親との付き合い方 ～誕生日パーティー～

先月母は無事８９歳の誕生日を迎えた。
集まって誕生日食事会をしようとしていたが、息子の都合やコロナ感染などがあって一月遅れになった。


実家に前日から作った、蓮根、ゴボウ、人参、シイタケ、こんにゃくの煮物、お刺身（鯛、ヒラメ、はまち、サーモン）、当日の朝炊いた玄米のお赤飯を持っていってささやかな夕食会となった。実家で刺身のケンと小松菜のお浸しと菊菜のお汁を作った。
息子が京都から日本酒を買ってきてくれた。

京都の日本酒は甘口だ。
私は八海山の特別本醸造を持参した。
飲み比べでみんなでワイワイ飲んだ。最後にランプ肉のステーキを焼いた。
色々な話が出た。
すでに亡くなっている母の兄が特攻隊で満州に送られて祖母が会いに行った話。終戦後すぐに引き上げてきて、商売を起こした話。
弟の親友のお父さんが亡くなった時にお葬式に仕事でお葬式に出られなかった弟の代わりに父がお香典を届けた話。
いまさら「へーそんなことがあったんだ。」という話がある。
やっぱり、たまには集まって色々な話をするもんだと思った。
母もすごく嬉しそうだった。
いまだにほぼ何でも食べられることは凄いことだなとも思う。咀嚼力が衰えていない。
息子も母が以前より元気で何よりと喜んでいた。

母に前から欲しいと言っていた化粧水をカードを添えて渡した。
そのカードを母が読み上げる。

そのまま、１００歳まで頑張って欲しい。