遊びをせんとや

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「格差をなくせば子どもの学力は伸びる」②

2009-02-14 15:13:22 | 仕事
 次に私が最も感銘を受けたのは
「総合的学習は有効である」という事。

 前任校勤務時代、総合的学習真っ只中。
総合の時間や選択授業の時間によくやりました。
選択授業2,3年生合体で「子供と遊ぼう」。
幼稚園や保育園へ取材に行ってどんな遊びや
ゲームが有効か。実際ゲームの道具を作ったり
おもちゃを手作りしたり、ペープサートを作って
劇の練習をして実演しに行ったりした。
それなりに生徒たちのモチベーションもあがり
印象に残った授業になった子もいる。
そんな中から保育士に実際就いた生徒もいた。

今や総合的学習は地に落ち、百ます計算全盛期を
再度向かえようとしている。

 正直言って私がやってきた事はまちがっていたのかと
ショックだった。本当に落ち込んだ。
 繰り返し練習を中学校でもまた復活させるのだろうか?
それが日本全国低学力化が本当に救えるのだろうか?
 という事がこの本の第5章フィンランドという鏡に映る日本の教育
 「日本とフィンランドの分かれ道」-おわりに
という部分に書かれている。
 安心した。私がやってきた事はあながち間違いではなかったのだ。
 実感から得るインスピレーション、体験から得る学習へのモチベーション。
 そんな事がとても重要なんだと再度確認した。
 
 校外学習は減り、紙と鉛筆だけの一番子供達が苦手な抽象でだけ
学んでいくんだなと暗い気持ちになる。


 本当の学習ってなんだろうなと思う。

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