ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

熱帯地域向けの簡易型データセンター…

2012-04-27 22:48:33 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

GW突入前日の今日はあいにくの雨
私は9連休になりますが
良き予兆だといいですね


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『簡易型データセンター
 東芝、熱帯地域向け
 シンガポールの大学と開発』

まず、このタイトルと記事を見て
そもそも簡易型のデータセンターというのは
どういうものを指し示しているのかが
よくわかりませんでした

というわけで、このニュースソースを見て
ようやくわかりました

グリーンITが云われだして以降に出てきた
モジュール型のデータセンターを指し示しています

東芝がシンガポール国立南洋理工大学と熱帯地域における
モジュール型データセンター向けの外気空調システムについて
共同研究を行うという記事です

通常では、データセンターの空調は水冷式が多いですが
水資源が乏しい熱帯地域では外気を活用する空調システムのニーズが高いが
外気が高いためにラック内の熱を抑えられないということがあります

そこで、高温多湿の外気を、サーバの排熱と冷凍機による冷却を効率的に組み合わせることで
少ない消費電力で適切な温度湿度の空気をサーバに供給できるための研究開発をすることになった
ということです


これは、もし実現すればデータセンター以外においても
エネルギー循環系のシステムであれば、応用ができる
かもしれませんね

創エネルギー系の分野では世界的にみても
日本の技術は多く取り入れられています

だからといって、国内側で取り入れられているかといえば
そんなに多くないというハナシもあります

この開発しようとしているシステムについても
国外で実績を出した後は、国内においても
有効活用されることを期待します


海外のITベンダーが積極的にこのようなモジュール型のデータセンターを推進しております
国内のメーカーも積極的に取り組んでいけば、実績を作り出すことができるかもしれない記事ですね

サムスン、アップル、華為になるか…

2012-04-26 19:34:04 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

かぜはだいぶましになりました
とはいえ、鼻声がなかなか戻りません
あとは微妙に耳の聞こえがにぶいような…


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『華為、携帯3強入り宣言
 通信機器など「3本柱」
 中国の雄 サムスンやアップルに挑む』

通信会社向け設備で世界第2位の中国・華為技術が
25日に事業説明会を開き、主力の通信機器に
携帯電話、企業向けの情報システムを加えた
「3本柱」の経営への転換を図る考えを示したという記事

日本国内では、Wi-Fiルーター等の機器で
よく見かけるようになった華為ですが
実は世界的には巨大な企業だったのですね

華為の2011年の売上高は前年比12%増の2,039億元(約2兆6,500億円)
このうち携帯電話キャリア向け設備が74%
企業向け情報関連機器・サービスが4%
携帯電話端末は22%

キャリア向け設備のウェイトが3/4を占めていますが
企業向けが前年比57%、端末が前年比44%の増となっており
今後の伸びを期待しているようです

注目のスマホの今後の予定としては
自社開発のクアッドコアのCPUチップを用いて
なめらかな画像表示が可能な端末を発売予定とのことで
まずはそこからサムスン、アップルに対抗していくようです


さて、ここで気になるところとしては
中国の景気事情でしょうか
ぼちぼち中国の不動産バブルがはじけそうな気配ありです
世界向けに長期的な計画であれば、一時的なことかもしれませんが
中国経済の中では注目すべきところでしょう

あとは、軍との絡みで色々とありそうなのですが
ここらへんはまだ私が話せるレベルではありませんので
ココでは置いておきます


中国はあくまで世界の工場なのか、それを抜けた存在なのか
その現在の状況下でどこまで華為が躍進するのか
注目したいところです

スマートな信号とは…

2012-04-25 19:44:31 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今朝起きたら、どうしたの!?ってぐらいに
背中が痛い状態になっていました
インフルエンザに感染すると節々が痛くなると云いますが
一体どうしたというのでしょうか…


さて、本日の日経産業新聞から、1面のからこの記事をピックアップ
『賢い信号、歩行者優先
 日本信号 画像センサー活用
 車両の有無感知 待ち時間を短く』

日本信号が、車両の走行の有無を検知して
横断歩道の歩行者用信号を優先的に青に切り替える
信号システムを全国で初めて開発したという
記事

車両の通行が少ない道路では歩行者用信号が青に変わるのを
待たずに横断する歩行者は少なくないですよね
共に信号が赤の状態の数秒間が実は事故が多い
ということも聞いたことがあります

このシステムでは
①画像式歩行者感知器を用いて、横断歩道上に存在する歩行者を感知し
 青信号の点滅時間を延長させます
②主道路側が青の状態で通行する車両が存在しなくなった場合
 速やかに従道路側の歩行者信号を青にします
③赤信号時に横断しようとする歩行者に対して音声で警告を行い
 信号無視を抑制します

よく街中の信号で見かける感知式というのがありますが
実は超音波を使って歩行者や車両の存在を認識する方式だそうです
これでは、限られた範囲の歩行者や車両しか検知できなかったそうです
そこで画像認識技術を使うことにしたそうです

昨年は、高齢者などが青信号中に横断歩道を渡りきれない問題を解消するために
歩行者が横断歩道を渡る速度を画像で認識して歩行者用信号の点滅する時間を延長する
「歩行者用感知器」は開発していたそうで、今回の車両用感知器を加え連動し制御することで
車両と歩行者の双方の使い勝手を高めた交差点作りに活かせそうです


今回は、先月から岡山市内で運用が開始されており
効果を検証して全国で採用を目指すそうです

画像認識技術は世の中にある様々な技術に取り込むことで
如何様にも社会に貢献することができるでしょう
社会インフラとしての画像認識技術は
皆さんを意外なところで救ってくれるかもしれませんね

スマホで骨伝導…

2012-04-24 19:49:57 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

昨日の投稿では、多方面から反応を頂き
電子書籍の注目度の高さを感じます
今後も反応を頂ける記事をバランスよく
書いていきたいものです


さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『スマホ、骨伝導で通話
 ローム 音声振動措置を開発』

ロームがスマホ向けに耳の骨伝導で通話ができる
音声振動装置を開発したと発表した
という記事

騒音が大きい時に耳の穴の前にある突起(耳珠という軟骨)に
押し当てれば、聞こえやすくなるそうです

骨伝導は街中でもイアフォンなんかも見かけるようになりました
一部の電話機に採用されていますが、実は
電話機全体を振動させて耳を覆うように押し当てるなどして
使い勝手が悪かったそうです

今回は、軟骨伝導聴覚の発見者である奈良県立医科大学の細井裕司教授の
ご指導のもと軟骨伝導の優位性を最大限活用することに成功したそうです

スマホの角を耳珠に押し当てると軟骨や空気の振動が内耳に伝わり
音声が認識されるそうです

スマホ上部の両角に電圧で振動する素子を埋め込み
音響を補正するLSIで制御するのだそうです


というわけで、あくまでこれはロームが骨伝導のためのデバイスを開発したといこと
ここから、国内外の携帯電話メーカーに採用を働きかけていきます
果たして、どれくらいのメーカーが採用するでしょうか

国内のデバイス専門メーカーも黙ってはいないでしょう
その分、ロームも関連特許として30数件を出願しているそうです

各々のメーカーが独自のデバイスをメーカーを通して
自社の価値を世の中に提供してきます
その中で我々消費者の利便性が向上する
将来を楽しみにしておきましょう

電子書籍はどこまで成長するのか…

2012-04-23 19:45:01 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

週末あたりにどうもくしゃみを繰り返すなと思ったら
どうやら久しぶりにかぜをひいたようです
好きなコトからパワーもらって回復したい限りです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 電子書籍市場、昨年度723億円に』

矢野経済研究所の調査結果によると
電子書籍の2011年度の国内市場規模が723億円になる
との見込みを明らかにしたという記事

さて、これが多いか少ないか
どうみるべきでしょうか

実は、急成長が期待されていたが、コンテンツ不足により
2010年度実績(670億円)から7.9%増にとどまったということになります

実際のところ、電子書店を通じて流通する電子書籍の大半は
漫画ということになるのだそうです

ということは、“自炊”する方が多くなるのも
自明な出来事になりますね

なお、この723億円の内訳のなかで
電子書籍端末の市場規模は78億円の見込みになるそうで
どれだけソフト産業であるかがわかってきますね


今後は、Amazon.comの日本市場への本格参入や電子書籍端末の軽量化
文芸書の発売を促進して、2015年度には1500億円に伸長すると
見込んでいるそうです

ハードとソフトのそれぞれに画期的なモノ・コンテンツが充実していかないと
実現は難しいのではないかと思っております
規格も乱立するでしょうが、多くは淘汰されて統一されていくでしょう

その時、既存の書店は、どうなっていくのでしょうか
大型書店が次々に閉店していく姿は想像しにくいものはあります
ジュンク堂新宿店の閉店には大変残念な想いがあります


アナログにしろデジタルにしろ、読者にとっては魅力あるコンテンツが重要なので
今後も両者が切磋琢磨していってほしいと切に願うばかりです

中学の時からラジオ族です…

2012-04-20 21:27:13 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は、仕事終わりのお楽しみに向かう前に
憤りを感じることがありました
何があろうとジブンを強く持って生きたいのです


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタル・エンターテインメント欄からこの記事をピックアップ
『アプリ利用 400万人
 スマホでラジオ族 増殖中
 SNSとの連動番組も
 放送時間外も交流』

スマホの普及を追い風に、ラジオを楽しむ若年層が増えているという記事

私、中学の時に自分の部屋ができて
その頃からFMを中心とした生粋のラジオ族です
大学生となり一人暮らしを始めて、テレビも持ちました
それも昨年の東日本大震災でボディーが半壊状態で廃棄して
また生粋のラジオ・radiko族となりました

そう、そのradikoですが、2年前と比較して10代の聴取者がほぼ倍増
女性も1.3倍に増え全体の約3割を占めるそうです
累計400万人がスマホアプリをダウンロード済みで
300万人がPC経由で番組を聴いているようです

私も昨年7月に東京に引っ越してきて以降では
FMはオーディオからしっかり受信でき問題はないのですが
AMは出力が弱いのか周りの建物に遮られているのか
ある程度の音で受信できないので、radikoに助けられております

radikoはいわゆる民放局の集まりですが
気づけばNHKも昨年9月より「らじる★らじる」という名前で
AMとFMをradikoのように配信しております
語学番組もあるわけでそれをスマホで聴くのはメリットがありそうですね

4月からはおもしろいサービスの運用を始めたそうです
ラジオ放送内でCMが流れている際は
radikoアプリ内で同じ広告主のバナー広告を提示し
商品の説明や割引クーポンを表示するようにしたそうです

また、radikoの機能を搭載したテレビやBDレコーダー
フォトフレームまで登場しているそうです


古くからあって新しくもあるラジオというメディア
活用次第では本当になくならないともいえるメディア
“ながら”でよりそってくれるメディア
今後もその活躍を願ってやみません

進化する関数電卓…

2012-04-19 19:52:44 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は川崎市の某所に行っておりました
駅近くにコメダ珈琲があるのが
なんだか和んでおりました


さて、本日の日経産業新聞から、8面の新製品欄からこの記事をピックアップ
『【ロングセラーに挑む】
 シャープ 関数電卓「ピタゴラス」
 “スマホ風”若者つかむ』

シャープが昨年8月に刷新した関数電卓
「ピタゴラス」シリーズの売れ行きが好調だそうです

関数電卓といえば、私も大学の授業で必要となり
すぐさま大学の売店で売られていたものを買ったことがあります
たしかその時買ったのはカシオのものだったと思います

関数電卓の国内シェアとしては、約6割が
カシオが握っているそうです

その中で、シャープが他社との違いを明確にするために
4年ぶりにシリーズの改良をしたのがコレだそうです

記事にあがっている写真を見れば
積分のあの記号をつかった表示が出ています
教科書にのっていたあの表記そのままが表示されています
これがあれば、数式の入力ミスは簡単に判明しそうです

デザインは、スマホを意識した
黒と黄緑など蛍光色を組み合わせた色合いになっています


ニッチな機器の分野とはいえど、たしかに市場はあって
シェアを握っている企業があるわけです
そこにいかに自社だけの特徴を位置づけ
価値を提供していくこと
その各メーカーの切磋琢磨に注目です

PHSがガスサービスをつなぐ…

2012-04-18 21:54:25 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はお昼にあいにくな
ミスマッチな出来事がありました
やはり、何事も入念な準備が必要ですね


さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『【テクノフォーカス】
 ウィルコム
 PHS活用 ガス遠隔監視
 省エネ型、M2M開拓』


なぜか、2日連続でウィルコムのPHSの話題となりました
それだけウィルコムが社会に貢献しようとしているという
ことになりますでしょうか

これは、ウィルコムが東京ガスと提携して
今秋からガスの遠隔監視サービスを始めるという記事

ガスメーターにPHS対応の通信端末を搭載
PHS網を通じて使用状況を監視する仕組みとのこと

他の通信キャリアもあるなかで、なぜウィルコムが採用されたかといえば
本システムのために新たに端末を開発し
長寿命ながら従来の1/4の低消費電流でM2Mを行うということ

M2Mというのは、機器間通信(マシン・ツー・マシン)のことで
機器と機器が人間の操作を経ずに直接通信することをいいます


さて、このサービスですが
PHS端末がガスの消し忘れなどを見つける東京ガスの「マイツーホー」サービス
というサービスを利用するそうです
東京ガスの監視センターのベテランスタッフがガスメーターから送られてくる
情報を24時間体制で確認し、異常を通報したり遮断したりするそうです
従来は家庭に引いた固定電話回線を経由して情報をセンターに送っているそうです

これを固定電話回線からPHSへと実現するには
改良すべきところが大きくあったそうですが
それはココで書くのは長くなるので、やめておきます


ウィルコムは、ガス機器以外にも
駐車場やエレベータ-の監視などにも機器を組み込んで
M2M事業を強化し、70万回線を提供しているそうです

PHSは電波の種類の違いで、使う電気の量が携帯電話より少なく
今後も様々なシステムに組み込まれそうです

ニッチな市場で堅実にシェアを獲得しようしている
ウィルコムは今後も注目しております

防災だフォンの売り方…

2012-04-17 21:09:19 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はお昼にゲリラ雷雨があったようですね
私はその前は移動中でしたが
タイミングよくビルの中にいたようでした
相変わらず、私の晴れ男というか
雨に遭遇しない度数は高いようです


さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『レスキュープラス
 災害用PHS 乾電池で
 ウィルコムと組み販売で』

災害対策用品の製造・販売を手掛けるレスキュー・プラスが
ウィルコムと組んで、災害時に特化したPHSの販売に
乗り出したという記事です

というわけで、コレはいわゆる防災だフォンの販売手法
についての記事だなと直感しました

複数の通信手段を持つことで、従業員の安否確認や
災害情報の収集などに迅速に取り組めることを
利点としてアピールするそうです

衛星携帯電話と比較して安価ということで
企業や自治体、医療機関などに幅広く売り込んでいきたいそうです


ということですが、東日本大震災発生時の事態を受けて
willcomはどれくらい対策が行われているのか気になるところです

当時は、中継地点所のバッテリーが切れ次第
圏外になることを経験したので
それがどれくらい改善されたのか気になるところです


また、この販売価格なんですが
3年間分のPHS基本料込みで48,000円(税別)、通話料は別途必要とのこと…
このリンク先との料金より高いということは
レスキュープラス独自のサービスがあるということでしょうか


いろいろと気になるところがあるのですが
PHSの存在価値を高める方法として、有効な活用には期待しております

クラウドで視覚障害者をどこまで助けられるか…

2012-04-16 19:24:05 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

きづけばもう4月も後半となりました
ここから季節は初夏へと向かっていくのですね


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『クラウド活用 歩行支援
 視覚障害者にスマホで警告音
 NTTが新システム
 撮影メガネ 障害物判別』

NTTがクラウドを利用して
視覚障害者の歩行を支援するシステムを開発したという記事

障害者がかけるカメラ付きメガネで撮影した画像を
データセンターに送り、街中の看板や障害物を判別
スマホを通じて警告音や音声で注意を促すという仕組み


こういったクラウドを用いたシステムでは、レスポンスタイムは
どうなんだろうって疑問は以前から抱いていました

記事によれば、1秒以内に警告音を鳴らせるそうです
最近の画像処理技術は予想以上に発達しているのですね
されど1秒以内たかが1秒といえど、システム不具合が起きなければ
とても重宝されるシステムになるかもしれませんね

気になるところといえば、災害時にホントに活用できるかといえますね
仮に都市直下型地震が発生した際に、本当にシステムダウンせずに
危険物から視覚障害者の方を守ることができれば素晴らしいシステムだと思います

ということであれば、どこにがあるかわからなけれど
災害にも強い地点にデータセンターをプライベートクラウドとして
設置すれば、クラウド活用の本当の効果を発揮できるかもしれませんね


世の中に本当に貢献できるクラウドの活用方法
これからが注目のところといえます

Zepp Nambaをつくる理由

2012-04-13 21:17:26 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は、相方と相方に会わせたい友人を誘って
ウチの近所の行きつけの店にて呑みを一つ
共通点があれば、いくらでも良い場にすることができますね

さて、本日の日経産業新聞から、15面の住建・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【創るひと】
 南海電鉄難波開発室部長 西尾 安弘氏
 ライブハウス「Zepp Namba」
 文化発信で価値引上げ』


今日は、大阪の一つの大きな文化の話題の記事です

今月27日に「Zepp Namba」が開業します

大阪の南港地区にあるZepp Osakaの移転先について
実は2008年頃からsony参加のZeppライブエンタテインメントに対して
5か所以上からの誘致合戦があったそうです

いったんは別の候補地に決まりかけていたけれども
西尾さんは担当者への訪問を続けたそうです

「なぜ難波に必要か」ということについて
「難波には商業と飲食はある
 文化が加われば難波の価値が底上げできる
 だから来てほしい」と繰り返し説明したそうです

かつて難波は劇場が多くあり、歌舞伎や人形浄瑠璃が
日常的に上演されていた街でした
しかし、バブル崩壊後は劇場の閉鎖が相次ぎ
難波の文化芸術のイメージは薄れていきました


その後の大きなターニングポイントは
大阪球場の跡地に「なんばパークス」ができたことでした
とはいえ、なんばパークスができる前は
そんなにお客さんが来るものなのかという反応もあったそうです
それが、今やなんばの顔ともいえる施設となりました

そこからさらに南への開発ということで
今回のZepp Nambaもその1つになります


大阪市内は、梅田や阿倍野といった地区での
再開発が活発に行われています

難波は周辺の商店街や食品卸売市場と連携し
さらに文化の発信地としての役割を含めて
街の多様性が魅力というのを全面的に出して
今後はどう存在感を高めていくのか注目の街といえます

ITで聴覚障害者が住みやすい社会を…

2012-04-12 18:51:50 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日はお昼間に外へ
雨上がりでも、あと少しの桜の花びらを
十分に楽しめるものです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【異才の横顔】
 シュアール社長 大木 洵人氏
 聴覚障害者、ITで支援
 手話の「ウィキ」めざす』

アナログの手話とデジタルのITをどう結び付けるのだろう
と興味を持って読んだこの記事

まだ24歳のこの大木さんは
シュアールを設立して
24時間対応で手話を遠隔で通訳するコールセンターや
手話の動作を基に単語を調べられるネット辞書など
日本初のサービスを投入し、その斬新な
障害者支援の取り組みは世界からも注目されているそうです


大学生時代に最初に取り組んだのが「手話キーボード」
手話は手の形と手を置く体の位置の組み合わせで表現するので
各キーに手の形や手の位置を割り当てた特殊なキーボードを考案したそうです
発想としては、複数のキーを使ってタイプする「かな漢字変換」から得たそうです


また、聴覚障害者聴覚障害者が楽しめる娯楽がないことも大きな問題として
手話を使ったコンテンツにも注力しています
旅行先で現地の詳細情報を手話で教えてもらうスマホアプリの開発や
手話を用いたバラエティ番組の配信にも取り組んでいるそうです


ここで素人の私の疑問として最初に思ったのが
文字情報だけでなく、手話としての情報の方が価値があるのかということです
文字情報だけだと、やはり無機質なものに感じるのでしょうか
手話としての情報となると、感情表現が豊かになるのかなと思うことがあります
そういうことであれば、デジタルであってもアナログとしてのぬくもりを
感じることができるのかなぁと思う次第です


画期的なアイデアを次々に実現している大木さんですが
「問題は山積み、事業展開のスピードも遅い
 チェーンで巻いたタイヤで走っているようでもどかしい」という本音があるそうです
「ITなど最新技術を使って、より豊かで平等な社会に変えていくのが
 私たち若い世代の役目」と語っておられます


ITを使って世の中に価値あるものを提供し
社会をよい方向に変えていくことができる可能性がある
SEとして見習うべき若き人物といえます

トーン音が役に立つ…

2012-04-11 19:53:25 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は雨が時に優しく時に激しく
降っております
とはいえ、気温は1ケタにならず
過ごしやすい気候となりました


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『トーンコネクト
 トーン音でサイト開く
 スマホ向けアプリ提供
 コード照合でフィッシング対策』

スマホ向け技術開発を手掛けるトーンコネクト
電話のダイヤル(トーン)音を使って
ウェブサイトのURLデータを伝達する技術を開発したという記事

トーン音は情報を伴った信号なので、この技術は
古くて新しい技術といったところでしょうか

仕組みとしては以下の通り
①発信者のスマホから、送信するウェブサイトのURLをサーバ側に送付
②サーバは対応するコード(音声の元データ)を発信者のスマホに送付
③発信者のスマホは専用のアプリでコードをトーン音に変換
④発信者のスマホは受信者のスマホに対してトーン音でコードを伝達
⑤受信者のスマホはサーバ側に受信したコードを送付
⑥サーバは対応するURLを送付
⑦受信者のスマホはウェブサイトを表示


これは、まさしく、デジタル⇒アナログへ変換とアナログからデジタルへ変換
していて、仕組みとしては、そんなに真新しいことはしていません
スマホアプリを活用しているのが現代的といえるところでしょうか

では、この仕組みがどういう意味合いがあるかといえば
⑥の手順の際に、サーバー上のコードと一致する場合のみ
対応するURLを送付するということから
フィッシング行為に対して防止できると考えているそうです

完全に防止できるかなと疑問には思うのですが
まず第一の対策としては有効といえるかもしれません


このアプリを使用して、まずはニッポン放送と共同で
ラジオ番組内でトーン音を使った割引クーポンの配布を計画しているそうです

発想としては、十分におもしろいと思います
あとはどれだけ活用されるかと共に
どれだけ精度を維持してサービスを提供できるかと感じる次第です

水道業務を外資にアウトソーシング…

2012-04-10 20:34:18 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

いよいよ本格的に暖かくなりましたねぇ
でも、明日は雨降りのようで…
そのせいか、今夜は名残惜しむかのように
花見をされている方を近所で多く見かけました


さて、本日の日経産業新聞から、2面の環境・新エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『仏ヴェオリア、松山市の水道業務開始
 IT活用と危機管理 期待
 データ蓄積効率化 機動力生かす』

世界最大の水道会社仏ヴェオリア・ウォーターの日本法人が
松山市の水道の包括的な運転・管理業務を今月開始しましたという記事

この業界については精通していないのですが
日本では2002年に改正水道法が施行され
民間企業が水道事業を請け負えるようになったとこのこと
衛生・安全への要求水準が高い日本では
民間企業が包括受託したケースは全体の1割に満たないとのこと

そんな現況で、今回世界最大手がついに開始したという


ポイントとしては、
まずITを活用して携帯端末等で効率的にデータ管理する手法を導入したということ

これまでは、数値データを紙に記入して事務所に戻ってPC入力していたのを
携帯端末に入力した数値がそのままDBに蓄積されるようにしたということ

コレって今や当たり前のように思えることだけど
それだけ公共事業への幅広いIT導入って遅いといえるのでしょう

また、単純なコスト削減策としてだけではなく
人の勘や経験頼みだった部分で可能なところは自動化し
管理の質を高めながら業務を効率化できるのが市の評価にもつながったそうです


次にポイントとしては、災害時の危機管理対策
東日本大震災で津波で塩害を受けた宮城県南三陸町の浄水場の復旧のために
海外のグループ会社からいち早く海水淡水化装置を調達し提供したそうです

世界的なネットワークを生かして代替用の装置を調達できる危機管理対応を
大震災時に示したということで評価を高めたそうです


松山市は長年渇水に悩まされてきた土地柄
ということは、渇水時の取水制限があれば
それだけ水道料金からなる収入は減少し
水道経営を圧迫するわけで、10年前から
民間委託を含め事業の効率化を検討していたそうです

今回は、松山市は水質管理などといったことは管理するが
複数の浄水場、ダムや配水池などといった関連施設の運転や維持管理を
ヴェオリアが管理する体制でやっていくそうです


ヴェオリアによる具体的な業務の進め方から
松山市は大いに学べることがありそうです
国内外資問わず、自治体が民間企業から学ぶことは
いくらでもありそうです

今回の記事でヴェオリアという世界的な企業を知りましたが
ジブンが知らないだけで、いくらでも国内に大きく参入してくる企業はありそうですね
それこそ、今日読んだちきりんさんのこの記事が当てはまりそうだと思った次第です
企業内・国際分業のススメ

次世代クラウドとは…

2012-04-06 23:55:15 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今夜は久しぶりに仕事後にLIVEへお出かけ
スーツであろうと十分に楽しめるものです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『IIJとACCESS
 次世代クラウド研究
 共同出資会社設立』


私、あまりココではクラウドの記事を取り上げてきませんでした
それは、あくまで既存のアプリ・システムを
クラウド上にのせましたという記事が大半で
場所が違うだけでやっていることは一緒なので
わざわざ取り上げるべき内容ではないと判断していたからでした

そこで、今回の記事ですが
IIJとACCESSが次世代クラウド基盤技術を研究開発する共同出資会社を設立した
という内容です

次世代クラウド環境に最適なプラットフォームの構築を目的として
SDN(Software Defined Network)実現するソフトウェアの研究開発を行う
合弁会社「株式会社ストラトスフィア」

まず、 SDN(Software Defined Network)というのが
ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御する
という次世代ネットワーク技術のコンセプト

その中でも、OpenFlowというネットワークの仮想化を実現する次世代ネットワーク制御技術は
ここ最近の業界誌ではよく特集されている考え方です

これらの技術・考え方はアメリカを中心に考案されています
そんななかで、日本から早期に革新的なプロダクトを投入することで
立ち上がりつつあるネットワーク仮想化市場をリードしていくことを目指して
優れた技術者を数多く擁しているIIJとACCESSが手を組んで
今回の会社を設立したというわけです


これらのことが私たちの日頃慣れ親しんでいるデジタルライフに
どう影響してくるでしょうか
こういったITインフラ技術の革新は、直接的に影響してくることを
感じることはないかもしれません
とはいえ、ITインフラがないと、慣れ親しんでいるアプリ・システムを
利用することはできないのは当然の事実といえます
そのITインフラが革新していけば、その上にあるアプリ・システムは
革新技術を利用してさらに革新的なアプリ・システムを提供してくる
可能性を秘めています
それがなんなのかというのは現時点でははっきりとはいえませんが
興味深い将来が待っているかもしれません


そんな風なことを考えさせてくれる興味深い記事でありました