ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

実店舗「出会い系」に走る…

2014-03-31 16:52:06 | NewsPaper
実家から帰ってきましたが
改めて生まれ育ったところのよさを感じている次第です
これから忙しくなりますが、時間があるときは
また帰ってその空気に癒されたいものです


さて、本日の日経産業新聞から、23面の住建・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 実店舗「出会い系」に走る
 ネットに対抗 集客策探る』

「出会い系」なんてある意味読者をドキッと
させるかもしれない見出しが目に入りますが
これはネット店舗に対抗する実店舗の取り組みを
紹介する記事です

動画配信の普及によって、見たい作品が
インターネット上で簡単に観ることができる今
いわゆるレンタルコンテンツを携える実店舗は
大変なものです

今月改装したTSUTAYA TOKYO ROPPONGIの
レンタルDVDコーナーでは、おもしろい分類を始めました

「洋画ドラマ」「邦画アクション」といった従来型の区分では
五十音順で目当てのDVDを探すには便利だが、面白みに欠ける
といったことから、今回撤廃したとのこと

その代わりに、「愛」「人生」などの大テーマから
「不道徳ですが心震えます」「職業、殺し屋」「欲望の代償」
なんていう小分類名を並べているそうです

そこから、ネット検索では見つけられない作品との出会いをしてもらうために
ふらりと歩くと思いがけない作品が目に入る仕掛けで来店客を呼び込もうというわけです


また、1年程前には、紀伊国屋書店本店で開かれた「ほんのまくら」フェア
文庫本に白いカバーをかけタイトルや著書名を隠し
代わりに本の書き出しの一文を印刷していました

これは、私も実際に手に取りましたが、その一文だけで
興味をそそられるものがあり、ワクワクするものがありました

実際、多い日には1日に1000冊以上も売れた日があるそうです
まさにしてやったりといえる企画でしょうか


このように、実店舗にわざわざ訪れようとする人はそれだけ
偶然の出会いを求めようとしている人は
少なからず存在しているということだと感じます

まだまだ実店舗が売り上げを伸ばす
ことができるアイデアはいくらでもあるようです
そのアイデアを見出し実践することができる企業が
今後も生き残っていくのでしょうか

今後も実店舗のおもしろい取り組みが行われることを楽しみにし
ワクワクし続けていきたいものです

人と人つなぐ楽しさ…

2014-03-28 15:52:26 | NewsPaper
実家に帰省しておりますが
久しぶりに訪れた地元の温泉は気持ちよく
カラダがすこぶる快調になった感じです


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『【Smart Times】
 人と人つなぐ楽しさ
 岩瀬大輔 ライフネット生命保険社長』

不定期での岩瀬大輔さんによるコラム
前回掲載分もココに書きましたが
今回はその続きの内容です

前回は、無線LANルータの製造元会社のコールセンターへの問い合わせについて
真摯に対応頂いたという内容でした

この内容について、岩瀬さんのブログでも披露したところ
そのメーカーの社長の方から感謝状を頂いたそうです

感謝状を読んだ岩瀬さんはすぐにその会社の大評番号に電話をかけ
自らの身分を名乗って、機会をもって社長にお会いするという流れになったとのこと

新聞上でのコラムをきっかけとして、このようにつながっていく経緯
とても興味深いものです

今やブログやSNSをもって、会ったこともない方と予期せぬ出会いがあり
機会があれば、直接会うことも可能です
私も雑誌掲載を一つの機会として、このような機会を
頂くこともいくらかあります

岩瀬さんの信条としてあるのは
“人脈に出し惜しみをしない”ということ

一日は短く、過ぎていく時間は取り返しがつかないという
当たり前のことをかみしめているからということにあるようです

私も今年に入って会社を辞め転職活動を始めて以降は
驚くほどに日々が過ぎていくことの早さを感じる次第です
入社する会社は無事決まりましたが、今後も時間を大切にして
日々鍛錬していきたい所存です


今回の記事をもって、岩瀬さんによる記事の執筆は最後のようで
最後らしい締めくくりの内容を書かれています

歴史上の偉大な芸術家らが代表作をつくったのは
いずれも30代なのだそうです

古今東西、人が創造性を最も発揮するのが30代だとしたら…
ライフネット生命の立ち上げから携わった岩瀬さんの30代です
現在38歳の岩瀬さんは残り2年をますます全力疾走して
守りに入って動きを止めることはしたくないとのこと

私も、新しい環境に身を置いて、ゼロから初めて
最終的に創造性を最大限に発揮し形に残るような
ことに携わっていきたいものです

1年間を通して、いつも考えさせてくれる岩瀬さんのコラム
有意義な時間を過ごすことができ本当にありがとうございました

ドバイにパン認識装置…

2014-03-27 11:20:39 | NewsPaper
今日から久しぶりに実家に帰省を…
2年ぶりの我が家の変貌ぶりを
楽しみにしています


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【異才の横顔】
 ブレイン社長 神戸 寿氏
 ドバイにパン認識装置
 「これをやった」と胸張りたい』

パンの種類を画像認識によって判断する
POSレジ装置「ベーカリースキャン」なるものについて
ドバイの王族との商談が決まったと…

そんな話から始まる今回の記事
兵庫県西脇市にあるソフト開発会社ブレイン
代表取締役社長 神戸 寿氏について書かれています

まずは、このベーカリースキャンなるもの
パン屋さんにおいて、購入客がパンをトレーごと会計台に置くと
それを備え付けカメラが撮影し、パンの種類を判別して購入額をはじき出す
というもの


と書いて見たものの、パンを自動で認識するシステムというのは
大変なことだと想像することができます

パンは、同じような形状をしたものが多くあります
トッピングされているものの違いなんて数多
パンの焼き具合によって表面の色が変わってきます

このシステム自体は、ある外食チェーンからパンの精算システムに関する
システム開発を依頼を受けたことから、可能性を感じて研究開発に取り組んだそうです
それこそ、自らパン焼き器を購入し毎日パンを焼き続け、半年がかりで
焼き時間と表面色の関係を示す数式を導き出し、実用化にこぎつけたそうです
その執念の物凄さを感じずにはいられないものです


さて、この神戸氏ですが、そもそもは西脇市の材木店の産まれ
学生時代はあの「古井戸」というバンドのメンバーとして音楽活動に没頭していたとか
大学を卒業後は、当時の松下電工に入社しコンピュータの導入に携わるも
家業の事業である材木店を引き継ぐことになったそうです
とはいえ、それは神戸氏にとってはおもしろくなかったとか…

将来、自分はこれをやったんだと子供に胸張って言えるものを残したいという想いから
一念発起し、過去の経験を踏まえてPCショップを開きシステム開発の実績をつくっていったそうです

これまで、手塩にかけて育てた独自開発の製品が米国などの
海外市場でも認められるようになり、それが神戸氏の起業家としての
魂を揺さぶっていくとのこと

今回のベーカリースキャンは従来の実績は十数台だそうで
海外市場を視野に入れた成長を実現させるには、これからが正念場
これをやったと胸張って言えるものを残したいという
起業の原点は絶えずあるとのこと


この異才の横顔という不定期連載は
どちらかといえばエッジのたった若手をよく紹介していますが
今回は63歳のベテランともいえるチャレンジ精神あふれる方
その発想と行動力は学ぶべきことが多くある内容でありました

空調に冷気 ミスト活用…

2014-03-26 14:15:17 | NewsPaper
現在通っているコワーキングスペースにて
自分でもイベントを企画しようと検討中…
誰か企画する人がいないのであれば
自分で企画してみようってのはアリですよね!?


さて、本日の日経産業新聞から、13面の環境欄からこの記事をピックアップ
『【グリーンTech&Biz】
 NTT西日本 3割省電力 データセンター
 空調に冷気 ミスト活用』

NTT西日本がデータセンターの省エネについて
ミスト(霧)を活用しているという記事

ミストを使って外気の温度を下げ、施設の中で活用する新技術を
開発したのを機に空調の使用時間を減らして消費電力の3割削減を目指す

とのこと

この「ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)
データセンター施設内にミストの発生装置を置き
窓にミストの吹き出し口を設置
その外気にミストを吹きかけて温度を平均7~8度下げる
冷却した外気を「混気室」と呼ぶ部屋に送り
サーバ等の機器から出た高温の排熱と混ぜ合わせ
最適な温度・湿度にし、サーバールームに送り
空調として活用するといったもの

http://www.ntt-west.co.jp/kankyo/action/ach_mist/より


気温が高すぎてミストでは十分に外気を冷やせない夏の場合は
ミストを空調の室外機に吹きかけ節電につなげるとのこと

NTT西日本としては、現在は実証実験を進めているところで
うまくいけば、5割前後も電力を削減できる仮想性があるそうです

この技術の導入費用としては数百万円程度とし
消費電力の削減を考えれば数年で元が取れるそうです
消費電力を削減することができれば、顧客企業の施設使用料を
引き下げることができ、さらにビジネスのチャンスにつながるというわけです


東日本大震災以降、首都圏以外に場所に
重要なデータのバックアップとして
サブのデータセンターのニーズはあり
できる限り低価格なものについて
顧客は希望されるわけです

近年であれば、さくらインターネットの石狩DCが有名ですが
都市部で外気の利用はこれまでは難しかったわけです

それが、今回のミスト活用で実現できる
というのは大変に興味深いものです
NTT西日本としては自社グループ内で活用するだけでなく
外部のデータセンター運営企業にも提供することを検討しているのだとか

グリーンITといったキーワードが避けばれて以降
最近はこの辺りの技術革新は落ち着いているかと思っていましたが
まだまだこれからも開発されていきそうですね
インフラエンジニアとして今後も注目していく次第です

大学など電子教科書 加速…

2014-03-25 13:28:58 | NewsPaper
昨日は、ついに転職活動を経て
入社を希望する会社にお返事をしました
近いうちにこのブログ上でも
今回の活動内容を書くことにします



さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【ネット新潮流】
 大学など電子教科書 加速
 スマホで予習・復習促す
 出版界、顧客囲い込み視野』

大学の教科書を電子化する動きが広まっている
という記事

来月からの新年度においては
紀伊国屋書店と玉川大学の連携
丸善と北海道情報大学の連携
といったことが記事で紹介されています

紀伊國屋書店では、自社の電子書籍ストア「キノッピー」を活用
教員に電子化を希望する教科書を選んでもらい
出版社の許諾を取るというもの

学生側としては、クレジットカード決済か大学の購買部で代金支払いで
購入するといったもの
電子書籍自体は、専用端末は必要なく、スマホ/タブレットからのアプリで利用
といったもの


丸善は、京セラ丸善システムインテグレーションの「BookLooper」を活用

大学側より、全学部の1・2年生約900人にiPadを配布し
教科書をダウンロードさせ、講義資料の電子化も促すとのこと
もちろんiPad以外にスマホやPCでも閲覧可能で
学生がいつでも予習・復習ができるようにさせるといった目的があるとのこと


また、記事によれば、教科書大手の東京書籍が
高校生向けにiPadアプリでのデジタル教科書を公開しているとのこと

こちらは、書き込みやメモが保存できる機能があったり
問題集を付属したり、教科によっては、辞書機能をつけたりしているそうです


さて、記事によれば、書店や出版社各社がこのような取り組みを進めている背景として
高校1年生の約84%が既にスマホを所有(総務省調べ)
大学生が紙の教科書を購入せず、同じ授業を受講した先輩から譲ってもらう
大学の教科書自体が重いものが多く持ち歩くことを敬遠
するといったことがあるからのようです

たしかになるほどなぁと思ってしまうところはありますね
とはいえ、高校生・学生の内から電子書籍に慣れ親しんでもらうということは
将来的には重要な顧客になるわけで、一種の囲い込みになるわけですね

活字離れが一方では云われているわけで
そういった中から、電子書籍を通して
活字や本というものに触れるということは
良い事といえるかもしれませんね

あくまで、これは一部の大学が先行しているということはありますが
今後も十分に拡大する可能性がある分野です
今回の転職活動では教育に関わるIT企業を受けたこともあるので
今後もこの業界の動きには注目しておきたいですね

従来型、根強い支持1割…

2014-03-24 13:12:45 | NewsPaper
昨日までの3連休は
転職活動からは離れて一つのことに専念…
充足感と疲労感に満ちた日々でありました


さて、本日の日経産業新聞から、7面の新製品マーケティング欄からこの記事をピックアップ
『【売り手にも言わせて】
 携帯電話
 従来型、根強い支持1割』

スマホの普及が進んでいると云われていますが
操作感を重視して、使い慣れた従来型携帯電話の
新機種を買う人もいるわけです

そこで、ビッグカメラ有楽町店の携帯電話コーナーの
主任の方に売れ筋を聞いたのが今回取り上げた記事

携帯電話を購入するうちの1割程度が
従来型を選んでいるとのこと

これは、1割に減ったというより、1割の人が
根強く従来型を選んでいるという感じだそうです
これは、今後も一定数の需要があるとにらんでいるようです

それは、買い替える際に前と同じメーカーを選ぶことが多いようで
文字の入力の仕方やメニュー表示で慣れたものを選びたい
といった要望もあるといったことがあるようです

そういったことからも、現在も各通信キャリアにおいて
3~4機種は用意されているわけです


では、なぜ従来型を選ぶのでしょうか

それは、この主任の方曰く、インターネットを見ないから
といったお客様の声が多いといったことがあるようです

メールと通話だけの利用なら従来型で十分だという反応で
毎月の利用料金も割安で設定されていることなら、なおさらです

スマホから従来型に戻す人も、全体の割合としては少なくとも
一定数はあるとは聞く話ではあります


記事の中では、従来型派の人がどの年齢層にどれくらいいるかといった
具体的な数字までは書かれてはいませんが、それは見方を変えれば
どの年齢層においてもある一定数は存在しているということでしょうか

スマホに対するニーズは多くはあれど
少数派の従来型に対するニーズを取りこぼさず
対応するというのも必要であり評価されるべき
ことではないかと感じます

ほぉ~と思ってしまう現場の声を知ることができる良記事でありました

駅売店、ファミマに転換…

2014-03-20 16:31:58 | NewsPaper
今日は偶然にも前職の会社でお世話になった方と遭遇しました
よい報告もできましたので、何かと大変な中で
よかったものでした


さて、本日の日経産業新聞から、19面の住建・サービス欄からこの記事をピックアップ
『駅売店、ファミマに転換
 京成電鉄、月内まず8店』

京成電鉄が駅構内で展開する自社グループの売店
「MiNi SHOP」をファミリーマートに転換する

という記事

関東や関西の私鉄を中心に
ここ数年において駅構内のキオスク系店舗を
大手コンビニに転換するというものをよく見かける
ようになりました

コレって結局、利用者にとっては
驚きと共にどのようなメリットがあるのかな
とは思っていました

今回の場合は、ファミリーマートに展開することで
弁当やサンドイッチといったものについて
自社のプライベートブランド商品を提供できるようになるとのこと

なるほど、これはコンビニ側にとっては自社の売り上げにつながると共に
その商品のファンがその沿線にいれば、消費者にとってもメリットといえるでしょうか
って、これはあくまで一部の消費者にしか喜ばれないかもしれないことのように感じます

他には、公共料金の代金収納サービスやATMサービス
といったことも提供可能になるとのこと
なるほど、これらが駅構内の売店で可能になるのは
場合によっては重宝するサービスだと感じ、駅利用者にも喜ばれそうです

また、駅構内の売店といえば、どちらかといえば営業時間が限定されていましたが
年中無休で最大6時~23時まで拡大するとのこと
まさに駅構内の売店におけるサービス向上につながるということですね
店舗側にとっては、面積当たりの収益力の向上につながると
みているそうです

以前から気になっていた店舗形式であり
その意図を少なからず理解することができる記事でありました
あとは、コンビニ側と鉄道会社側において、それぞれの
売上/収益の取り分がどのようになっているのか気になるものではあります

沖縄3離島で学習支援…

2014-03-19 12:26:06 | NewsPaper
ここのところ、このブログへのアクセスが
私的にはいい感じにきております
なぜだかはよくわからないけど、おもしろいものです


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『沖縄3離島で学習支援
 沖縄セルラー タブレットで教材』

沖縄セルラー電話が、沖縄県内の離島に住む中学生らの
学習・進学支援を始めると発表した
という記事

コンサルティング会社のカルティベイトと京都大学の若林靖永教授らと組み
タブレットを用いた教材などを提供するとのこと

これは、「沖縄離島15の春 旅立ち応援プロジェクト」として
島内に高校がない大東地方など県内3離島でじっじするもの

沖縄セルラー電話がLTE対応タブレットを合計約30台を
各地域に無償で貸し出すとのこと

地元の学校や教育委員会などと協力して
5月ごろにタブレットを用いた教材を導入するとのこと

生徒が日本語や英語で地域や文化を紹介するコンテンツを作成し
IT機器のリテラシーや情報発信力の向上などに活かすとのこと

なお、離島では高校進学のために中学卒業後は沖縄本島などで
子どもが1人暮らしを始めることなるため、家族との連絡用に
携帯電話を契約するケースがやはり多いようです

今回の支援事業によって、進学後に遠く離れる郷土のへの愛着を
持ってもらうとともに、携帯端末の安全な利用法も学んでもらう
といった狙いもあるようです


今回の事業は、地元沖縄セルラー電話であるからこそできることですね
沖縄では、沖縄セルラー電話を通してのauのシェアが50%もあるようなので
信頼を得てこそできることです

今回の事業はいわゆる離島向けのものになりますが、確固たる実績が伴えば
他の地域に対しても応用できるのではないかと考えます
例えば、過疎地域から人口の多い地域へと引っ越しを伴った進学をする場合には
貢献することができる事業ではないかと思うのです

沖縄セルラー電話らしいともいえる今回の事業
今後、どのような実績を残し発展していくのか楽しみなものです

スマホ乗り換え 大安売り…

2014-03-18 12:55:11 | NewsPaper
現在の転職活動について
ココロの中では決めました…
と思ったら急展開が…!!
とはいえ、動じないつもりでいます


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 スマホ乗り換え 大安売り
 顧客争奪、1台8万円還元』

MNP(番号持ち運び制)でスマートフォンを契約すると
最新機種が一括ゼロ円で手に入る…

そんな一文でこの記事は始まります

携帯電話キャリア大手3社が
今週末を締切として乗り換えキャッシュバックの
キャンペーンを加速しています

それはSNS上でもかなり話題に上がっているようで
昨日も、東京でお世話になった方がiPhoneのキャリア乗り換えで
ソフトバンクからドコモにMNPして、iPhone5Sの本体代金7万円を払ったら現金で7万円返ってきた話。
なんてことを記事にされておられます

私も最初はコレはどういうこと??
キャリアや販売店側は本当に大丈夫なの!?
と思ってしまいました

記事によれば、この現金還元の原資は
携帯電話キャリア会社が販売店に支払う販促費とのこと

国内のスマホ市場は、出回るところには十分に出回っている分
スマホの出荷自体も伸び悩んでいるようです

そういった中で、他社キャリアからの乗り換えを促すため
販促費などに巨額を投じているとのこと
こういった事情があるなかで、販売側としては
“したたか”に利用しているということになります

なお、現金還元を受けるには特定の料金プランや有料の付加サービスを契約し
一定期間継続するなどの条件があるわけです
記事によれば、お客さんの大半はその辺りをよく鑑みた上で
来店しているようで、スムーズに手続きができているようです
もちろん、販売店としては、お客さんのコストが最低限で済むように
いつ付加サービスを解約すれば良いかもアドバイスをするのは漏れなくです


私のスマホはウィルコムのスマホで特に不満はないので
MNPを利用することはありませんが、こういった状況であることを
知ることができたのは良かったと思える記事でありました

富士ソフトが再生医療…

2014-03-17 12:36:26 | NewsPaper
現在の転職活動について
いよいよ決断の時がやってきました
とはいえ、慎重と思い切りのバランスは程よく…


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『耳の軟骨培養 鼻に移植
 年600人分作れる設備
 富士ソフトが再生医療』

富士ソフトが再生医療事業に参入する
という記事

耳の軟骨細胞を培養し、鼻の軟骨に移植する技術を
開発したそうです

軽く調べてみましたが、これは2005年に東京大学からの技術移転を受けて
富士ソフト株式会社が『インプラント型再生軟骨』の実用化開発を始め

研究段階から事業段階への目途ができてきたということのようですね

富士ソフトとしては、既存のSIerとしての事業以外にも
収益の柱を作っていきたいということから、一風変わった
ことを次々に着手しているようですね

今回の再生医療技術というのは、先天的な疾患やけがなどによって
鼻の軟骨が欠損し、鼻呼吸ができなかったり眼鏡がかけられなかったりする
といった不自由がある患者に対して用いるそうです

患者の耳の軟骨を5㍉㍍角ほど採取し、血液の一部を使って培養し
50日間で縦50㍉㍍幅6㍉㍍厚み3㍉㍍の大きさにするとのこと
細胞は採取した量の1000倍以上に増えるそうです

鼻の部分の軟骨にはある程度の硬さと厚みが必要のようですが
細胞を厚みのある形に培養するのが難しいとのこと
今回、富士ソフトと東大との共同研究によって
体内で吸収されるプラスチックとコラーゲンを使って土台をつくり
硬度のある軟骨の再生に成功したそうです

現在、3人の患者での治療を通しての臨床研究を実施し
3年経過後も問題はないそうです
あとは、今年9月に治験を始め2015年初頭には
再生軟骨1個当たり350万円程度での販売を開始したいとのこと

なお、富士ソフトの本来の事業でのノウハウから
再生軟骨の培養中に他人から採取したものが混ざるといった事故を
防止するシステムも開発したとのこと
これは、医療事故防止の観点でほかの医療分野にも
応用することができそうですね


数年後のSIer業界の先細り予測を鑑みての中長期的な事業の掘り起し
このような取り組みで社会に貢献することができるというのを
改めて思い知る次第です

ぐんまちゃん人気急上昇…

2014-03-14 15:07:42 | NewsPaper
昨日の京都のとある会社への道のりは
大変なものでありました…
とはいえ、面接の内容はよいもので
意欲も高まったものです


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタル・エンターテインメント欄からこの記事をピックアップ
『群馬のPRキャラ
 ぐんまちゃん人気急上昇
 デザイン利用3倍に』

群馬県のPRキャラクター「ぐんまちゃん」の
関連商品が急増しているという記事

http://www.pref.gunma.jp/01/b0110211.htmlより

私自身、前職の会社で転勤で群馬県に2年程住んでいましたが
その際はそういったキャラクタがいるとは知らず…
東京銀座にあるアンテナショップを通じて
知ることになったのでした…

2013年度のデザイン利用許諾件数は2500件
前年度の3倍を超える見通しとのこと

ゆるキャラの人気投票「ゆるキャラグランプリ」では
2年連続で3位に入った
ことから人気が急上昇したそうです

こうなったのも、デザインを無償で利用できるといったことがあるようです
と聞くと、他にも同様のケースを見聞したことがありませんか??
熊本のくまもんも同様に無償で利用できますよね

関連商品はだるまやのり巻き等と多様で
地元高崎のホテルメトロポリタン高崎には
ぐんまちゃんをテーマにした部屋まであるのだとか

ちなみに、「永遠の7歳」という設定のぐんまちゃん
誕生からはすでに20年も経っているのだそうです

知る人ぞ知るようなPRキャラとしてではなく
十分にゆるキャラとして確固たる地位として知られるということは
十分に経済効果があるということを改めて知らしめている良記事でありました

セキュリティー伝道師…

2014-03-13 11:09:53 | NewsPaper
昨日の夜の京都はあったかいものでした
とはいえ、今日は午後からさらに京都へと…
今日はどれほど遠いものか…


さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【異才の横顔】
 デル日本法人シニアマネージャ 古川 勝也氏
 セキュリティー伝道師
 情報共有などオープンに』

エッジの立った方が紹介される
この「異才の横顔」

今回は、「セキュリティー・エバンジェリスト」
直訳するとセキュリティーの伝道師と呼ばれる方です

デル日本法人でセキュリティー事業を指揮するだけでなく
セキュリティー対策の重要性を啓蒙し続けてきた第一人者でもあるそうです

セキュリティーに関する業務に携わっている
ということからその内容は特殊になります

企業のサーバーに侵入し断片化されたデータから
社員名簿を復元したりパスワードを解析したりするそうです

と書けば、まるで違法行為のように感じてしまいますが
これはあくまで顧客の依頼に応じてセキュリティーのもろさを
実証する試験とのこと

このようなセキュリティーの専門家となったのは
人と違う視点で一歩先のビジネスを見つけることを
心がけた結果のようです


記事によれば、古川さんの経歴をひもとく
キーワードは「オープン」とのこと

コンパック日本法人ではオープン仕様のリナックスの旗を振り
マイクロソフト日本法人では、ビル・ゲイツの
脆弱性を隠すのではなく積極的に公開して対策を早く促す方針転換に
共感し動いていたそうです
Winnyを介して感染するウィルスに対しての対策について
米本社を粘り強く説得したり捜査機関や業界内に連携を呼びかけたりしたそうです

その経験は、MS以外にサンやオラクルの日本法人に呼びかけ
業界内の情報共有の仕組みやセキュリティー技術者を認定する制度づくりにつながったそうです
その際には、これでもかというぐらいにオープンにして他社の信頼を得られたそうです


記事の最後には、古川さんのもう一つの顔として
「モンスターハンター」の達人であることが紹介されています
私はモンハンはプレイしたことはないのですが
他プレーヤーからは「神」とあがめられているそうです
記事に掲載されている写真ではDSを持っている写真が
掲載されているのもおもしろいものです

古川さん曰く、いろいろなタイプの敵がいて、共通の課題に協力して戦う
こういうことで業務とモンハンは通じているとのこと
なるほど、課題解決や問題解決ということについては
ゲームというのは相通ずるものがありますね
だからこそゲーミフィケーションという言葉が出てくるのでしょうか

公私ともに仲間を束ねて新たな敵に立ち向かう姿
学ぶべきことが大いにあると感じることができる記事でありました

与えよ さらば得られん…

2014-03-12 12:49:24 | NewsPaper
今日はホントに暖かい日ですね
とはいえ、私の転職面接は
夜に京都へと…果たして寒さはいかほどでしょうか


さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『【新風Silicon Valley】
 与えよ さらば得られん
 柴田 尚樹 サーチマン共同創業者』

新約聖書からの有名な言葉として
「求めよ、さらば与えられん」
という言葉があります

今回は、「与えよ さらば得られん」
という言葉です
この言葉がビジネスでは本質的なことを云っている
という記事です

この柴田さんはシリコンバレーで起業され
出資も受けておられる方です

柴田さん曰く、シリコンバレーは非常に狭い
村社会のようなものだそうです

少数の仲介者を介すだけで、ほぼ誰とでも
つながることができるそうです

とはいえ、実際に大物と呼ばれるような人物に
たどり着くのは大変なことのようです
目には見えないガラスの壁のようなものがあって
それを1枚1枚超えていく必要があるとのこと

外側からやってきた人は内側に入るためには
「Give Before You Get」つまり
「何かを頼む前に自ら何かを与えよ」ということを
実践する必要があるようです

これが意外と難しいことだと柴田さんはおっしゃっています
相手にとってメリットがあることを提供してこそ
未来につながることができるということ
逆を云えば、一つ内側の世界の住人に認められないと
また外に弾き出されるという
そういった「浄化装置」があることで
シリコンバレーという地域は保たれているということになります


最近では、日本からシリコンバレーに行く人は多くいます
そういった方々に柴田さんがお会いした際には
開口一番に「○○さんを紹介してください」と云われるとのこと
しかしGive Before You Getができないような人だと
仮に紹介しても、後に柴田さんにまでクレームが来るといったことがあるとのこと
これは、柴田さんに対してGive Before You Getができない人は
肝心の紹介して欲しい方にもGive Before You Getができないということです

とはいえ、Give Before You Getは難しいことではないとのこと
あくまで、相手の立場に立って何をされたら嬉しいかを少し考えればわかること
そういったことがあるからこそ、「与えよ さらば得られん」ということに
つながるわけですね

これは、シリコンバレーにやってくる日本の大企業の訪問者にもあるようです
「アポなし、アジェンダなし、アフターフォローなし」という陰口を聞いたことがあるそうです
これは、シリコンバレーだけではなく、日本国内においても同様のことですね
自社の利益を一方的に追及するばかりに結果的に失敗することは
少なくないことなのではないでしょうか

私が以前、営業の業務に就いていた際に、周りの方で
このようなオヤッと思うような方を見た覚えがあります
そういったことも踏まえつつわが身を振り返りつつ
「Give Before You Get」は常日頃から心がけていきたいものです

津波被災写真、7万枚持ち主に…

2014-03-11 11:18:45 | NewsPaper
今日であの日から3年が経ちました
今朝起きた時、あの時のことを
思い出さずにはいられませんでした…


さて、本日の日経産業新聞から、4面のデジタル・ハード欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 津波被災写真、7万枚持ち主に』

リコーより、東日本大震災の津波で流失した写真を
持ち主に届ける活動で、これまで約7万枚を返還できた
と発表した
という記事

これは、「Save The Memory」プロジェクトというものにおいて
2011年8月に開始され、被災地でボランティアが回収・洗浄した写真を
複合機でデジタル化しクラウドサーバに保管し
地元自治体などが設置した「写真センター」のPCで検索
できるようにしたというものです

http://savethememory.jp/より

そこから、見つかった写真を持ち主に原本と共にそのデータをお渡しし
5カ所の写真センターでデジタル化した写真枚数は合計で40万枚を超え
このうち約7万枚の写真を被災者の皆様にお返しすることができたとのこと

震災後にリコーグループが継続的に被災地の支援を行っていくために
何ができるかと考え、グループのリソースやノウハウを活かし
自治体の方々と連携をしながら推進できることとして
今回のプロジェクトが継続的に行われてきたということ
これは素晴らしいことですね

現在も、宮城県の2カ所の写真センターで継続的に検索システムを
利用頂いて思い出がよみがえっているそうです

震災以降、多くの企業が支援活動をしていますが、このような自社の技術を
本当に社会に貢献できることがあり、それを継続的に実践されていることは
大変に喜ばしい限りです

今日という日においてではありますが、このような記事を
取り上げることができ大変に良かったものです

「炎上」監視 機械×人で…

2014-03-10 10:55:05 | NewsPaper
あったかくなってきたと思ったらまた寒くなりました
三寒四温ではなく七寒というのをとあるメールで見ましたが
まさに言い得て妙だと感じた次第です


さて、本日の日経産業新聞から、1面からこの記事をピックアップ
『「炎上」監視 機械×人で
 ガイアックスとホットリンク
 企業向け、2000サイト対象
 ネット流表現逃さず』

ガイアックスとホットリンクが組み
ネット上の風評を監視するサービスを始める

という記事

これは、ホットリンクが販売するネット監視ソフト「e-mining」と
ガイアックスの人手によるネット監視サービスを
組み合わせた「リストモニタリング24/365

すでに、ホットリンクは850社、ガイアックスは500社の
導入実績があるとのことで、ある程度のニーズは確実にあるなかで
両社が組んだことは興味深いものです

ガイアックスとしては、ネット上での俗語を含め
1000件超の文例を蓄積しているとのこと
500人24時間体制からなる監視担当者のノウハウも合わせて
顧客企業がネットを検索するよりも効果的に
炎上の原因となる投稿を見つけ出せるそうです

とはいえ、監視対象は限定的だったとのこと
そこにホットリンクのイーマインニングを使うことで
2000ものサイトを監視対象にすることができるそうです

http://www.gaiax.co.jp/jp/news/press_release/2014/0310.htmlより

BtoCを中心とした企業がこれらのサービスを利用しているのでしょうか
明らかにウソと分かるような書き込みや発言は別として
事実である場合は企業の不祥事として内部告発として扱うべきものにもなりうるわけで
扱いを丁重にする必要があるというわけです

とはいえ、それらの定義をするのは難しいところがあるのも事実
その場合には、サービスを利用するのも一つの手段であり価値があるということになります

このサービスが人手を使ってやられているというのは
それはそれで大変なことが予想以上に想像できます
それらを器械と人手をうまく組み合わせられたら
効率的な監視もできるのではないかと感じる次第です
効率化を重視されたら、その裏をかくような
書き込みや発言のされ方がでてくるのかもしれませんが…


多様な人々が存在している分、なかなか炎上というものは
無くならないのでしょうが、こういったサービスが少しでも
貢献していければなと切に願う次第です