サムライブルー、ハリルホジッチ氏の就任が内定したようで。
ブラジルワールドカップの決勝トーナメント1回戦、アルジェリア代表の監督としてドイツを追い詰めた試合は強烈なインパクトを残しました。朝方から興奮しまくったことを覚えています。サムライブルーもこんな負け方だったら納得いったのになあ。とにかく最後まで走り切る、足が吊っても走り切る、10人になっても1点を返す。攻守の切り替えはおそろしく速いし、チャンスも数多く作り出していました。GKノイアーの信じられないような飛び出しがなければ、ドイツを撃破していたかもしれません。
その時の監督が日本代表の監督になるということで、とても楽しみです。また相手に合わせて戦術も変えることに長けているようなので、その点もとても楽しみ。
偉そうなサムライではなく、飛脚のように走り忍者のように変幻自在な日本代表を見たい!
そしてサッカー日本代表は、サムライブルーだけではありません。
なでしこジャパンはカナダワールドカップでの連覇を目指していますが、以前このブログでも紹介したように様々な障害者サッカー日本代表もあります。
http://blog.goo.ne.jp/kazuhiko-nakamura/e/8699010c03d17cf05d4b9094a1f53319
来年開催されるリオデジャネイロ・パラリンピックのサッカー競技は、ブラインドサッカーと脳性まひ7人制サッカー(CPサッカー)。今年は両日本代表チームが悲願のパラリンピック初出場権を勝ち取るべく予選に臨みます。
しかし東京パラリンピックで開催されるのはブラインドサッカーだけ。脳性まひ7人制サッカー(CPサッカー)が残念なことに競技種目から外れてしまいました。予選の出場国が減ってしまったことなどが影響したようです。しかしながら開催種目枠は一つ空いているということもあり、東京パラリンピック種目に関する再考を求める署名活動も始まっています。
https://www.change.org/p/international-paralympic-committee-reinstate-football-7-a-side-to-the-tokyo-2020-paralympic-games?recruiter=228906666&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=share_facebook_responsive&utm_term=des-md-share_petition-custom_msg&fb_ref=Default
(文面は英語。国内だけの問題ではないですからね)
ちなみにアンプティサッカーと電動車椅子サッカーも東京パラリンピック種目に立候補しましたが早い段階で落選しました。
東京でのパラリンピック開催が決まったことにより、現在障害者スポーツへの関心が高まりつつあります。
しかしパラリンピック競技とそれ以外では注目度が大きく違ってくることが想像されます。そうであってはならないという声も多く上がっていますが、パラリンピックが近づけば近づくほどその傾向は顕著になるかもしれません。
ところで世界最大のスポーツの祭典は、オリンピックではなく、サッカーのワールドカップ。障害者スポーツに関しては圧倒的にパラリンピックでしょう。デフリンピックに関してはほとんどの人が知らないし、単一競技の世界大会は開催も危ぶまれたり、渡航費が捻出できず参加したくても出来ない国も少なくありません。
ブラインドサッカーの世界大会は昨年11月東京・渋谷で成功裏に開催されましたが、電動車椅子サッカーの世界大会は2015年9月ブラジルで開催予定だったものが現時点では開催地、開催時期が正式決定されていません。ワールドカップ閉幕後に開催される流れとなった知的障がい者サッカーの世界大会では昨年のブラジル大会では日本チームが見事ベスト4に輝きましたが、ヨーロッパのチームが資金、その他の問題で参加できない国が多かったこともまた事実。
もういっそのことサッカーワールドカップ閉幕後に知的障がい者サッカーのみならず、全ての障害者サッカーが集結して大会・パラサッカーワールドカップを開いたらどうだろうか。FIFAも本腰いれて。いや日本サッカー協会発信でどうでしょう。
そしてパラリンピックを超えるような大会に発展していければ。
それでこそサッカープラネット!
各競技団体は、それどころではない課題を抱えていたりもすることは重々承知していますが…。
(追記)
各障害者サッカーの国際的な競技団体はFIFAの傘下ではありませんし、国内の競技団体も日本サッカー協会の傘下ではありません。だからこそこういう書き方をしています。