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夕刊に載っていたので興味が湧きました。500年前のイギリス国王リチャード三世。
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持病の筋痛性脳脊髄炎を患いながら、8年の歳月をかけて、リチャード三世のお墓を探し続けた一般女性の物語である。
2人の男の子がいる旦那さんとは別居中のワーキングウーマンだ。
色々な資料を繋ぎ合わせながらついにイギリスのレスターの福祉事務所の駐車場にリチャード三世の骨が埋まっていると探し当てる。
クラウドファンテングで資金を集めながら大学や市の協力を得て発掘を始める。
早々にリチャードの骨を探しあてるが、よくある話で大学がまるで独自の発見のように報道する。
自らの体験を本に書くことによって世の中に知りわたり、ドキュメンタリーにもなった。
遺骨が発見されてから10年経ってこの映画が作られた。
事実をそのまま淡々と描いたそうだ。
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唯一フィクションはリチャード三世が亡霊となって彼女に、付き添うのだ。
サリーホーキングが見事にフィリッパ・ラングレー普通のひとを演じている。
リチャード三世は次の王ヘンリー7世の治世にわざと悪役に仕立てられ、幼い甥2人を幽閉さ、殺すように命じたとされている。
100年後のシェイクスピアにも残酷な王として描かれ、そういうイメージが定着したそうだ。
だが、彼の治世中にかなりの善政も行われた記録もある。
長い間英国王室は彼を正統の国王と認めていなかったそうだ。
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旦那さん役のスティーブ・クーガンも制作に関わっていい感じである。
2人の息子も可愛い。
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発掘現場も見事に再現し、見応えのある映画になっていた。