かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

加藤 文太郎 (呼び捨て御免)

2016-02-26 20:19:00 | 日記

オイラの若かりしころから、あこがれの存在で続けた単独行の英雄である彼の故郷、兵庫県浜坂町に、昨年10月半ば、ちょうど氷ノ山での大会があったので、前日鳥取駅から山陰線に乗りたどり着いた。 まずは、墓参り。地図と人づてをたよりに何とか町の真ん中にある菩提に行き着いた。 そして、墓には、彼の妻(孤高の人でしか知らないが、)花子さんも一緒に眠っていた。 なんと、かれが昭和11年の正月になくなった時、前年に結婚し、生まれたばかりの子供がいた 花子さんの墓碑には、昭和58年12月16日 妻花子 行年71才とあった。 47年前だから、24歳? 妻花子さんは、夫の死後47年間も夫をしのび続け、孤高の英雄と 一緒に眠る選択をしたのだ。なんという決意と孤独と、「愛」。言葉を失う。 記念館で、彼の遺骨とともに神戸の駅を降り立った乳飲み子を抱きかかえた女性の写真。彼女こそ、まさに花子さんであろう。美しいい人。 文太郎の記念写真、文太郎の撮った槍、遺品の靴など見て回り、しばらく通い続けたいとも思ったが、大会前の寄り道。「また、来ようね。」と誰かにつぶやいていた。

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