デンマークで開催中の「IFCPF World Championship Qualification Tournament」
CPサッカー日本代表はでフィンランドを4ー1と下し、グループリーグ初戦を勝利で飾った。
日本の先発はGK柳英行、ディフェンスは戸田哲也と浦辰大、中盤は右に大沢翔太郎、左に三浦良介、トップ下に井上天馬、1トップに谷口泰成。2−3−1の布陣。
(キックオフ時点では谷口選手が中盤左下がり目にいたり、上記とは違う布陣でした。その後わりとすぐに上記の布陣になりました。その他の時間帯もポジションチェンジはよくやってました)
キックオフ直後から日本がフィンランド陣内に攻め込む。フィンランドは昨年パラリンピック予選で対戦した相手国と比べると地力が落ちるようだ。
先制したのは日本。前半11分、CKからのパスを受けた戸田が一人かわして左45度からニアサイドを狙いすましたシュートを放ちゴールネットを揺らす。 16分にはハーフウエイライン付近から浦がロングシュート、GKの頭上を越し2点目。19分にはフィンランドに1対1の局面を作られるものの、GK柳が好守を見せる。
前半を2−0で折り返した日本は、後半、大沢に代わり中岡皓大が入る。
40分のピンチは柳の好守でしのいだものの、41分フィンランドにPKを与えてしまう。柳がいったんは止めたものこぼれ球を押し込まれ1点を返される。しかし日本は再び攻勢に出る。43分、見事な上がりからの戸田のシュートはフィンランドGKに阻まれるものの、45分左サイド中岡のクロス(シュート?)がフィンランドのオウンゴールとなり3−1とリードを広げる。
49分には負傷(ちょっと心配)の谷口に代え黒田翔が入る。その後三浦に代わり大野もピッチへ。
60分には浦の立てパスをゴール前で受けた井上天馬が反転してシュート、ビューティフルゴールが決まり4-1。
終盤、激しい球際の争いをしのぎきった日本は4-1と勝利した。
日本は左右の幅をコンパクトにしてフィンランドに中央のスペースを与えない見事な勝利!
インターネット中継では、ポジショニングの指示の声など監督の声が大きく聞こえてきて興味深く観ることができた。
スムーズには走れないCPサッカーにおいてポジショニングはとても大切で、蹴り足が限定されることを考えると事前の体の向きも極めて重要だ。将来的には安永監督の指示がなくとも適正なポジショニングを取れるようになれば、1ランクも2ランクも上にいけるだろう。
次戦は30日土曜日23時(日本時間)、相手は開催国デンマーク。必見です。