かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

雪枝輝いて、小鳥たちも元気

2024-02-22 17:14:08 | 日記

昨夜から、また雪が降り出して今日の昼頃まで降り続いていた。

やや水分を含んだ春の雪であるから、周囲の梅、桜、銀杏といった春を待つ枝という枝に四、五センチほどの雪が積もった。

雪枝(ゆきえだ)という言葉はないだろうが、黒い冬の枝に雪が付着する光景はなんとも清々しく凛とした気分にさせてくれる。

昨日の朝は、しっかり姿を見せていた梅の枝の蕾たちもすっかり雪に閉ざされてしまった。花やつぼみが呼吸しているわけではないだろうが、さぞや息苦しだろうなぁ、なんて同情したくなる。

まあ、それよりもスズメなど野鳥たちはどうしているのだろう。彼らにしてみれば、たかが10センチ程度での積雪でも重い雪がわずかなエサを閉ざしてしまい、さぞや一日の糧を確保するのは大変だろう、だなんて勝手な心配をしてしまう。

そんな気持ちで昨日の梅の木を見ていたら、突然二羽の小鳥が枝の雪を振り払うように飛び出してきて、隣の銀杏に飛び移った。

スズメたちかなと望遠レンズを向けたら、あざやかなウグイス色のメジロさんではないか。つがいのメジロさんたちは、ウメに積もった重い雪をかき分けて、わずかに咲いていた花やつぼみを啄ばんで蜜を確保しようとしていたに違いない。

心配ご無用、野生の小鳥たちはそんなヤワな生命力の持ち主ではないよ、とでも言いたげであった。

それでもスズメたちはどうしているのだろう、とベランダに少しお目に玄米をまいていたら、十数羽の集団が「ありがとう!」とでも言いたげに飛んできた。ところが、どこで見張っていたのか4羽ほどのヒヨドリさんたちがすかさずやって来て、スズメたちを追い払い、お米をすばやく啄んでどこかに飛び去って行った。

1羽程度のヒヨドリなら、スズメたちも集団の力でお米を奪うこともできるが、3倍ほど大きなヒヨドリが四羽では、すぐに追い返されていた。

夕刻、雪がだいぶ落ちた銀杏の木にスズメたちがなにかおしゃべりしながらとまっていた。無洗米の「つやひめ」がちょうど20グラムほど余っていたので、またベランダにまいたら、はじめは白米を警戒していたようだったが、しばらく目を離していたら、いつの間にかなくなっていた。

雪枝のみんな元気。

 

 

 

     

       きのうの梅の枝

 

     

      桜の枝にもびっしりと白い雪

 

     

         メジロさんの喉元の濃い黄色が雪に映える 

 

     

 

     

 

 

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