遊びをせんとや

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阪神クラスの岡田監督は担任

2024-09-07 07:12:16 | 野球
今年はシーズン初めに阪神の打撃があまりに低調すぎて、「今年は早々にシーズンも終わったな。」感が漂っていた。
この6月くらいに「シーズンが終わった感」というのは阪神ファンには慣れしたしたんだ感覚だった。

投手陣が良くても全く打てない野手陣に1:0とか2:1で負ける仕合を見た時は落ち込むが
この落ち込むのが前期高齢者にはもったいないので、「プロ野球には興味がない。阪神というチームにそう思い入れはない。」と
自分の感覚に思い込ませて夏に入った。

あーこのまま負けてBクラスか?
と思わせといての8月の大反撃
途中で主軸選手を2軍に落としながら、また自ら2軍行きを希望して、ここまで阪神は生き延びた。
岡田監督は低調な選手は容赦なく2軍に落として、選手を新陳代謝させた。
これに批判的な意見も多いが、、、。

思えば阪神というチームは昔はパンチパーマとか金ピカのネックレスとかが多いイメージがあった。古くは江夏や江本、田淵、若菜など一癖も二癖もある選手が多かった。よく言えば、個性的。悪く言えば我儘というか。よく広島とかと仕合してるとマウンド上で殴り合いになったのを見たこともある。ファンも決して上品とは言えず(私も含めてである)、なんとも言えないやじが飛ぶこともある。

私は昨年までの40年ほど間が空いたファンであるが、昨年の阪神の選手を見てて「おや」と思ったのである。
みんなすごくおとなしいのである。セリーグの試合で見ているとまず、阪神の選手は頭髪を染めている選手が圧倒的に少ないのである。
ツーブロックも少ない。長年沁み込んだ教師目線で申し訳ないが。
西投手と梅野が少し染めてるくらい。今年はそれも目立たない。
つばを吐く選手もガムを噛んでいる選手も圧倒的に少ない。今年は岡田監督もパイン飴もあんまり舐めてない。
主軸の大山選手の立ち居振る舞いが大きく影響していると思うのだが、キャプテンの近本のストイックな姿勢もあるのか。
ちょっとやんちゃな佐藤とか原口くらいで、後はもう本当におとなしい坊ちゃん然なのである。(私基準)
石井にしても森下にしてもどこか朴訥という雰囲気が漂う。木浪や中野は優等生の延長のような。小幡も線の細いオタク系の秀才。
(あくまで私目線)
そして、選手みんなが優しいのである。草食系男子の集まりである。

そんなチームを率いる担任はちょっとはっぱをかけるぐらいの人でないとあかんのでは?(あくまで素人考え)
岡田監督の風貌が私の弟に似ているので家では「〇〇ちゃん(弟の名前)」と呼んでいるのだが、あんなにベンチで表情が顔に出る監督も珍しい。チャンスで打った時には白い歯を見せて手を打って喜んでいる。
ハマの番長も神宮のモアイ(すみません、あくまで私個人の感想です)も怖いくらい顔に表情が出ない。
「〇〇ちゃん」はインタビューでも押さえているけれど、、、。
そんな「〇〇ちゃん」に批判も多いだろうけれど、この人でない最近の阪神の猛打爆発は生まれなかったのではないか?
二軍の容赦なく落として新たな選手に活躍の場を与えることにもなるし、そんなおとなしい気持ちの優しい落とされた選手を奮起させるにはこの方法しかなかったのでは?(あくまで素人の考えです)

というわけで久しぶりにこの4連勝は阪神ファンにとっては嬉しい限りである。
大昔一緒に阪神ファンサービスデイに行った友達は「そんなん、優勝した次の年は悪くて当たり前。Aクラスなら儲けもの」と大物然と言いはった。人間できてはる。筋金入りの阪神ファンだ。

昨日は神宮の7会裏のヤクルトの攻撃の東京音頭で阪神ファンが黄色と黒のツートンの傘を降って乗ってたのがものすごく可愛かった。

この写真は4年前の神宮の写真で、Web他ブログよりお借りしました。
いつでもどこでも楽しそうに応援している阪神ファンが私は好きだ。
セリーグ4チームが凌を削る戦いをこの時期にしているのは日本のプロ野球上、喜ばしい限りである。

でも優勝してい欲しいな。

昨日の晩御飯は実家ご飯。キハダマグロの山掛け、かつおのたたき、サーモン、トマト。チンジャオロース風の牛肉炒め。ゴボウ、人参きんぴら。小松菜のお汁。