サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

電動車椅子サッカー日本選手権大会に行って来ました

2018年12月07日 | 電動車椅子サッカー

静岡エコパアリーナで開催された電動車椅子サッカー日本選手権大会に行って来ました。

例年ですと、大会を終了後すぐにブログ更新しているのですが、今年は忙しさにかまけて怠っていました。
現在も時間に追われており、ごくごく簡単な更新でお許しください。


今大会では、ロビーに映画「蹴る」のブースを出させていただき、予告編を流し、チラシの配布、前売り券販売、クラウドファンディングの紹介等をやらせていただきました。
そうなんです。映画「蹴る」の配給宣伝費を募るクラウドファンディングをモーションギャラリーにて進行中です。よろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/kerupictures

そんなこともあり、ブースにいる時間も長くなり、観れる試合も限られてしまいました。

6kmカテゴリーパワフル6の準決勝、大阪ローリングタートルと静岡のデルティーズの試合も、断片的にしか観れず残念でした。
本当はキックオフから試合終了までしっかりと目に焼き付けたい熱戦、だったと思います。
試合は追いつ追われつの3-3、延長PKまでもつれ込む試合。
優勝したのは勝ち上がった大阪ローリングタートル。おめでとうございます!

映画「蹴る」上映に向けての時期でもありますので、映画に出演してもらった、チーム、選手は当然気になりますのでなるべく観るようにしました。
10kmカテゴリーマックス10の1回戦、ナンチェスターユナイテッド鹿児島とレインボーソルジャーの試合は1回戦ではもったいなさ過ぎるカード。吉沢選手の引退を受けてレインボーがどうなっているかと思いましたが、内橋翠選手の成長に目を見張りました。しかし勝ったのは東、塩入コンビで得点を積み重ねたナンチェ。
そのナンチェ2回戦の相手は横浜クラッカーズ。クラッカーズにとっては初戦。このところ、県内の試合で横浜ベイドリームに連敗していてどん底のクラッカーズがナンチェの壁を破れるか。結果は永岡真理選手からの石井俊也選手の見事なゴール等もあり3-2でクラッカーズが勝利しベスト4。
クラッカーズから枝分かれした横浜レッドスピリッツも若手とベテランの活躍で1回戦、2回戦を勝ち上がり、ベスト4へ!

決勝は昨年に引き続きクラッカーズとレッドイーグルス兵庫の対戦。
レッドイーグルスが大黒柱内海恭平の獅子奮迅の活躍もあり、4-0で優勝。おめでとうございます!

正直、内海が最初に日本代表に選ばれた時は「えっ?」と思ったこともありました。
アメリカワールドカップでは、クラス分けに合格せず出場できないのではないかという本人の不安もありました。
クラス分けは突破したものの、思うような出場機会が得られず悔しさだけを持ち帰ったワールドカップ。
チームの先輩有田正行の電撃のボッチャ転向もありました。
思うところはいろいろあったでしょう

優勝を決めた後の男泣きには、心をわし掴みにされました。

一方、準優勝のクラッカーズは撮影でもっともお世話になったチーム、これからも応援し続けます。

来年はがっつり観るぞ!

ところでボッチャの日本選手権も同日に福島で開催、元電動車椅子サッカー選手である有田さんはBC3クラスで昨年に続いての3位。
昨年は現地観戦、撮影もしましたが躍進の3位、今年はどうだったでしょうか。上位の高橋和樹、河本圭亮両選手の壁を感じた3位だったのか、上が見えた3位だったのか。
その壁を打ち崩して東京パラリンピックに出場の道が開けるでしょうか? がんばれ有田夫婦!



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