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【週末版】はじまりのみち…

2013-06-02 11:41:16 | cinema
こんにちは、ぐっちょんです

昨日は予定を集中させたせいか
意外とグッスリと寝てしまっていたようでした


さて、今回の週末版では昨日公開にて昨日に早速見たこの映画について書いてみます

はじまりのみち

木下恵介監督という人物をちゃんと知ったのは
昨年の東京フィルメックスで特集上映されていたことからでした
『二十四の瞳』の監督であったのですね

今作品は、木下恵介監督が戦争の影響を受けて作品をつくることができず
脳卒中で倒れた母親を病気療養のために浜松市気賀に送り届けたことを描いています

しかも、この作品は日本のアニメーション監督である原恵一監督の
春の実写映画ということから関心を持っておりました


この作品を観るまでは木下恵介という人物がどういった方であるかを知りませんでした
戦争があろうがなかろうが、普遍的な人間のありかた
たとえば醜さ、美しさ、弱さ、そして強さといったものを表現し
革新的で実験性にとんだアート作品や世の中に疑問をなげかける社会派作品含め
観る者に感動を与える作品をつくっておられたのですね

本作品内では、戦争中にあるにせよ誰もが思っていたかもしれない
自分の家族を戦争に送り出すということについての考え方について
吐露したくてもできないといったことが忠実に描かれ
現代に投げかけているものがとても印象に残ります

私のような木下恵介監督をよく知らなかった人も
よく存している方にとっても十分に良いと思える作品なのではないでしょうか