サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

ろう者サッカーの全国大会

2012年11月20日 | ろう者サッカー

先日の日曜日、「全日本ろう者サッカー選手権大会」観戦のため成田に行ってきた。
男子は11回目で、北海道、東日本、西日本、九州に分かれて優勝を争う。
女子は4回目の開催で、東西の2チームの対戦。

大会は土日と2日間行なわれたが、日曜日のみの観戦。
前日とは打って変わっての好天、しかしピッチコンディションはかなり劣悪。
かなりやりにくかったと思う。

男子の3位決定戦、女子決勝、男子決勝と、立て続けに3試合(正確には2試合半)を真剣に観たので疲れた。
もちろん選手たちはもっと疲れたはずだが。

男子の決勝は、東日本vs西日本の対決。
古島選手のハットトリックで、3対1と西日本が前回大会に続いての優勝。
西日本は守備が安定していたなあ。
終盤は疲れもあったのか、かなり裏を取られてたが。
両チームアタッカー陣は多士済々、来年のデフリンピックが楽しみ。

女子は、代表のキャプテンである西日本の大島選手が見事なミドルシュートを決め、1対0と勝利。4連覇を飾った。
大島選手はMVPも獲得。おめでとう。
それにしても目を引いたのは、濱田選手の進化。
技術もフィジカルも、戦術眼も意識も格段の進歩。
また初めて見る有望な選手もいたりと、代表の今後が楽しみ。
その他にも、フットサルに専念していた選手が久しぶりに復帰したり、フットサルの選手が初めてフルピッチでプレーしたりなど興味深いことも多かった。
選手によっては慣れないポジションでのプレーもあったが良い経験になったのでは。
女子もデフリンピックが楽しみ。


来年はデフリンピック開催年で選手権大会は開催されず、再来年は北海道で開催予定。