遊びをせんとや

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南座三月花形歌舞伎 松 ~若い人の活躍~

2024-03-13 07:41:42 | 歌舞伎
さて三月は南座の花形歌舞伎


忙しい日々を超えて、休養も取れたので体調すっきり。
当日、お天気もよく和服日和
染め上がってきた付け下げを着るので初めての袋帯の結び方を前日に動画を見ながら練習する。
衿も付け直し、万全の準備。

朝起きてご飯を炊かなければならなかったので早起き。

この日の和服

 
   
帰ってから旦那に撮ってもらいました。
菊の刺繍だし、色から言ってもどちらかと言うと秋に着るとちょうどいいかな?

友達と南座前で待ち合わせ
ロッカーにコートを入れる。


  
序幕の憚りながら手引き口上を中村隼人さんが。南座キャラも出て撮影タイム。

「河庄」

写真はWebよりお借りしました。
尾上右近さんがまるで鴈治郎の口移しのような上方こてこての紙屋治兵衛を演じる。
熱演だった。二月に松竹座で観た時よりかなり上方のつっころばしになっていて感心した。
昔若かりし頃の先代鴈治郎の河庄の治兵衛を「頬かむりの中に日本一の顔」と川柳作家の岸本水府が詠んだようにこの役は鴈治郎の役だ。

写真はWebよりお借りしました。
右近の顏もすっきりとしてやんちゃな感じのやつしのつっころばしにちゃんとなっていた。
なんだか観ているうちに菊之助も彷彿とさせた。調べてみると彼は六代目菊五郎のひ孫、七代目菊五郎に教えを受けているから音羽屋なんだから当たり前か。清元の名取でもある。
壱太郎さんの小春は手堅いが、なんだかやっぱり顔が疲れているように見える。そういう憂いのある遊女の役が続くからなかな。
隼人さんの孫右衛門も達者で結局この芝居は孫右衛門と治兵衛のやり取りに尽きるなと思う。
仁左衛門さんを彷彿とされる演技だった。

写真はWebよりお借りしました。

幕間のお昼
この日のお弁当

鮭のおにぎり海苔付き。後はいつものお弁当と変わらない。
いつものお酒とお茶。

「将門」
これも久しぶりの舞踊劇

古色蒼然とした舞台で花道の出からロウソクの炎を使う。おどろおどろしい雰囲気が出る。
壱太郎の滝夜叉姫と隼人の源光圀。
殺陣が加わり蝦蟇も出て楽しめる舞踊劇になっている。

今回の公演は右近や隼人といった若手を壱太郎がまとめている感じ。
果敢にこてこて上方狂言に挑戦している熱量を感じられた。とてもいい公演だった。
隼人が女殺油地獄を演じるのも楽しみ。

終演は2時過ぎ。これくらいの時間がいいかな?
初めての袋帯ながら疲れない。
お茶を飲みに四条の裏道へ。
目指す店は改装中
探し当てたカフェでおしゃべり

すっきりして疲れも飛ぶ。

昨日の晩御飯は久しぶりに牛肉が食べたくて、旦那は焼肉、私はランプ肉のステーキ、トマト。トースト。

 
付け合わせは炒めほうれん草。玉ねぎ、人参、ジャガイモ、マッシュルーム、うすいエンドウのクリームスープ。春野菜のスープが飲みたかった。予想通りの味にできて満足。



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