変えるわけはありません
この誤読のエピソードを聞いた水ing社員は
我々は水ビジネスで日本のキングになりたい
と言い聞かせている社員もいるとか

一部には、「J」部分を「>」に見立てて
キングよりも大きな存在に、と意気込む社員もいるそうです

高い目標を再認識するきっかけになったのなら
あながち誤読されるのも悪くもないのかもしれません…

とはいえ、社名を正しく読んでもらって会社を認知してもらう
という当たり前のことを、どう捉えるものなのか
一考させてくれるおもしろい記事でもあります

教科書の魅力…

2014-06-13 19:50:34 | NewsPaper
昨夜帰宅すると、意外な納付書が来ていてバタバタと…
自身で納付しようと思っていたら、会社に云えば
手続きってしてくれるもんなんですね
やはり、自身から動いていかないとわからないものです…



では、本日の日経産業新聞から、10面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『【Techo Online】
 教科書の魅力
 構築した体形に出る個性』

先端技術欄における教科書に関する話題
そう、大学や大学院などの専門教育で使う
使う教科書について、もっと魅力的にできない
ものだろうかといった提言記事です

私の場合、理系の学科だったので
1冊2,000~3,000円台の専門書を
教科書として使っていました

まさに専門書といえる教科書であることから
活字に数式が多く、そこそこに白黒での図や写真が
あるといったものが多くありました

専門的な知識を理解するためには仕方がないことではありますが
もっと手に取って読みやすいと思えるようなものは
それほど多くはありませんでした

記事は東大名誉教授の方が書かれていますが
その方としても、専門領域の全体像を示し
専門家を目指す学生の興味を引き付け、基礎から応用まで
必要にして十分な内容を簡潔に記述したものであってほしい
と感じておられるようです

同時に、講義内容の理解に有効であるとともに
教科書単独でも理解できなくてはならない、と


これ、講義をする側の教授としても教科書に対する意見もあるんですよね
講義の内容にドンピシャとする内容の専門書というのはそんなにないようですね
そういったことから、自身で教科書として使うことができる専門書を書いて
それをもとにして講義をする方がいるというわけです

ですが…その教科書を書くというのも大変なわけです
あくまでご自身の研究と研究室に所属する学生への指導
などといったものがあるなかで、さらに教科書を書くというのは
大変なものでしょう

私が所属していた研究室の教授も、私が所属していたころに書かれていましたが
大変なようでした…それはたしかに誤字もけっこうあったりとして…
でも、今現在もその専門書が販売されているのは喜ばしいかぎりです


記事では提言として、先端的な研究をすすめ、論文を書くことに比べると
教科書を書くことは大学では従来重視されてこなかったけれど
これからは、才能ある若い学生を集め、優れた専門家を育て
専門領域を発展させるために、魅力ある教科書の存在が欠かせない、と

そう、教科書は、これからの社会をつくっていく学生のためにある、と
そのために、教科書や専門書がより開かれた魅力あるものになってほしい
と願うばかりです

MSのOS更新需要に的…

2014-06-12 19:15:36 | NewsPaper
ただ今COLDPLAYのLIVE生中継音源を聴きながら
この記事を書いております…
テンションあがるなぁ~、やっぱり…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『米MSのOS更新需要に的
 日立、新型PCサーバー』

日立製作所がPCサーバー「HA8000シリーズ」の
新モデルを発表した
という記事

こんな新モデル発表に関する記事が少し大きめの
スペースとして掲載されました

これは、ただ単に新モデル発表というだけでなく
この新モデルをもって、来年7月にサポート切れとなる
Windows Server 2003搭載のPCサーバーの更新需要を
狙うといった目的があるというわけです

この新モデルのスペック紹介はリンク先に譲るとして
サポート切れによるリプレースの先には何があるでしょうか

記事には、仮想化技術を使って既存の複数台のPCサーバーを
集約するといった利用を想定する
とあります…なんかインパクトとしては弱いなぁと感じていたら
この記事の下にはこんな記事が小さくありました


『NECネクサはOS移行支援』

これは、NECネクサソリューションズが
サポートが終了するWindows Server 2003からの移行サービスを始める
と発表した
という記事

準備から移行後のシステム稼働まで幅広く支援するというもの
最新のOSへの切替に加え、クラウドサービスへの移行にも対応する
というもの

単純に会社のサービスを比較するというのは違うでしょうが
こちらはソリューションとして明確に書かれているのはおもしろいですね
そんなに珍しいソリューションではありませんが…

どちらかといえば、移行作業が遅れやすくなってしまう
中小企業をターゲットの中心にして、今後1年間で500社への販売を目指すそうです

これは、移行後のサービスについて十分に考えた
NECネクサらしいソリューションになっていますね


珍しく同様の記事ながらも中身は大きく違ってくる
2つの記事を取り上げてみました
たまにこうやって比較するのもおもしろいものです

LINE、米社と提携…

2014-06-11 21:21:14 | NewsPaper
今夜は小雨降る中、キャンドルナイトへと…
短い時間ながらも心地よい音の調べに
浸っておりました


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 LINE、米社と提携』

これだけの見出しでは、なんのことだかわかりませんが
LINEが米セールスフォース・ドットコムと
提携したと発表した
という記事

これは、無料通話・チャットアプリ「LINE」がもつ企業情報の配信機能と
セールスフォースの顧客情報管理(CRM)クラウドサービスを連携させる
ということのようです

LINEの公式アカウントを持つ企業が、LINE利用者の性別や年齢、興味や関心のあると
みられる分野を指定して広告を配信できるようにするとか

LINEとしては、企業情報の配信機能を2月に発表するなどして
企業向けの販促支援事業を強化しているそうです

そこにきて、世界に企業顧客を持つセールスフォースと組むことで
国内に加え海外に向けた事業拡大の足がかりを築きたいといったことがあるようです


さて、なぜわざわざこの記事を取り上げたかと云いますと…
以前、参加した展示会にそのようなきざしを垣間見たためです

今年3月に大阪であったCloud Days大阪でのセールスフォースによる基調講演にて
セールスフォース・ワンなるサービスの紹介にて
“我々はLINEのインターフェースの仕組みを採用しました”とおっしゃったのです

え、どの企業がやっている仕組みを採用していると堂々と云っていいの!?
と思ったりしたのですが、実はそれ以前から両社は関係があったのだということが
今回の記事を見て結びついた次第です

LINEは世界進出について、さらに活発になっていますが
今回の提携がさらに躍起となっていると感じる次第です
世界の企業に向けて、どのようにサービスを提案し使ってもらうか
その動き、さらに目が離せないものです

眼鏡型端末の導入検証…

2014-06-10 19:30:47 | NewsPaper
昨日は休刊日でした
その分、新聞を読む+ブログを書くという時間が発生しないのですが
ぼちぼち、その時間に別のネタを書こうかどうしようかと…


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『眼鏡型端末の導入検証
 新日鉄住金ソリュ 製造現場を支援』

新日鉄住金ソリューションズが
製造業などを対象に、眼鏡型のウェアラブル機器を使った
作業支援システムの導入を検証するサービスを
始めると発表した
という記事

いわゆるスマートグラスについて、本格的な法人利用のきざしとなる
サービスでしょうか

導入を検討する現場で、眼鏡型端末をどのように使えば
作業を効率化できるかを調べるといったもの

必要な機能や技術を探り、結局は
そこからシステムの受注につなげるということのです

※参考
新日鉄住金ソリューションズとしては、眼鏡型端末を使って
製造現場の作業を支えるシステムと開発済み
ではあります

http://www.ns-sol.co.jp/press/2011/20110223_110000.htmlより


だからといって、これまでの導入実績が決して多いわけではないようで
各現場の作業内容に応じたカスタマイズが必要ではあるため
まずは導入の可能性や効果を検証するサービスを始める
にいったようです


記事には、眼鏡型端末のメリットが書かれています

タブレットと違って両手がふさがらず、作業に支障が出にくいとのこと
タブレットは手袋をすると操作が難しく、製造現場での使い勝手が悪い
という課題があるようで、そこから眼鏡型端末の普及を見込んでいるようです


なるほど、まずは眼鏡型端末の価値を知ってもらうためにも
現状での課題に対していかに眼鏡型端末が最適なものかを
知ってもらうサービスといえるでしょうか


まずは、親会社の新日鐡住金での現場提案か、あるいはもっと外販での提案活動なのか
どこまで日本あるいは世界の製造業の現場の中で眼鏡型端末が普及していくのか
興味津々な限りです