サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

電動車椅子サッカー、ろう者サッカーの選手たちが早慶戦観戦

2015年07月01日 | 障害者サッカー全般
本日(7月1日)電動車椅子サッカー、ろう者サッカーの選手、スタッフたちが早稲田大学からの招きで早慶戦(サッカーです)を観戦。
では俺も!というこどで、行って来ました。等々力競技場。メインスタンド改修後は行ったことがなかったし。
ちなみに早慶戦は一昨年まで国立競技場でおこなわれていたが取り壊しのため昨年より等々力で開催。

車椅子席がとても見やすい位置に作られていて数も多い!メインスタンド1F上の部分にずらりと並んでます。
車椅子利用者にはかなりオススメ!

ろう者サッカー関係者が座る席には大学の手話サークルが合流し交流。手話サークルの女子大生にろう者サッカーの選手たちが鼻の下をのばしていたかどうかは不明。
私も試合開始前の挨拶など下手な手話通訳をやりました。

試合はまず女子の対戦。自力では劣る慶応の戦略的な守備を早稲田がなかなか崩すことができず、逆にコーナーキックのこぼれ球を押し込まれる。早稲田は後半、右サイドの崩しから同点に追いつくものの引き分けに終わった。
試合終了後は 選手の一人が電動車椅子サッカー、ろう者サッカーの選手のもとへ挨拶にきてくれました。お疲れ様です!!

男子は早稲田がセットプレーから先制!
1点リードで前半をおりかえした。しかし観戦出来たのはそこまで。所用のためナオトインティライミの歌声を聴きながらスタジアムを後にしました。

試合終了後は、電動車椅子サッカー、ろう者サッカーの選手たちも記念撮影し交流を図っているはず。そこまでいれなくて残念でした。

こういったコラボが各地で開催されると良いですね。

ちなみに私は早稲田の出身。慶応の招きで慶応を応援する状況だとしたら少々複雑な心境だったかも??

ところで応援風景がコールリーダーを中心としたサポーター風と応援団が共存しているのが面白かった。






ブラインドサッカー日本代表 リオパラリンピックアジア予選

2015年07月01日 | ブラインドサッカー

 リオデジネイロ・パラリンピック予選となる「BSAブラインドサッカーアジア選手権2015」(9月2日~7日開催)の概要が発表された。
 詳しくは日本ブラインドサッカー協会のHP参照 。
 http://www.b-soccer.jp/8376/news/20150629pr_asia.html
 大会には6カ国が出場、総当たりのリーグ戦で2位以上に入ればリオデジャネイロ・パラリンピックの出場権を獲得することができる。

 日本はまだパラリンピックに出場したことはない。
 前回大会(ロンドンパラリンピックのアジア予選)は最終戦のイラン戦が引き分け以上で出場が決まる試合となり、前半終了時点で0-0! そのままのスコアで試合が進み、試合終了のホイッスルが宮城のクリスマスイブの空に鳴り響けばパラリンピック初出場が決まるところまで辿りついたものの、イランに2点を奪われブラインドサッカー版“ジョホールバル”の歓喜は訪れなかった。
(その試合は私も生観戦。ブログにも書き込んでいます)
 http://blog.goo.ne.jp/kazuhiko-nakamura/e/a230f3a4557ff1e02c3e2b97aae5d50a

 あれから4年。日本代表は着実に力をつけ、舞台も整った。会場は東京代々木競技場フットサルコート。そう、昨年世界選手権が開催された会場である。これは見るしかない、声援を送るしかない!
 対戦順に相手国をみてみると、中国、イラン、韓国、インド、マレーシア。韓国ももちろん侮れない相手だが、中国、イラン、日本、3か国のうち2か国が出場権を得る可能性が高いだろう。そういった意味でも中国との初戦、イランとの第2戦が極めて重要な戦いとなる。2連勝するのがベストだが、相手に勝ち点3を与えない、即ち負けないことが重要だ。格段にアップした日本の守備力でまずは無失点に抑えてほしい。
 そして歓喜のゴールを!!

 冷静に考えればブラインドサッカー日本代表チームは60%以上の確率でリオへの切符を手にしてくれるだろう。そしてリオデジャネイロ・パラリンピックに出場すれば昨年の世界選手権6位よりも上の順位も期待できると思う。しかしアジア予選は簡単ではない。確率を少しでもあげるために選手たちは今後も努力するだろうし、関係スタッフも尽力してくれることだろう。(2大会連続地元開催を勝ち取っている時点で相当な尽力だが)。
 しかし何よりもサポーターの声援こそが必要だ。
 とにかくまずは中国戦、イラン戦は必見!痺れる試合になること間違い無しだ。
 もちろんその後の試合も重要だ。場合によっては得失点差勝負になることも考えられるし。しかしそうならないように、最初の2連戦を連勝、もしくは1勝1分けで乗り切ってほしい!!


CPサッカー日本代表、パラリンピック出場権獲得ならず…(訂正&追記有)

2015年07月01日 | CPサッカー

 イングランドで現在開催されているCPサッカーの世界大会。日本代表はイングランド、ウクライナに連敗。決勝トーナメント、ベスト8に進出することは出来ませんでした。
 しかしスコットランドや北アイルランドの成績次第ではリオデジャネイロパラリンピックの出場権獲得の可能性が残っていましたが、その可能性もなくなったようです。
 パラリンピックは国単位でしか出場できず、もしイングランド、スコットランド、北アイルランドが決勝トーナメントに進出した場合、9位以下にもパラリンピック出場のチャンスがありました。しかしスコットランド、北アイルランドともにグループリーグで敗退したため、日本チームのパラリンピック出場の可能性がなくなったようです。

 本当に残念ですが、この大会は順位決定戦があります。
(記述に間違いがあり、以下を訂正しました。大変失礼しました)

 結果として日本は9~15位決定戦に出場します。
 一つでも上の順位を目指して、残りの試合を戦ってきてほしいと思います。

 次戦はポルトガルと対戦。現地時間の23日。日本時間24日(水)am3時キックオフです。つまり23日火曜日の深夜ということになります。

(たった今試合終了)
 日本は今大会の初ゴールをあげたものの2-6で敗れました。日本の1点目は芳野選手からのクロスを谷口選手がボレーシュート。2点目は戸田選手のスーパーミドル。いずれもファンタスティックフィニッシュでした。
 
 次戦は、ベネズエラと対戦。日本時間25日(木曜)21時キックオフ。
 勝てば13位~14位決定戦へ。敗れた場合は15位が確定します。

(追記の追記)
 ベネズエラと対戦した日本は1−2で敗れました。
 日本は2点を先制されるものの、前半終了間際、芳野選手の縦パスを受けた大沢選手が シュート、こぼれ球を再び押し込み1点差に詰め寄ります。後半18分(くらい)には戸田選手の同点ゴール(GKの又抜き!)が決まったように思えましたがファールをとられノーゴール。試合はそのまま1−2でタイムアップ。
 
 日本代表はかなりシビアな結果で大会の全日程を終えました。今大会の教訓を是非今後に活かしていってほしいと思います。
 お疲れさまでした!
 
 (さらに追記)
 決勝ではロシアがウクライナを破って優勝。以下。ブラジル、オランダ、イングランド、アイルランド、アメリカ、アルゼンチンの順位が確定した。リオデジャネイロ・パラリンピックにもその8か国が出場すると思われる。(イングランドはイングランド中心の英国)
 しかしイランの扱いはどうなるのだろうか?イランは英国からビザが下りずに大会に参加出来なかったものと思われるが、参加していればイングランド(英国)ではなくイランが出場権を得ていた可能性が高い。イランから抗議は出ないのだろうか?