ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

バス乗客 年齢・性別判定 東芝、運行ダイヤに活用…

2015-03-31 18:35:38 | NewsPaper
青春18きっぷで先週旅行していた妻から
切符の残り分を使って日帰り旅行をしないかと提案
計画性ある旅程になるのか定かではないですが
どうなることやら…


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『バス乗客 年齢・性別判定
 東芝、運行ダイヤに活用』

東芝が、カメラやセンサーを使って
バス乗客の年齢層や性別、乗車時間などを
自動判定するシステムを開発したと発表した

という記事

http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_03/pr_j3004.htm?from=RSS_PRESS&uid=20150330-3639より

これは、東芝がバス会社に納入した電動(EV)バスに搭載したシステムで
運転席横にカメラを設置し、顔の画像を分析するというもの

時間帯ごとの利用者の傾向を把握することができれば
客層に応じた広告を車内のサイネージディスプレイに表示したり
今後の運行ダイヤを作成したりする際に活用できるというもの

なお、このカメラの画像はすぐに破棄して、個人を特定できないかたちで
データを取り扱うとのこと…
たしかに、あくまで人物の属性情報に活用したいデータがあるだけで
それを本当に即座に収集し分析することができるならば
データをすぐに破棄するというのはいうのは信頼性がある
といえるかもしれませんね

なお、このEVバスは東芝製のリチウムイオン電池を採用し
災害時には非常時用電源として社内のコンセントから
電力を供給することができるとのこと
まさに東芝の最新技術を取込んだバスと云えるのでしょうか

このバスは、川崎市内のバス会社が採用し
まず1路線で4月から運行を始めるとのこと


バスから始めるデータ活用というのはおもしろいものです
これは、他の交通手段においても十分に応用が出来そうです
まずはデータ活用がどのような価値ある効果が実際に出たのか
といったレポートを読みたいものです

販促支援ソフト市場成長 国内19年1300億円…

2015-03-30 18:19:33 | NewsPaper
もう春でしょうか
さすがにもう冬物コートを着て出社も
しなくてもいいころでしょうか
寒の戻りがありませんように…


さて、本日の日経産業新聞から、7面のビッグデータ欄からこの記事をピックアップ
『販促支援ソフト市場成長
 国内19年1300億円』

IDCジャパンの調査より
データを活用して販促活動を支援する
ソフトウエアの国内市場が2019年に
1300億円に達するとの予測を発表した

という記事

これは、IDCが2014年6月に、企業のマーケティング関連業務従事者を対象とした
「マーケティングITに関する企業ユーザー調査」を実施し、国内企業583社から有効回答を得た結果
ユーザー企業のマーケティングIT活用は、「効率化」「分析業務」「売上拡大」が目的であり
従業員規模/産業分野によって要求の強さは異なることが明らかになったとのこと

さらには、マーケティング業務と既存ITの連携にギャップがあること
2020年に向けたマーケティングIT強化は、「予測分析の強化」「現状分析の強化」といった
分析志向が企業のマーケティングで重要になっていることが確かめられたとのこと

企業ユーザー調査の結果とIDCの保有するリソースを基にした結果によれば
2014年の国内データ活用型マーケティング関連ソフトウェア市場規模は、約806億円だったと推定
2015年以降の同市場は、ECの刷新、デジタルマーケティング需要の増加などが見込まれることによって
2014年~2019年の年間平均成長率は10%で推移し、2019年には1,300億円の市場規模に成長すると
予測しているとのこと

http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20150325Apr.htmlより

また、調査によれば
従業員数が多い企業ほどソフトの活用が進んでいることが分かったとのこと
中小企業では表計算ソフトなどでデータを処理する一方で
大企業では販促支援ソフトのニーズが高いといったことも分かったとのこと

課題としては、統合基幹業務システム(ERP)などから進めた
情報を販促に活かす企業は30%を超えていたりするが
コールセンターや営業支援システム(SFA)との連携は10%を切っていたりと
収集したデータを有効活用できていない企業が多い
といったことが分かったとのこと


さて、今回この記事を取り上げたのは、この記事の周辺に
オートバックスセブン、IBM製品群を採用し、個客ごとのマーケティングを強化
販促活動支援 データ量拡大 日本オラクル」といった
販促支援に関する記事が普段より掲載されていたことから
この関係性が気になったということがあります

IDCジャパンのプレスリリースからそう間もない頃に
立て続けにベンダーのニュースリリースが公開されたというのは
興味深いことでもあります

国内企業の販促活動といったことが2020年をターゲットにしている
というのは東京オリンピックの開催が視野になっているということですね
それは2020年までにどうなっていくのか、また2020年以降にどうなっていくのか
ということは、やはり興味のあることです
そういったなかでの今回の予測結果というのは
今後の企業の販促活動の展開に関して興味深いものがありました

大きく重い「コンパクトカメラ」 スマホ台頭 手軽さより高機能…

2015-03-27 18:29:31 | NewsPaper
いよいよ桜が咲き始めたころでしょうか
今年は花見を週末かあるいは来週末にするか
ちょいと迷いどころではあります…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 大きく重い「コンパクトカメラ」
 スマホ台頭 手軽さより高機能』

この記事を書いたのは、新製品ニュースリリース欄を
担当されている方でしょうか

「コンパクトデジタルカメラの新商品」といった見出しを書くと
このタイトル自体が意味が合っているのだろうか
と迷うことがあるようです

記事内で取り上げた商品としては14×10×14 cmで899グラム
といったものや442グラムや553グラムのもので
高性能なコンパクトデジタルカメラだと謳ったもの

重さと云ったものは、持った人それぞれの感覚によるのでしょうが
重厚感と云ったものをこの記事を書いた記者は感じるようです

なお、業界団体であるカメラ映像機器工業会としては
「レンズ一体型カメラ」と定義しているとのこと
ちなみに、一眼レフやミラーレス一眼などといったものは
「レンズ交換型」と定義しているようです


さて、このような記事が書かれた要因としては
スマートフォンのデジタルカメラ機能が向上した
ということが挙げられます

小さくて軽いコンパクトデジタルカメラは
スマホがあれば不要になるということになってきたので
デジカメ各社は、大型センサーや超高倍率ズームを搭載した
「大きくて重いコンパクトカメラ」に力を入れるようになった
という事情があるようです

もはや「大きくて重いコンパクトカメラ」なんていう言葉は
言葉として成立していないという言い分はよくわかります
この違和感に対して記事曰く、もっと良い呼び方がないものか
というわけです…

いくらか考えてみましたが、高性能を謳ったものとなると
デジタル一眼と勘違いしてしまいそうな名前になるんだよなぁ
というオチになるんですよねぇ…

いい名前が思い浮かんだら、コメント欄に書いていきましょうか…

大阪駅隣接ビルに映像装置…

2015-03-26 19:17:36 | NewsPaper
このところの寒の戻りがなかなか厳しいものです
週末から来週にかけてはいよいよ本当に
春がやってくるでしょうか…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【フラッシュ】
 大阪駅隣接ビルに映像装置』

三菱電機が大型映像装置「オーロラビジョン」2台を
JR大阪駅に隣接する「大阪ステーションシティ」の
ノースゲートビルディングに設置、納入した
という記事

という関西ローカルな記事を取り上げて申し訳ない


http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/0325.htmlより

このビジョンの前というのはよく通るものでして
ココがおもしろい企画をやっているかな、と
見かけるのはおもしろいものでして…

ここ最近は、工事の壁に隠されていて
次はどうなるのかなと思っていたら
まずは設置納入元が変わったということですね

たしか以前はパナソニックによるビジョンでありましたよね…
それがこんかい三菱電機に変わったということです…
これは変わった裏事情を色々と詮索してしまうものでして…


そんなことはさておき、今回設置されたビジョンは
外光の映り込みを抑制するなどして、鮮明な映像を
表示できる最新の発光ダイオード(LED)の複合部品を
採用したのが特徴となっているようです

また、以前のものより、さらに大画面表示になっているようで
高精細スクリーンにより、5mの至近距離からでも視認が可能なんだとか
三菱電機としては、これが来客向けのサービス向上に貢献する
と謳っています

なるほど、ビジョンを変えるだけで、顧客向けサービスの向上
ということにつながってくるというのは、ビジョンの価値
というものを考えさせてくれますね

とはいえ、そこに映るコンテンツがどんなものであるかを
通りがかった人達は見るわけです
ハードを一新して、コンテンツも一新されて
よりココを通ることが楽しみになればなぁと心密かに思っております…

検索より友に聞く…

2015-03-25 23:33:13 | NewsPaper
今日は定時後に打ち合わせがあり…
とはいえ、予定通りに終わり
その後に最高のLIVEに参戦できたので
良い1日の終わりでありました


さて、本日の日経産業新聞から、20面からこの記事をピックアップ
『【眼光紙背】
 検索より友に聞く』

いわゆる“ググる”という行為を行うことが
最近は非効率で面倒なものではないかということに
評価が変わってきていますよ、という記事

ネットで探し物をする際には
多くの人がキーワードを入力して検索するわけですが
検索が最も効率の良い行為と思われているから
というのがここ10数年のことでしょうか

それが、最近では検索が非効率で面倒なものへと
評価が変わりつつあるようです

その理由として、第1に
検索しても欲しい情報に簡単にたどりつけなくなってきた
ということがあるようで…

ネット上の情報は絶え間なく肥大化しているわけですが
その分、ユーザが本当に欲しい情報にたどり着くまでに
複数のキーワードを入力したり、表示された検索結果を
多数見て確認したりする必要があるわけで、以前に比べて
手間がかかるようになってきたということ

第2の理由として
スマホの普及を記事は挙げています
PCよりは圧倒的に画面の小さなスマホで検索するには
キーワードを入力するのも、表示された検索結果を
確認するのも共に面倒であるというわけです


といったことから、期待されるのは友人に聞くということ
SNSで聞いたりするわけですが、これも会社向けか
プライベート向けに使い分けている例を取り上げ
これを応用すれば、調べたい内容を友人を選んで聞く方が
検索するよりも効率的であると、記事は云っています…

これは、“はてな”に代表される人力検索サービスを
SNS内の閉じた世界において効率的に行おう
といったことを提言しているでしょうか

それは、其々にどのような友人がいるかといった質によって
得られる情報が違ってきますし、聞くことを重ねていけばいくほど
価値観のようなものが拡大していかないようなことが
起こりかねないなぁと個人的には感じます

記事曰く、検索市場に君臨するGoogleを脅かす
大きなうねりになる可能性はある、と…

それは、Googleも対応した検索サービスを展開することが
予測されますが、あらたな波がやってくることを予感させたいのでしょうか

この記事を書いた背景を伺いたくなってしまう
興味をそそる内容の記事でありました…

大学電子看板に採用広告 ネオキャリア 条件絞り効果的配信…

2015-03-24 18:29:46 | NewsPaper
今日は久しぶりに早い時間でお目覚め
1日を通して気分よく過ごせたのは
気のせいではないと思いたい…


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『大学電子看板に採用広告
 ネオキャリア 条件絞り効果的配信』

人材サービスのネオキャリアが
全国の大学に設置した電子看板向けの
採用広告配信サービスを始める
という記事

インターネット広告のマイクロアドと提携し
全国150カ所の大学の電子看板へ配信するとのこと

この「ブロードキャリア」なるサービス
大学生向けの新卒採用広告を、広告主企業から受託し
全国の大学の生協や学生会館、食堂や購買部など
学生が頻繁に利用する場所に設置した電子看板へ
ネット経由で配信するというもの

http://www.neo-career.co.jp/news/?p=1220より

広告主企業としては、配信先大学を要望に応じて絞り込み
希望する大学の種別や地域、広告を配信する日時や期間などを設定して
効果的に新卒採用広告を出せることがメリット


記事曰く、大学の就職課ろのつながりが乏しかったり
採用広告を大々的に打ちづらかったりする中小企業にとっては
特に有効になるのだとか

これは、大手企業なんかは就職課を通して大学内でセミナーを開くことが可能でも
中小企業にとっては大手企業にその手法を取られて機会損失が起きていたという事情から
電子看板という糸口から学生に知ってもらうチャンスを得るようで…


そもそも、このマイクロアド自体が、自社グループを通して
全国の大学や病院、商業施設など3万カ所に電子看板を設置しているそうです
名前は紙面でもよく見かけるようになりましたが、それだけ拡大していることに
驚く次第です参考>

ネオキャリアとしては、今回の提携を契機に、今後は
アルバイト情報など他の人材採用広告の配信にも活用したいとのこと


なるほど、サービスの運営側、その提携先の媒体所有側、サービスを利用する中小企業
また、広告を見かけることになる学生、就職率を向上させたい大学
それぞれにメリットがあるサービスが拡大していけばいいなと思えるサービスですね

新生児ロボでシッター研修 ポピンズ 抱き方などチェック…

2015-03-23 13:54:35 | NewsPaper
今日は会社による一斉有休取得日
結果的に今回は4連休となりました…
とはいえ、土日はよく動いて
わりとぐったりときています…


さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『新生児ロボでシッター研修
 ポピンズ 抱き方などチェック』

保育サービスのポピンズが
5月から新生児を模したロボットを使った
ベビーシッター研修を始める
という記事

これは、米リアリティワークス社が開発した新生児ロボット
なるもので、樹脂製のロボットの表面にはセンサーがついており
室内の気温の変化や衣服の着脱を感知でき、適切に着せ替えさせて
いるかがわかるというもの

参考:http://realityworks.com/products/realcare-babyより

抱き上げる際に乳児の首を手で支えているかを感知でき
内臓されたメモリーチップから研修者の保育レベルが
点数化されるといったシステムも構築したそうです

ポピンズは、新しく始める「スーパーナニー研修」なるもので
受講者の自宅で最長5日間ロボットの世話をしたり
護身術や裁縫、料理などを学ぶ実習を設け、上級ベビーシッターを
育成していくとのこと

ポピンズとしては、このシステムを用いて
シッターのレベルを上げて利用者の安心感を高め
拡大しつつあるシッターの需要をさらに高める
といった狙いがあるようです


記事曰く、急な残業や病気の時に利用できるシッターの需要が
高まってきているとのこと
また、世間においてはシッター関連の事件も発生していることから
保育能力を高めた人材を育成して安全性を強調し
サービスの利用を喚起するといったこともあるようです

記事に掲載されている写真を見て、このようなことまで
ロボットで出来ることに驚く次第ですが、その裏側に
ベビーシッターに対する社会からのニーズがあることを知る
興味深い記事でありました

チケット取引 シェア5割狙う ミクシィが運営サイト買収…

2015-03-20 23:55:18 | NewsPaper
今日は有休を取ってthe pillowsのワンマンLIVEへと…
やはり1番大好きなバンドの平日ワンマンLIVEは
有休を確保して観るべしですよねぇ
鉄板LIVEで最高の1日でありましたぁ~☆


さて、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『チケット取引
 シェア5割狙う
 ミクシィが運営サイト買収』

ミクシィがチケット取引サービスのフンザを
115億円で買収すると発表した
という記事

このフンザというのは、2013年設立で
コンサートや演劇、スポーツの公演チケットを
個人間で取引するサイト「チケットキャンプ」を運営している企業
2014年12月の流通総額は約8億円で、前年同月比で
5倍まで増えているそうです

取引時に出品者と購入者の双方から受け取る手数料を
主な収益源としたビジネスモデルの仕組みを取っており
2014年2月期の売上高が900万円、最終損益は700万円の赤字
利用者の増加で2015年2月期は売上高5億円、最終損益は100万円の黒字
ベンチャー企業として回すことができるようになった事業といったところでしょうか

そういった状況でミクシィが買収するというのは興味深いものです
ミクシィ自体はSNSが苦戦し続け、「モンスターストライク」にて
ゲームのヒットで息を吹き返したようですが、安定性にかけることから
第3の柱を探していたという事情があったようです


mixiのコミュニティ内ではチケットのやり取りといったものはありましたが
mixiが閑散として以降はそれらの情報といったものは私も見なくなっていました…
そういった状況で今回のサービスを買収したというのは興味深いものです
より開かれた市場においてのやり取りというのは大義名分があるものでしょうか

チケット売買サイトというのは軽く調べただけでいくらかはありますが
信頼性という観点では信憑性というのは人其々でしょうか
チケットぴあといった大手チケットサービスも進出している中で
このチケットキャンプが市場を成長させているのは興味深いものです

ミクシィとしては、mixiと連携させ、チケット取引市場で
3年内に50%以上のシェア獲得を目指しているのだとか
長い目に見てどのように事業として成長していくのか興味津々です

データ拠点 ロボ巡回 NTT 温度・風量を自動計測 省エネで空調費1割減…

2015-03-19 23:17:04 | NewsPaper
今日は、明日有休を取るために
ひとがんばり…
でも体が無理できないなぁとほんともう…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『データ拠点 ロボ巡回
 NTT
 温度・風量を自動計測
 省エネで空調費1割減』

NTTがデータセンター向けの自動巡回型センシングロボットを
開発したという記事

これは、「プレーリーロボット」なるもので
自動で設備内の温度と風量を計測できるというもの
サーバの追加設置や入れ替えで室内環境がどう変化するかを
手軽に確認できるというもの

レーザー式測域センサとカメラを組み合わせ
重さ20㌕程度にコンパクトに設計した仕様になっているとのこと

使用方法としては、最初に操作担当がPCやタブレットを持ちながら
フロア全体を周回させて地図を作成し、2度目からは測定ポイントを
指定すれば自動で計測するというもの

データーセンターという施設は、床下からの換気が多い場所であることから
通気口のある床材に対応できるクローラー(無限軌道)を採用したり
独自開発した漏斗型の風量計測装置を本体裏側の中央に設置し
空気の流れを計測したりするそうです

温度については、伸縮する計測棒を以て、200cmまでの高さで5点計測
計測棒の先端に360度カメラを搭載し、周囲の映像を撮影できるとか
これは、固定型のセンサーを設置したりするとコストがかかることから
ロボットで自動巡回させれば、手軽に環境の変化を確認できるというもの


NTTとしては、3年以内の実用化を目指しているそうで
自社のデータセンターで活用する以外にも、1台100万円程度で
販売するといったことも目指しているとのこと

また、計測データにより温度や風量を可視化して
効率的な設備の改善などを提案する省エネコンサルティングサービス
といった事業化も検討しているそうです

このロボットを採用することから、通風口の多い床材に変えたり
温風の流路を仕切ったりすることで効率的な空調設計を割り出すことができ
NTTとしては、1割程度の空調削減につながるとみているそうです


今回は、あくまでファシリティを対象にしたロボットではあるのですが
今後はさらなるマシン監視用ロボットなんてものも出てくるでしょうか
あくまで開発段階ではありますが、今後の実用化が楽しみなものではあります

IT業界、もう1つの「ベア」 上がるのは処理性能…

2015-03-18 18:47:57 | NewsPaper
修行がてらにまた新たな案件に参画します…
転職活動で受けた会社にこのような形で
再び関わることがあるとは思わなかったものです…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 IT業界、もう1つの「ベア」
 上がるのは処理性能』

自動車大手や電機大手などの春季労使交渉が佳境を迎えている現在ですが
賃金を一律に上げるベースアップ(ベア)が注目を集めているものです

さて、私がいるIT業界においてはもう1つの「ベア」が
注目を集めていますという記事

こちらは、上がるのは賃金ではなく
クラウドの処理性能になります

正確には「ベアメタル」のことを指します
直訳すれば、覆いのない(ベア)金属(メタル)になります
これは、仮想マシンを用いたクラウドコンピューティングの1種になります

私が普段の業務でよく用いている仮想マシンの仕組みは
物理サーバー内でハードディスクの上に本来のサーバーOSがあって
その上に仮想化ソフトがあって仮想マシンを作成しサーバーOSを
インストールしているというもの

ベアメタルの場合は、物理サーバー内でハードディスクの上に
仮想化ソフト(ハイパーバイザ)があって仮想マシンを作成し
サーバーOSをインストールしているというもの

前者の場合は、限りあれど物理サーバーにいくつもの仮想マシン
をつくることができますがその分、パフォーマンスの低下が発生する恐れがあります
これを複数の企業がサービスとして利用するのは限界があるというものです
後者の場合は、物理サーバーを特定の企業が専用利用することができ
実際にそのようなサービスが登場してきているというわけです
それらがベアメタル○○という名称で謳っているわけです

通常のクラウドサービスより多少割高になっているようですが
サーバーを購入する必要がなく運用も任せられて自社で持つより
初期投資や運用の手間を抑えられるといったよくあるクラウドサービスの謳い文句以外に
機器を専有できることからセキュリティを確保しやすいというメリットを謳っています

記事では、一例として日本IBMの「ソフトレイヤー」を挙げています
ユーザーの6割がベアメタルを選んでいるそうで、オンラインゲームや
ビデオ会議など高速処理が求められる分野を中心に用途が広がっているそうです


昨年あたりからこのベアメタル系のサービスを業界内でも
よく目にするようになってきましたが、今の時期に「ベア」で絡めた記事が出るとは…
その裏事情を詮索したくもなりますが、キャッチとしてはおもしろい記事でもありました…

生鮮販促 売れ行き基に 大日印 共通コードで分析・支援…

2015-03-17 20:05:22 | NewsPaper
昨日今日とあるアプリのテストをお手伝いの件
テストは終えましたが、NGな結果について
原因を突き止めたら意外な事象が発生しており
なんだかなぁといったところでした…


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『生鮮販促 売れ行き基に
 大日印 共通コードで分析・支援』

大日本印刷が、生鮮食品の売れ行きデータに基づく
販売促進支援サービスを始めたと発表した
という記事

これは、肉・野菜・魚の生鮮三品に関する全国共通コードを活用し
小売店ごとの売れ行きを分析し、個々の消費者の興味・関心に合わせた
販促情報を配信できるというもの


そもそも、生鮮品については全国統一コードといったものがなかったようで
効果的な販促が難しかったという背景があったようです

加工食品や日用品などには「JANコード」という統一コードがありますすが
生鮮品にはなかったということです

そこにきて、マーケティング支援を行うアイディーズが昨年に
i-code」と呼ぶ生鮮三品と惣菜の統一コードを策定し
POSデータの売れ行きをインターネット経由で分析するサービス
「i-code MS」なるものを提供し始めたとのこと

また、大日本印刷としては、すでに自社の電子チラシサービス「オリコミーオ!」と
JANコードを連携させた販売支援サービスを提供しているようで…

そこで、今回は「オリコミーオ!」と「i-code MS」を連携させた
小売店舗向けO2O(オンラインtoオフライン)サービスを展開する
ということに至ったわけです


統一コードがあることによって、例えば、スーパーのポイントカード会員向けに
生鮮品の特売や割引といった情報をメールマガジンで配信するといったことが
システム上でも効率的にできるようになるというわけです



これは、これまで生鮮食品の統一コードがなかったというのが
何かしらの意図があったようにも考えられなくはないですが
今回のシステム提携で改善できるというのは意義深いものです

料金としては、初期導入費用が100万円、月額利用料が40万などといったもので
関連売上も含め、2017年度までの累計で5億円の売り上げを目指すのだとか

たしかにこれは小売店側のニーズもありそうですし
確固たる導入実績というものが出てきそうですね
その影響が我々の生活にどのように影響が出てくるのか
といった面においても興味津々なものです

レジ、音声入力で効率化 POS対応 食品販売の衛生向上 NECプラットフォームズ…

2015-03-16 21:32:45 | NewsPaper
今日明日はとあるアプリのテストをお手伝いします
そんなに大規模なアプリではないのですが
解像度と使い勝手を意識すると
改善点なんていくらでもあるなぁと感じた次第です


さて、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『レジ、音声入力で効率化
 POS対応 食品販売の衛生向上
 NECプラットフォームズ』

NECプラットフォームズが、声で操作して購入商品などを入力できる
POS(販売時点情報管理)レジの販売を始めるという記事

これは世界的に名高いNECの音声認識技術を活用して高い認識精度を確保しながら
袋詰めなどのレジ作業を効率化や、衛生面の向上をねらいとしたもの

NECの音声認識システム「ボイスドゥ」をPOSシステム応用し
NECプラットフォームズ製のPOSレジにソフトウェアを導入するほかに
他社製POSレジとの組み合わせにも対応できるのだとか


店員の操作としては、専用ヘッドセットを用い、店員の声をとらえるマイクと
周辺の雑音を捉えるマイクを内蔵し、周辺の雑音を打ち消して
騒がしい店内でも店員の言葉を正確に認識するようにしているそうです

という仕組みは理解できても、一般のスーパーのレジに
わざわざ導入するメリットがあるのかなぁと思っていたら
このレジは、パン屋さんといった店舗のタイプのPOSレジに適しているのだとか

商品にパーコードの添付が難しいといった店舗では
袋詰めなどの作業を行いながら、頻繁にレジ機器にも触れる必要があるわけです
そのような環境においては、レジの入力作業を音声認識にすれば
業務を効率化できるほか、店舗の衛生向上にもメリットがあるというわけです

なるほど、これは、音声認識システムの活用方法としてイイ着眼点と云えるでしょうか
記事曰く、NECではこのボイスドゥで数千種の魚を扱うセリで98%の認識率を達成したそうです
商品数が100点以下の場合が多い飲食店であれば、ほぼ100%の確率で認識するのだとか

NECとしては、これまでは音声認識ソフトは企業向けに工場の保守現場などと
用途が限れていたそうで、小売店向けの新たな市場を開拓できるといったところでしょうか
小規模な小売店舗や飲食店など、改善を重ねているファーストフード店に売り込んでいくそうです

導入費用としては、POS本体の価格として75万円、専用ヘッドセット26万円
ボイスドゥのソフトウェア50万円といったところを小売店向けに
価格を抑えながら展開していくそうです


音声認識とPOSレジの組み合わせとしての着眼点はおもしろく
導入先においてより良い業務改善が期待できるのはよいものです
今後のさらなる音声認識技術の活用方法にも期待したいですね

ITの論客、クルマを斬る チャレンジ不足を危惧…

2015-03-13 23:15:47 | NewsPaper
今日はとあるベンダーの仮想環境無料構築ツールを
職場の私のマシンにインストールしておりました
ベンダーが違えば、こんな風な仕様の共通点や異なる点が
あることを知り、この後に続くとあるテストの実施が
楽しみになってきました…


さて、本日の日経産業新聞から、14面のものづくり欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 ITの論客、クルマを斬る
 チャレンジ不足を危惧』

都内で行われた「国際自動車通信技術展」において
「プレイステーション」の生みの親である久多良木健氏と
「iモード」の誕生に携わった夏野剛氏の対談が取り上げられています

記事の中でまず取り上げられたのは、夏野氏の
「自動車業界はチャレンジが足りない」という言葉

米電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズの成功を一例として挙げ
“20年も30年も経験を積まなければ良いクルマが作れないはずはない
 むしろ同一環境に浸っていることがイノベーションを妨げている”と

久多良木氏は“日本メーカーのクルマは個性が薄れた どれも同じに見える”
と不満げに反応したと

さらに夏野氏は若者の車離れにたいしても
“スマホのアプリにおもしろさで負けているからだ”
と手厳しいコメントをしています


とまぁ、自動車業界にいる者ではない2人の論客が
云いたい放題のようにも記事では書かれています
当の自動車業界関係者の目にはどう映ったのでしょうか
危機感を持ってこの対談の模様を見ていたのか
あるいは、関係者でない者が何勝手に云ってんの
といった心境だったのでしょうか

いずれにせよ、自動車業界を危惧するこの2人が共通して感じているのは
“変化の兆しに気づいていないのではないか”という疑問
これは、夏野氏がいた携帯電話業界において、“当初、「iPhone」を
全く脅威だとはみなしていなかった”という苦い経験にあったからとしています
これについては、もはや一大ブームを起こし、撤退する携帯電話端末メーカーも
出たという事実からして明らかですね

そういったことが、自動車業界においても起こることを示唆しているわけですね
業界内において異端視された技術が賛否あれど世の中に受け入れられ
業界地図を一変させてきたというのは様々な業界において起こっているわけです

自動車業界においても、おそらくは何もしていないわけではないでしょう
それらがまだ日の目を見ていないという可能性もあります
現実のトコロはどうなっているのでしょうねぇ

これは、私がいる業界においても同様の事だと捉えています
それこそ、日進月歩以上の技術革新が行われている業界です
日々の業務に追われながらも、その辺りを曖昧にしておかず
追いかけていきたいとこの記事の内容を自分事ととして
捉えておきたいものです

ソニーの電子お薬手帳 近畿でも試験提供 滋賀や神戸など…

2015-03-12 23:13:38 | NewsPaper
今日はとある案件のテストをお手伝い
テストを行いながら、気になっていた技術について
理解を深めることができ、自身にとっても
意義あるテストだなと感じた次第です


さて、本日の日経産業新聞から、14面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『ソニーの電子お薬手帳
 近畿でも試験提供
 滋賀や神戸など』

ソニーが非接触ICカード「フェリカ」を利用した
電子お薬手帳サービス「harmo」の試験サービス提供地域を
近畿地方に広げる
という記事


このハルモなるサービスは、フェリカを活用して
薬局などで調剤された薬の履歴データを
クラウド上で電子的に管理するというサービス

紙で管理するお薬手帳に比べて、薬局や利用者の
記録管理の手間暇が省けるうえ、データの閲覧や確認
といったことがしやすいというメリットを謳っています

利用者にとっては、スマホの専用アプリを使って
薬の名称や服用回数、後発薬なんかを見ることが出来たり
副作用の情報まで記録出来たりするようです

医師や薬剤師は患者の薬の利用状況をチェックする
こともできるというわけです

これまで、川崎市全域や横浜市の一部で先行導入されていましたが
いよいよ近畿でも試験提供ということで、まずは滋賀県全域、神戸市、大阪府豊中市の
薬局を対象に順次、サービスを提供していくそうです

これまでに約190の薬局が導入し、約9200人が利用しているとのこと
ソニーとしては、2015年度までを試験サービス期間として位置付けているそうで
新たに対象地域を拡げ、薬局や消費者のニーズを探り、サービスの完成度を
高めるといった目的があるようです


一見すると、このサービスは、これまでの紙でのお薬手帳の煩わしさを解決できそうです
紙で持っているとどこにやったかと忘れて無くしそうなものを、カードで
財布なりカードケースに収納したり、スマホアプリで管理するなら
重宝するものではないかと感じます


さて、こういった処方しているお薬の情報といえば
結局は個人情報だと捉えて物議を醸してきそうなことがありますが
記事曰く、ハルモは氏名や生年月日などの個人情報と薬の履歴データを
別々に管理できるため、個人情報を保護しやすいとのこと
そういったことから、独立した薬歴データを地域医療の学術研究にも
役立てられる可能性もあるとまで書かれています

ソニーとしては自社技術としてのフェリカの利用拡大を狙ってはいるわけですが
諸問題を解決しながら、一般利用者や業務関係者にとって使いやすいものが
さらに広がっていけばなぁと願う限りです

廃炉 長い作業だからこそ…

2015-03-11 23:43:27 | NewsPaper
あの日から4年が経ちました
当時群馬に居た私にとっては
その時はこれ以上揺れが大きくなると
私が勤務している建物は崩壊するのではないか
と思っていたものでした…


さて、本日の日経産業新聞から、24面からこの記事をピックアップ
『【眼光紙背】
 廃炉 長い作業だからこそ』

取り上げる話題としては難しい
東京電力福島第1原子力発電所
廃炉への前途は厳しいのが現実であります

放射性物質による汚染水の処理については3月末の期限としていたようですが
到底守ることができないのが現実のようです
汚染水が長期間、港湾外に流れ出していたことも明らかになっています
溶け落ちた核燃料の取り出しについては方法すら定まっていないようで…


そういった中で、この記事では、前身の手応えがあるものを書いています
4号炉では使用済み核燃料の取り出しが終わったそうで
全面マスクをせずに作業ができるエリアは広がっているのだとか

7000人が働く現場には温かい食事をとる場所すらなかったようですが
大型休憩所が完成し、少しずつ非常時を脱しているのだとか

記事としては、こういったことから希望を見いだしたいと書かれているわけですが
この件については、人によって様々に意見を持つことでしょう
現実問題として、福島県では今も12万人もの人たちが避難先で暮らしているわけですから


記事には、時間の経過に伴って、気になることについて書かれています
2014年4月から2015年2月の間に46人の作業員が事故になったとのこと(熱中症は除外)
これは2013年度の同期間の20人に比べて2倍以上も増えているわけです
2015年1月には死亡事故も起きているようです

今年度においては、作業員を2倍以上に増やしたそうです
廃炉作業が本格化し、難しい作業も増えたといったこともあるようです
だからといって事故が増えてもいいという考えではないでしょう
記事としては、作業員が安心して作業に従事できる環境を整える
といった原則を忘れてはならないと締めくくっています


こういった内容について日経産業新聞の記事として書かれているということについて
人によっては様々に意見を持つことでしょう
賛否が起こる難しい内容について敢えて取り上げてみました