南仏に来たみたい ～au garage～

本当は滋賀県の高月に出かけたかったのだが、どうも湖北はお天気が今一のようで諦めた。

一度、ブックオフに漫画を売りに行きたかったので出かけることにした。
そのついでにどこかでランチということになった。
旦那が勇んで調べてくれて予約をしてくれる。

漫画１３冊ワンセット、４冊ワンセット、１冊計１７冊。物は至極きれい。
持ち込むと５分程度で査定してくれて３７５円。
ふむ、往復の電車賃がこれで飛ぶ。
雑誌も引き取ってくれるのかと聞くともう取り扱いがないそうだ。やっぱり。
一度体験してみたかったので良かった。

そこから電車に乗って一駅、旦那と落合いバスに乗って江坂まで。
時間が早かったので昔よく来た大型雑貨店に入る。懐かしい。
でも、なんだか食指は動かない。

時間が来たので歩いてお店まで。１２時開店の１０分前に着く。
「えっ？ここ？」というくらい車の修理工場のような内装。小さなビルの１階。

「間違えたんちゃう？お店？」と旦那に失礼なことを言う。
それから４人組のお客さんが私たちの後ろに並ぶ。

予約をしていたので奥の落ち着いた席に案内してくれる。

内装はパリ・ダカールラリーそのまま。
あらゆる小物が車関係。その中にブリキのセミが壁にかかっていて「セミ」は南仏のアイコン。
私はスパークリング、旦那は赤のグラスワイン。

ワイングラスはすごく本格的で持ち手が細くて繊細。
カトラリー入れは工具箱。こんなとこまで凝ってる。

前菜、鶏のパテとクレソンとリンゴのサラダ、カリカリのバケット薄切りが乗せてあってお代わりOK。
パテの量が半端なく泡ワインと合う合う。何も言わないでも２枚パケットを持って来てくれる。

メインは私は鯛のラタトゥイユ

はちみつ？サフラン？甘いのだがすごく深みのある味。美味しい。ブイヤベースみたい。

旦那は三枚豚のロティ。

端っこをちょっともらったけれどすごく柔らかくて美味しい。量も多い。
バケットはお代わりOK.

デザートはイチゴとキーウイ、キイチゴのソルベにブラウニーが乗った物。

コーヒーも文句なく美味しくて本当に満足した。

あっという間に満席になってほとんどの人はパスタランチ１３００円を食べていた。
私たちのコースはメインを魚か肉を選び１９００円税込み。カードは使えない。
接客も申分なく、言わなくてもお水のおかわりやパンをさりげなく勧めてくれる。タイミングが絶妙。

見渡す店内も素敵で

お鍋の蓋がこんな風に立てかけてある。

なんだか南仏に行った気分になった。
混んでいるけれどサーブのタイミングは遅くもなくせわしなくもなく、結構ゆったりした。
楽しかった。

帰りはお天気になったので二駅電車に乗りそこから歩いて帰った。いい散歩だった。