韓国で開催されていた「第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会」決勝で日本代表は地元韓国と対戦。前半12分に東海林のゴールで先制したものの、後半セットプレーから2失点、韓国に逆転を許し準優勝に終わった。
決勝は日本のスタッフがFacebook経由で中継、映像を見守った。
先制点はGK松元からのロングキックを前線で競り合ったこぼれ球にボランチの東海林が反応しダイレクトでロングボレーシュート! GKの頭上を越え、ゴールネットに吸い込まれた。東海林の技術と広い視野に裏打ちされた見事なゴールだった。
大会直前の練習試合ではほころびを見せていたディフェンスも安定、センターバックの仲井、設楽、ボランチの松本、東海林は全5試合に先発で固定され、隙のない連係した守りを見せる。
前半右サイドから崩されたことはあったが、それ以外は流れのなかでは決定的な場面を作らせない。
しかし後半8分、韓国のコーナーキックから、ニアで先に触られうまく合わせられ同点ゴールを許してしまう。
13分、日本は左サイドからのクロスを松本(?)がヘディングシュート、ゴールネットを揺らし勝ち越しゴールかと思われたがオフサイド。
逆に16分、韓国のフリーキック。ファーサイドでうまく折り返しニアに詰めた選手が押し込みゴール。韓国が逆転。
いずれもセットプレーの守備で後手に回ってしまった結果の失点となった。
その後、日本は何度かチャンスを作り出すものの1-2で試合終了。日本の優勝とはならなかった。
植松新監督体制となってから初めての公式戦、大きな成果と少なくない課題の見えた大会となったことだろう。今回、選に漏れた選手、あるい他を優先し出場できなかった選手たちも含めて、世界選手権、そして2021年デフリンピック(ドバイ?ロサンゼルス?)でのさらなる躍進を期待しています。
詳しくはろう者サッカーのHPを参照。
http://jdfa.jp/news/deaf_soccer_men_final_korea_201804/